定義
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「ハロ」または「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードを指す。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルキル」は、1〜8個の炭素原子を有する直鎖または分枝飽和ヒドロカルビル基を指す。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜4個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜3個の炭素原子を有し得る。C1〜3アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、およびイソプロピルが挙げられる。C1〜4アルキル基の例としては、前述のC1〜3アルキル基、ならびにブチル、イソブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルが挙げられる。C1〜6アルキル基の例としては、前述のC1〜4アルキル基、ならびにペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル等が挙げられる。アルキル基の追加の例としては、ヘプチル、オクチル等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルケニル」は、2〜8個の炭素原子および1つ以上の炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分枝ヒドロカルビル基を指す。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、2〜6個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、2〜4個の炭素原子を有し得る。1つ以上の炭素−炭素二重結合は、内部(例えば、2−ブテニル内)または末端(例えば、1−ブテニル内)であり得る。C2〜4アルケニル基の例としては、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、ブタジエニル等が挙げられる。C2〜6アルケニル基の例としては、前述のC2〜4アルケニル基、ならびにペンテニル、ペンタジエニル、ヘキセニル等が挙げられる。アルケニルの追加の例としては、ヘプテニル、オクテニル、オクタトリエニル等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルキニル」は、2〜8個の炭素原子および1つ以上の炭素−炭素三重結合を有する直鎖または分枝ヒドロカルビル基を指す。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、2〜6個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、2〜4個の炭素原子を有し得る。1つ以上の炭素−炭素三重結合は、内部(例えば、2−ブチニル内)または末端(例えば、1−ブチニル内)であり得る。C2〜4アルキニル基の例としては、エチニル、プロピン−1−イル、プロピン−3−イル、1−ブチン−1−イル、1−ブチン−4−イル、2−ブチン−1−イル等が挙げられる。C2〜6アルケニル基の例としては、前述のC2〜4アルキニル基、ならびにペンチニル、ヘキシニル等が挙げられる。アルキニルの追加の例としては、ヘプチニル、オクチニル等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「脂肪族」は、上に定義されるように、アルキル、アルケニル、およびアルキニル基を指す。例えば、部分が「C1〜6脂肪族」で置換され得る場合、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、またはC2〜6アルキニルで置換され得る。
別途指定がない限り、「任意に置換された」アルキル、アルケニル、またはアルキニル(総称して、「任意に置換された」脂肪族)の各例は、独立して、非置換であるか、または1〜3個、1〜2個、または1個の置換基(複数可)で置換され、
いくつかの実施形態において、m1+m2+m3≦2である。いくつかの実施形態において、m1+m2+m3≦1である。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルキレン」は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝飽和炭化水素基のジラジカルを指す。いくつかの実施形態において、アルキレン基は、1〜4個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルキレン基は、1〜2個の炭素原子を有し得る。C1〜2アルキレン基の例としては、メチレンおよびエチレンが挙げられる。C1〜4アルキレン基の例としては、前述のC1〜2アルキレン基、ならびにトリメチレン(1,3−プロパンジイル)、プロピレン(1,2−プロパンジイル)、テトラメチレン(1,4−ブタンジイル)、ブチレン(1,2−ブタンジイル)、1,3−ブタンジイル、2−メチル−1,3−プロパンジイル等が挙げられる。C1〜6アルキレン基の例としては、前述のC1〜4アルキレン基、ならびにペンタメチレン(1,5−ペンタンジイル)、ペンチレン(1,2−ペンタンジイル)、ヘキサメチレン(1,6−ヘキサンジイル)、ヘキシレン(1,2−ヘキサンジイル)、2,3−ジメチル−1,4−ブタンジイル等が挙げられる。いくつかの実施形態(「α,ω−アルキレン」)において、アルキレン基は、α,ω−ジラジカルである。α,ω−アルキレン基の例としては、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、およびヘキサメチレン等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルケニレン」は、2〜6個の炭素原子および1つ以上の炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分枝飽和炭化水素基のジラジカルを指す。いくつかの実施形態において、アルケニレン基は、2〜4個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルケニレン基は、2個の炭素原子、すなわち、エテンジイルを有し得る。1つ以上の炭素−炭素二重結合は、内部(例えば、1,4−ブト−2−エンジイル内)または末端(例えば、1,4−ブト−1−エンジイル内)であり得る。C2〜4アルケニレン基の例としては、エテンジイル、1,2−プロペンジイル、1,3−プロペンジイル、1,4−ブト−1−エンジイル、1,4−ブト−2−エンジイル等が挙げられる。C2〜6アルケニレン基の例としては、前述のC2〜4アルケニレン基、ならびに1,5−ペント−1−エンジイル、1,4−ペント−2−エンジイル、1,6−ヘキシ−2−エンジイル、2,5−ヘキシ−3−エンジイル、2−メチル−1,4−ペント−2−エンジイル等が挙げられる。いくつかの実施形態(「α,ω−アルケニレン」)において、アルケニレン基は、α,ω−ジラジカルである。α,ω−アルケニレン基の例としては、エテンジイル、1,3−プロペンジイル、1,4−ブト−2−エンジイル、1,5−ペント−1−エンジイル、1,6−ヘキシ−3−エンジイル等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルキニレン」は、2〜6個の炭素原子および1つ以上の炭素−炭素三重結合を有する直鎖または分枝飽和炭化水素基のジラジカルを指す。いくつかの実施形態において、アルキニレン基は、2〜4個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルキニレン基は、2個の炭素原子、すなわち、エチンジイルを有し得る。1つ以上の炭素−炭素三重結合は、内部(例えば、1,4−ブト−2−インジイル内)または末端(例えば、1,4−ブト−1−インジイル内)であり得る。C2〜4アルキニレン基の例としては、エチンジイル、1,3−プロピンジイル、1,4−ブト−1−インジイル、1,4−ブト−2−インジイル等が挙げられる。C2〜6アルキニレン基の例としては、前述のC2〜4アルキニレン基、ならびに1,5−ペント−1−インジイル、1,4−ペント−2−インジイル、1,6−ヘキシ−2−インジイル、2,5−ヘキシ−3−インジイル、3−メチル−1,5−ヘキシ−1−インジイル等が挙げられる。いくつかの実施形態(「α,ω−アルキニレン」)において、アルキニレン基は、α,ω−ジラジカルである。α,ω−アルキニレン基の例としては、エチンジイル、1,3−プロピンジイル、1,4−ブト−2−インジイル、1,5−ペント−1−インジイル、1,6−ヘキシ−3−インジイル等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「ヘテロアルキレン」は、構造Cn1アルキレン[ψ]Cn2アルキレンを有するジラルカルを指し、式中、n1およびn2は整数であり、それらのうちの少なくとも1つは、ゼロ以外であり(C0アルキレンは共有結合である)、ψは−O−、−NH−、−N(CH3)−、または−S−である。C0−3,0−3ヘテロアルキレンは、Cn1アルキレン[ψ]Cn2アルキレンを指し、式中、n1およびn2のそれぞれは、独立して、0、1、2、または3であるが、但し、n1+n2が1、2、3、または4であることを条件とする。C0−2,0−2ヘテロアルキレンは、Cn1アルキレン[ψ]Cn2アルキレンを指し、式中、n1およびn2のそれぞれは、独立して、0、1、または2であるが、但し、n1+n2が1、2、3、または4であることを条件とする。ヘテロアルキレン基の例としては、−OCH2−、−NHCH2CH2−、SCH2CH2CH2−、−OCH(CH3)CH2−、−CH2N(CH3)−、−CH2OCH2−、−CH2NHCH2CH2−、−CH2SCH2CH2CH2−、CH2OCH(CH3)CH2−、−CH2CH2NH−、−CH2CH2N(CH3)CH2−、−CH2CH2OCH2CH2−、−CH(CH3)CH2S−、−CH(CH3)CH2OCH2−等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「ハロアルキル」は、水素原子のうちの1つ以上が、それぞれ独立してハロで置換される、アルキル基を指す。いくつかの実施形態(「ペルハロアルキル」)において、水素原子の全ては、それぞれフルオロまたはクロロで置換される。いくつかの実施形態(「ペルフルオロアルキル」)において、水素原子の全ては、それぞれフルオロで置換される。ペルフルオロアルキル基の例としては、−CF3、−CF2CF3、−CF2CF2CF3等が挙げられる。ペルハロアルキル基の例としては、前述のペルフルオロアルキル基、ならびに−CCl3、−CFCl2、−CF2Cl、−CCl2CCl3等が挙げられる。ハロアルキル基の例としては、前述のペルハロアルキル基、ならびに−CH2F、−CHF2、−CH2Cl、−CH2Br、−CH(Cl)CH2Br、−CH2CH(F)CH2Cl等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルコキシ」または「アルキルオキシ」は、1〜8個の炭素原子を有する−O−アルキル基を指す。いくつかの実施形態において、アルコキシ基は、1〜6個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルコキシ基は、1〜4個の炭素原子を有し得る。C1〜4アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ等が挙げられる。C1〜6アルコキシ基の例としては、前述のC1〜4アルコキシ基、ならびにペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が挙げられる。アルコキシ基の追加の例としては、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「ハロアルコキシ」は、水素原子のうちの1つ以上が、それぞれ独立してハロで置換される、アルコキシ基を指す。いくつかの実施形態(「ペルハロアルコキシ」)において、水素原子の全ては、それぞれフルオロまたはクロロで置換される。いくつかの実施形態(「ペルフルオロアルコキシ」)において、水素原子の全ては、それぞれフルオロで置換される。ペルフルオロアルコキシ基の例としては、−OCF3、−OCF2CF3、−OCF2CF2CF3等が挙げられる。ペルハロアルコキシ基の例としては、前述のペルフルオロアルコキシ基、ならびに−OCCl3、−OCFCl2、−OCF2Cl、−OCCl2CCl3等が挙げられる。ハロアルコキシ基の例としては、前述のペルハロアルコキシ基、ならびに−OCH2F、−OCHF2、−OCH2Cl、−OCH2Br、−OCH(Cl)CH2Br、−OCH2CH(F)CH2Cl等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アルキルチオ」は、1〜8個の炭素原子を有する−S−アルキル基を指す。いくつかの実施形態において、アルキルチオ基は、1〜6個の炭素原子を有し得る。いくつかの実施形態において、アルキルチオ基は、1〜4個の炭素原子を有し得る。C1〜4アルキルチオ基の例としては、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ等が挙げられる。C1〜6アルキルチオ基の例としては、前述のC1〜4アルキルチオ基、ならびにペンチルチオ、イソペンチルチオ、ヘキシルチオ等が挙げられる。アルキルチオ基の追加の例としては、ヘプチルチオ、オクチルチオ等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「ハロアルキルチオ」は、水素原子のうちの1つ以上が、それぞれ独立してハロで置換される、アルキルチオ基を指す。いくつかの実施形態(「ペルハロアルキルチオ」)において、水素原子の全ては、それぞれフルオロまたはクロロで置換される。いくつかの実施形態(「ペルフルオロアルキルチオ」)において、水素原子の全ては、それぞれフルオロで置換される。ペルフルオロアルキルチオ基の例としては、−SCF3、−SCF2CF3、−SCF2CF2CF3等が挙げられる。ペルハロアルキルチオ基の例としては、前述のペルフルオロアルキルチオ基、ならびに−SCCl3、−SCFCl2、−SCF2Cl、−SCCl2CCl3等が挙げられる。ハロアルキルチオ基の例としては、前述のペルハロアルキルチオ基、ならびに−SCH2F、−SCHF2、−SCH2Cl、−SCH2Br、−SCH(Cl)CH2Br、−SCH2CH(F)CH2Cl等が挙げられる。
アリール、炭素環、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、縮合アリール、縮合炭素環、縮合ヘテロアリール、および縮合複素環の実例は、以下の表に示され、XはN、O、またはS等のヘテロ原子を表す。これらの例は、単にラジカル間の差異を説明することが意図され、いかなる方法においても、示される任意の他の特徴、例えば、結合の位置(縮合環中を除く、結合点は、示される環型上に存在しなければならない)、ヘテロ原子(複数可)の位置、ヘテロ原子の数、環のサイズ、環の数等を制限するよう意図するものではない。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「アリール」は、6〜10個の環炭素原子を有する芳香族単環式または二環式環系のラジカルを指す。そのようなアリール基の例としては、フェニル、1−ナフチル、および2−ナフチル等が挙げられる。
別途指定がない限り、「任意に置換された」アリール基の各例は、独立して、非置換であるか、または1〜4、1〜3、1〜2、または1個の置換基(複数可)で置換され、
いくつかの実施形態において、m7+m7″+m8+m9≦3である。いくつかの実施形態において、m7+m7″+m8+m9≦2である。いくつかの実施形態において、m7+m7″+m8+m9≦1である。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「炭素環」は、3〜10個の環炭素原子を有する非芳香族環式炭化水素基のラジカルを指す。いくつかの実施形態(「C3〜8炭素環」)において、炭素環基は、3〜8個の環炭素原子を有する。いくつかの実施形態(「C3〜6炭素環」)において、炭素環基は、3〜6個の環炭素原子を有する。C3〜6炭素環基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル等が挙げられる。C3〜8炭素環基の例としては、前述のC3〜6炭素環基、ならびにシクロヘプチル、シクロヘプタジエニル、シクロヘプタトリエニル、シクロオクチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル等が挙げられる。C3〜10炭素環基の例としては、前述のC3〜8炭素環基、ならびにオクタヒドロ−1H−インデニル、デカヒドロナフタレニル、スピロ[4.5]デカニル等が挙げられる。前記の例が説明する通り、炭素環基は、単環式または二環式であり得(例えば、縮合、架橋、またはスピロ環系を含む)、飽和であり得るか、または1つ以上の炭素−炭素二重もしくは三重結合を含み得る。
いくつかの実施形態(「シクロアルキル」)において、炭素環基は、単環式、飽和であり、3〜8個の環炭素原子を有する。いくつかの実施形態(「C3〜6シクロアルキル」)において、シクロアルキル基は、3〜6個の環炭素原子を有する。いくつかの実施形態(「C5〜6シクロアルキル」)において、シクロアルキル基は、5または6個の環炭素原子を有する。C5〜6シクロアルキル基の例としては、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられる。C3〜6シクロアルキル基の例としては、前述のC5〜6シクロアルキル基、ならびにシクロプロピルおよびシクロブチルが挙げられる。C3〜8シクロアルキル基の例としては、前述のC3〜6シクロアルキル基、ならびにシクロヘプチルおよびシクロオクチルが挙げられる。
別途指定がない限り、「任意に置換された」炭素環基の各例は、独立して、非置換であるか、または1〜3、1〜2、または1個の置換基(複数可)で置換され、
いくつかの実施形態において、m4+m5+m6≦2である。いくつかの実施形態において、m4+m5+m6≦1である。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「ヘテロアリール」は、環炭素原子および1〜4個の環ヘテロ原子を有する5〜10員芳香族環系のラジカルを指し、各ヘテロ原子は、独立して、N、O、およびSから選択される。そのようなヘテロアリール基の例としては、ピロリル、フラニル(フリル)、チオフェニル(チエニル)、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル(ピリジル)、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル(ベンゾチエニル)、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル等が挙げられる。
前記の例が説明する通り、ヘテロアリール基は、単環式または二環式であり得る。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、単環式であり、5〜6個の環原子を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、単環式であり、5〜6個の環原子を有し、それらのうちの1または2個はヘテロ原子である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、二環式であり、8〜10個の環原子を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、二環式であり、9〜10個の環原子を有し、それらのうちの1〜3個はヘテロ原子である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、二環式であり、9〜10個の環原子を有し、それらのうちの1または2個はヘテロ原子である。
別途指定がない限り、「任意に置換された」ヘテロアリール基の各例は、独立して、非置換であるか、または1〜4、1〜3、1〜2、または1個の置換基(複数可)で置換され、
いくつかの実施形態において、m7+m7″+m8+m9≦3である。いくつかの実施形態において、m7+m7″+m8+m9≦2である。いくつかの実施形態において、m7+m7″+m8+m9≦1である。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「複素環」は、環炭素原子および1〜3個の環ヘテロ原子を有する、単環式3〜7員非芳香族環系のラジカルを指し、各ヘテロ原子は、独立して、N、O、およびSから選択され、環ヘテロ原子に結合される各環炭素原子は、オキソ(=O)基にも結合され得る(環炭素原子がカルボニル(−C(=O)−基)の炭素原子であるようにする)。複素環基の例としては、オキシラニル、アジリジニル、オキセタニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ジヒドロピロリル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ジヒドロチオフェニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリジニル、チアゾリジニル、トリアゾリジニル、オキサジアゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピリジニル、ジヒドロピリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、モルホリニル、トリアジナニル、アゼパニル、ジアゼパニル、ジアゼピニル、オキセパニル、ジオキセパニル、オキサゼパニル、オキサゼピニル等が挙げられる。いくつかの実施形態において、複素環基は、1または2個の環ヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態において、複素環基は、5〜6個の環原子を有し、それらのうちの1または2個はヘテロ原子である。
別途指定がない限り、「任意に置換された」複素環基の各例は、独立して、非置換であるか、または1〜3、1〜2、または1個の置換基(複数可)で置換され、
いくつかの実施形態において、m4+m5+m6≦2である。いくつかの実施形態において、m4+m5+m6≦1である。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「縮合アリール」は、2つの隣接した環原子が、追加の原子と一緒に、炭素環または複素環を(それぞれ「炭素環」および「複素環」を参照して定義されるように)形成する、アリール基を指す。縮合アリール基の例としては、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−5−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル、1H−インデン−4−イル、2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル、1,1−ジメチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−4−イル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−4−イル、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン−5−イル、2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル等が挙げられる。
別途指定がない限り、「任意に置換された」縮合アリール基の各例は、独立して、非置換であるか、または1〜4、1〜3、1〜2、または1個の置換基(複数可)で置換され、
いくつかの実施形態において、m4+m5+m8+m9≦3である。いくつかの実施形態において、m4+m5+m8+m9≦2である。いくつかの実施形態において、m4+m5+m8+m9≦1である。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「縮合炭素環」は、2つの隣接した環原子が、追加の原子と一緒に、芳香族またはヘテロ芳香族環を(それぞれ「アリール」および「ヘテロアリール」を参照して定義されるように)形成する、炭素環基を指す。縮合炭素環基の例としては、1,2,3,4−テトラ−ヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、1H−インデン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イル、5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−7−イル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インドール−4−イル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インドール−6−イル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾフラン−7−イル等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「縮合ヘテロアリール」は、2つの隣接した環原子が、追加の原子と一緒に、炭素環または複素環を(それぞれ「炭素環」および「複素環」を参照して定義されるように)形成する、ヘテロアリール基を指す。縮合ヘテロアリール基の例としては、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インドール−2−イル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インドール−3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾフラン−2−イル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾフラン−3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾチオフェン−2−イル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾチオフェン−3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン−2−イル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン−3−イル、1,4,5,7−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピロール−2−イル、1,4,5,7−テトラヒドロピラノ[3,4−b]ピロール−3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロフロ[3,2−c]ピリジン−2−イル、4,5,6,7−テトラヒドロフロ[3,2−c]ピリジン−3−イル、6,7−ジヒドロ−5H−フロ−[3,2−b]ピラン−2−イル、6,7−ジヒドロ−5H−フロ[3,2−b]ピラン−3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル、4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−b]ピリジン−3−イル、5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−2−イル、5,7−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−c]ピラン−3−イル等が挙げられる。
別途指定がない限り、本明細書において使用される場合、単独または別の基の一部として、「縮合複素環」は、2つの隣接した環原子が、追加の原子と一緒に、芳香族またはヘテロ芳香族環を(それぞれ「アリール」および「ヘテロアリール」を参照して定義されるように)形成するか、または2つの環原子が、追加の原子と一緒に、炭素環または複素環を(それぞれ「炭素環」および「複素環」を参照して定義されるように)形成する、複素環基を指す。縮合複素環基の例としては、インドリン−1−イル、インドリン−2−イル、インドリン−3−イル、テトラヒドロイソインドール−1−イル、テトラヒドロイソインドール−2−イル、ジヒドロベンゾフラン−2−イル、ジヒドロベンゾフラン−3−イル、ジヒドロベンゾチエン−2−イル、ジヒドロベンゾチエン−3−イル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−3−イル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル、クロマン−2−イル、クロマン−3−イル、クロマン−4−イル、クロメン−2−イル、クロメン−3−イル、クロメン−4−イル、チオクロマン−3−イル、イソクロマン−4−イル、1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロフロ[2,3−b]ピリジン−3−イル、5,6−ジヒドロ−4H−フロ[3,2−b]ピロール−6−イル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル、デカヒドロキノリニル、デカヒドロイソキノリニル、オクタヒドロクロメニル、オクタヒドロイソクロメニル、デカヒドロナフチリジニル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−6−イル、3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル、6−((トリフルオロメチル)−チオ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル、2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−3−イル、2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]−オキセピン−5−イル等が挙げられる。
別途指定がない限り、
RS1の各例は、独立して、−H、(a)ハロ、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される。
RS2の各例は、独立して、−H、(a)ハロ、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択される。
RS3の各例は、独立して、(a)ハロ、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2、(aa)C3〜6炭素環、(cc)5〜6員複素環、(ee)C6アリール、および(gg)5〜6員ヘテロアリールから選択され、(aa)および(cc)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜3個の基で任意に置換され、(ee)および(gg)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜3個の基で任意に置換される。
RS4の各例は、独立して、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される。
RS5の各例は、独立して、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択される。
RS6の各例は、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜6脂肪族、(b2)R^6−3、(c)−OR*6、(d)−N(R*6)2、(e)−SR†6、(f)C1〜3ハロアルキル、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†6、(k)−C(O)−OR*6、(l)−C(O)−N(R*6)2、(m)−O−C(O)−R†6、(n)−N(R*6)−C(O)−R†6、(o)−O−C(O)−OR*6、(p)−O−C(O)−N(R*6)2、(q)−N(R*6)−C(O)−OR*6(r)−N(R*6)−C(O)−N(R*6)2、(aa)C3〜6炭素環、(bb)−A−(C3〜6炭素環)、(cc)5〜6員複素環、(dd)−A−(5〜6員複素環)、(ee)C6アリール、(ff)−A−(C6アリール)、(gg)5〜6員ヘテロアリール、および(hh)−A−(5〜6員ヘテロアリール)から選択され、Aの各例は、独立して、C1〜3アルキレン、C0−2,0−2ヘテロアルキレン、−O−、−S−、−N(R*1)−、および−C(O)−から選択され、(aa)〜(dd)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜3個の基で任意に置換され、(ee)〜(hh)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜3個の基で任意に置換される。
RS7の各例は、独立して、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される。
RS8の各例は、独立して、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択される。
RS9の各例は、独立して、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜6脂肪族、(b2)R^6−3、(c)−OR*6、(d)−N(R*6)2、(e)−SR†6、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†6、(k)−C(O)−OR*6、(l)−C(O)−N(R*6)2、(m)−O−C(O)−R†6、(n)−N(R*6)−C(O)−R†6、(o)−O−C(O)−OR*6、(p)−O−C(O)−N(R*6)2、(q)−N(R*6)−C(O)−OR*6、(r)−N(R*6)−C(O)−N(R*6)2、(s)−Si(R†2)3、(aa)C3〜8炭素環、(bb)−A−(C3〜8炭素環)、(cc)5〜10員複素環、(dd)−A−(5〜10員複素環)、(ee)C6〜10アリール、(ff)−A−(C6〜10アリール)、(gg)5〜10員ヘテロアリール、および(hh)−A−(5〜10員ヘテロアリール)から選択され、Aの各例は、独立して、C1−3アルキレン、C0−3,0−3ヘテロアルキレン、−O−、−S−、−N(R*1)−、および−C(O)−から選択され、(aa)〜(dd)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜3個の基で任意に置換され、(ee)〜(hh)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜3個の基で任意に置換される。
これらの基のそれぞれにおいて、下位の基は多重発生により指定され、各発生は、独立して選択される。例えば、−N(R*6)2において、R*6基は、同じであるか、または異なり得る。
様々なラジカルについて、以下の一般名および省略形が全体で用いられる。
化学物質
別途指定がない限り、本明細書に描かれる構造は、1つ以上の同位体的に富化された原子の存在下においてのみ異なる、化学物質を含むことを意味する。例えば、水素原子のデュートリウムまたはトリチウムによる置換、または炭素原子の13Cまたは14C富化された炭素による置換を除いて、本構造を有する化学物質は、本発明の範囲内である。
立体化学的構成が示されない限り、本明細書に描かれる構造は、その構造の全ての立体化学的形態、すなわち、各不斉中心に対するRおよびS構成を含むことを意味する。したがって、別途指示がない限り、本化学物質の単一立体化学的異性体、ならびにエナンチオマー、ラセミ、およびジアステレオマー混合物は、本発明の範囲内である。本発明に例示される化合物を説明するために使用される用語のさらなる解明として、「(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(ナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩」という名前を持つもの等の化合物は、「((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(ナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩」および「((1S,2S,3R,4S)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(ナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩」の双方のラセミ混合物を説明するが、例えば、「(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩」は、化合物の単一エナンチオマーを、特定された立体化学帰属とともに示す。
本明細書において使用される場合、「結晶」は、組成原子、分子、またはイオンが、規則的な順序でパックされ、高度に規則的な化学構造を有する3次元パターンを繰り返す固体を指す。特に、結晶化合物または塩は、1つ以上の結晶形として生成されてよい。本出願の目的で、「結晶形」および「多形」という用語は同義であり、これらの用語は、異なる特性(例えば、異なるXRPDパターン、異なるDSC走査結果)を有する結晶を区別する。擬多形は、典型的に、物質の異なる溶媒であるため、擬多形の特性は互いに異なる。したがって、各別個の多形および擬多形は、本明細書において別個の結晶形であると考慮される。
「実質的結晶質」は、少なくとも特定の重量パーセントの結晶質である化合物または塩を指す。いくつかの実施形態において、この化合物または塩は、実質的に結晶質である。結晶形または実質的結晶形の例としては、単一結晶形または異なる結晶形の混合物が挙げられる。特定の重量パーセントとしては、50%、60%、70%、75%、80%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、および99.9%が挙げられる。いくつかの実施形態において、実質的結晶質は、少なくとも70%結晶質である化合物または塩を指す。いくつかの実施形態において、実質的結晶質は、少なくとも80%結晶質である化合物または塩を指す。いくつかの実施形態において、少なくとも85%結晶質である化合物または塩を指す。いくつかの実施形態において、少なくとも90%結晶質である化合物または塩を指す。いくつかの実施形態において、少なくとも95%結晶質である化合物または塩を指す。
代表的な溶媒としては、例えば、水和物、エタノール付加物、およびメタノール付加物が挙げられる。
「水和物」という用語は溶媒を指し、この溶媒分子は、定義された化学量論量で存在するH2Oであり、例えば、半水和物、一水和物、二水和物、および三水和物が挙げられる。
「播種」という用語は、結晶質物質を溶液または混合物に添加して結晶化を開始することを指す。
本発明のいくつかの実施形態は、少なくとも特定の重量パーセントの化合物または塩が結晶質である、化合物または塩を対象とする。本発明のいくつかの実施形態は、少なくとも特定の重量パーセントの化合物または塩が結晶質である、化合物または塩を対象とする。特定の重量パーセントとしては、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%、および99.9%が挙げられる。特定の重量パーセントの化合物または塩が結晶質であるとき、この化合物または塩の残りは、この化合物または塩の非晶形である。特定の重量パーセントの化合物または塩が指定された結晶形であるとき、この化合物または塩の残りは、この化合物または塩の非晶形と、指定された結晶形を除くこの化合物または塩の1つ以上の結晶形とのいくつかの組み合わせである。
化合物または塩の結晶形が、角度2θとして示される1つ以上のXRPDピークを使用して特定されるとき、2θ値のそれぞれは、所与の値±0.2°、別途明示されない限り、例えば所与の値±0.3を意味することが理解される。
化合物または塩の結晶形が、DSCプロファイルからの1つ以上の温度を使用して特定されるとき(例えば、吸熱転位の開始、溶解等)、温度値のそれぞれは、所与の値±2℃を意味することが理解される。
化合物または塩の結晶形が、cm−1として表されるラマンパターンからの1つ以上のピークを使用して特定されるとき、別途明示されない限り、所与の値±0.2cm−1を意味することが理解される。
本発明の各化学物質は、式Iの化合物
またはその薬学的に許容される塩であり、
Wは、−N(R*3)−であり、
Yは、
RY1、RY2、およびRY3のそれぞれは、独立して、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜3脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*3、(d)−N(R*3)2、(e)−SR†3、(f)C1〜2ハロアルキル、および(g)C1〜2ハロアルコキシから選択され、
Zは、
X4は、−O−、−N(R*3)−、−S−、または−C(O)−であり、
n1およびn2のそれぞれが、独立して、0、1、または2であるが、但し、n1+n2=0、1、または2であることを条件とする)である。
いくつかの実施形態において、Wは、−N(R*1)−である。いくつかの実施形態において、Wは、−NH−である。
いくつかの実施形態において、RY1、RY2、およびRY3のそれぞれは、独立して、−H、(a)ハロ、および(b1)C1〜3アルキルから選択される。いくつかの実施形態において、RY1、RY2、およびRY3のそれぞれは、独立して、−H、(a)−F、−Cl、および(b1)メチルから選択される。いくつかの実施形態において、RY1、RY2、およびRY3のそれぞれは、−Hである。
いくつかの実施形態において、Zは、任意に置換されたアリールである。
いくつかの実施形態において、Zは、任意に置換されたフェニルである。
RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは、独立して、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択され、
RS8.1は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択され、
RS9.1は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜6脂肪族、(b2)R^6−3、(c)−OR*6、(d)−N(R*6)2、(e)−SR†6、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†6、(k)−C(O)−OR*6、(l)−C(O)−N(R*6)2、(m)−O−C(O)−R†6、(n)−N(R*6)−C(O)−R†6、(o)−O−C(O)−OR*6、(p)−O−C(O)−N(R*6)2、(q)−N(R*6)−C(O)−OR*6、(r)−N(R*6)−C(O)−N(R*6)2、(s)−Si(R†2)3、(aa)C3〜8炭素環、(bb)−A−(C3〜8炭素環)、(cc)5〜10員複素環、(dd)−A−(5〜10員複素環)、(ee)C6〜10アリール、(ff)−A−(C6〜10アリール)、(gg)5〜10員ヘテロアリール、および(hh)−A−(5〜10員ヘテロアリール)から選択され、式中、Aは、C1〜3アルキレン、C0−3,0−3ヘテロアルキレン、−O−、−S−、−N(R*1)−、および−C(O)−から選択され、(aa)〜(dd)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜3個の基で任意に置換され、(ee)〜(hh)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜3個の基で任意に置換される。
いくつかの実施形態において、RS7.1a、RS7.1b、RS8.1、およびRS9.1のうちの少なくとも1つは、−Hである。いくつかの実施形態において、RS7.1a、RS7.1b、RS8.1、およびRS9.1のうちの少なくとも2つは、−Hである。
いくつかの実施形態において、RS9.1は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜6脂肪族、(b2)R^6−3、(c)−OR*6、(d)−N(R*6)2、(e)−SR†6、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†6、(k)−C(O)−OR*6、(l)−C(O)−N(R*6)2、(m)−O−C(O)−R†6、(n)−N(R*6)−C(O)−R†6、(o)−O−C(O)−OR*6、(p)−O−C(O)−N(R*6)2、(q)−N(R*6)−C(O)−OR*6、(r)−N(R*6)−C(O)−N(R*6)2、(s)−Si(R†2)3、(aa)C3〜6炭素環、(bb)−A−(C3〜6炭素環)、(cc)5〜6員複素環、(dd)−A−(5〜6員複素環)、(ee)C6〜10アリール、(ff)−A−(C6〜10アリール)、(gg)5〜10員ヘテロアリール、および(hh)−A−(5〜10員ヘテロアリール)から選択され、式中、Aは、C1〜3アルキレン、C0−2,0−2ヘテロアルキレン、−O−、−S−、−N(R*1)−、および−C(O)−から選択され、(aa)〜(dd)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜2個の基で任意に置換され、(ee)〜(hh)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜3個の基で任意に置換される。
いくつかの実施形態において、(aa)〜(dd)のそれぞれは、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1個の基で任意に置換され、(ee)〜(hh)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜2個の基で任意に置換される。
いくつかの実施形態において、RS8.1およびRS9.1のそれぞれは、独立して、−H、(a)−F、−Cl、(b1)C1〜2アルキル、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、(e)−SR†2、(f)−CF3、(g1)−O−CF3、および(g2)−S−CF3から選択される。いくつかの実施形態において、RS8.1およびRS9.1のそれぞれは、独立して、−H、(a)−F、−−Cl、(b1)−CH3、(c)−OMe、(f)−CF3、(g1)−O−CF3、および(g2)−S−CF3から選択される。
いくつかの実施形態において、RS7.1bは−Hである。いくつかの実施形態において、RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは−Hである。
いくつかの実施形態において、RS9.1は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#6−3、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2、(s)−Si(R†2)3、(aa)C3〜6炭素環、(bb)−A−(C3〜6炭素環)、(cc)5〜6員複素環、(dd)−A−(5〜6員複素環)、(ee)C6アリール、(ff)−A−(C6アリール)、(gg)5〜6員ヘテロアリール、および(hh)−A−(5〜6員ヘテロアリール)から選択され、式中、Aは、C1〜3アルキレン、C0−2,0−2ヘテロアルキレン、−O−、−S−、−N(R*1)−、および−C(O)−から選択され、(aa)〜(dd)のそれぞれは、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1個の基で任意に置換され、(ee)〜(hh)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜2個の基で任意に置換され、
いくつかの実施形態において、RS9.1は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#6−3、(c)−OR*4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(s)−Si(R†2)3、(aa)C3〜6炭素環、(bb)−A−(C3〜6炭素環)、(cc)5〜6員複素環、(ee)C6アリール、(ff)−A−(C6アリール)、および(gg)5〜6員ヘテロアリールから選択され、式中、Aは、−CH2−、C0−1,0−1ヘテロアルキレン、−O−、−S−、−NH−、および−C(O)−から選択され、(aa)〜(cc)のそれぞれは、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1個の基で任意に置換され、(ee)〜(gg)のそれぞれは、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1個の基で任意に置換される。いくつかの実施形態において、RS9.1は、−H、(a)−Cl、−Br、(b1)tBu、−C≡C、(b2)−C(CH3)2−CF3、−C(CH3)2−O−Me、−C(CH3)2−O−Et、−C(CH3)2−O−Pr、−C(CH3)(CH2−OH)(CH2−Cl)、(c)−OMe、(f)−CF3、(g1)−O−CHF2、−O−CF3、(g2)−S−CF3、(s)−Si(CH3)3、(aa)シクロペンチル、シクロペンテン−1−イル、(bb)−S−シクロプロピル−メチル、(cc)ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−2−on−1−イル、モルホリン−4−イル、(ee)フェニル、(ff)ベンジル、−O−Ph、−C(O)−Ph、(gg)ピリジン−2−イル、および1−メチル−1H−ピラゾール−2−イルから選択される。
いくつかの実施形態において、RS8.1は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R^2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、(e)−SR†2、(f)C1〜3ハロアルキル、(g1)C1〜3ハロアルコキシ、(g2)C1〜3ハロアルキルチオ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†2、(k)−C(O)−OR*2、(l)−C(O)−N(R*2)2、(m)−O−C(O)−R†2、(n)−N(R*2)−C(O)−R†2、(o)−O−C(O)−OR*2、(p)−O−C(O)−N(R*2)2、(q)−N(R*2)−C(O)−OR*2、および(r)−N(R*2)−C(O)−N(R*2)2から選択される。いくつかの実施形態において、RS8.1は−Hである。
いくつかの実施形態において、RS7.1bは−Hであり、RS8.1は−Hである。いくつかの実施形態において、RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは−Hであり、RS8.1は−Hである。
いくつかの実施形態において、Zは、任意に置換されたナフチル
RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択され、
RS8.1は、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択され、
RS9.1は、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2、(aa)C3〜6炭素環、(cc)5〜6員複素環、(ee)C6アリール、および(gg)5〜6員ヘテロアリールから選択され、(aa)および(cc)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜2個の基で任意に置換され、(ee)および(gg)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜3個の基で任意に置換されるが、
但し、RS7.1a、RS7.1b、RS8.1、およびRS9.1のうちの少なくとも1つが−Hであることを条件とする。
いくつかの実施形態において、RS7.1a、RS7.1b、RS8.1、およびRS9.1のうちの少なくとも2つは、−Hである。
いくつかの実施形態において、RS9.1は、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択される。
いくつかの実施形態において、RS7.1aは−Hであり、RS7.1bは、−H、(a)ハロ、および(b1)C1〜2脂肪族から選択される。
いくつかの実施形態において、RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは−Hであり、RS8.1は、−H、(a)ハロ、および(b1)C1〜2脂肪族から選択され、RS9.1は、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択される。いくつかの実施形態において、RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは−Hであり、RS8.1は−Hであり、RS9.1は、(a)−F、−Cl、(b1)C1〜2アルキル、(c)−OR*4、(d)−N(R*2)2、(f)C1〜2ハロアルキル、(g)C1〜2ハロアルコキシ、および(k)−C(O)−OR*2から選択される。RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは−Hであり、RS8.1およびRS9.1のそれぞれは、独立して、−H、(a)ハロ、および(b1)C1〜2脂肪族から選択される。いくつかの実施形態において、RS7.1aおよびRS7.1bのそれぞれは−Hであり、RS8.1およびRS9.1のそれぞれは、独立して、−H、(a)−F、および−Clから選択される。
いくつかの実施形態において、Zは、任意に置換された縮合アリール
RS4.2は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択され、
RS5.2は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択され、
RS8.2は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択され、
RS9.2は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2、(aa)C3〜6炭素環、(cc)5〜6員複素環、(ee)C6アリール、および(gg)5〜6員ヘテロアリールから選択され、(aa)および(cc)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜2個の基で任意に置換され、(ee)および(gg)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択される1〜3個の基で任意に置換される。
いくつかの実施形態において、アリール基はC6アリール基であり、炭素環はC5〜6炭素環であり、複素環は−O−、−N(R*1)−、および−S−から選択される1つの環を有する5〜6員複素環である。いくつかの実施形態において、炭素環は、飽和C5〜6炭素環であり、複素環は、飽和5〜6員複素環であり、環ヘテロ原子は−O−である。いくつかの実施形態において、Zは、任意に置換されたインダニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、または1,3−ジヒドロイソベンゾフラニルである。
いくつかの実施形態において、RS4.2は、−H、(a)−F、Cl、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R^2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択され、RS5.2は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R^2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、(e)−SR†2、および(f)−CF3から選択され、RS8.2は−Hであり、RS9.2は、−H、(a)−F、Cl、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R^2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、(e)−SR†2、(f)−CF3、および(g)−OCF−3から選択される。いくつかの実施形態において、RS4.2およびRS5.2のそれぞれは、独立して、−H、(b1)C1〜2脂肪族、および(b2)R^2−1から選択され、RS8.2およびRS9.2のそれぞれは−Hである。いくつかの実施形態において、RS4.2およびRS5.2のそれぞれはメチルであり、RS8.2およびRS9.2のそれぞれは−Hである。
いくつかの実施形態において、Zは、任意に置換されたヘテロアリール
RS7.3aおよびRS7.3bのそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R#4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、および(e)−SR†4から選択され、
RS8.3は、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2から選択され、
RS9.3は、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(b2)R^4−2、(c)−OR*4、(d)−N(R*4)2、(e)−SR†4、(f)C1〜3ハロアルキル、(g)C1〜3ハロアルコキシ、(h)−NO2、(i)−CN、(j)−C(O)−R†4、(k)−C(O)−OR*4、(l)−C(O)−N(R*4)2、(m)−O−C(O)−R†4、(n)−N(R*4)−C(O)−R†4、(o)−O−C(O)−OR*4、(p)−O−C(O)−N(R*4)2、(q)−N(R*4)−C(O)−OR*4、および(r)−N(R*4)−C(O)−N(R*4)2、(aa)C3〜6炭素環、(cc)5〜6員複素環、(ee)C6アリール、および(gg)5〜6員ヘテロアリールから選択され、(aa)および(cc)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜2個の基で任意に置換され、(ee)および(gg)のそれぞれは、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される1〜3個の基で任意に置換されるが、
但し、RS7.3a、RS7.3b、RS8.3、およびRS9.3のうちの少なくとも1つが−Hであることを条件とする。
いくつかの実施形態において、Zは、1または2個の環ヘテロ原子を有し、それぞれ独立してO、S、およびNR*3から選択される、任意に置換された5〜10員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、Zは、任意に置換されたチエニル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ベンゾ[b]チオフェニル、ベンゾフラニル、1H−インドリル、キノリニル、またはイソキノリニルである。
いくつかの実施形態において、RS7.3a、RS7.3b、RS8.3、およびRS9.3のうちの少なくとも2つは、−Hである。
いくつかの実施形態において、RS7.3aは−Hであり、RS8.3は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、および(f)C1〜3ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態において、RS7.3aは−Hであり、RS7.3bは−Hであり、RS8.3は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、および(f)C1〜3ハロアルキルから選択され、RS9.3は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4脂肪族、(f)C1〜3ハロアルキル、および(ee)フェニルから選択される。いくつかの実施形態において、RS8.3は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜2アルキル、および(f)−CF3から選択される。いくつかの実施形態において、RS7.3aは−Hであり、RS7.3bは−Hであり、RS8.3は−Hまたは(b1)メチルであり、RS9.3は、−H、(a)ハロ、(b1)C1〜4アルキル、(f)C1〜3ハロアルキル、および(ee)フェニルから選択される。いくつかの実施形態において、RS9.3は、−H、(a)−F、−Cl、(b1)メチル、エチル、tBu、(f)−CF3、および(ee)フェニルから選択される。
いくつかの実施形態において、RS7.3aおよびRS7.3bのそれぞれは−Hであり、RS8.3は−Hである。
いくつかの実施形態において、Zは、
X4は、−O−、−N(R*2)−、−S−、または−C(O)−であり、
n1およびn2のそれぞれは、独立して、0、1、または2であるが、但し、n1+n2=0、1、または2であることを条件とし、
RS7.4の各例は、独立して、(a)ハロ、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、(d)−N(R*2)2、および(e)−SR†2から選択される。
いくつかの実施形態において、RS7.4の各例は、独立して、(a)−F、−Cl、−Br、(b1)C1〜2脂肪族、(b2)R#2−1、(c)−OR*2、および(d)−N(R*2)2から選択され、R#2−1の各例は、独立して、非置換であるか、または(a)−F、−Cl、(c)−OR*2、および(d)−N(R*2)2から選択される1個の置換基で置換されたC1〜2アルキルである。
いくつかの実施形態において、X4は、−O−、−NH−、−S−、または−C(O)−である。
いくつかの実施形態において、n1+n2=1である。いくつかの実施形態において、n1およびn2のそれぞれは0である。
本発明の化学物質の化合物の例としては、以下の表に列挙されるものが挙げられる。
一般合成方法
本発明の化学物質のこれらおよび他の化合物は、当業者に既知の方法により、および/または以下に示されるスキームを参照することにより、および/または以下の実施例に記載される手順を参照することにより調製することができる。
スキーム1:2−置換((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩の一般経路
Zが任意に置換された縮合または非縮合アリールまたはヘテロアリール環である、構造ivにより表される化合物の合成のための一般経路は、スキーム1において上記概説される。化合物i(実施例1aおよび1bの手順において以下に記載される通り、適切な塩基の存在下で、適切に保護されたシクロペンチルアミンまたはその塩を、2−ブロモ−7−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジンに結合させることにより得られる)は、パラジウム触媒反応を介して、金属置換された化合物Z−Mに結合させることにより、式iiiの化合物に変換される。式iiiの化合物は、適切なボロンまたはスズ含有試薬を使用して、最初にiを式iiの金属置換された化合物に変換させた後、パラジウム触媒反応を介して、ハロゲン置換された化合物Z−Xに結合させることにより得ることもできる。次いで、式ivの化合物は、適切なスルファミン酸化試薬(例えば、クロロスルホンアミド、またはArmitage,I.らの米国特許出願第2009/0036678号、およびArmitage,I.らのOrg.Lett.,2012,14(10),2626−2629参照)、続いて適切な脱保護条件との反応により得られる。
スキーム2:5−ハロゲン置換された2−置換((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩の一般経路
Zが任意に置換された縮合または非縮合アリールまたはヘテロアリール環であり、Xがハロゲンである、構造ixにより表される化合物の合成のための一般経路は、スキーム2において上記概説される。適切なジエステルおよび適切な塩基を上昇温度で用いるアミノ−ピラゾールvの環化に続いて、POCl3等の適切なハロゲン化試薬との上昇温度での反応により、式viiの化合物を生じる。次いで、式viiiの化合物は、適切な塩基の存在下、適切に保護されたシクロペンチルアミンまたはその塩との反応により得られる。前述の方法1に従うスルファミン酸化および脱保護は、式ixの化合物を提供する。
スキーム3:5−アルキル置換された2−置換((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩の一般経路
Zが任意に置換された縮合または非縮合アリールまたはヘテロアリール環であり、Rがアルキル置換基である、構造xiiiにより表される化合物の合成のための一般経路は、スキーム3において上記概説される。適切に置換されたβ−ケトエステルを上昇温度で用いるアミノ−ピラゾールvの環化に続いて、POCl3等の適切なハロゲン化試薬との上昇温度での反応により、式xiの化合物を生じる。次いで、式xiiの化合物は、適切な塩基の存在下、適切に保護されたシクロペンチルアミンまたはその塩との反応により得られる。前述の方法1に従うスルファミン酸化および脱保護は、式xiiiの化合物を提供する。
固体形態
本明細書では、結晶形態1無水化合物I−101((s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(「形態1」)を説明するのに十分であるが、それら全てが必須ではない一式の特性化情報が提供される。
図1は、CuKα照射を使用して得られる、化合物I−101の形態1のX線粉末回折(XRPD)パターンを示す。図1において特定されるピークとしては、表1に列挙されるものが挙げられる。
いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度20.7°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度20.5°および20.7°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度16.4°、18.0°、20.5°、および20.7°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度14.8°、16.4°、18.0°、19.1°、20.5°、20.7°、および23.6°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度13.6°、14.8°、16.4°、18.0°、19.1°、20.5°、20.7°、21.3°、23.6°、24.6°、および31.8°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、実質的に図1に示されるようなXRPDパターンにより特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度16.4±0.3oの基準ピークを有し、基準ピークに対して2θ角度1.6o、4.1o、および4.3°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。「基準ピーク」という用語は、XRPDディフラクトグラムにおけるピークを指し、当業者は、材料の多形について通知する、すなわち計器ノイズから分化されるものとして考慮する。「相対」とは、各ピークの観測された2θ角度が、基準ピークの2θ角度と、そのピークの相対2θ角度との合計となることを意味する。例えば、基準ピークが2θ角度16.3oを有する場合、相対ピークは、2θ角度17.9°、20.4°、および20.6°を有し、基準ピークが2θ角度16.4oを有する場合、相対ピークは、2θ角度18.0°、20.5°、および20.7°を有し、基準ピークが2θ角度16.5oを有する場合、相対ピークは、2θ角度18.1°、20.6°、および20.8°を有する等である。いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度16.4±0.3°で基準ピークを有し、基準ピークに対して2θ角度−1.6°、1.6°、2.7°、4.1°、4.3°、および7.2°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、2θ角度16.4±0.3°で基準ピークを有し、基準ピークに対して2θ角度−2.8o、−1.6°、1.6°、2.7°、4.1°、4.3°、4.9°、7.2°、8.2°、および15.4°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。当業者が物質の多形について通知すると考慮するピークのいずれかは、基準ピークとして機能することができ、次いで、相対ピークを計算することができる。例えば、基準ピークが2θ角度20.7°を有する場合、相対ピークは、基準ピークに対して2θ角度−4.3°、−2.7°、および−0.2°を有する。
図2は、化合物I−101の形態1の示差走査熱量測定(DSC)プロファイルを示す。DSCサーモグラムは、試料からの温度の関数として、熱流量をプロットし、温度の変化速度は約10℃/分である。いくつかの実施形態において、形態1は、実質的に図2に示されるようなDSCプロファイルにより特徴付けられる。図2は、約192.3℃で開始し、約195.3℃でピークとなる発熱事象を示す。
図3は、化合物I−101の形態1の熱重量分析(TGA)プロファイルを示す。TGAサーモグラムは、試料の重量損失率を温度の関数としてプロットし、温度の変化速度は約10℃/分である。図3は、120℃までに約0.4%の重量損失を示す。いくつかの実施形態において、形態1は、実質的に図3に示されるようなTGAプロファイルにより特徴付けられる。形態1のカールフィッシャー測定は、約0.7%の含水量を示す。
図4は、化合物I−101の形態1のラマンパターンを示す。いくつかの実施形態において、形態1は、実質的に図4に示されるようなラマンパターンにより特徴付けられる。図4において特定される55cm
−1〜1800cm
−1の領域内のピークとしては、以下の表2に列挙されるものが挙げられる。図5Aは、1450cm
−1〜1520cm
−1の領域における化合物I−101の形態1のラマンパターンを示す。いくつかの実施形態において、形態1は、1469.1cm
−1でのピークにより特徴付けられる。図6Aは、1100cm
−1〜1240cm
−1の領域における化合物I−101の形態1のラマンパターンを示す。いくつかの実施形態において、形態1は、実質的に図6Aに示されるようなラマンパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、1200.2cm
−1でのピークにより特徴付けられる。図7Aは、約700cm
−1〜約1100cm
−1の領域における化合物I−101の形態1のラマンパターンを示す。いくつかの実施形態において、形態1は、実質的に図7Aに示されるようなラマンパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、1059.3、954.7、845.3、および805.2cm
−1でのピークにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、954.7および805.2cm
−1でのピークにより特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物I−101の形態1は、以下の特徴(I−i)〜(I−iv)のうちの少なくとも1つにより特徴付けられる。
(I−i)図1に示される通り、2θ角度16.4°、18.0°、20.5°、および20.7°でピークを有するXRPDパターン
(I−ii)実質的に図2に示されるDSCプロファイル
(I−iii)実質的に図3に示されるTGAプロファイル
(I−iv)実質的に図4に示されるラマンパターン
いくつかの実施形態において、形態1は、特徴(I−i)〜(I−iv)のうちの少なくとも2つにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、特徴(I−i)〜(I−iv)のうちの少なくとも3つにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、特徴(I−i)〜(I−iv)の4つ全てにより特徴付けられる。
本明細書では、結晶形態2一水和化化合物I−101((s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(「形態2」)を説明するのに十分であるが、それら全てが必須ではない一式の特性化情報が提供される。
図8は、CuKα照射を使用して得られる、結晶形態2一水和化合物I−101のX線粉末回折(XRPD)パターンを示す。図8において特定されるピークとしては、表3に列挙されるものが挙げられる。
いくつかの実施形態において、形態2は、2θ角度6.7°、17.6°、20.0°、および21.6°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態2は、2θ角度6.7°、11.5°、17.6°、19.1°、20.0°、21.6°、23.1°、および23.3°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態2は、2θ角度6.7°、11.5°、15.2°、16.6°、17.6°、19.1°、20.0°、20.3°、21.6°、23.1°、23.3°、および25.4°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態2は、実質的に図8に示されるようなXRPDパターンにより特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、形態2は、2θ角度6.7±0.3°で基準ピークを有し、基準ピークに対して2θ角度10.9°、13.3°、および14.9°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。「基準ピーク」および「相対」という用語は、前述と同じ意味を有する。いくつかの実施形態において、形態2は、2θ角度6.7±0.3°で基準ピークを有し、基準ピークに対して2θ角度4.8°、10.9°、12.4°、13.3°、14.9°、16.4°、および16.6°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態2は、2θ角度6.7±0.3°で基準ピークを有し、基準ピークに対して2θ角度4.8°、8.5°、9.9°、10.9°、12.4°、13.3°、13.6°、14.9°、16.4°、16.6°、および18.7°でピークを有するXRPDパターンにより特徴付けられる。当業者が物質の多形について通知すると考慮するピークのいずれかは、基準ピークとして機能することができ、次いで、相対ピークを計算することができる。例えば、基準ピークが2θ角度20.0°を有する場合、相対ピークは、基準ピークに対して2θ角度−13.3°、−2.4°、および1.6°を有する。
図9は、化合物I−101の形態2の示差走査熱量測定(DSC)プロファイルを示す。DSCサーモグラムは、試料からの温度の関数として、熱流量をプロットし、温度の変化速度は約10℃/分である。いくつかの実施形態において、形態2は、実質的に図9に示されるようなDSCプロファイルにより特徴付けられる。図9は、水の損失に対応して約81.2℃で開始し、約108.3℃でピークとなる吸熱を示し、約151.1℃で開始し、約153.2℃でピークとなる発熱が続く。
図10は、化合物I−101の形態2の熱重量分析(TGA)プロファイルを示す。TGAサーモグラムは、試料の重量損失率を温度の関数としてプロットし、温度の変化速度は約10℃/分である。図10は、120℃までに約3.1%の重量損失(w/w)を示し、形態2が一水和物であることを示唆する。いくつかの実施形態において、化合物I−101の形態2は、実質的に図10に示されるようなTGAプロファイルにより特徴付けられる。化合物I−101の形態2のカールフィッシャー測定は、約2.9%の含水量を示し、形態2が一水和物であることをさらに確認する。
図11は、化合物I−101の形態2のラマンパターンを示す。いくつかの実施形態において、形態2は、実質的に図11に示されるようなラマンパターンにより特徴付けられる。図11において特定される55cm
−1〜1800cm
−1の領域内のピークとしては、以下の表4に列挙されるものが挙げられる。図5Bは、1450cm
−1〜1520cm
−1の領域における化合物I−101の形態2のラマンパターンを示す。図6Bは、1100cm
−1〜1240cm
−1の領域における化合物I−101の形態2のラマンパターンを示す。いくつかの実施形態において、形態1は、実質的に図6Bに示されるようなラマンパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態1は、1205.4cm
−1でのピークにより特徴付けられる。図7Bは、約700cm
−1〜約1100cm
−1の領域における化合物I−101の形態2のラマンパターンを示す。いくつかの実施形態において、形態2は、実質的に図7Bに示されるようなラマンパターンにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態2は、958.7、および923.2cm
−1でのピークにより特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、化合物I−101の形態2は、以下の特徴(I−v)〜(I−viii)のうちの少なくとも1つにより特徴付けられる。
(I−v)図8に示される通り、2θ角度6.7°、17.6°、20.0°、および21.6°でピークを有するXRPDパターン
(I−vi)実質的に図9に示されるDSCプロファイル
(I−vii)実質的に図10に示されるTGAプロファイル
(I−viii)実質的に図11に示されるラマンパターン
いくつかの実施形態において、形態2は、特徴(I−v)〜(I−viii)のうちの少なくとも2つにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態2は、特徴(I−v)〜(I−viii)のうちの少なくとも3つにより特徴付けられる。いくつかの実施形態において、形態2は、特徴(I−v)〜(I−viii)の4つ全てにより特徴付けられる。
本発明の化学物質は、UAE活性の有用な阻害剤である。阻害剤は、UAEにより開始されたユビキチンの標的タンパク質への共役の促進作用を低減する(例えば、ユビキチン化の低減)、ユビキチン共役により媒介される細胞内シグナル伝達を低減する、および/またはユビキチン共役により媒介されるタンパク質分解を低減する(例えば、細胞ユビキチン共役、ユビキチン依存性シグナル伝達、およびユビキチン依存性タンパク質分解の阻害(例えば、ユビキチン−プロテアソーム経路))、化学物質を含むことを意味する。したがって、本発明の化学物質は、本明細書でさらに詳細に提供される方法、または当該技術分野において既知の方法に従い、それらがUAEをインビトロもしくはインビボで、または細胞もしくは動物モデル内で阻害する能力についてアッセイされてよい。化学物質は、それらが結合するか、またはUAE活性を直接調節する能力について評価されてもよい。代替として、化学物質の活性は、間接的細胞アッセイ、またはUAEにより促進されたユビキチン活性化の下流効果を測定するアッセイを通して評価され、UAE阻害の下流効果の阻害(例えば、ユビキチン依存性タンパク質分解の阻害)を評価してもよい。例えば、活性は、ユビキチン共役された基質(例えば、ユビキチン電荷E2、またはユビキチン化基質)の検出、下流タンパク質基質の安定化(例えば、c−mycの安定化、IκBの安定化)の検出、UPP活性の阻害の検出、UAE阻害および基質安定化の下流効果の検出(例えば、レポーターアッセイ、例えば、NFκBレポーターアッセイ、p27レポーターまたは細胞ポリユビキチン損失アッセイ)により評価されてよい。活性を評価するためのアッセイは、実施例セクションで以下に記載され、当該技術分野において既知である。
誘導体
当然のことながら、本発明の化学物質は、官能基において誘導体化され、インビボで親化学物質に戻る変換が可能であるプロドラッグ誘導体を提供し得る。そのようなプロドラッグの例としては、生理学的に許容され、代謝的に動揺性の誘導体が挙げられる。より具体的に、本発明の化学物質のプロドラッグは、化学物質の−NH−基のカルバミン酸塩もしくはアミド、または化学物質の−OH基のエーテルもしくはエステルである。
この化学物質の−NH−基のそのようなカルバミン酸塩プロドラッグとしては、以下のカルバミン酸塩が挙げられる:9−フルオレニルメチル、9−(2−スルホ)フルオレニルメチル、9−(2,7−ジブロモ)フルオレニルメチル、17−テトラベンゾ[a,c,g,i]フルオレニルメチル、2−クロロ−3−インデニルメチル、ベンズ[f]インデン−3−イルメチル、2,7,ジ−tert−ブチル−[9−(10,10−ジオキソ−10,10,10,10−テトラヒドロチオ−キサンチル)]メチル、1,1−ジオキソベンゾ[b]チオフェン−2−イル−メチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−トリメチルシリルエチル、2−フェニルエチル、1−(1−アダマンチル)−1−メチルエチル、2−クロロエチル、1,1−ジメチル−2−ハロエチル、1,1−ジメチル−2,2−ジブロモエチル、1,1−ジメチル−2,2,2−トリクロロエチル、1−メチル−1−(4−ビフェニリル)エチル、1−(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)−1−メチルエチル、2−(2’−および4’−ピリジル)エチル、2,2−ビス(4’−ニトロフェニル)エチル、N−2−ピバロイルアミノ)−1,1−ジメチルエチル、2−[(2−ニトロフェニル)ジチオ]−1−フェニルエチル、2−(N,N−ジシクロヘキシルカルボキシアミド)エチル、tert−ブチル、1−アダマンチル、2−アダマンチル、ビニル、アリル、1−イソプロピルアリル、シンナミル、4−ニトロシンナミル、3−(3’−ピリジル)プロプ−2−エニル、8−キノリル、N−ヒドロキシピペリジニル、アルキルジチオ、ベンジル、パラ−メトキシベンジル、パラ−ニトロベンジル、パラ−ブロモベンジル、パラ−クロロベンジル、2,4−ジクロロベンジル、4−メチルスルフィニルベンジル、9−アンスリルメチル、ジフェニルメチル、フェノチアジニル−(10)−カルボニル、N’−パラ−トルエンスルホニルアミノカルボニル、およびN’−フェニルアミノチオカルボニル。
化学物質の−NH−基のそのようなアミドプロドラッグとしては、以下のアミドが挙げられる:N−ホルミル、N−アセチル、N−クロロアセチル、N−トリクロロアセチル、N−トリフルオロアセチル、N−フェニルアセチル、N−3−フェニルプロピオニル、N−4−ペンテノイル、N−ピコリノイル、N−3−ピリジルカルボキシアミド、N−ベンゾイルフェニルアラニル、N−ベンゾイル、およびN−パラ−フェニルベンゾイル。
化学物質の−OH基のそのようなエーテルプロドラッグとしては、以下のエーテルが挙げられる:メチル、メトキシメチル、メチルチオメチル、(フェニルジメチルシリル)メトキシメチル、ベンジルオキシメチル、パラ−メトキシベンジルオキシメチル、パラ−ニトロベンジルオキシメチル、オルト−ニトロベンジルオキシメチル、(4−メトキシフェノキシ)メチル、グアイアコールメチル、tert−ブトキシメチル、4−ペンテニルオキシメチル、シロキシメチル、2−メトキシエトキシメチル、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、メントキシメチル、テトラヒドロピラニル、3−ブロモテトラヒドロピラニル、テトラヒヂロチオピラニル、1−メトキシシクロヘキシル、4−メトキシテトラヒドロピラニル、4−メトキシテトラヒドロチオピラニル、4−メトキシテトラヒドロチオピラニルS,S−ジオキシド、1−[(2−クロロ−4−メチル)フェニル]−4−メトキシピペリジン−4−イル、1−(2−フルオロフェニル)−4−メトキシピペリジン−4−イル、1,4−ジオキサン−2−イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフラニル、2,3,3a,4,5,6,7,7a−オクタヒドロ−7,8,8,−トリメチル−4,7−メタノベンゾフラン−2−イル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]エチル、1−メチル−1−メトキシエチル、1−メチル−1−ベンジルオキシエチル、1−メチル−1−ベンジルオキシ−2−フルオロエチル、1−メチル−1−フェノキシエチル、2,2,2,−トリクロロエチル、1,1−ジアニシル−2,2,2,−トリクロロエチル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルイソプロピル、2−トリメチルシリルエチル、2−(ベンジルチオ)エチル、2−(フェニルセレニル)エチル、tert−ブチル、アリル、プロパルギル、パラ−クロロフェニル、パラ−メトキシフェニル、パラ−ニトロフェニル、2,4−ジニトロフェニル、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−トリフルオロメチル)フェニル、ベンジル、パラ−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、オルト−ニトロベンジル、パラ−ニトロベンジル、パラ−ハロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、パラ−シアノベンジル、パラ−フェニルベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、パラ−アシルアミノベンジル、パラ−アジドベンジル、4−アジド−3−クロロベンジル、2−トリフルオロメチルベンジル、パラ−(メチルスルフィニル)ベンジル、2−ピコリル、4−ピコリル、3−メチル−2−ピコリルN−オキシド、2−キノリニルメチル、1−ピレニルメチル、ジフェニルメチル、p,p’−ジニトロベンズヒドリル、5−ジベンゾスベリル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、パラ−メトキシフェニルジフェニルメチル、ジ(パラ−メトキシフェニル)フェニルメチル、トリ(パラ−メトキシフェニル)メチル、4−(4’−ブロモフェナシルオキシ)フェニルジフェニルメチル、4,4’,4″−トリス(4,5−ジクロロフタルイミドフェニル)メチル、4,4’,4″−トリ(レブリノイルオキシフェニル)−メチル、4,4’,4″−トリ(ベンゾイルオキシフェニル)メチル、4,4’−ジメトキシ−3″−[N−(イミダゾリルメチル)トリチル、4,4’−ジメトキシ−3″[N−イミダゾリルエチル]カルバモイル]トリチル、1.1−ビス(4−メトキシ−フェニル)−1’−ピレニルメチル、4−(17−テトラベンゾ[a,c,g,i]フルオレニルメチル)−4,4″−ジメトキシトリチル、9−アンスリル、9−(9−フェニル)キサンテニル、9−(9−フェニル−10−オキソ)アンスリル、1,3−ベンゾジチオラン−2−イル、ベンズイソチアゾリルS,S−ジオキシド、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロピルシリル、ジメチルイソプロピルシリル、ジエチルイソプロピルシリル、ジメチルテキシルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル、トリベンジルシリル、トリ−パラ−キシリルシリル、トリフェニルシリル、ジフェニルメチルシリル、ジ−tert−ブチルメチルシリル、トリス(トリメチルシリル)シリル、(2−ヒドロキシスチリル)ジメチルシリル、(2−ヒドロキシスチリル)ジイソプロピルシリル、tert−ブチルメトキシフェニルシリル、およびtert−ブトキシジフェニルシリル。
化学物質の−OH基のそのようなエステルプロドラッグとしては、以下のエステルが挙げられる:ギ酸塩、ギ酸ベンゾイル、酢酸塩、クロロ酢酸塩、ジクロロ酢酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メトキシ酢酸塩、トリフェニルメトキシ酢酸塩、フェノキシ酢酸塩、パラ−クロロフェノキシ酢酸塩、フェニル酢酸塩、パラ−P−フェニル酢酸塩、ジフェニル酢酸塩、ニコチン酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、4−ペンテン酸塩、4−オキソペンテン酸塩、4,4−(エチレンジチオ)ペンテン酸塩、5−[3−ビス(4−メトキシフェニル)ヒドロキシメチルフェノキシ]レブリン酸塩、ピバリン酸塩、1−アダマントエ酸塩、クロトン酸塩、4−メトキシクロトン酸塩、安息香酸塩、パラ−フェニル安息香酸塩、および2,4,6−トリメチル安息香酸塩。追加として、代謝的に動揺性のエーテル、−OH基のエステル、または−NH−基のカルバミン酸塩もしくはアミドに類似する、本明細書に記載される親化学物質をインビボで生成することができる、本化学物質の任意の生理学的に許容される相当物は、本発明の範囲内である。例えば、Greene and Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,3rd Ed.John Wiley & Sons,Inc.(1999)を参照されたい。
組成物
本発明のいくつかの実施形態は、本発明の化学物質、および薬学的に許容される担体を含む組成物に関する。本発明のいくつかの実施形態は、本発明の化学物質のプロドラッグ、および薬学的に許容される担体を含む組成物に関する。
薬学的に許容される塩が、これらの組成物中で用いられる本発明の化学物質である場合、塩は、好ましくは無機または有機の酸および塩基に由来する。適切な塩に関するレビューは、例えば、Berge et al,J.Pharm.Sci.66:1−19(1977)、およびRemington:The Science and Practice of Pharmacy,20th Ed.,A.Gennaro (ed.),Lippincott Williams & Wilkins(2000)(″Remington’s″)を参照されたい。
適切な酸付加塩の例としては、以下が挙げられる:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギニン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、二硫酸塩、ブチル酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、ルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、オキサル酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニル−プロピオン酸塩、ピクリン酸塩、吉草酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩、およびウンデカン酸塩。
適切な塩基付加塩の例としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウムおよびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウムおよびマグネシウム塩)、有機塩基を持つ塩(例えば、ジシクロヘキシルアミン塩)、N−メチル−D−グルカミン、およびアミノ酸を持つ塩(例えば、アルギニン、リシン)等が挙げられる。
また塩基性窒素含有基は、低級アルキルハロゲン化物(例えば、メチル、エチル、プロピル、およびブチル塩化物、臭化物、およびヨウ化物)、ジアルキル硫酸塩(例えば、ジメチル、ジエチル、ジブチル、およびジアミル硫酸塩)、長鎖ハロゲン化物(例えば、デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリル塩化物、臭化物、およびヨウ化物、アラルキルハロゲン化物(例えば、ベンジルおよびフェネチル臭化物)およびその他の薬剤で四級化されてよい。それにより水溶性もしくは油溶性、または分散性生成物が得られる。
好ましくは本発明の薬学的組成物は、受容対象、好ましくは哺乳類、より好ましくはヒトへの投与に適切な形態を取る。「薬学的に許容される担体」という用語は、本明細書において、受容対象と適合し、薬剤の活性を終了させることなく標的部位に活性剤を送達するために適切な物質を指すように使用される。担体と関連付けられる毒性または副作用が存在する場合は、好ましくは、活性剤の意図される使用について、合理的なリスク/利益比に相当する。多くのそのような薬学的に許容される担体は、当該技術分野において既知である。例えば、Remington’s;Handbook of Pharmaceutical Excipients,6th Ed.,R.C.Rowe et al.(eds.),Pharmaceutical Press(2009)を参照されたい。
本発明の薬学的組成物は、特に従来の造粒、混合、溶解、カプセル化、凍結乾燥、または乳化プロセス等の当該技術分野において周知の方法により製造され得る。組成物は、顆粒、沈殿物、または粒子、粉末(凍結乾燥、回転乾燥、または噴霧乾燥した粉末を含む)、非晶質粉末、錠剤、カプセル、シロップ、坐薬、注射液、乳液、エリキシル液、懸濁液、または溶液を含む、様々な形態で生成されてよい。製剤は、任意選択により、安定剤、pH調整剤、界面活性剤、可溶化剤、バイオアベイラビリティ調整剤、およびこれらの組み合わせを含有してよい。
これらの組成物中で使用され得る薬学的に許容される担体としては、イオン交換剤、アルミナ、アルミニウムステアリン酸塩、レシチン、血清蛋白質(例えば、ヒト血清アルブミン)、緩衝物質(例えば、リン酸塩または炭酸塩)、グリシン、ソルビン酸、カリウムソルビン酸塩、飽和植物脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、塩または電解質(例えば、プロタミン硫酸塩)、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイドシリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース系基質、ポリエチレングリコール、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸塩、ろう、ポリエチレン−ポリオキシプロピレン−ブロックポリマー、ポリエチレングリコール、および羊毛脂が挙げられる。
好適な実施形態に従い、本発明の組成物は、哺乳類、好ましくはヒトへの薬学的投与のために製剤される。本発明のそのような薬学的組成物は、経口、非経口、吸入スプレーにより、局所、直腸、経鼻、頬、膣、または埋め込まれた受容器を介して投与されてよい。本明細書において使用される場合、「非経口」という用語は、皮下、静脈内、腹腔内、筋内、動脈内、滑膜内、胸骨内、髄腔内、肝臓内、病巣内、および頭蓋内注射または点滴技法を含む。好ましくは、組成物は、経口、静脈内、または皮下投与される。本発明の製剤は、短時間作用型、高速放出型、または長時間作用型となるように設計されてよい。なおもさらに、化合物は、全身手段ではなく局所手段で投与され、例えば、腫瘍部位での(例えば、注射による)投与であってよい。
薬学的製剤は、油、水、アルコール、およびこれらの組み合わせ等の液体を使用して、液体懸濁液または溶液として調製されてよい。シクロデキストリン等の可溶化剤が含まれてもよい。薬学的に適切な界面活性剤、懸濁剤、または乳化剤が、経口または非経口投与のために添加されてよい。懸濁液は、ピーナツ油、ゴマ油、綿実油、コーン油、およびオリーブ油等の油を含んでよい。懸濁調製剤は、脂肪酸のエステル(例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、脂肪酸グリセリド、およびアセチル化脂肪酸グリセリド)を含有してもよい。懸濁製剤は、エタノール、イソプロピルアルコール、ヘキサデシルアルコール、グリセロール、およびプロピレングリコール等のアルコールを含んでもよい。エーテル(例えば、ポリ(エチレングリコール))、ワセリン炭化水素(例えば、鉱物油およびワセリン)、および水が懸濁製剤中に使用されてもよい。
本発明の組成物の滅菌注射剤型は、水性または油性懸濁液であってよい。これらの懸濁液は、適切な分散または湿潤剤および懸濁剤を使用して、当該技術分野において既知の技法に従い製剤されてよい。滅菌注射用調製剤は、非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の滅菌注射用溶液または懸濁液、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液であってもよい。用いられてよい許容される媒体および溶媒は、水、リンガー溶液、および等張塩化ナトリウム溶液である。さらに、滅菌固定油は、溶媒または懸濁媒体として慣習的に用いられる。この目的で、合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含む任意の無刺激固定油が用いられてもよい。オレイン酸等の脂肪酸、およびそのグリセリド誘導体は、オリーブ油またはひまし油等の天然の薬学的に許容される油であるため、特にそれらのポリオキシエチル化型で、注射剤の調製において有用である。これらの油溶液または懸濁液は、長鎖アルコール希釈液または分散液、例えば、乳液および懸濁液を含む薬学的に許容される投与形態の製剤において一般に使用される、カルボキシメチルセルロースまたは同様の分散剤を含有してもよい。他の一般に使用される界面活性剤(例えば、Tweens、Spans、および薬学的に許容される固体、液体、または他の投与形態の製造において一般に使用される他の乳化剤またはバイオアベイラビリティ増強剤)が、製剤の目的で使用されてもよい。化合物は、注射による(例えば、ボーラス注射または連続注入による)非経口投与のために製剤されてもよい。注射用の単位投与形態は、アンプルまたは複数用量容器であってよい。
本発明の薬学的組成物は、カプセル、錠剤、水性懸濁液、または溶液を含む任意の経口的に許容される投与形態で経口的に投与されてよい。水性懸濁液が経口用途に必要であるとき、活性成分は、乳化剤および懸濁剤と合わせられる。所望される場合、ある甘味剤、香味剤、または着色剤が添加されてもよい。そのような固体投与形態において、活性化学物質は、少なくとも1つの不活性の薬学的に許容される賦形剤または担体と混合され、例えば、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウム、および/またはa)充填剤または拡張剤(例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、微結晶性セルロース、およびケイ酸)、b)結合剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギニン酸塩、ゼラチン、スクロース、およびアカシア)、c)保湿剤(例えば、グリセロール)、d)分解剤(例えば、アガー−−アガー、炭酸カルシウム、ポリビニルピロリジノン、クロスカルメロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ジャガイモまたはタピオカデンプン、アルギニン酸、あるケイ酸塩、および炭酸ナトリウム)、e)溶解遅延剤(例えば、パラフィン)、f)吸収加速剤(例えば、四級アンモニウム化合物)、g)湿潤剤(例えば、セチルアルコールおよびグリセロールモノステアリン酸塩)、h)吸収剤(例えば、カオリンおよびベントナイト粘土)、およびi)潤滑剤(例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、固体ポリエチレングリコール、硫酸ラウリルナトリウム、二酸化ケイ素、およびそれらの混合物)と混合される。カプセル、錠剤、およびピルの場合、投与形態は緩衝剤を含んでもよい。
活性化学物質は、上記の1つ以上の賦形剤とともに、微小カプセル化形態であることもできる。錠剤、ドラジェ、カプセル、ピル、および顆粒という固体投与形態は、コーティングおよびシェル、例えば、腸溶性コーティング、放出制御コーティング、および薬学的製剤の技術分野において周知の他のコーティングを用いて調製され得る。そのような固体投与形態において、活性化合物は、少なくとも1つの不活性希釈剤、例えば、スクロース、ラクトース、またはデンプンと混合されてもよい。そのような投与形態は、通常の実践と同様に、不活性希釈剤以外の追加の物質、例えば、錠剤化潤滑剤および他の錠剤化補助剤(例えば、ステアリン酸マグネシウムおよび微結晶性セルロース)を含んでもよい。カプセル、錠剤、およびピルの場合、投与形態は、緩衝剤を含んでもよい。それらは、任意選択により、乳白剤を含有してもよく、活性成分(複数可)のみを放出するか、または選好的に、消化管のある部分内で、任意選択により遅延方法で放出する、組成物の投与形態でもあり得る。使用され得る包埋組成物の例としては、ポリマー物質およびろうが挙げられる。
代替として、本発明の薬学的組成物は、直腸投与のための坐薬形態で投与されてもよい。これらは、室温では固体であるが、直腸温度で液体であるため、直腸内で溶解して薬物を放出する、適切な非刺激性賦形剤と薬剤を混合することにより調製され得る。そのような物質としては、ココアバター、蜜ろう、およびポリエチレングリコールが挙げられる。
本発明の薬学的組成物は、特に治療の標的が、眼、皮膚、または下部消化管を含む、局所適用により容易にアクセス可能な領域または器官を含むときに、局所的に投与されてもよい。適切な局所製剤は、これらの領域または器官のそれぞれに対して容易に調製される。
下部消化管の局所適用は、直腸坐薬製剤(上記参照)または適切な浣腸製剤で達成され得る。局所経皮パッチが使用されてもよい。局所適用の場合、薬学的組成物は、1つ以上の担体の中に懸濁または溶解される活性成分を含有する適切な軟膏に製剤されてもよい。本発明の化合物の局所投与のための担体としては、鉱物油、液体ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化ろう、および水が挙げられる。代替として、薬学的組成物は、1つ以上の薬学的に許容される担体の中に懸濁または溶解される活性成分を含有する適切なローションまたはクリームに製剤されてよい。適切な担体としては、鉱物油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルろう、セテアリールアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコール、および水が挙げられる。
眼科用途の場合、薬学的組成物は、等張性のpH調整された滅菌生理食塩水中の微粉化懸濁液として、または好ましくは、塩化ベンジルアルコニウム等の保存剤を含むか、または含まない、等張性のpH調整された滅菌生理食塩水中の溶液として製剤されてよい。代替として、眼科用途の場合、薬学的組成物は、ワセリン等の軟膏に製剤されてもよい。
本発明の薬学的組成物は、鼻エアロゾルまたは吸入により投与されてもよい。そのような組成物は、薬学的製剤の技術分野において周知の技法に従い調製され、生理食塩水中の溶液として、ベンジルアルコールまたは他の適切な保存剤、バイオアベイラビリティを増強するための吸収増強剤、フルオロカーボン、および/または他の従来の可溶化剤または分散剤を用いて調製されてもよい。
本発明の薬学的組成物は、特に本明細書に記載される障害に関する治療適用において有用である(例えば、癌等の増殖障害、炎症性、神経変性障害)。「対象」という用語は、本明細書において使用される場合、動物、好ましくは哺乳類、より好ましくはヒトを意味する。「患者」という用語は、本明細書において使用される場合、ヒトを意味する。好ましくは、組成物は、治療される関連障害を有するか、または再発を起こすか、もしくは経験するリスクのある患者または対象に投与するために製剤される。本発明の好適な薬学的組成物は、経口、静脈内、または皮下投与のために製剤されるものである。しかしながら、治療上有効な量の本発明の化学物質を含有する上記投与形態のいずれかは、十分にルーチン実験の境界内であるため、十分に本発明の範囲内である。ある実施形態では、本発明の薬学的組成物は、別の治療薬をさらに含んでよい。好ましくは、そのような他の治療薬は、治療される障害、疾患、または状態のある患者に通常投与されるものである。
「治療上有効な量」とは、単一または複数用量の投与時に、UAE活性および/または治療される障害もしくは疾患状態の重症度の検出可能な減少を引き起こすのに十分な化学物質もしくは組成物の量を意味する。「治療上有効な量」は、細胞を治療する、治療される障害または疾患状態の進行を長期化または阻止する(例えば、癌の追加の腫瘍増殖を阻止する、追加の炎症反応を阻止する)、そのような治療の不在下で予想されるものよりも、対象の障害の症状を改善、軽減、緩和、または向上させるのに十分な量を含むことも意図される。必要とされるUAE阻害剤の量は、付与される組成物の特定化合物、治療される障害の種類、投与経路、および障害を治療するために必要な期間に依存する。任意の特定患者のための特定の投与量および治療計画は、用いられる特定の化学物質の活性、患者の年齢、体重、全身健康状態、性別、および食事、投与時間、排出速度、薬物の組み合わせ、治療する医師の判断、および治療される特定疾患の重症度を含む、多様な因子に依存することも理解されたい。阻害剤が別の薬剤と併せて投与されるある態様において、本発明の組成物中に存在する追加の治療薬の量は、典型的に、その治療薬を単一活性剤として含む組成物で通常投与される量を超えない。好ましくは、追加の治療薬の量は、その薬剤を唯一の治療上活性な薬剤として含む組成物中に通常存在する量の約50%〜約100%の範囲である。
用途
いくつかの実施形態において、本発明は、試料を本発明の化学物質、または本発明の化学物質を含む組成物と接触させることを含む、試料中のUAE活性を阻害または減少させる方法に関する。試料としては、本明細書において使用される場合、精製または部分的に精製されたUAE、培養された細胞または細胞培養物の抽出物、哺乳類から得られる生検細胞もしくは流体、またはその抽出物;および体液(例えば、血液、血清、唾液、尿、便、精液、涙液)またはその抽出物を含む試料が挙げられる。試料中のUAE活性の阻害は、インビトロもしくはインビボ、インセルロ、またはインシツで実行されてよい。
いくつかの実施形態において、本発明は、障害、障害の症状を有し、障害の再発を起こすか、または経験するリスクのある患者を治療するための方法を提供し、本発明に従う化学物質または薬学的組成物を患者に投与することを含む。治療は、障害、障害の症状、または障害に対する素因を治療、治癒、軽減、緩和、改変、修復、改善、緩和、改善、または作用する。理論により拘束されるものではないが、治療は、細胞または組織のインビトロまたはインビボでの増殖、切除、または殺傷の阻害を引き起こすか、または他の方法で細胞または組織(例えば、異常細胞、罹患組織)が、障害、例えば、本明細書に記載される障害(例えば、癌、炎症性障害等の増殖性障害)を媒介する能力を低減させると考えられる。本明細書において使用される場合、細胞または組織(例えば、増殖性細胞、腫瘍組織)の「増殖を阻害する」または「増殖の阻害」は、その増殖および転移を遅延、中断、拘束、または停止することを指し、増殖の完全排除を必ずしも示さない。
UAEは、癌およびユビキチン生物学が存在する他のヒト疾患の治療に対する新規のタンパク質ホメオスタシス標的機会を表す。疾患適用は、UAE活性の阻害が、罹患細胞または組織の生存および/または拡大に有害であり(例えば、細胞はUAE阻害に敏感である;UAE活性の阻害は疾患機構を妨害する;UAE活性の低減は疾患機構の阻害剤であるタンパク質を安定化させる;UAE活性の低減は罹患機構の活性剤であるタンパク質の阻害をもたらす)障害を含む。疾患適用は、効果的なユビキチン化活性を必要とする任意の障害、疾患、または状態を含むことも意図され、その活性は、UAE活性を減少させることにより調節することができる。
例えば、本発明の方法は、細胞増殖を伴う障害の治療において有用であり、疾患状態の維持および/または進行に効果的なユビキチンリガーゼ依存性ユビキチン化、およびシグナル伝達またはタンパク質分解(例えば、ユビキチンプロテアソーム経路)を必要とする障害を含む。本発明の方法は、UAE活性により調節される、タンパク質を介して媒介される障害の治療(例えば、NFκB活性化、p27Kip活性化、p21WAF/CIP1活性化、p53活性化)において有用である。関連障害としては、増殖性障害、最も顕著には癌、および炎症性障害(例えば、リウマチ性関節炎、炎症性腸疾患、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、骨関節炎、皮膚疾患(例えば、アトピー性皮膚炎、乾癬)、血管増殖性障害(例えば、アテローム性硬化症、再狭窄)、自己免疫疾患(例えば、多発性硬化症、組織および器官拒絶反応));ならびに感染と関連付けられる炎症(例えば、免疫反応)、神経変性障害(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、運動ニューロン疾患、神経因性疼痛、トリプレットリピート病、星状細胞腫、およびアルコール性肝疾患の結果としての神経変性)、虚血性障害(例えば、脳卒中)、および悪質液(例えば、様々な生理学的および病理学的状態(例えば、神経傷害、空腹、熱、酸血症、HIV感染、癌の苦痛、およびある内分泌疾患)を伴う加速した筋タンパク質分解が挙げられる。
本発明の化合物および薬学的組成物は、癌の治療に特に有用である。本明細書において使用される場合、「癌」という用語は、制御されないか、または異常調節された細胞増殖、減少した細胞分化、周囲組織に侵攻する不適切な能力、および/または異所で新たな増殖を確立する能力により特徴付けられる細胞障害を指す。「癌」という用語は、固形腫瘍および血行性腫瘍を含む。「癌」という用語は、皮膚、組織、器官、骨、軟骨、血液、および血管の疾患を包含する。「癌」という用語は、原発性および転移癌をさらに包含する。
いくつかの実施形態において、癌は固形腫瘍である。本発明の方法により治療され得る固形腫瘍の例としては、膵臓癌;膀胱癌;結腸直腸癌;直腸癌;乳癌(転移性乳癌を含む);前立腺癌(アンドロゲン依存性およびアンドロゲン非依存性前立腺癌を含む);腎癌(例えば、転移性腎細胞癌を含む);肝細胞癌;気管支および肺癌(例えば、非小細胞肺癌(NSCLC)、扁平上皮肺癌、小細胞肺癌(SCLC)、細気管支肺胞上皮(BAC)、および肺の腺癌を含む);卵巣癌(例えば、進行性上皮または原発性腹膜癌を含む);子宮頸癌;子宮内膜癌、膀胱癌、胃癌;食道癌;頭頸部癌(例えば、頭頸部の扁平上皮細胞癌、鼻咽頭、口腔、および咽頭甲状腺癌、黒色腫を含む);神経内分泌癌(転移性神経内分泌腫瘍を含む);脳腫瘍(例えば、神経膠腫、退形成乏突起神経膠腫、多形性成人神経膠腫、および成人未分化星状細胞腫;骨肉腫;および軟組織肉腫が挙げられる。
いくつかの実施形態において、癌は、血液系腫瘍である。血液系腫瘍の例としては、急性骨髄性白血病(AML);慢性骨髄性白血病(CML)(加速されたCMLおよびCML急性転化(CML−BP)を含む);急性リンパ芽球性白血病(ALL);慢性リンパ性白血病(CLL);リンパ腫(ホジキン病(HD)を含む);非ホジキンリンパ腫(NHL)(濾胞性リンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を含む);B細胞リンパ腫;びまん性大B細胞リンパ腫(DLBCL)、およびT細胞リンパ腫;多発性骨髄腫(MM);アミロイド症;ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症;骨髄異形成症候群(MDS)(難治性貧血(RA)、環状鉄芽球を伴う不応性貧血(RARS)、芽球増加を伴う不応性貧血(RAEB)、および移行期のRAEB(RAEB−T)を含む);および骨髄増殖症候群が挙げられる。
いくつかの実施形態において、癌は、肺癌、卵巣癌、結腸癌、または乳癌である。いくつかの実施形態において、癌は、急性骨髄性白血病である。いくつかの実施形態において、癌は、リンパ腫である。
治療される特定の障害または条件に依存して、いくつかの実施形態において、本発明のUAE阻害剤は、追加の治療薬(複数可)と併せて投与される。いくつかの実施形態において、追加の治療薬(複数可)は、治療される障害または状態のある患者に通常投与されるものである。本明細書において使用される場合、特定の障害または条件を治療するために通常投与される追加の治療薬は、「治療される障害または状態に適切である」として知られる。
本発明のUAE阻害剤は、単一投与形態で、または別個の投与形態として他の治療薬とともに投与されてもよい。別個の投与形態として投与されるとき、他の治療薬は、本発明のUAE阻害剤の投与前、投与と同時、または投与後に投与されてもよい。
いくつかの実施形態において、本発明のUAE酵素阻害剤は、増殖性障害および癌の治療に適した細胞毒性薬、放射線療法、および免疫療法から選択される治療薬と併せて投与される。本発明のUAE阻害剤と併用するのに適した細胞毒性薬の例としては、代謝拮抗剤(例えば、カペシチビン、ゲムシタビン、5−フルオロウラシル、または5−フルオロウラシル/ロイコボリン、フルダラビン、シタラビン、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、およびメトトレキサートを含む);トポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシド、テニポシド、カンプトテシン、トポテカン、イリノテカン、ドキソルビシン、およびダウノルビシンを含む);ビンカアルカロイド(例えば、ビンクリスチンおよびビンブラスチンを含む);タキサン(例えば、パクリタキセルおよびドセタキセルを含む);白金剤(例えば、シスプラチン、カルボプラチン、およびオキサリプラチンを含む);抗生物質(例えば、アクチノマイシンD、ブレオマイシン、ミトマイシンC、アドリアマイシン、ダウノルビシン、イダルビシン、ドキソルビシン、およびペギル化リポソームドキソルビシン;アルキル化剤、例えば、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、チオテパ、イフォスファミド、カルムスチン、ロムスチン、セムスチン、ストレプトゾシン、デカルバジン、およびシクロホスファミド(例えば、CC−5013およびCC−4047を含む);タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、メシル酸イマチニブ、ゲフィチニブを含む);プロテアゾーム阻害剤(例えば、ボルテゾミブを含む);サリドマイドおよび関連類似体;抗体(例えば、トラスツズマブ、リツキシマブ、セツキシマブ、およびベバシズマブを含む);ミトキサントロン;デキサメタゾン;プレドニゾン;およびテモゾロミドが挙げられる。
本発明の阻害剤が合されてもよい他の薬剤の例としては、抗炎症薬(例えば、コルチコステロイド、TNF遮断薬、II−1RA、アザチオピリン、シクロホスファミド、およびスルファサラジン);免疫調節剤および免疫抑制剤(例えば、シクロスポリン、タクロリムス、ラパマイシン、ミコフェノール酸モフェチル、インターフェロン、コルチコステロイド、シクロホスファミド、アザチオプリン、メトトキサレート、およびスルファサラジン);抗菌剤および抗ウイルス薬;ならびにアルツハイマー治療のための薬剤(例えば、ドネペジル、ガランタミン、メマンチン、およびリバスチグミン)が挙げられる。
本発明をより完全に理解するために、以下の調製例および試験例について記載する。これらの実施例は、単なる例示を目的とし、本発明の範囲をいかなる方法においても制限するものとして見なされるものではない。
実施例
省略形および命名
ラセミ混合物として合成された化合物は、対応する名称において「(rac−)として特定される。R/S立体化学帰属を使用して、分子の相対立体化学を定義した。特に示されない限り、化合物は、そのエナンチオマーとともに、指定された立体化学を持つ化合物を含むラセミ化合物であることが理解される。単一エナンチオマーとして合成された化合物は、対応する名称において「(s.e.)」として特定される。
分析方法
LCMSデータは、(i)Agilant 1100LC(カラム:Waters Symmetry,3.5μm C18 100x4.6mm)およびWaters ZQ MSを使用し、以下の勾配:
ギ酸(FA)方法:移動相Aの組成物:99% H2O+1% ACN[+0.1%ギ酸];移動相Bの組成物:95% ACN+5% H2O[+0.1%ギ酸]。線形勾配:5〜100% B、1mL/分で10分実行。
酢酸アンモニウム(AA)方法:移動相Aの組成物:99% H2O+1% ACN[+10mM 酢酸アンモニウム];移動相Bの組成物:95% ACN+5% H2O[+10mM 酢酸アンモニウム]。線形勾配:5〜100% B、1mL/分で10分実行を用いるか、
または(ii)Agilant 1100LC(カラム:Luna C18(2)100A、150x4.60mm、5ミクロン)およびAgilant 1100 LC/MSを使用し、以下の勾配:
ギ酸2(FA2)方法:移動相Aの組成物:99% H2O+1% ACN[+0.1%ギ酸];移動相Bの組成物:95% ACN+5% H2O[+0.1%ギ酸]。線形勾配:5〜100% B、1mL/分で20分実行を用いるか、のいずれかにより得られた。
分取HPLCは、Phenominex Luna C18カラムを使用して実行する。
NMRスペクトルは、プロトンNMRにより、5mm QNPプローブを備える300MHz Bruker Avance分光計、および5mm QNPプローブを備える400MHz Bruker Avance II分光計を測定に使用して示され、δ値はppmで表される。
X線粉末回折。XRPDは、Bruker AXS D8 Advance X線回折計を使用し、CuKa照射(40kV、40mA)、θ−2θゴニオメーター、V4の分岐および受容スリット、Geモノクロメーター、ならびにLynxeye検出器を使用して実行される。試料は、粉末を使用する平板標本として周囲条件下で実行される。試料は、研磨されたゼロ−バックグラウンド(510)シリコンウエハに刻まれた空洞の中に静かに充填される。試料は、分析中にそれ自体の平面で回転される。データは、2〜42°2θの角度範囲上で、ステップサイズ0.05°2θおよび収集時間0.5秒/ステップを用いて収集される。全てのデータ収集は、Diffrac Plus XRD Commander v2.6.1ソフトウェアを使用して行われる。データ分析および提示は、Diffrac Plus EVA v13.0.0.2またはv15.0.0.0ソフトウェアを使用して行われる。
ラマンスペクトルは、ThermoScientific DXR Raman Microscopeを使用し、以下のパラメータ:レーザー780nm;レーザーパワーレベル20.0mW;フィルター780nm;格子400ライン/nm;スペクトログラフ開口50μmピンホール;曝露時間30秒;および曝露数2を用いて収集される。ラマンシフトの範囲は、55.13〜3411.62cm−1であった。計器制御およびデータ分析ソフトウェアは、OMNIC 8.3である。
熱分析。熱事象は、示差走査熱量測定(DSC)および熱重量分析(TGA)を使用して分析される。DSCデータは、Mettler DSC 823E上で収集される。典型的に、ピンホールを空けたアルミニウムパン中の0.5〜5.0mgの試料は、10℃/分で25℃から300℃に加熱される。窒素試料パージは、試料全体で50mL/分で維持される。計器制御およびデータ分析ソフトウェアは、STARe v9.20である。TGAデータは、Mettler TGA/SDTA 851e上で収集される。典型的に、5〜30mgの試料は、事前に計量されたアルミニウム坩堝の上に負荷され、10℃/分で周囲温度から350℃に加熱された。窒素試料パージは、試料全体で50mL/分で維持される。計器制御およびデータ分析ソフトウェアは、STARe v9.20である。
合成方法
実施例1a.(s.e.)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールの合成
ステップ1:(s.e.)−(1R,2S,3R,4R)−1−アミノ−2,3−(イソプロピルデニル)ジヒドロキシ−4−ヒドロキシメチルシクロペンタン
メタノール(43mL)中の(s.e.)−(1R,2S,3R,5R)−3−アミノ−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−塩酸ジオール(7.00g、38.1mmol;第WO2008/019124号に記載される方法により単一エナンチオマーとして得られる)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(8.23g、43.3mmol)の混合液に、2,2−ジメトキシプロパン(32.3mL、263 mmol)を添加する。この混合液を室温で終夜攪拌した後、7M NH3/MeOHで中和し、濃縮乾燥させる。残渣を2M K2CO3(50mL)中に取り込み、EtOAc/CH2CH2 1:1(3X50mL)で抽出する。合わせた有機物をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して(s.e.)−(1R,2S,3R,4R)−1−アミノ−2,3−(イソプロプリデニル)ジヒドロキシ−4−ヒドロキシメチルシクロペンタン(6.8g、収率95%)を得る。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 4.49 − 4.40 (m, 1H), 4.16 − 4.05 (m, 1H), 3.44 − 3.37 (m, 2H), 3.25 − 3.16 (m, 1H), 2.52 − 2.42 (m, 1H), 2.16 − 2.04 (m, 2H), 1.32 (s, 3H), 1.18 (s, 3H)。
ステップ2:(s.e.)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノール
エタノール(46.5mL)中の(1R,2S,3R,4R)−1−アミノ−2,3−(イソプロプリデニル)ジヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル シクロペンタン(2.76g、14.7mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(4.28mL、30.7mmol)、および2−ブロモ−7−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(3.58g、15.4mmol;J.Med.Chem.2010,53,1238−1249に記載される方法により得られる)を添加する。反応混合液を100℃で3.5時間加熱した後、室温で冷却し、濃縮乾燥させる。残渣をクロロホルム中に溶解した後、飽和重炭酸ナトリウムおよび塩水で洗浄する。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。固体をジエチルエーテルで滴定し、濾過して(s.e.)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノール(5.0g、収率88%)を提供する。LCMS: (AA) M+ 383;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.14 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.64 − 4.56 (m, 1H), 4.55 − 4.48 (m, 1H), 4.15 − 4.05 (m, 1H), 3.75 − 3.61 (m, 2H), 2.63 − 2.53 (m, 1H), 2.41 − 2.31 (m, 1H), 1.88 − 1.78 (m, 1H), 1.51 (s, 3H), 1.30 (s, 3H)。
実施例1b.(rac)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールの合成
(s.e.)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールを単一エナンチオマーとして合成するために使用される方法に従い、(rac)−rel−(1R,2S,3R,5R)−3−アミノ−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−塩酸ジオールから開始して、(rac)−rel−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールを生成する。
方法A[実施例2]
以下の手順は、(s.e.)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールから開始する、エナンチオマー的に純粋な化合物の合成を説明する。同じ手順を使用して、(rac)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールから開始する、ラセミ化合物を合成する。
実施例2a.(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−98)の合成
ステップ1:(s.e)−((3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)メタノール
マイクロウェーブバイアルに、{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノール(1.50g、3.91mmol)、1−ナフタレンエボロン酸(1.01g、5.87mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン(1:1)(0.160g、0.196mmol)との錯体、炭酸セシウム(2.55g、7.83mmol)、およびジオキサン/水(6:1、25mL)を充填する。反応混合液をマイクロウェーブ中120℃で90分間加熱した後、室温に冷却し、真空で濃縮する。粗物質をカラムクロマトグラフィ(溶離液:酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、(s.e)−((3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)メタノール(1.5g、収率89%)を提供する。LCMS:(aa)M+1 431。
ステップ2:(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−98)
N,N−ジメチルホルムアミド(7.20mL)中の(s.e.)−((3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)メタノール(1.76g、4.09mmol)で充填されたバイアルに、クロロスルホンアミドを添加する(1.42g、12.3mmol;J.Am.Chem.Soc.2005,127,15391に記載される方法により得られる)。1時間後、反応液をメタノール(5mL)で急冷する。水(3.41mL、20.4mmol)中の6.0M 塩酸を添加し、混合液を1時間攪拌する。溶媒を真空で除去し、粗物質を分取HPLCにより精製し、(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩を提供する。LCMS: (AA) M+1 470;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.48 − 8.40 (m, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.99 − 7.90 (m, 2H), 7.81 − 7.75 (m, 1H), 7.60 − 7.47 (m, 3H), 6.69 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.24 − 4.06 (m, 3H), 4.04 − 3.99 (m, 1H), 3.96 − 3.89 (m, 1H), 2.55 − 2.45 (m, 1H), 2.45 − 2.35 (m, 1H), 1.60 − 1.48 (m, 1H)。
実施例2b−A.(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−2)の合成。
(rac)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールを、(s.e.)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノールの代わりに用いることを除いて、方法Aの手順に従う。LCMS: (AA) M+1 470;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.48 − 8.40 (m, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.99 − 7.90 (m, 2H), 7.81 − 7.75 (m, 1H), 7.60 − 7.47 (m, 3H), 6.69 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.24 − 4.06 (m, 3H), 4.04 − 3.99 (m, 1H), 3.96 − 3.89 (m, 1H), 2.55 − 2.45 (m, 1H), 2.45 − 2.35 (m, 1H), 1.60 − 1.48 (m, 1H)。
方法B[実施例2b−B]
実施例2b−B.(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−2)の代替合成。
ステップ1:1−ナフトイルアセトニトリル
−78℃に冷却したテトラヒドロフラン(49.9mL)中のヘキサン(49.9mL、125mmol)中の2.50Mのn−ブチルリチウム溶液に、アセトニトリル(6.52mL、125mmol)を滴下添加する。得られる混濁した混合液を30分間攪拌する。エチルα−ナフトエ酸塩(8.87mL、49.9mmol)を滴下添加し、反応混合液を−78℃で2時間攪拌する。反応液を室温に温め、酢酸(50mL)で急冷し、酢酸エチルと水とに分割する。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。粗物質をカラムクロマトグラフィ(溶離液:5〜15% CH2Cl2/メタノール)により精製し、1−ナフトイルアセトニトリル(6.99g、収率72%)を提供する。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.82 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.90 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 7.71 − 7.64 (m, 1H), 7.57 (dt, J = 15.5, 7.2 Hz, 2H), 4.21 (s, 2H)。
ステップ2:エチル2−(1−ナフチル)−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボン酸塩
1−ナフトイルアセトニトリル(161mg、0.825mmol)およびヒドラジン(0.11mL、3.5mmol)を、エタノール(1.1mL)中、70℃で密封したバイアル中で60時間加熱する。反応液を室温に冷却し、溶媒を除去する。粗物質を5mLの酢酸エチル中に取り込み、水および塩水で洗浄する。有機層を真空で濃縮し、酢酸(0.375mL、6.60mmol)中に溶解される、3−(1−ナフチル)−1H−ピラゾール−5−アミンを得る。エトキシメチレンマロン酸ジエチル(0.182mL、0.907mmol)を添加し、混合液を120℃で3時間、密封したバイアル中で加熱する。反応の間に沈殿物が形成する。反応液を室温に冷却し、固体をブフナー漏斗の中で回収し、試薬等級アルコールで洗浄し、エチル2−(1−ナフチル)−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボン酸塩(166mg、収率60%)を提供する。1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.73 − 8.66 (m, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.02 (dd, J = 8.9, 3.4 Hz, 2H), 7.87 − 7.78 (m, 1H), 7.68 − 7.52 (m, 3H), 6.71 (s, 1H), 4.25 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.30 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
ステップ3:2−(1−ナフチル)−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボン酸
エチル2−(1−ナフチル)−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボン酸塩(163mg、0.489mmol)を、4M NaOH(2.4mL)およびエタノール(1.2mL)中100℃で、密封したバイアル中で5時間攪拌し、その時間の間に沈殿物が形成する。反応混合液を、水および塩化アンモニウムの飽和溶液で希釈し、pHを約4にする。沈殿物をブフナー漏斗の中で回収し、2−(1−ナフチル)−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボン酸(145mg、収率97%)を提供する。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.74 (s, 1H), 8.72 − 8.64 (m, 1H), 8.03 (dd, J = 11.4, 5.4 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.69 − 7.52 (m, 3H), 6.80 (s, 1H)。
ステップ4:2−(ナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン
2−(1−ナフチル)−7−オキソ−4,7−ジヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−カルボン酸(2.00g、6.55mmol)を、350mLの密封した反応容器中のジメチルスルホキシド(5.06mL、71.2mol)中で攪拌する。塩化ナトリウム(0.545g、9.33mol)を、水(2.26mL)中に溶解し、反応混合液に添加する。反応液を150℃で3日間加熱し、その時間の間に追加の8mLのDMSOを、15mLの追加の水とともに添加する。得られる沈殿物をブフナー漏斗の中で回収し、2−(ナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン(1.48g、87%)を提供する。LCMS:(aa)M+1 262。
ステップ5:7−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
2−(ナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン(4.0g、15mmol)を、密封したバイアル中の塩化ホスホリル(28mL)中、105℃で加熱し、5時間攪拌する。粗反応混合液を室温に冷却し、氷上にゆっくり注ぐ。得られる固体をブフナー漏斗の中で回収し、7−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(4.3g、収率100%)を提供する。LCMS:(aa)M+1 280。
ステップ6:(rac)−(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩
N−メチルピロリジン(0.80mL)中の(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−アミノ−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩酸塩(0.300g、0.767mmol;PCT公開第WO2008/019124号に記載される方法を用いて、ラセミ混合物として得られる)、7−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(0.165g、0.590mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.360mL、2.06mmol)の混合液を、密封したバイアル中、90℃で加熱し、2時間攪拌する。反応混合液を室温に冷却し、酢酸エチルと水とに分割する。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残渣をカラムクロマトグラフィにより精製し(溶離液:0〜60%酢酸エチル/ヘキサン)、(rac)−(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩(0.086g、収率24%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 599;1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.69 − 8.57 (m, 1H), 8.29 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.09 − 7.98 (m, 2H), 7.97 − 7.84 (m, 4H), 7.83 − 7.78 (m, 1H), 7.63 − 7.32 (m, 10H), 6.82 (s, 1H), 6.34 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 5.76 − 5.66 (m, 1H), 5.65 − 5.57 (m, 1H), 4.41 − 4.28 (m, 1H), 3.97 − 3.84 (m, 1H), 3.80 − 3.66 (m, 1H), 3.19 − 3.07 (m, 1H), 2.75 − 2.59 (m, 2H), 1.92 − 1.80 (m, 1H)。
ステップ7:(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−2)
0℃に冷却したN,N−ジメチルホルムアミド(2.4mL)中の(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩(0.243g、0.406mmol)溶液に、クロロスルホンアミド(141mg、1.22mmol)を添加する。反応混合液を1時間攪拌した後、真空で濃縮する。1.0M NaOH(2mL)およびメタノール(2mL)を添加し、安息香酸塩の加水分解が完了するまで反応液を室温で攪拌する。反応混合液を真空で濃縮し、残渣をメタノール中に懸濁し、シリンジフィルターを通して濾過する。粗物質をカラムクロマトグラフィにより精製し(溶離液:0〜8% MeOH:CH−2Cl2)、(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(59mg、収率31%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 470;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.48 − 8.40 (m, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.99 − 7.90 (m, 2H), 7.81 − 7.75 (m, 1H), 7.60 − 7.47 (m, 3H), 6.69 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.24 − 4.06 (m, 3H), 4.04 − 3.99 (m, 1H), 3.96 − 3.89 (m, 1H), 2.55 − 2.45 (m, 1H), 2.45 − 2.35 (m, 1H), 1.60 − 1.48 (m, 1H)。
方法C[実施例3]
実施例3.(s.e.)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(4−クロロ−1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルスルファミン酸塩(I−108)の合成。
ステップ1:(s.e.)−((3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−{[2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)メタノール。
1,4−ジオキサン(8.0mL)中の(s.e.)−{(3aR,4R,6R,6aS)−6−[(2−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノール(500mg、1.30mmol)溶液に、ビス(ピナコラート)ジボロン(663mg、2.61mol)、ビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)(102mg、1.46mmol)、および酢酸カリウム(630mg、6.40mmol)を添加する。混合液を100℃で20時間加熱し、その時間の間に追加のビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)(114mg)を2つの部分で添加する。反応混合液を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、セライトを通して濾過して、(s.e.)−((3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−{[2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)メタノール(2g)を提供し、これを精製せずに使用する。
ステップ2:(s.e.)−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(4−クロロ−1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノール
マイクロウェーブバイアルを、((3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−{[2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)メタノール(0.25g、0.58mmol)、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレン(0.38g、1.30mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタノとの錯体(1:1)(29mg、0.036mmol)、炭酸セシウム(0.70g、2.2mmol)、1,4−ジオキサン(4.0mL、50mmol)、および水(0.60mL、30mmol)で充填する。反応混合液を、マイクロウェーブ中、110℃で30分間加熱した後、室温に冷却する。反応混合液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム溶液、および塩水で連続的に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。粗物質をカラムクロマトグラフィにより精製し(0〜80%酢酸エチル/ヘキサン)、(s.e.)−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(4−クロロ−1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノール(0.450g、収率167%)を提供する。LCMS:(aa)M+1 465。
ステップ3:(s.e.)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(4−クロロ−1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルスルファミン酸塩(I−108)
表題化合物は、方法Aのステップ2に従い、(s.e.)−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(4−クロロ−1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノールから合成される。LCMS: (AA) M+1 504;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.54 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.36 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.79 − 7.58 (m, 4H), 6.70 (s, 1H), 6.40 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.26 − 4.10 (m, 3H), 4.06 − 3.99 (m, 1H), 3.98 − 3.91 (m, 1H), 2.56 − 2.46 (m, 1H), 2.46 − 2.35 (m, 1H), 1.61 − 1.50 (m, 1H)。
方法D[実施例4]
実施例4.(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−{[5−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−9)の合成。
ステップ1:7−ヒドロキシ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
無水エタノール(9.44mL、162mmol)中の3−(1−ナフチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(654mg、3.12mmol)およびマロン酸ジメチル(0.394mL、3.44mmol)に、メタノール(12.5mL、6.25mmol)中の0.5Mナトリウムメトキシドを添加する。混合液を窒素雰囲気下で終夜、120℃で攪拌する。反応混合液を室温に冷却し、溶媒を真空で除去する。残渣を水中に懸濁し、沈殿物をブフナー漏斗の中で回収し、2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン,7−ジオール(534mg、収率62%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 278;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 10.17 (s, 1H), 8.73 (dd, J = 8.2, 4.8 Hz, 1H), 7.99 − 7.88 (m, 2H), 7.72 (dd, J = 7.1, 1.1 Hz, 1H), 7.58 − 7.49 (m, 4H), 5.83 (s, 1H), 4.14 (s, 1H)。
ステップ2:5,7−ジクロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン。
7−ヒドロキシ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(534mg、1.92mmol)、N,N−ジエチルアニリン(0.952mL、5.98mmol)、五塩化リン(205mg、0.986mmol)、および塩化ホスホリル(8.98mL、96.3mmol)の混合液を、120℃で20時間攪拌する。反応混合液を室温に冷却し、氷上に注ぐ。沈殿物をブフナー漏斗の中で回収し、5,7−ジクロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(538mg、収率89%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 314;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.68 − 8.61 (m, 1H), 8.09 − 8.02 (m, 2H), 7.90 (dd, J = 7.2, 1.2 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.65 (dd, J = 8.2, 7.2 Hz, 1H), 7.63 − 7.58 (m, 2H), 7.32 (s, 1H)。
ステップ3:(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−{[5−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルrel−di−安息香酸塩
テトラヒドロフラン(1.05mL)中の(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−アミノ−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩酸塩(150mg、0.382mmol)、5,7−ジクロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(100mg、0.318mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.166mL、0.955mmol)の懸濁液を、密封した反応バイアル中、80℃で2.5時間加熱する。反応液を室温に冷却し、溶媒を真空で除去する。粗物質をカラムクロマトグラフィにより精製し(溶離液:0〜80%酢酸エチル:ヘキサン)、(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−{[5−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩(118mg、収率59%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 633;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.57 − 8.52 (m, 1H), 8.01 − 7.97 (m, 2H), 7.94 − 7.89 (m, 2H), 7.88 − 7.83 (m, 2H), 7.73 (dd, J = 7.1, 1.1 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.58 − 7.49 (m, 2H), 7.48 − 7.32 (m, 8H), 6.71 (s, 1H), 6.33 (s, 1H), 5.66 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 5.55 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 4.27 − 4.18 (m, 1H), 3.85 − 3.79 (m, 1H), 3.59 − 3.52 (m, 1H), 2.57 − 2.49 (m, 2H), 1.77 − 1.64 (m, 1H)。
ステップ4:(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−{[5−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−9)
表題化合物は、方法Bのステップ7に従い、(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−{[5−クロロ−2−(1−ナフチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩から合成される(収率19%)。LCMS: (AA) M+1 504;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.48 − 8.42 (m, 1H), 7.99 − 7.91 (m, 2H), 7.81 − 7.76 (m, 1H), 7.61 − 7.50 (m, 3H), 6.65 (s, 1H), 6.43 (s, 1H), 4.25 − 4.06 (m, 3H), 4.01 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 3.94 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 2.54 − 2.34 (m, 2H), 1.57 (dt, J = 12.6, 9.0 Hz, 1H)。
方法E[実施例5]
実施例5.(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(I−4)の合成。
ステップ1:5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン
無水トルエン(2.9mL)中の5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルアミン(501mg、3.15mmol)、および3−オキソブタン酸エチルエステル(0.433mL、3.39mmol)混合液を、密封したバイアル中、120℃で加熱する。2時間後、反応液を室温に冷却する。沈殿物をブフナー漏斗の中で回収し、ヘキサンで洗浄し、5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン(577mg、収率81%)を得る。LCMS: (AA) M+1 226;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 12.35 (s, 1H), 8.01 − 7.92 (m, 2H), 7.49 − 7.43 (m, 2H), 7.42 − 7.37 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 5.60 (s, 1H), 2.29 (s, 3H)。
ステップ2:7−クロロ−5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7(4H)−オン(210mg、0.932mmol)は、密封したバイアル中の塩化ホスホリル(1.74mL、18.6mmol)中、100℃で2時間加熱する。反応混合液を室温に冷却し、氷上にゆっくり注ぐ。得られる懸濁液をジクロロメタンで抽出し、塩水で洗浄する。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。粗物質をカラムクロマトグラフィにより精製し(溶離液0〜100%酢酸エチル:ヘキサン)、7−クロロ−5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(123mg、収率54%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 244;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.07 − 8.02 (m, 2H), 7.53 − 7.47 (m, 2H), 7.46 − 7.41 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.23 (s, 1H), 2.53 (s, 3H)。
ステップ3:(rac)−(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−[(5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩
表題化合物は、DMFをTHFの代わりに使用することを除いて、方法Dのステップ3に従い、7−クロロ−5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジンから合成される。LCMS: (AA) M+1 563;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.06 − 7.97 (m, 3H), 7.88 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.62 − 7.49 (m, 2H), 7.46 − 7.29 (m, 8H), 6.62 (s, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.70 − 5.58 (m, 2H), 4.60 − 4.50 (m, 1H), 3.91 − 3.81 (m, 1H), 3.80 − 3.72 (m, 1H), 2.78 − 2.65 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 1.95 − 1.82 (m, 1H)。
ステップ4:(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(I−4)
表題化合物は、方法Bのステップ7に従い、(rac)−(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−[(5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩から合成される(収率35%)。LCMS: (AA) M+1 434;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.00 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 7.44 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.37 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.63 (s, 1H), 6.21 (s, 1H), 4.28 − 4.17 (m, 2H), 4.12 − 4.04 (m, 1H), 4.03 − 3.95 (m, 2H), 2.58 − 2.36 (m, 5H), 1.62 − 1.50 (m, 1H)。
方法F[実施例6]
実施例6.(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(I−89)の合成。
ステップ1:7−ヒドロキシ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン
メタノール(11mL)中のメチルマロン酸ジメチル(1.30mL、9.80mmol)および5−アミノ−3−フェニルピラゾール(1.50g、9.42mmol)の溶液に、メタノール(6.04mL、26.4mmol)中の25%ナトリウムメトキシドを添加する。反応混合液を75℃で48時間加熱する。沈殿物をブフナー漏斗の中で回収し、ジクロロメタンで洗浄し、7−ヒドロキシ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オン(2.87g、収率95%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 242;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 10.39 (s, 1H), 7.92 − 7.86 (m, 2H), 7.41 − 7.33 (m, 2H), 7.32 − 7.26 (m, 1H), 5.92 (s, 1H), 1.75 (s, 3H)。
ステップ2:5,7−ジクロロ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
表題化合物は、方法Dのステップ2に従い、7−ヒドロキシ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5(4H)−オンから合成される(収率61%)。
ステップ3:(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−[(5−クロロ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩
表題化合物は、DMFをTHFの代わりに使用することを除いて、方法Dのステップ3に従い、5,7−ジクロロ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジンから合成される(収率85%)。LCMS: (AA) M+1 597.
ステップ4:(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−4−[(5−クロロ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩
表題化合物は、方法Bのステップ7に従い、(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−[(5−クロロ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルreldi−安息香酸塩から合成される(収率74%)。LCMS:(aa)M+1 468。
ステップ5:(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(I−89)
圧力ボトルを、(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−4−[(5−クロロ−6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(111mg、0.237mmol)、テトラヒドロフラン(1.4mL)、およびPd[炭素上10%/50%水湿潤;Degussa型)76mg、0.036mmol)]で充填する。反応液を、水素雰囲気下(30psi)、室温で18時間攪拌する。反応混合液を、セライトを通して濾過し、真空で濃縮する。粗物質を分取HPLCにより精製し、(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(6−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(15mg、収率13%)を提供する。LCMS: (FA) M+1 434;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.05 − 7.98 (m, 2H), 7.94 (s, 1H), 7.43 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 7.36 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.20 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 4.03 − 3.94 (m, 2H), 2.64 (s, 1H), 2.54 − 2.31 (m, 5H), 1.64 − 1.51 (m, 1H)。
実施例7.方法Aにより調製される化合物
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1H−インドール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−32)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに{1−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]−1H−インドール−3−イル}ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 459;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.31 − 8.26 (m, 1H), 8.10 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.46 − 7.40 (m, 1H), 7.22 − 7.14 (m, 2H), 6.70 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.29 − 4.19 (m, 2H), 4.17 − 4.09 (m, 1H), 4.07 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.00 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 2.61 − 2.50 (m, 1H), 2.48 − 2.37 (m, 1H), 1.67 − 1.56 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(9H−カルバゾール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−37)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−9H−カルバゾールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 509;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.78 (s, 1H), 8.19 − 8.03 (m, 3H), 7.51 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.1, 7.1 Hz, 1H), 7.18 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.29 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.31 − 4.20 (m, 2H), 4.16 − 3.97 (m, 3H), 2.61 − 2.49 (m, 1H), 2.49 − 2.37 (m, 1H), 1.68 − 1.55 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(5−メチル−2−フェニル−1,3−チアゾール−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−38)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−メチル−2−フェニル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−チアゾールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 517;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.17 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.06 − 7.93 (m, 2H), 7.56 − 7.41 (m, 3H), 6.83 (s, 1H), 6.36 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.34 − 3.95 (m, 5H), 2.84 (s, 3H), 2.73 − 2.34 (m, 2H), 1.70 − 1.53 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−54)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに1−boc−5−クロロインドール−3−ボロン酸ピナコールエステルを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 493;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.28 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.10 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.41 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.32 − 3.94 (m, 5H), 2.62 − 2.34 (m, 2H), 1.68 − 1.48 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−55)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに1−boc−6−クロロインドール−3−ボロン酸ピナコールエステルを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 493;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.30 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.67 (s, 1H), 6.25 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.31 − 4.18 (m, 2H), 4.17 − 3.95 (m, 3H), 2.60 − 2.36 (m, 2H), 1.66 − 1.50 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(9H−カルバゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−62)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−9H−カルバゾールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 509;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.14 − 8.03 (m, 4H), 7.88 − 7.83 (m, 1H), 7.46 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.41 − 7.34 (m, 1H), 7.20 − 7.13 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.29 − 4.19 (m, 2H), 4.15 − 3.97 (m, 3H), 2.58 − 2.48 (m, 1H), 2.48 − 2.36 (m, 1H), 1.65 − 1.54 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(2−フェニル−1,3−オキサゾール−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−67)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−オキサゾールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 487;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.22 − 8.09 (m, 3H), 7.80 (s, 1H), 7.59 − 7.51 (m, 3H), 6.81 (s, 1H), 6.39 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.31 − 4.19 (m, 2H), 4.18 − 4.08 (m, 1H), 4.07 − 3.96 (m, 2H), 2.57 − 2.37 (m, 2H), 1.67 − 1.56 (m, 1H)。
(s.e)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−({2−[2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル}アミノ)シクロペンチル]メチルスルファミン酸塩(I−102)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 534;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.22 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.56 − 7.33 (m, 3H), 7.27 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.29 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.17 − 4.00 (m, 2H), 4.00 − 3.94 (m, 2H), 3.81 − 3.73 (m, 1H), 3.32 (s, 3H), 2.38 − 2.18 (m, 2H), 1.57 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ジベンゾ[b,d]フラン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−10)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにジベンゾチオフェン−4−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 510;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.40 − 8.34 (m, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.10 − 8.04 (m, 2H), 7.72 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.58 − 7.37 (m, 3H), 7.31 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.30 − 4.21 (m, 2H), 4.19 − 4.11 (m, 1H), 4.10 − 4.05 (m, 1H), 4.03 − 3.99 (m, 1H), 2.62 − 2.50 (m, 1H), 2.49 − 2.38 (m, 1H), 1.69 − 1.57 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ジベンゾ[b,d]フラン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−103)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにジベンゾチオフェン−4−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 510;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.40 − 8.34 (m, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.10 − 8.04 (m, 2H), 7.72 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.58 − 7.37 (m, 3H), 7.31 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.30 − 4.21 (m, 2H), 4.19 − 4.11 (m, 1H), 4.10 − 4.05 (m, 1H), 4.03 − 3.99 (m, 1H), 2.62 − 2.50 (m, 1H), 2.49 − 2.38 (m, 1H), 1.69 − 1.57 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1H−インドール−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−74)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−インドリルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 459;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.29 (s, 1H), 8.18 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 7.93 − 7.76 (m, 1H), 7.48 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.35 − 7.25 (m, 1H), 6.89 (s, 1H), 6.61 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.57 − 6.53 (m, 1H), 4.44 − 4.18 (m, 3H), 4.17 − 4.10 (m, 1H), 4.04 − 3.98 (m, 1H), 2.54 − 2.35 (m, 2H), 1.82 − 1.63 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−101)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにトリフルオロメチルチオ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 520;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.41 (s, 1H), 8.22 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.65 − 7.54 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 6.34 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.30 − 3.92 (m, 5H), 2.57 − 2.34 (m, 2H), 1.67 − 1.52 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−44)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにトリフルオロメチルチオ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 520;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.41 (s, 1H), 8.22 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.65 − 7.54 (m, 1H), 6.83 (s, 1H), 6.34 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.30 − 3.92 (m, 5H), 2.57 − 2.34 (m, 2H), 1.67 − 1.52 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(4−フルオロナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−100)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに4−フルオロナフタレン−1−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.60 − 8.49 (m, 1H), 8.27 − 8.14 (m, 2H), 7.85 − 7.77 (m, 1H), 7.70 − 7.61 (m, 2H), 7.37 − 7.26 (m, 1H), 6.71 (s, 1H), 6.42 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.28 − 4.12 (m, 3H), 4.08 − 4.03 (m, 1H), 4.01 − 3.96 (m, 1H), 2.62 − 2.36 (m, 2H), 1.65 − 1.51 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−65)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 518;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.59 − 8.45 (m, 1H), 8.16 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.91 − 7.70 (m, 2H), 7.60 − 7.30 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 6.29 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.05 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.22 − 4.07 (m, 1H), 4.07 − 3.89 (m, 5H), 3.81 − 3.69 (m, 1H), 2.37 − 2.16 (m, 2H), 1.59 − 1.44 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−66)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 534;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.22 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 8.15 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.44 − 7.37 (m, 1H), 7.29 − 7.23 (m, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.16 − 4.08 (m, 1H), 4.05 − 3.89 (m, 6H), 3.80 − 3.71 (m, 1H), 2.37 − 2.17 (m, 2H), 1.57 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(ベンゾ[b]チオフェン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−61)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにベンゾチオフェン−4−ボロン酸ピナコールエステルを使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 476; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.38 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.20 − 8.15 (m, 2H), 8.07 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.95 − 7.91 (m, 1H), 7.87 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.77 − 7.69 (m, 1H), 7.58 − 7.41 (m, 2H), 6.93 (s, 1H), 6.31 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.17 − 4.09 (m, 1H), 4.07 − 3.93 (m, 4H), 3.81 − 3.74 (m, 2H), 2.41 − 2.18 (m, 2H), 1.61 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−60)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 494; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.21 − 8.13 (m, 1H), 7.82 − 7.75 (m, 2H), 7.74 − 7.67 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 6.98 (s, 1H), 6.31 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 5.06 − 5.00 (m, 1H), 4.84 − 4.77 (m, 1H), 4.17 − 4.07 (m, 1H), 4.06 − 3.89 (m, 3H), 3.80 − 3.71 (m, 1H), 2.37 − 2.17 (m, 2H), 1.53 − 1.42 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(ジベンゾ[b,d]チオフェン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−56)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにジベンゾ[b,d]チオフェン−4−イルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 526; 1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.51 − 8.39 (m, 2H), 8.27 − 8.20 (m, 2H), 8.12 − 8.02 (m, 1H), 7.67 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.61 − 7.42 (m, 4H), 7.39 − 7.27 (m, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.39 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.21 − 4.13 (m, 1H), 4.11 − 3.97 (m, 3H), 3.86 − 3.76 (m, 1H), 2.46 − 2.36 (m, 1H), 2.36 − 2.21 (m, 1H), 1.68 − 1.42 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−50)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−(ジフルオロメトキシ)−ベンゼンボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 486; 1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.15 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.00 − 7.93 (m, 1H), 7.92 − 7.87 (m, 1H), 7.77 − 7.66 (m, 1H), 7.58 − 7.49 (m, 2H), 7.25 − 7.18 (m, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.12 − 4.94 (m, 1H), 4.90 − 4.72 (m, 1H), 4.18 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.89 (m, 3H), 3.82 − 3.72 (m, 1H), 2.40 − 2.17 (m, 2H), 1.57 − 1.40 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(3−フェノキシフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−51)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−フェノキシフェニル)−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 512; 1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.13 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.92 − 7.82 (m, 2H), 7.49 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.44 − 7.35 (m, 2H), 7.13 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.08 − 6.97 (m, 3H), 6.93 (s, 1H), 6.26 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.20 − 4.07 (m, 1H), 4.07 − 3.86 (m, 3H), 3.80 − 3.69 (m, 1H), 2.40 − 2.14 (m, 2H), 1.55 − 1.40 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(ベンゾ[b]チオフェン−7−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−45)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに1−ベンゾチエン−7−イルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 476; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.25 (s, 1H), 8.10 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.99 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.59 − 7.46 (m, 4H), 7.26 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.10 (s, 1H), 6.39 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 5.09 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.85 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.23 − 4.12 (m, 1H), 4.11 − 3.95 (m, 3H), 3.86 − 3.76 (m, 1H), 2.48 − 2.37 (m, 1H), 2.36 − 2.24 (m, 1H), 1.56 − 1.44 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−40)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにm−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 504;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.20 − 8.04 (m, 3H), 7.67 − 7.58 (m, 1H), 7.44 − 7.36 (m, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.29 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.18 − 4.08 (m, 1H), 4.08 − 3.89 (m, 3H), 3.82 − 3.72 (m, 1H), 2.39 − 2.17 (m, 2H), 1.58 − 1.42 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(3−(ピリジン−2−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−36)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(3−ピリジン−2−イルフェニル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 497;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.79 − 8.66 (m, 2H), 8.22 − 7.87 (m, 6H), 7.80 − 7.67 (m, 1H), 7.66 − 7.56 (m, 1H), 7.45 − 7.36 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.20 − 3.95 (m, 4H), 3.82 − 3.74 (m, 1H), 3.40 − 3.34 (m, 1H), 2.42 − 2.19 (m, 2H), 1.60 − 1.44 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(3−ブロモフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−28)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−ブロモフェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 498;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.33 (s, 1H), 8.15 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.78 − 7.71 (m, 1H), 7.63 − 7.57 (m, 1H), 7.51 − 7.40 (m, 3H), 6.99 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.05 − 4.99 (m, 1H), 4.83 − 4.77 (m, 1H), 4.18 − 4.09 (m, 1H), 4.07 − 3.91 (m, 3H), 3.81 − 3.73 (m, 1H), 2.40 − 2.17 (m, 2H), 1.58 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−29)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 506;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.64 − 8.58 (m, 1H), 8.20 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.94 − 7.84 (m, 2H), 7.67 − 7.59 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 6.86 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 6.35 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.17 − 4.08 (m, 1H), 4.07 − 3.92 (m, 3H), 3.81 − 3.73 (m, 1H), 2.38 − 2.17 (m, 2H), 1.58 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−30)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 522;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.33 − 8.27 (m, 1H), 8.21 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.95 − 7.91 (m, 1H), 7.90 − 7.81 (m, 2H), 7.47 (s, 2H), 6.95 (s, 1H), 6.34 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.02 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.80 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.17 − 4.06 (m, 1H), 4.06 − 3.90 (m, 3H), 3.80 − 3.71 (m, 1H), 2.38 − 2.15 (m, 2H), 1.57 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(キノリン−8−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−17)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに8−キノリンボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 471;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.07 − 9.01 (m, 1H), 8.66 − 8.60 (m, 1H), 8.49 − 8.43 (m, 1H), 8.18 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.10 − 8.03 (m, 1H), 7.79 − 7.70 (m, 2H), 7.65 − 7.57 (m, 1H), 7.48 (s, 3H), 6.28 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.18 − 4.08 (m, 1H), 4.08 − 3.91 (m, 3H), 3.83 − 3.72 (m, 1H), 2.43 − 2.16 (m, 2H), 1.58 − 1.44 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(1−フルオロナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−119)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(1−フルオロ−2−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.47 − 8.41 (m, 1H), 8.22 − 8.16 (m, 2H), 8.04 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.72 − 7.63 (m, 2H), 6.94 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 6.32 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.07 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.20 − 4.10 (m, 1H), 4.07 − 3.95 (m, 3H), 3.82 − 3.74 (m, 1H), 2.38 − 2.23 (m, 2H), 1.57 − 1.47 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(4−フルオロナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−118)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(4−フルオロ−2−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.51 (s, 1H), 8.16 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.15 − 8.05 (m, 3H), 7.70 − 7.62 (m, 2H), 7.10 (s, 1H), 6.29 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.05 (s, 1H), 4.14 (dd, J = 9.7, 5.9 Hz, 1H), 4.07 − 3.93 (m, 3H), 3.81 − 3.75 (m, 1H), 2.39 − 2.21 (m, 2H), 1.58 − 1.48 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3−フルオロナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−116)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(3−フルオロ−2−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.80 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.92 − 7.85 (m, 1H), 7.62 − 7.52 (m, 3H), 6.86 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 6.33 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.05 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.21 − 4.10 (m, 1H), 4.10 − 3.94 (m, 3H), 3.83 − 3.74 (m, 1H), 2.40 − 2.22 (m, 2H), 1.60 − 1.47 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(6−フルオロナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−113)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(6−フルオロ−2−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 1H), 8.32 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.15 (t, J = 4.7 Hz, 1H), 8.11 − 8.05 (m, 1H), 8.02 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.78 − 7.73 (m, 1H), 7.51 − 7.44 (m, 2H), 7.03 (s, 1H), 6.27 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.05 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.19 − 4.11 (m, 1H), 4.09 − 3.94 (m, 3H), 3.82 − 3.74 (m, 1H), 2.41 − 2.20 (m, 2H), 1.58 − 1.46 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−エチルベンゾ[b]チオフェン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−94)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−エチル−1−ベンゾチオフェン−3−イル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 504;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.15 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.26 (dd, J = 8.3, 1.6 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 6.29 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.20 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.92 (m, 3H), 3.82 − 3.72 (m, 1H), 2.73 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.38 − 2.19 (m, 3H), 1.56 − 1.43 (m, 1H), 1.25 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−エチルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−95)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(5−エチル−1−ベンゾチオフェン−2−イル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 504;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.50 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.19 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.33 (dd, J = 8.3, 1.5 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H), 6.31 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.19 − 4.09 (m, 1H), 4.05 − 3.92 (m, 3H), 3.78 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 2.82 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 2.41 − 2.19 (m, 3H), 1.55 − 1.43 (m, 1H), 1.28 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ベンゾフラン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−49)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにベンゾフラン−3−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 460;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.65 (s, 1H), 8.57 − 8.46 (m, 1H), 8.16 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 9.2, 3.6 Hz, 2H), 7.41 (dd, J = 5.9, 3.2 Hz, 3H), 6.89 (s, 1H), 6.30 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.22 − 4.11 (m, 1H), 4.09 − 3.95 (m, 3H), 3.85 − 3.73 (m, 1H), 2.39 − 2.22 (m, 2H), 1.60 − 1.48 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−クロロベンゾフラン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−92)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−クロロ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−ベンゾフランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 494;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.75 (s, 1H), 8.52 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 8.8, 2.1 Hz, 1H), 6.31 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.21 − 4.11 (m, 1H), 4.09 − 3.94 (m, 3H), 3.82 − 3.75 (m, 1H), 2.39 − 2.20 (m, 3H), 1.61 − 1.48 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(6−クロロベンゾ[b]チオフェン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−91)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(6−クロロ−1−ベンゾチオフェン−2−イル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 510;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.89 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.25 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.20 − 8.15 (m, 1H), 7.70 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.58 − 7.46 (m, 3H), 6.94 (s, 1H), 6.32 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.21 − 4.10 (m, 1H), 4.08 − 3.95 (m, 3H), 3.77 (s, 1H), 2.36 − 2.24 (m, 2H), 1.61 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(2−プロポキシプロパン−2−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−90)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに4,4,5,5−テトラメチル−2−[3−(2−プロポキシプロパン−2−イル)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 520.
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−87)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに1−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジン−2−オンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 503;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.21 − 8.08 (m, 2H), 7.91 − 7.82 (m, 1H), 7.80 − 7.70 (m, 1H), 7.53 − 7.41 (m, 2H), 6.89 (s, 1H), 6.31 − 6.23 (m, 1H), 4.18 − 4.08 (m, 1H), 4.06 − 3.90 (m, 5H), 3.81 − 3.73 (m, 1H), 2.61 − 2.51 (m, 2H), 2.38 − 2.18 (m, 2H), 2.15 − 2.05 (m, 2H), 1.71 (s, 1H), 1.54 − 1.43 (m, 1H)。 (DMSO下で2ピロリジンプロトン)
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(6−クロロベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−88)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(6−クロロ−1−ベンゾチエン−3−イル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 510;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.17 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.89 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.54 − 7.40 (m, 3H), 6.96 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.31 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.19 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.91 (m, 3H), 3.82 − 3.72 (m, 1H), 2.35 − 2.20 (m, 2H), 1.60 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3−(2−エトキシプロパン−2−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−84)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−[3−(1−エトキシ−1−メチルエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 506;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.14 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.99 − 7.94 (m, 1H), 7.45 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 6.90 (s, 1H), 6.26 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.17 − 4.10 (m, 1H), 4.07 − 3.93 (m, 3H), 3.80 − 3.73 (m, 1H), 3.23 − 3.15 (m, 3H), 2.39 − 2.19 (m, 2H), 1.53 (s, 6H), 1.10 (t, J = 7.0 Hz, 3H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(2−メトキシプロパン−2−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−82)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−[3−(1−メトキシ−1−メチルエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 492;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.13 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.96 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.49 − 7.39 (m, 2H), 6.90 (s, 1H), 6.29 − 6.22 (m, 1H), 4.18 − 4.10 (m, 1H), 4.07 − 3.93 (m, 3H), 3.79 − 3.73 (m, 1H), 3.01 (s, 3H), 2.38 − 2.22 (m, 2H), 1.52 (m, 7H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−フルオロベンゾ[b]チオフェン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−81)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(5−フルオロ−1−ベンゾチエン−3−イル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 494;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.71 − 8.64 (m, 1H), 8.21 − 8.09 (m, 2H), 7.85 − 7.79 (m, 1H), 7.52 − 7.45 (m, 1H), 7.39 − 7.31 (m, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.34 − 6.29 (m, 1H), 5.03 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.19 − 4.11 (m, 1H), 4.08 − 3.94 (m, 3H), 3.81 − 3.75 (m, 1H), 2.39 − 2.21 (m, 2H), 1.60 − 1.50 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−モルホリノフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−78)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−(モルホリノ)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 505;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.15 − 8.09 (m, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.35 − 7.29 (m, 1H), 6.99 − 6.93 (m, 1H), 6.91 (s, 1H), 6.28 − 6.22 (m, 1H), 5.08 (s, 1H), 4.16 − 4.09 (m, 1H), 4.05 − 3.91 (m, 3H), 3.80 − 3.73 (m, 5H), 3.23 − 3.17 (m, 4H), 2.37 − 2.20 (m, 2H), 1.53 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(ピペリジン−1−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−77)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−(ピペリジノ)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS:(aa)M+1 503。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3−ベンゾイルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−73)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−ベンゾイルフェニルボロン酸ピナコールエステルを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 524;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.44 (s, 1H), 8.40 − 8.33 (m, 1H), 8.19 − 8.12 (m, 1H), 7.81 − 7.56 (m, 8H), 6.99 (s, 1H), 6.34 − 6.22 (m, 1H), 5.03 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.17 − 4.07 (m, 1H), 4.06 − 3.90 (m, 3H), 3.80 − 3.68 (m, 1H), 2.35 − 2.20 (m, 2H), 1.54 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−クロロベンゾ[b]チオフェン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−71)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(5−クロロ−1−ベンゾチエン−3−イル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 510;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.80 − 8.77 (m, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.20 − 8.10 (m, 2H), 7.89 − 7.82 (m, 1H), 7.52 − 7.47 (m, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.34 − 6.29 (m, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.18 − 4.10 (m, 1H), 4.06 − 3.95 (m, 3H), 3.81 − 3.75 (m, 1H), 2.38 − 2.22 (m, 2H), 1.59 − 1.48 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3−ベンジルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−69)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−ベンジルフェニルボロン酸ピナコールエステルを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 510.
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−53)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに1,1−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 490;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.16 − 8.11 (m, 1H), 8.03 − 7.98 (m, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.37 − 7.33 (m, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.27 − 6.23 (m, 1H), 5.75 (s, 1H), 5.03 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.81 (s, 1H), 4.17 − 4.09 (m, 1H), 4.07 − 3.92 (m, 3H), 3.81 − 3.74 (m, 1H), 2.39 − 2.21 (m, 2H), 1.48 (s, 6H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ジベンゾ[b,d]フラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−19)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ジベンゾ[b,d]フランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 510;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.30 − 8.25 (m, 1H), 8.22 − 8.18 (m, 1H), 8.17 − 8.13 (m, 1H), 7.83 − 7.78 (m, 1H), 7.76 − 7.72 (m, 1H), 7.58 − 7.44 (m, 4H), 7.01 (s, 1H), 6.30 − 6.25 (m, 1H), 5.05 − 5.03 (m, 1H), 4.85 − 4.79 (m, 1H), 4.18 − 4.11 (m, 1H), 4.08 − 3.96 (m, 3H), 3.82 − 3.76 (m, 1H), 2.41 − 2.25 (m, 2H), 1.60 − 1.48 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(イソキノリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−18)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに4−イソキノリンボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 471;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 9.39 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.66 − 8.61 (m, 1H), 8.26 − 8.21 (m, 2H), 7.91 − 7.84 (m, 1H), 7.79 − 7.73 (m, 1H), 6.90 (s, 1H), 6.38 − 6.33 (m, 1H), 4.14 − 4.08 (m, 1H), 4.04 − 3.95 (m, 3H), 3.78 − 3.71 (m, 1H), 2.39 − 2.21 (m, 2H), 1.57 − 1.47 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(ピロリジン−1−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−46)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに1−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピロリジンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 489.
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(キノリン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−42)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにキノリン−2−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 471;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.17 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.89 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.54 − 7.40 (m, 3H), 6.96 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.31 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.19 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.91 (m, 3H), 3.82 − 3.72 (m, 1H), 2.35 − 2.20 (m, 2H), 1.60 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(キノリン−7−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−43)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにキノリン−7−イルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 471;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.96 − 8.93 (m, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.44 − 8.35 (m, 2H), 8.19 − 8.16 (m, 1H), 8.13 − 8.06 (m, 1H), 7.57 − 7.48 (m, 2H), 7.15 (s, 1H), 6.34 − 6.28 (m, 1H), 5.06 − 5.03 (m, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.18 − 4.11 (m, 1H), 4.08 − 3.96 (m, 3H), 3.79 (s, 1H), 3.17 − 3.14 (m, 1H), 2.40 − 2.22 (m, 2H), 1.60 − 1.48 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(7−クロロキノリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−39)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに7−クロロキノリン−4−ボロン酸ピナコールエステルを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 505;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 9.07 − 9.02 (m, 1H), 8.84 − 8.78 (m, 1H), 8.28 − 8.23 (m, 1H), 8.20 − 8.15 (m, 1H), 7.92 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.75 − 7.68 (m, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.41 − 6.36 (m, 1H), 4.16 − 4.08 (m, 1H), 4.06 − 3.95 (m, 3H), 3.79 − 3.72 (m, 1H), 2.39 − 2.20 (m, 2H), 1.57 − 1.46 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(キノリン−6−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−34)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにキノリン−6−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 471;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.94 − 8.90 (m, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.57 − 8.49 (m, 1H), 8.47 − 8.39 (m, 1H), 8.19 − 8.09 (m, 2H), 7.62 − 7.53 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 6.33 − 6.26 (m, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.17 − 4.10 (m, 1H), 4.08 − 3.94 (m, 3H), 3.81 − 3.76 (m, 1H), 2.40 − 2.21 (m, 2H), 1.59 − 1.47 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(5−(トリフルオロメチル)キノリン−8−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−33)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−トリフルオロメチルキノリン−8−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 539;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 9.22 − 9.16 (m, 1H), 8.79 − 8.70 (m, 1H), 8.58 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.26 − 8.15 (m, 2H), 7.88 − 7.78 (m, 1H), 7.54 (s, 2H), 6.36 − 6.28 (m, 1H), 5.03 (s, 1H), 4.20 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.91 (m, 3H), 3.85 − 3.73 (m, 1H), 2.39 − 2.20 (m, 2H), 1.60 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(イソキノリン−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−27)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにイソキノリン−5−イルボロン酸を使用することにより調製される。LCMS: (AA) M+1 471;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 9.40 (s, 1H), 8.61 − 8.49 (m, 2H), 8.25 − 8.15 (m, 3H), 7.82 − 7.78 (m, 1H), 7.45 (s, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.38 − 6.30 (m, 1H), 5.04 − 5.00 (m, 1H), 4.79 (m, 1H), 4.18 − 4.08 (m, 1H), 4.05 − 3.93 (m, 3H), 3.75 (s, 1H), 2.40 − 2.21 (m, 2H), 1.59 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(キノリン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−25)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−キノリンボロン酸を使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 471;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 9.67 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.21 − 8.17 (m, 1H), 8.11 − 8.03 (m, 2H), 7.84 − 7.77 (m, 2H), 7.62 (s, 1H), 7.49 (s, 2H), 7.19 − 7.11 (m, 1H), 6.39 − 6.27 (m, 1H), 5.06 − 5.02 (m, 1H), 4.90 − 4.75 (m, 1H), 4.21 − 4.11 (m, 1H), 4.08 − 3.92 (m, 3H), 3.85 − 3.75 (m, 1H), 2.36 − 2.27 (m, 1H), 1.63 − 1.46 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−22)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりにチアナフテン−3−ボロン酸を使用して調製される。(FA) M+1 476;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.89 − 8.81 (m, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.24 − 8.13 (m, 1H), 8.10 − 8.02 (m, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.55 − 7.44 (m, 3H), 6.93 (s, 1H), 6.35 − 6.24 (m, 1H), 5.10 − 5.00 (m, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.19 − 4.09 (m, 1H), 4.09 − 3.94 (m, 3H), 3.84 − 3.72 (m, 1H), 2.39 − 2.22 (m, 2H), 1.63 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(ナフタレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−16)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−ナフタレンボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 470;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.63 (s, 1H), 8.30 − 8.26 (m, 1H), 8.17 − 8.14 (m, 1H), 8.06 − 7.93 (m, 3H), 7.60 − 7.53 (m, 2H), 7.52 − 7.45 (m, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.32 − 6.26 (m, 1H), 5.06 − 5.02 (m, 1H), 4.85 − 4.76 (m, 1H), 4.20 − 4.11 (m, 1H), 4.09 − 3.96 (m, 3H), 3.83 − 3.75 (m, 1H), 2.39 − 2.25 (m, 2H), 1.63 − 1.46 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−メトキシフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−72)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−メトキシフェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 450;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.26 − 8.21 (m, 1H), 8.13 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.74 − 7.60 (m, 1H), 7.45 − 7.35 (m, 1H), 7.15 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.09 − 7.02 (m, 1H), 6.89 (s, 1H), 6.24 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.17 − 4.08 (m, 1H), 4.07 − 3.99 (m, 1H), 3.98 − 3.93 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.79 − 3.72 (m, 1H), 2.39 − 2.27 (m, 1H), 2.27 − 2.16 (m, 1H), 1.55 − 1.42 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−フェノキシフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−68)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(2−フェノキシフェニル)ボランジオールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 512;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.39 − 8.32 (m, 1H), 8.10 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.51 − 7.43 (m, 1H), 7.39 − 7.30 (m, 3H), 7.13 − 7.03 (m, 2H), 6.96 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 6.72 (s, 1H), 6.25 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.19 − 4.08 (m, 1H), 4.08 − 3.99 (m, 1H), 3.98 − 3.89 (m, 2H), 3.81 − 3.71 (m, 1H), 2.38 − 2.18 (m, 2H), 1.55 − 1.41 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−41)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.12 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.90 − 7.84 (m, 2H), 7.27 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.24 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.19 − 4.08 (m, 1H), 4.09 − 4.00 (m, 1H), 4.01 − 3.91 (m, 2H), 3.82 − 3.73 (m, 1H), 2.93 − 2.81 (m, 2H), 2.39 − 2.28 (m, 1H), 2.28 − 2.17 (m, 1H), 1.97 − 1.88 (m, 2H), 1.56 − 1.43 (m, 1H), 1.29 (s, 6H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−57)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 538;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.39 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.96 − 7.83 (m, 1H), 7.67 − 7.61 (m, 1H), 7.61 − 7.54 (m, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.35 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.18 − 4.70 (m, 2H), 4.21 − 4.09 (m, 1H), 4.07 − 4.00 (m, 1H), 4.00 − 3.90 (m, 2H), 3.81 − 3.70 (m, 1H), 2.39 − 2.16 (m, 2H), 1.59 − 1.44 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−26)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 490;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.10 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.94 − 7.88 (m, 1H), 7.88 − 7.81 (m, 1H), 7.65 − 7.57 (m, 1H), 7.54 − 7.44 (m, 2H), 6.85 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.22 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.19 − 4.93 (m, 1H), 4.95 − 4.69 (m, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.19 − 4.07 (m, 1H), 4.07 − 3.99 (m, 1H), 3.99 − 3.89 (m, 2H), 3.85 − 3.70 (m, 1H), 2.39 − 2.28 (m, 1H), 2.28 − 2.17 (m, 1H), 1.59 − 1.43 (m, 1H), 1.36 (s, 6H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−23)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3,3−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 490;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.13 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.09 − 8.04 (m, 1H), 7.69 − 7.60 (m, 1H), 7.52 − 7.44 (m, 2H), 7.26 − 7.21 (m, 1H), 7.03 − 6.96 (m, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.26 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.08 − 4.96 (m, 1H), 4.85 − 4.66 (m, 1H), 4.39 (s, 2H), 4.19 − 4.07 (m, 1H), 4.08 − 3.99 (m, 1H), 3.98 − 3.91 (m, 2H), 3.82 − 3.69 (m, 1H), 2.40 − 2.28 (m, 1H), 2.28 − 2.17 (m, 1H), 1.56 − 1.42 (m, 1H), 1.34 (s, 6H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1H−インドール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−24)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−ピナコール酸ボリルインドールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 459;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.56 (s, 1H), 8.16 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.62 − 7.54 (m, 1H), 7.49 − 7.36 (m, 2H), 7.17 − 7.08 (m, 1H), 7.06 − 6.97 (m, 2H), 6.88 (s, 1H), 6.30 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.17 − 4.99 (m, 1H), 4.99 − 4.74 (m, 1H), 4.20 − 4.09 (m, 1H), 4.09 − 4.01 (m, 1H), 4.01 − 3.87 (m, 2H), 3.84 − 3.68 (m, 1H), 2.44 − 2.33 (m, 1H), 2.32 − 2.19 (m, 1H), 1.52 − 1.35 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−20)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに(5−クロロ−2−メトキシフェニル)ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 484;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.35 − 8.25 (m, 1H), 8.14 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.83 − 7.72 (m, 1H), 7.52 − 7.46 (m, 2H), 7.46 − 7.39 (m, 1H), 7.19 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.27 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.09 − 4.96 (m, 1H), 4.88 − 4.71 (m, 1H), 4.19 − 4.08 (m, 1H), 4.07 − 4.00 (m, 1H), 4.01 − 3.95 (m, 2H), 3.94 (s, 3H), 3.81 − 3.66 (m, 1H), 2.37 − 2.18 (m, 2H), 1.56 − 1.40 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−クロロ−2−メチルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−21)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに5−クロロ−2−メチルフェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 468;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.17 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.84 − 7.69 (m, 2H), 7.52 − 7.42 (m, 2H), 7.41 − 7.33 (m, 2H), 6.72 (s, 1H), 6.29 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.08 − 4.92 (m, 1H), 4.86 − 4.66 (m, 1H), 4.17 − 4.06 (m, 1H), 4.06 − 3.98 (m, 1H), 3.98 − 3.89 (m, 2H), 3.79 − 3.63 (m, 1H), 3.33 (s, 3H), 2.36 − 2.17 (m, 2H), 1.55 − 1.39 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリメチルシリル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−35)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−トリメチルシリルフェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 492.3; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.18 − 8.12 (m, 2H), 8.11 − 8.06 (m, 1H), 7.68 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.51 − 7.42 (m, 3H), 6.94 (s, 1H), 6.26 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.03 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.13 (dd, J = 9.7, 6.0 Hz, 1H), 4.06 − 3.89 (m, 3H), 3.77 (dd, J = 10.0, 5.0 Hz, 1H), 2.39 − 2.17 (m, 2H), 1.56 − 1.42 (m, 1H), 0.31 (s, 9H)。
(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−4−[(2−{3−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(I−76)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに3−(シクロプロピルメチル)チオフェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 506;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.13 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.90 − 7.73 (m, 1H), 7.45 − 7.30 (m, 2H), 6.77 (s, 1H), 6.32 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.28 − 4.06 (m, 3H), 4.05 − 3.90 (m, 2H), 2.99 − 2.83 (m, 2H), 2.55 − 2.29 (m, 2H), 1.63 − 1.44 (m, 1H), 1.13 − 0.96 (m, 1H), 0.60 − 0.47 (m, 2H), 0.37 − 0.18 (m, 2H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(1H−インドール−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−75)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 459;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.15 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.68 − 7.59 (m, 1H), 7.51 − 7.43 (m, 1H), 7.36 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.25 − 7.17 (m, 1H), 7.14 − 7.09 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.33 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.31 − 4.18 (m, 2H), 4.18 − 4.09 (m, 1H), 4.09 − 4.02 (m, 1H), 4.02 − 3.95 (m, 1H), 2.61 − 2.49 (m, 1H), 2.49 − 2.36 (m, 1H), 1.69 − 1.54 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−70)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに4−フルオロ−2−メトキシフェニルボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 468;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.27 − 8.16 (m, 1H), 8.12 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 6.97 − 6.86 (m, 2H), 6.84 − 6.72 (m, 1H), 6.30 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.31 − 4.17 (m, 2H), 4.15 − 3.91 (m, 6H), 2.61 − 2.33 (m, 2H), 1.69 − 1.50 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−59)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 489;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.78 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.62 − 8.46 (m, 1H), 8.35 − 8.22 (m, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.40 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.35 − 3.88 (m, 5H), 2.60 − 2.35 (m, 2H), 1.73 − 1.51 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−メトキシ−5−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−120)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに{2−メトキシ−5−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}ボロン酸を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 550;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.58 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.82 − 7.61 (m, 1H), 7.29 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.36 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.31 − 4.11 (m, 3H), 4.10 − 4.03 (m, 4H), 4.02 − 3.96 (m, 1H), 2.64 − 2.34 (m, 2H), 1.71 − 1.51 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(2,4−ジクロロナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−117)。表題化合物は、ステップ1において、1−ナフタレンボロン酸の代わりに2−(2,4−ジクロロ−1−ナフチル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 538;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.31 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.70 − 7.58 (m, 2H), 7.56 − 7.48 (m, 1H), 6.56 (s, 1H), 6.41 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.23 − 4.07 (m, 3H), 4.02 − 3.95 (m, 1H), 3.95 − 3.87 (m, 1H), 2.56 − 2.31 (m, 2H), 1.55 − 1.42 (m, 1H)。
実施例8.方法Bにより調製される化合物
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ビフェニル−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−3)。表題化合物は、ステップ1において、エチルα−ナフトエ酸塩の代わりにメチルビフェニル−3−カルボン酸塩を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 496;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.39 − 8.30 (m, 1H), 8.13 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.04 − 7.95 (m, 2H), 7.72 − 7.28 (m, 9H), 6.85 (s, 1H), 6.31 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.27 − 4.04 (m, 3H), 4.01 − 3.87 (m, 2H), 2.56 − 2.30 (m, 2H), 1.59 − 1.43 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−1)。表題化合物は、5−アミノ−3−フェニルピラゾールから開始し、ステップ2b〜ステップ7に従い調製される。LCMS: (AA) M+1 420;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.12 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.07 − 7.99 (m, 2H), 7.49 − 7.36 (m, 3H), 6.76 (s, 1H), 6.31 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.28 − 3.91 (m, 5H), 2.59 − 2.33 (m, 2H), 1.67 − 1.51 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(3−(tert−ブチル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−15)。表題化合物は、ステップ1において、エチルα−ナフトエ酸塩の代わりに3−tert−ブチル安息香酸エチルエステルを使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 476;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.13 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.90 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.46 − 7.36 (m, 3H), 6.92 (s, 1H), 6.26 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.18 − 4.08 (m, 1H), 4.08 − 3.88 (m, 3H), 3.81 − 3.73 (m, 1H), 2.39 − 2.18 (m, 3H), 1.57 − 1.43 (m, 1H), 1.36 (s, 9H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−((2−(3−クロロフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−5)。表題化合物は、ステップ1において、エチルα−ナフトエ酸塩の代わりにエチル3−クロロ安息香酸塩を使用して調製される。LCMS:(FA)M+1 454。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−((2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−7)。表題化合物は、ステップ1において、エチルα−ナフトエ酸塩の代わりに3−(トリフルオロメチル)安息香酸を使用して調製される。LCMS: M+1 488;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.40 (s, 1H), 8.32 − 8.24 (m, 1H), 8.19 − 8.11 (m, 1H), 7.73 − 7.61 (m, 2H), 6.87 (s, 1H), 6.35 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.28 − 4.18 (m, 2H), 4.18 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 4.03 (m, 1H), 4.01 − 3.96 (m, 1H), 2.58 − 2.35 (m, 2H), 1.67 − 1.54 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(2,4−ジクロロフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−13)。表題化合物は、5−(2,4−ジクロロ−フェニル)2H−ピラゾール−3−イルアミン塩酸塩から開始し、ステップ2b〜ステップ7に従い調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.17 (s, 1H), 8.03 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.46 − 7.40 (m, 1H), 6.90 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.27 − 4.17 (m, 2H), 4.16 − 4.07 (m, 1H), 4.05 − 4.00 (m, 1H), 3.99 − 3.94 (m, 1H), 2.57 − 2.47 (m, 1H), 2.46 − 2.35 (m, 1H), 1.65 − 1.51 (m, 1H)。
実施例9.方法Cにより調製される化合物
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−イソプロポキシナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−109)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−2−イソプロポキシナフタレン1−ブロモ−2−ナフチルイソプロピルを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 528;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.95 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.87 − 7.80 (m, 1H), 7.71 − 7.63 (m, 1H), 7.45 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.38 − 7.31 (m, 2H), 6.54 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.67 − 4.59 (m, 1H), 4.23 − 4.06 (m, 3H), 4.02 − 3.95 (m, 1H), 3.94 − 3.89 (m, 1H), 2.58 − 2.46 (m, 1H), 2.45 − 2.34 (m, 1H), 1.56 − 1.44 (m, 1H), 1.20 (d, J = 6.1 Hz, 6H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ジベンゾ[b,d]フラン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−93)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに3−ブロモジベンゾ[b,d]フランを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 510;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.29 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.82 − 7.78 (m, 1H), 7.73 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.71 − 7.67 (m, 1H), 7.66 − 7.60 (m, 1H), 7.56 − 7.50 (m, 1H), 7.34 − 7.25 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.15 − 4.05 (m, 1H), 4.02 − 3.90 (m, 3H), 3.78 − 3.71 (m, 1H), 2.41 − 2.31 (m, 1H), 2.29 − 2.19 (m, 1H), 1.54 − 1.42 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(5−tert−ブチル−2−メトキシフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−63)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに4−tert−ブチル−2−ヨード−1−メトキシベンゼンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 506;1H NMR (400 MHz, DMSO+D2O) δ 8.12 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.06 − 8.01 (m, 1H), 7.43 − 7.37 (m, 1H), 7.06 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.24 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.17 − 4.07 (m, 1H), 4.07 − 3.98 (m, 1H), 3.99 − 3.89 (m, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.79 − 3.70 (m, 1H), 2.37 − 2.28 (m, 1H), 2.28 − 2.18 (m, 1H), 1.52 − 1.42 (m, 1H), 1.31 (s, 9H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(9−オキソ−9H−フルオレン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−85)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに2−ブロモフルオレン−9−オンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 522;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.42 − 8.36 (m, 1H), 8.35 − 8.29 (m, 1H), 8.15 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.90 − 7.84 (m, 1H), 7.84 − 7.77 (m, 1H), 7.69 − 7.62 (m, 2H), 7.58 − 7.44 (m, 2H), 7.45 − 7.36 (m, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.29 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.16 − 4.97 (m, 1H), 4.94 − 4.70 (m, 1H), 4.20 − 4.08 (m, 1H), 4.08 − 3.92 (m, 3H), 3.85 − 3.71 (m, 1H), 2.40 − 2.19 (m, 2H), 1.59 − 1.45 (m, 1H)。
(rac)−(1R,2R,3S,4R)−4−(2−(3−シクロペンテニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−47)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−シクロペント−1−エン−1−イルベンゼンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 486; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.21 − 8.09 (m, 2H), 7.99 − 7.91 (m, 1H), 7.74 − 7.64 (m, 1H), 7.51 − 7.41 (m, 3H), 6.96 (s, 1H), 6.47 − 6.36 (m, 1H), 6.30 − 6.22 (m, 1H), 5.14 − 4.97 (m, 1H), 4.91 − 4.73 (m, 1H), 4.19 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.89 (m, 3H), 3.83 − 3.72 (m, 1H), 2.76 (d, m, 2H), 2.39 − 2.18 (m, 2H), 2.10 − 1.94 (m, 2H), 1.61 − 1.41 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−58)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ヨード−3−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチルエチル)ベンゼンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 530;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.18 − 8.12 (m, 2H), 8.12 − 8.06 (m, 1H), 7.71 − 7.62 (m, 1H), 7.61 − 7.55 (m, 1H), 7.55 − 7.48 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 6.28 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.13 − 4.94 (m, 1H), 4.93 − 4.70 (m, 1H), 4.20 − 4.08 (m, 1H), 4.08 − 4.00 (m, 1H), 4.00 − 3.90 (m, 2H), 3.82 − 3.66 (m, 1H), 2.40 − 2.29 (m, 1H), 2.28 − 2.16 (m, 1H), 1.64 (s, 6H), 1.54 − 1.41 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(2−(ジフルオロメトキシ)ナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−110)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 536;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.23 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.01 − 7.89 (m, 1H), 7.83 − 7.71 (m, 1H), 7.59 − 7.40 (m, 3H), 6.83 (t, J = 74.5 Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.42 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.24 − 4.08 (m, 3H), 4.03 − 3.96 (m, 1H), 3.95 − 3.88 (m, 1H), 2.57 − 2.45 (m, 1H), 2.45 − 2.32 (m, 1H), 1.59 − 1.41 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(4−メチルナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−115)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−メチルナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 484;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.50 − 8.40 (m, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.15 − 8.03 (m, 1H), 7.67 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.62 − 7.48 (m, 2H), 7.46 − 7.38 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 6.38 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.29 − 4.08 (m, 3H), 4.05 − 3.99 (m, 1H), 3.98 − 3.90 (m, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.61 − 2.32 (m, 2H), 1.63 − 1.46 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−メチルナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−114)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−2−メチルナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 484;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.93 − 7.79 (m, 2H), 7.52 − 7.36 (m, 3H), 7.36 − 7.26 (m, 1H), 6.47 (s, 1H), 6.36 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.22 − 4.03 (m, 3H), 4.01 − 3.93 (m, 1H), 3.93 − 3.83 (m, 1H), 2.54 − 2.28 (m, 5H), 1.54 − 1.33 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(4−(ジフルオロメトキシ)ナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−112)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−(ジフルオロメトキシ)−4−ヨードナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 536;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.56 − 8.47 (m, 1H), 8.30 − 8.23 (m, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.69 − 7.56 (m, 2H), 7.33 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 73.8 Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.38 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.26 − 4.08 (m, 3H), 4.07 − 3.99 (m, 1H), 3.99 − 3.90 (m, 1H), 2.58 − 2.35 (m, 2H), 1.62 − 1.47 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(6−(ジフルオロメチル)ナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−111)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−6−(ジフルオロメチル)ナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 520;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.64 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.17 − 8.12 (m, 1H), 8.06 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.95 − 7.87 (m, 1H), 7.73 − 7.63 (m, 2H), 6.94 (t, J = 56.1 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 6.40 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.29 − 4.07 (m, 3H), 4.07 − 4.00 (m, 1H), 3.99 − 3.90 (m, 1H), 2.60 − 2.46 (m, 1H), 2.46 − 2.33 (m, 1H), 1.63 − 1.48 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−メトキシナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−104)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−2−メトキシナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 500;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.91 − 7.77 (m, 1H), 7.72 − 7.56 (m, 1H), 7.50 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.40 − 7.23 (m, 2H), 6.51 (s, 1H), 6.40 − 6.28 (m, 1H), 4.28 − 4.05 (m, 3H), 4.01 − 3.95 (m, 1H), 3.95 − 3.89 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.59 − 2.45 (m, 1H), 2.45 − 2.35 (m, 1H), 1.57 − 1.41 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(4−(ジメチルアミノ)ナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−107)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−(ジメチルアミノ)ナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 513;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.50 − 8.39 (m, 1H), 8.36 − 8.26 (m, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.58 − 7.41 (m, 2H), 7.21 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.64 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.28 − 4.08 (m, 3H), 4.07 − 3.99 (m, 1H), 3.99 − 3.91 (m, 1H), 2.93 (s, 6H), 2.58 − 2.47 (m, 1H), 2.47 − 2.32 (m, 1H), 1.62 − 1.47 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(4−メトキシナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−106)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ヨード−4−メトキシ−ナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 500;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.49 − 8.39 (m, 1H), 8.35 − 8.26 (m, 1H), 8.17 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.58 − 7.43 (m, 2H), 7.01 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.64 (s, 1H), 6.35 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.26 − 4.08 (m, 3H), 4.06 (s, 3H), 4.04 − 3.98 (m, 1H), 3.98 − 3.92 (m, 1H), 2.58 − 2.45 (m, 1H), 2.45 − 2.32 (m, 1H), 1.60 − 1.45 (m, 1H)。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−フルオロナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−105)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−5−フルオロナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.30 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.24 − 8.16 (m, 2H), 7.93 − 7.84 (m, 1H), 7.72 − 7.61 (m, 1H), 7.54 − 7.43 (m, 1H), 7.30 − 7.20 (m, 1H), 6.71 (s, 1H), 6.40 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.27 − 4.08 (m, 3H), 4.07 − 3.99 (m, 1H), 3.99 − 3.91 (m, 1H), 2.60 − 2.47 (m, 1H), 2.46 − 2.36 (m, 1H), 1.63 − 1.49 (m, 1H)。
(rac)−メチルrel−5−[7−({(1R,2S,3R,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(スルファモイルオキシ)−メチル]−シクロペンチル}−アミノ)−ピラゾロ[1,5−a]−ピリミジン−2−イル]−2−ナフトエ酸塩(I−96)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりにメチル5−ブロモ−2−ナフトエ酸塩を使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 528;1H NMR (300 MHz, DMSO+D2O) δ 8.72 (s, 1H), 8.62 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.30 − 8.16 (m, 2H), 8.08 − 7.93 (m, 2H), 7.77 − 7.64 (m, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.34 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.16 − 3.87 (m, 7H), 3.77 − 3.69 (m, 1H), 2.42 − 2.14 (m, 2H), 1.56 − 1.41 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(5−フルオロナフタレン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−97)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに1−ブロモ−5−フルオロナフタレンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 488;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.32 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.27 − 8.11 (m, 2H), 7.93 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 7.78 − 7.66 (m, 1H), 7.63 − 7.51 (m, 1H), 7.48 − 7.34 (m, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.34 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.19 − 4.07 (m, 1H), 4.07 − 3.92 (m, 3H), 3.81 − 3.67 (m, 1H), 2.44 − 2.13 (m, 2H), 1.61 − 1.14 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(4−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−80)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに4−ブロモフェニルトリフルオロメチルスルフィドを使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 520;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.25 − 8.10 (m, 3H), 7.77 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.86 (s, 1H), 6.35 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.30 − 4.18 (m, 2H), 4.17 − 4.08 (m, 1H), 4.07 − 4.02 (m, 1H), 4.02 − 3.95 (m, 1H), 2.59 − 2.35 (m, 2H), 1.67 − 1.53 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(2−(トリフルオロメチルチオ)フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−79)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに2−ブロモフェニルトリフルオロメチルスルフィドを使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 520;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.21 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.96 − 7.90 (m, 1H), 7.87 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.69 − 7.62 (m, 1H), 7.60 − 7.51 (m, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.45 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 4.27 − 4.12 (m, 3H), 4.07 − 3.99 (m, 1H), 3.98 − 3.90 (m, 1H), 2.57 − 2.33 (m, 2H), 1.66 − 1.52 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−64)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 489;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.49 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.15 − 8.07 (m, 1H), 7.79 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.38 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.32 − 4.18 (m, 2H), 4.18 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.94 (m, 2H), 2.62 − 2.50 (m, 1H), 2.48 − 2.36 (m, 1H), 1.69 − 1.55 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(6−tert−ブチルピリジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−52)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−tert−ブチルピリジンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+ 477;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.15 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.10 − 7.95 (m, 1H), 7.85 − 7.71 (m, 1H), 7.48 − 7.35 (m, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.34 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.30 − 4.19 (m, 2H), 4.17 − 4.08 (m, 1H), 4.07 − 3.96 (m, 2H), 2.61 − 2.33 (m, 2H), 1.71 − 1.52 (m, 1H), 1.43 (s, 9H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(ベンゾフラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−86)。表題化合物は、ステップ2において、1−クロロ−4−ヨード−ナフタレンの代わりに2−ヨード−1−ベンゾフランを使用して調製される。LCMS: (FA) M+1 460.2;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.19 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.69 − 7.65 (m, 1H), 7.53 − 7.44 (m, 2H), 7.40 − 7.34 (m, 1H), 7.34 − 7.26 (m, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.32 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.04 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.17 − 4.07 (m, 1H), 4.07 − 3.89 (m, 3H), 3.78 (s, 1H), 2.40 − 2.13 (m, 2H), 1.58 − 1.44 (m, 1H)。
修正された方法C[実施例10]
実施例10.(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(3−シクロペンチルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−48)の合成。
ステップ1:(rac)−rel−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(3−シクロペンチルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノール
(rac)−rel−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−({2−[3−(シクロペント−1−エン−1−イル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル}アミノ)−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノール(0.039g、0.087mmol)を、エタノール(2.3mL、39mmol)中で攪拌する。水酸化パラジウム(4.0mg、0.020mmol)を添加し、反応液を水素バルーン下で終夜攪拌する。反応混合液を、セライトを通して濾過し、エタノールで洗浄し、真空で濃縮して、(rac)−rel−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(3−シクロペンチルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノール(39mg、収率100%)を提供する。精製せずに次のステップで使用する。
ステップ2:(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(3−シクロペンチルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−48)
表題化合物は、方法Aのステップ2に従い、(rac)−rel−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(3−シクロペンチルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノールから合成される(収率44%)。LCMS: (AA) M+1 488;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.13 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.98 − 7.93 (m, 1H), 7.92 − 7.84 (m, 1H), 7.72 − 7.59 (m, 1H), 7.53 − 7.43 (m, 2H), 7.42 − 7.34 (m, 1H), 7.33 − 7.23 (m, 1H), 6.90 (s, 1H), 6.25 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.09 − 4.97 (m, 1H), 4.87 − 4.75 (m, 1H), 4.19 − 4.09 (m, 1H), 4.08 − 3.99 (m, 1H), 4.00 − 3.90 (m, 2H), 3.83 − 3.70 (m, 1H), 3.12 − 2.94 (m, 1H), 2.40 − 2.27 (m, 1H), 2.28 − 2.15 (m, 1H), 2.13 − 1.98 (m, 2H), 1.88 − 1.74 (m, 2H), 1.74 − 1.54 (m, 4H), 1.56 − 1.43 (m, 1H)。
修正された方法C[実施例11]
実施例11.(rac)−rel−5−[7−({(1R,2S,3R,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(スルファモイルオキシ)メチル]シクロペンチル}アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−2−ナフトエ酸(I−99)の合成。
DMF(2.0mL、26mmol)中の(rac)−メチルrel−5−[7−({(1R,2S,3R,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(スルファモイルオキシ)メチル]シクロペンチル}アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−2−ナフトエ酸塩(0.048g、0.091mmol)溶液に、1.0M NaOH(1.0mL、1.0mmol)を添加する。混合液を室温で1.5時間攪拌した後、トルエンを用いて共沸混合物として真空で濃縮する。粗物質を分取HPLCにより精製し、(rac)−rel−5−[7−({(1R,2S,3R,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(スルファモイルオキシ)メチル]シクロペンチル}アミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−2−ナフトエ酸(4.0mg、収率8.5%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 514;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.71 − 8.63 (m, 1H), 8.55 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.25 − 8.16 (m, 2H), 8.09 − 7.98 (m, 1H), 7.98 − 7.90 (m, 1H), 7.89 − 7.79 (m, 1H), 7.75 − 7.63 (m, 1H), 7.55−7.25 (m, 1H), 6.79 (s, 1H), 6.33 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.2−4.6 (m, 2H), 4.18 − 4.05 (m, 1H), 4.06 − 3.90 (m, 3H), 3.80 − 3.68 (m, 1H), 2.40 − 2.15 (m, 2H), 1.56 − 1.36 (m, 1H)。
修正された方法C[実施例12]
実施例12.(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(3−エチニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−83)の合成。
ステップ1:(rac)−rel−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(3−エチニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノール
(rac)−rel−{(3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−[(2−{3−[(トリメチルシリル)エチニル]フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノール(0.067g、0.00014mol;4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニルエチニル−トリメチルシランを1−ナフタレンボロン酸の代わりに使用することを除いて、方法Aのステップ1に従い合成される)を、メタノール(0.03mL、0.0007mol)中に溶解する。炭酸カリウム(21mg、0.00015mol)を添加し、溶液を室温で終夜攪拌する。反応混合液を、飽和塩化アンモニウム溶液で中和し、ジクロロメタンで抽出する。有機層を真空で濃縮し、カラムクロマトグラフィにより精製し(0〜15% MeOH/CH2Cl2)、(rac)−rel−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(3−エチニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノール(0.046g、収率81%)を提供する。LCMS: (AA) M+ 405; 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.25 − 8.05 (m, 4H), 7.52 − 7.44 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 6.25 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.25 − 5.17 (m, 1H), 4.59 − 4.48 (m, 2H), 4.27 (s, 1H), 4.16 − 3.99 (m, 1H), 3.65 − 3.44 (m, 2H), 2.48 − 2.38 (m, 1H), 2.28 − 2.19 (m, 1H), 1.87 − 1.72 (m, 1H), 1.46 (s, 3H), 1.24 (s, 3H)。
ステップ2:(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[2−(3−エチニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−83)
表題化合物は、方法Aのステップ2に従い、(rac)−rel−[(3aR,4R,6R,6aS)−6−{[2−(3−エチニルフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,2−ジメチルテトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノールから合成される。LCMS: (AA) M+ 444;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.22 − 8.16 (m, 1H), 8.13 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.07 − 7.99 (m, 1H), 7.55 − 7.34 (m, 2H), 6.78 (s, 1H), 6.32 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.28 − 4.17 (m, 2H), 4.16 − 4.07 (m, 1H), 4.07 − 4.02 (m, 1H), 4.01 − 3.94 (m, 1H), 3.55 (s, 1H), 2.60 − 2.29 (m, 2H), 1.67 − 1.47 (m, 1H)。
実施例13.方法Dにより調製される化合物
(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−4−[(5−クロロ−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(I−6)。表題化合物は、ステップ1において、3−(1−ナフチル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに5−アミノ−3−フェニルピラゾールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 454;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.03 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.45 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 7.39 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 6.72 (s, 1H), 6.36 (s, 1H), 4.28 − 4.17 (m, 2H), 4.13 − 3.94 (m, 3H), 2.55 − 2.36 (m, 2H), 1.67 − 1.54 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[5−クロロ−2−(4−メトキシフェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−14)。表題化合物は、ステップ1において、3−(1−ナフチル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに5−アミノ−3−(4−メトキシフェニル)ピラゾールを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 484;1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 7.94 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.00 (dd, J = 9.3, 2.4 Hz, 2H), 6.62 (s, 1H), 6.32 (s, 1H), 4.29 − 4.16 (m, 2H), 4.12 − 3.93 (m, 3H), 3.84 (s, 3H), 2.57 − 2.33 (m, 2H), 1.66 − 1.52 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(2−(4−ブロモフェニル)−5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−8)。表題化合物は、ステップ1において、3−(1−ナフチル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに5−(4−ブロモフェニル)−2H−ピラゾール−3−イルアミンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 532;1H NMR (300 MHz, DMSO) δ 8.04 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.69 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.95 (s, 1H), 6.35 (s, 1H), 4.16 − 3.88 (m, 4H), 3.79 − 3.68 (m, 1H), 2.33 − 2.17 (m, 2H), 1.61 − 1.37 (m, 1H)。
(rac)−((1R,2R,3S,4R)−4−(5−クロロ−2−(ピリジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−11)。表題化合物は、ステップ1において、3−(1−ナフチル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに5−ピリジン−2−イル−2H−ピラゾール−3−イルアミンを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 455;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.64 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.01 − 7.85 (m, 1H), 7.48 − 7.36 (m, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.41 (s, 1H), 4.30 − 4.18 (m, 2H), 4.14 − 3.93 (m, 3H), 2.60 − 2.35 (m, 2H), 1.68 − 1.54 (m, 1H)。
修正された方法D[実施例14]
実施例14.(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(ピリジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−12)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[5−クロロ−2−(ピリジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(5.0mg、0.011mmol;方法Dのステップ1〜4に従い、5−ピリジン−2−イル−2H−ピラゾール−3−イルアミンから開始して合成される)を、メタノール(1.00mL、0.0247mol)中に溶解する。炭素上のパラジウム(10%、29.2mg、0.00275mmol)を添加し、懸濁液を水素ガスでパージし、水素バルーン(1atm)下、3日間室温で攪拌する。反応混合液を窒素でパージし、セライトを通して濾過し、メタノールで洗浄する。濾液を真空で濃縮し、分取HPLCにより精製し、(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(ピリジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(1.0mg、収率22%)を提供する。LCMS: (AA) M+1 421;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.72 − 8.61 (m, 1H), 8.25 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.99 − 7.88 (m, 1H), 7.47 − 7.37 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.41 − 6.32 (m, 1H), 4.30 − 4.18 (m, 2H), 4.16 − 3.92 (m, 3H), 2.61 − 2.49 (m, 1H), 2.48 − 2.35 (m, 1H), 1.68 − 1.56 (m, 1H)。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−31)。表題化合物は、修正された方法Dに従い、(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−4−{[5−クロロ−2−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(方法Dのステップ1〜4に従い、3−(4−フェニルチアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンから開始して合成される)から開始して調整される。LCMS: (AA) M+1 503;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.06 − 7.99 (m, 2H), 7.90 (s, 1H), 7.46 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 7.37 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.42 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 4.30 − 4.10 (m, 3H), 4.06 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 3.99 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 2.58 − 2.48 (m, 1H), 2.48 − 2.37 (m, 1H), 1.67 − 1.56 (m, 1H)。
方法G[実施例15]
実施例15.(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(6−フェニルピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルrel−スルファミン酸塩(I−121)の合成。
ステップ1.(rac)−(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−{[2−(6−フェニルピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンタン−1,2−ジイルジベンゾエート。表題化合物は、方法Fのステップ5に従い、(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−{[5−クロロ−2−(6−フェニルピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルジベンゾエート(方法Dのステップ1〜3に従い、3−(6−フェニルピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンから調製される)から開始して調整される。
ステップ2.(rac)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−{[2−(6−フェニルピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−121)。表題化合物は、方法Bのステップ7に従い、(rac)−(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−{[2−(6−フェニルピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}シクロペンタン−1,2−ジイルジベンゾエートから調製される。LCMS: (AA) M+1 498;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.32 − 8.27 (m, 2H), 8.22 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.63 − 7.52 (m, 4H), 7.16 (s, 1H), 6.37 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 5.08 (s, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.19 − 4.11 (m, 1H), 4.08 − 3.95 (m, 3H), 3.84 − 3.74 (m, 1H), 2.42 − 2.19 (m, 2H), 1.59 − 1.47 (m, 1H)。
以下も方法Gにより調製される。
(rac)−[(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−({2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル}アミノ)シクロペンチル]メチルrel−スルファミン酸塩(I−122)。表題化合物は、ステップ1において、(rac)−(1R,2S,3R,5R)−3−{[5−クロロ−2−(6−フェニルピラジン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル]アミノ}−5−(ヒドロキシメチル)シクロペンタン−1,2−ジイルジベンゾエートの代わりに(rac)−(1S,2R,3R,5R)−3−(ヒドロキシメチル)−5−({2−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル}アミノ)シクロペンタン−1,2−ジイルジベンゾエートを使用して調製される。LCMS: (AA) M+1 500;1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.23 (s, 2H), 8.15 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.92 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.61 − 7.57 (m, 1H), 7.45 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.27 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.17 − 4.10 (m, 1H), 4.07 − 3.93 (m, 3H), 3.89 (s, 3H), 3.80 − 3.75 (m, 1H), 2.41 − 2.19 (m, 2H), 1.57 − 1.45 (m, 1H)。
実施例16.(rac)−{(1R,2R,3S,4R)−4−[(2−{3−[2−クロロ−1−(ヒドロキシメチル)−1−メチルエチル]フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル}メチルrel−スルファミン酸塩(I−123)の合成。
ステップ1.表題化合物は、方法Aのステップ2に従い、塩酸の添加後に5等量のピリジニウムp−トルエンスルホン酸塩を添加して、(rac)−[(3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−({2−[3−(3−メチルオキセタン−3−イル)フェニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル}アミノ)テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル]メタノールから調製される。LCMS:(aa)M+1 526。
実施例17.(s.e.)−{(1R,2R,3S,4R)−4−[(3,6−ジクロロ−2−{3−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル}メチルスルファミン酸塩(I−124)および(s.e.)−{(1R,2R,3S,4R)−4−[(6−クロロ−2−{3−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]−2,3−ジヒドロキシシクロペンチル}メチルスルファミン酸塩(I−125)の合成。
ステップ1.(s.e.)−{(1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−[(2−{3−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メチルスルファミン酸塩(0.82g、0.0015mol)を含有し、0℃に冷却されたバイアルに、N−クロロスクシンイミド(126mg、0.000943mol)を12mLのN,N−ジメチルホルムアミド中の溶液として添加する。反応混合液を終夜、室温に温めながら攪拌する。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、反応混合液を酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空で濃縮する。粗物質を最初に、カラムクロマトグラフィにより精製し(溶離液:メタノール/塩化メチレン)、次いで、HPLCにより精製し、ジクロロ(LCMS:(FA)M+1 588)およびモノクロロ(LCMS:(FA)M+1 554)表題化合物を得る。
実施例18.(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩(I−101)。
表題化合物は、ステップ2に対する以下の修正のうちのいずれかを伴う実施例2aに従い調製される:(I)水中の6M塩酸の添加および1時間の攪拌後、反応混合液を、1.0M水酸化ナトリウム溶液の添加により塩基性にする。溶媒を真空で除去し、メタノールを粗残渣に添加する。得られる懸濁液を、シリンジフィルターを通して濾過し、無機塩を除去した後、真空で濃縮する。粗物質を、HPLCまたはカラムクロマトグラフィのいずれかにより精製する(溶離液:塩化メチレン/メタノール)。(II)水中の6M塩酸の添加および1時間の攪拌後、反応混合液を、1.0M水酸化ナトリウム溶液の添加により塩基性にする。溶媒を真空で除去し、メタノールを粗残渣に添加する。得られる懸濁液を、シリンジフィルターを通して濾過し、無機塩を除去した後、真空で濃縮する。粗物質を、HPLCまたはカラムクロマトグラフィのいずれかにより精製する(溶離液:塩化メチレン/メタノール)。(III)水:テトラヒドロフラン(2.6:1)を、N,N−ジメチルホルムアミドの代わりに溶媒として使用する。水中の12M塩酸を、水中の6M塩酸の代わりに使用する。完了後、固体重炭酸ナトリウムを添加し、反応混合液を中和する。混合液を水で希釈し、真空で濃縮してTHFを除去し、この時間の間に沈殿物が形成される。混合液を30分間攪拌し、沈殿物を真空濾過により回収し、真空下で乾燥させる。NMRおよびLCMSデータは、I−101について以前に記載されるデータに対応する。
実施例19.(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水
ステップ1:tert−ブチル−[({(3aR,4R,6aS)−2,2−ジメチル−6−[(2−{3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メトキシ)スルホニル]カルバミン酸塩の合成
{(3aR,4R,6R,6aS)−2,2−ジメチル−6−[(2−{3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メタノール(3.4g)を、2−メチルテトラヒドロフラン(32.0mL)中に溶解し、この溶液に、ピリジニウムp−トルエンスルホン酸塩(3.34g)を添加した。これは沈殿物を形成し、この白色スラリーに(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクト−1−イルスルホニル)(tert−ブトキシカルボニル)アザニド−1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(1:1)塩酸塩(8.19g)を添加した(Armitage,I.らの米国特許出願公開第2009/0036678号、およびArmitage,I.らのOrg.Lett.,2012,14(10),2626〜2629に従い調製される)。HPLCが1%未満の残留出発物質を示すまで(約300分)、混合液を周囲温度で攪拌した。この反応液に、酢酸エチル(30mL)および水(30mL)を添加した。10分間攪拌した後、相を分離し、水性層を酢酸エチル(30mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、10%塩水(30mL)で洗浄し、層を分離した。次いで、有機層を乾燥濃縮し、オフホワイトの固体を得た。固体をアセトニトリル(35mL)とともに反応器に戻し、20分間攪拌した。固体を濾過により単離し、真空オーブン内で、完全真空で終夜乾燥させ(40℃、16時間)、tert−ブチル−[({(3aR,4R,6aS)−2,2−ジメチル−6−[(2−{3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メトキシ)スルホニル]カルバミン酸塩(3.87g、88%)を得た。(LCMS:(FA2)M+1 660)。
ステップ2:(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水
アセトニトリル(20.0mL)中のtert−ブチル−[({(3aR,4R,6aS)−2,2−ジメチル−6−[(2−{3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メトキシ)スルホニル]カルバミン酸塩(4.0g)溶液に、0℃でリン酸(20.0mL)を添加する一方で、温度を10℃以下に維持した。この混合液を周囲温度に温め、4時間攪拌した。この時点で、HPLC分析は、1%未満の出発物質または反応中間体が残留することを示した。この反応液に、酢酸エチル(20mL)および水(20mL)を添加した。この添加が完了した後、pHが6〜7の間になるまで飽和Na2CO3(80.0mL)を添加した。10分間攪拌した後、相を分離し、水性層を酢酸エチル(20mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、Na2SO4で乾燥させた。次いで、有機層を4体積の酢酸エチルに濃縮した。溶液は、5分以内に沈殿し始めた。この混合液を16時間攪拌した。得られる白色固体を、フィルターを使用して5分にわたって回収した。固体を真空オーブン内で、完全真空下で終夜乾燥させた(35℃、16時間)。これは、(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩無水形態1を産生した(2.85g、84%)。XRPDデータは図1に示され、DSCデータは図2に示され、TGAは図3に示され、Ramanデータは図4、5A、6A、および7Aに示される。
形態1は、以下の方法で調製することもできる。
アセトニトリル(12.0mL)中のtert−ブチル−[({(3aR,4R,6aS)−2,2−ジメチル−6−[(2−{3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メトキシ)スルホニル]カルバミン酸塩(2.4g)溶液に、0℃でリン酸(12.0mL)を添加する一方で、温度を10℃以下に維持した。この混合液を周囲温度に温め、4時間攪拌した。この時点で、HPLC分析は、1%未満の出発物質または反応中間体が残留することを示した。この反応液に、酢酸エチル(12mL)および水(12mL)を添加した。この添加が完了した後、飽和Na2CO3(48.0mL)を、pHが6〜7の間になるまで添加した。10分間攪拌した後、相を分離し、水性層を酢酸エチル(20mL)で逆抽出した。次いで、合わせた有機層を水(24mL)で洗浄した。次いで、有機層にアセトニトリル(24mL)を添加した後、約10体積に濃縮した。次いで、有機層にアセトニトリル(24mL)を添加し、約10体積に濃縮した。次いで、有機層にアセトニトリル(24mL)を添加し、約5体積のアセトニトリルに濃縮した。(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩無水形態1(上記ステップ2において調製される)。溶液は5分以内に沈殿し始めた。この混合液を16時間攪拌した。得られる白色固体を、フィルターを使用して5分にわたって回収した。固体を真空オーブン内で、完全真空下で終夜乾燥させた(35℃、16時間)。これは、(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水(1.35g、71%)を産生した。分析データは形態1と一致する。
形態1は、以下の方法で調製することもできる。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水(5.0g)に、アセトニトリル(32mL)および水(8mL)を添加した。この混合液を50℃に加熱し、この時点で全ての固体は溶液中に存在する。この溶液に、水(40mL)を添加する一方で、溶液温度を50℃に維持する。次いで、溶液に(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水(上記ステップ2において調製される)を播種した。シードは溶解せず、次いで混合液を12時間にわたって22℃に冷却した。得られる白色固体を、フィルターを使用して5分にわたって回収した。固体を真空オーブン内で、完全真空下で終夜乾燥させ(35℃、16時間)、(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水(4.25g、85%)を産生した。分析データは形態1と一致する。
実施例20.(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態2一水和化
アセトニトリル(25.0mL)中のtert−ブチル−[({(3aR,4R,6aS)−2,2−ジメチル−6−[(2−{3−(トリフルオロメチルチオ)フェニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−3aH−シクロペンタ[d][1,3]ジオキソール−4−イル}メトキシ)スルホニル]カルバミン酸塩(5.0g)溶液に、0℃でリン酸(25.0mL)を添加する一方で、温度を10℃以下に維持した。この混合液を周囲温度に温め、4時間攪拌した。この時点で、HPLC分析は、1%未満の出発物質または反応中間体が残留することを示した。この反応液に、酢酸エチル(25mL)および水(25mL)を添加した。この添加が完了した後、飽和Na2CO3(100.0mL)を、pHが6〜7の間になるまで添加した。10分間攪拌した後、相を分離し、水性層を酢酸エチル(25mL)で逆抽出した。次いで、合わせた有機物を10%塩水(50mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させた。次いで、有機層を4体積の酢酸エチルに濃縮した。溶液は5分以内に沈殿し始めた。この混合液を16時間攪拌した。得られる白色固体を、フィルターを使用して5分にわたって回収した。固体を真空オーブン内で、完全真空下で終夜乾燥させた(35℃、16時間)。これは、(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態2一水和化(3.04g、77%)を産生した。XRPDデータは図8に示され、DSCデータは図9に示され、TGAは図10に示され、Ramanデータは図11、5B、6B、および7Bに示される。
形態2は、以下の方法で調製することもできる。
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水(1.5g)を、90:10/MeCN:水(25.0mL)中に50℃で溶解した。この溶液を急速に5℃まで冷却した。溶液に水(20mL)を添加する一方で、温度を維持した。次いで、反応液に(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態2一水和化(上記の通り調製される)を播種した。この溶液を2時間5℃で攪拌したところ、溶液は混濁したままであった。次いで、追加の水(11.25mL)を添加し、混合液を16時間攪拌した。次いで、スラリーを濾過し、48時間乾燥させた。これは、(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態2一水和化(1.21g、95%)を生じた。分析データは形態2と一致する。
実施例21.競合スラリー化実験
(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水および(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態2一水和化の約10mgの1:1混合液を、バイアルの中に入れ、以下で表5に列挙される100μLの溶媒(形態1において既に飽和されている)をバイアルに添加した。このバイアルを以下に示される温度で60時間攪拌した。この時点で残留する任意の固体は、遠心分離により単離され、XRPDにより分析された。
研究される全ての溶媒系において、形態2は5℃で単離され、形態1は50℃で単離され、所望の形態の単離が温度で制御され得ることを示す。
実施例22.非経口投与のための(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩溶液の調製
注射(静脈内または皮下)のための(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩製剤の組成は、表6に示される。
非経口投与のための(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩滅菌溶液のバッチは、以下のステップを実行することにより調整される。
1) 表3に示される製剤の定量的組成を使用し、ロット当たりの賦形剤および溶媒の必要量を計算する。
2) 計算された量の無水クエン酸を、計算された量の注射用滅菌水の75%に添加し、クエン酸が完全に溶解するまで攪拌する。
3) 計算された量のCaptisol(登録商標)を溶液に添加し、Captisol(登録商標)が完全に溶解するまで攪拌する。
4) 計算された量の(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩形態1無水を、溶液に添加し、完全に溶解するまで攪拌する。
5) 溶液のpHを、水酸化ナトリウム溶液を使用して標的の3.3±0.5に調整する。
6) 溶液の体積を、注射用滅菌水を使用して、標的の2.0mg/mL(s.e.)−((1R,2R,3S,4R)−2,3−ジヒドロキシ−4−(2−(3−(トリフルオロメチルチオ)−フェニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)シクロペンチル)メチルスルファミン酸塩濃度に調整する。
7) それぞれバイオバーデン(bio−burden)の低減および滅菌のために、0.45μM浄化用フィルターに続いて、0.2μM滅菌フィルターを使用して、配合されたバルク溶液を濾過する。
8) 滅菌溶液を、滅菌済み脱パイロジェンバイアルの中に無菌で充填する。
9) 充填したバイアルの密封は、滅菌ゴムストッパーを使用し、ポリプロピレンキャップの付いた滅菌アルミニウムクリンプを使用してオーバーシールする。
生物学的アッセイ
ユビキチン活性化酵素(UAE)HTRFアッセイ
UAE酵素反応は合計50μLであり、50mmol HEPES(pH7.5)、0.05% BSA、2.5mM MgCl2、0.1μM ATP、8nM GST−Ubc−2、35nMフラグ−ユビキチン、1nM組み換えヒトUAEまたはマウスUAEを含む。このhUAE IC50アッセイのための化合物は、10.3倍希釈で試験する。このアッセイのための最上濃度は、1μMである。各化合物は、同じプレート上に重複して並べる。停止液(0.1M HEPES/0.05% Tween20、20mmol EDTA、410mM KF、0.5nM Euクリプテート抗FLAG M2−K抗体(Cis−bio International)、8μg/mL 抗GST XL−APC(Prozyme))で終了させる前に、酵素反応混合液を、384ウェルプレートにおいて、90分間室温(24℃)でインキュベートする。120分間のインキュベーション後に、FRETの定量をPherostar(BMG)上で実行する。
Pherastar原データファイルから、阻害%対プレートベース対照を計算する。用量反応データは、4パラメータロジスティックフィットとして実行し、各化合物のIC50(50%阻害でのインターセプト)を決定する、Genedata Condoseoにおいてさらに処理される。結果は以下の表に示される。値がアスタリスク(*)でマークされた化合物には、マウスUAEを使用した。全ての他の化合物には、ヒトUAEを使用した。
本発明の多数の実施形態が説明されたが、提供される実施例を変更して、本発明の化学物質および方法を用いる、他の実施形態を伝えてもよいことは明らかである。したがって、本発明の範囲は、実施例によって本明細書に表され、記載される特定の実施形態により制限されることを意図しないことが理解されるであろう。