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JP2012045169A - マイクロ波プローブ - Google Patents

マイクロ波プローブ
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JP2012045169A
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Kazuyuki Saito
一幸 齊藤
Koichi Ito
伊藤  公一
Toshio Tsuyukuchi
利夫 露口
Masahiro Orita
政寛 折田
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Hoya Corp
Chiba University NUC
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Hoya Corp
Chiba University NUC
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Abstract

【課題】術者への負担を軽減し、術中における人体組織への影響を緩和する。
【解決手段】内視鏡の挿通チャンネルに挿脱自在なマイクロ波プローブであって、マイクロ波アンテナからなるアンテナ部と、患部を加温するために前記アンテナ部に設けられた加温部5aと、前記アンテナ部の長手方向における前記加温部の加温範囲を示す、前記アンテナ部に設けられた造影部12と、を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、マイクロ波プローブに関し、特に、マイクロ波による患部の温熱治療に用いられるマイクロ波プローブに関する。
これまでに、体内に存在する腫瘍を一定の温度にコントロールすることによって治療を行うという温熱治療(ハイパーサーミア)が知られている。
このとき、温度コントロールに用いられる器具として、プローブ内に挿通されたマイクロ波アンテナが挙げられる(例えば、非特許文献1参照)。
このマイクロ波アンテナとしては、同軸ケーブルが主に用いられている(例えば、特許文献1参照)。この同軸ケーブルの具体的構成としては、断面同心円状にて中心から順に内部導体、内部絶縁体、外部導体、外部絶縁体及び外部被覆が設けられたものが挙げられる。以降、マイクロ波アンテナのことを単にアンテナともいう。
そして、同軸ケーブルの一部において外部導体及び外部被覆を除去して誘電体を露出させることにより、スリットを形成している。そしてこのスリットの部分からマイクロ波を放射することにより、患部を加温することが特許文献1に記載されている。
また、このマイクロ波アンテナに関し、マイクロ波放射用のスリットの部分にX線造影部材を装着した技術について、特許文献2に記載されている。
特開平9−164215号公報特開平4−44775号公報
Kazuyuki Saito et al,IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES.VOL.54,NO.8,AUGUST 2006(p.3443−3449)
非特許文献1には、主として胆道における腫瘍を加温するためアンテナを用いることについて記載されている。その場合、当然、アンテナを胆道に移動させる必要がある。
胆道の温熱治療の概略を表す図1に示すように、経口にてアンテナ100を体内に挿入する場合、口、食道、胃を経て、十二指腸31から胆道32内の患部34へとアンテナ100を移動させる必要が出てくる。
しかしながら、この十二指腸31と胆道32の間にはファーター乳頭部33(以降、単に乳頭部ともいう)が存在する。さらに、この乳頭部33は括約筋を有しており、十二指腸31に胆汁を供給するとき以外は、この乳頭部33の孔は大抵締まったままである。
そのため、例えアンテナ100と共に用いられる内視鏡にカメラが備え付けられていても、十二指腸31側から胆道32内の様子を確認することは困難である。胆道32内の様子がわからなければ、胆道32内における患部に対してアンテナ100を適切に配置することもまた困難となる。
確かに特許文献2のように、スリットの部分にX線造影部材を装着し、体外からX線撮影を行うという技術の適用も選択肢としてあげられる。
ただ、特許文献2のように、マイクロ波を放射するはずのスリットの部分にX線造影部材を装着してしまうと、折角スリットで外部導体を分離したはずが、X線造影部材により外部導体間に導通が生じ、マイクロ波が放射されなくなってしまう。
それに加え、患部へのアンテナ100の配置を適切に行うという上述の問題は残ったままである。つまり、特許文献2の技術のように、加温中心であるスリットの部分にX線造影部材を装着しても、体外からだと加温中心の位置しかわからない。
加温中心の位置しかわからないと、血管配置等の理由で患部内にて熱伝導性に違いがある場合、単に患部中心に加温中心を配置しただけでは適切な加温が行えない可能性がある。また、胆道の構造は腫瘍によって大きく変形されている。変形した胆道とアンテナの位置関係と加温範囲を正しく把握しないと、適切な加温が行えない可能性がある。
結局、アンテナ100の配置を確認するために、術者は体外からX線撮影を行うのに加え、乳頭部33の括約筋を切開し、内視鏡のカメラを通してアンテナ100の配置を確認する必要が出てくる。
さらには、加温が適切に行えていない場合は、再度の加温が必要になるケースも考えられる。その結果、再治療が必要となり、術者だけでなく患者にも更なる負担が掛かることになってしまう。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、マイクロ波プローブにおける加温部を患部へと容易に配置でき、その結果、適切に患部を加温でき、術者及び患者への負担を軽減するマイクロ波プローブを提供することにある。
本発明の第1の態様は、
内視鏡の挿通チャンネルに挿脱自在なマイクロ波プローブであって、
マイクロ波アンテナからなるアンテナ部と、
患部を加温するために前記アンテナ部に設けられた加温部と、
前記アンテナ部の長手方向における前記加温部の加温範囲を示す、前記アンテナ部に設けられた造影部と、
を具備することを特徴とするマイクロ波プローブである。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の発明において、
前記造影部は、前記アンテナ部の長手方向において前記加温部を挟んで複数設けられていることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載の発明において、
前記アンテナ部は、内周側から外周側へと順に内部導体、内部絶縁体、外部導体及び外部絶縁体が設けられた同軸ケーブルからなり、
前記加温部は、前記同軸ケーブルの一部における外部導体及び外部絶縁体を除去することにより形成されたスリットからなり、
前記造影部は、前記同軸ケーブルの長手方向において前記スリットを挟んで前記同軸ケ
ーブルに複数設けられた造影部材からなることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1ないし第3のいずれかの態様に記載の発明において、前記造影部は、前記同軸ケーブルの或る部分における外部絶縁体の一部を除去することにより形成されたスリットに充填された造影部材からなることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、第1ないし第4のいずれかの態様に記載の発明において、前記造影部は、前記患部外からのエネルギーを吸収して造影する部材であることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第1ないし第5のいずれかの態様に記載の発明において、前記造影部は、X線を吸収して造影する部材であることを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第1ないし第6のいずれかの態様に記載の発明において、前記造影部は金からなることを特徴とする。
本発明の第8の態様は、第1ないし第7のいずれかの態様に記載の発明において、前記造影部は、前記アンテナ部の長手方向において前記加温部を挟み、前記加温部から0mmを上回りかつ10mm以下離れて複数設けられることを特徴とする。
本発明の第9の態様は、
内視鏡の挿通チャンネルに挿脱自在なマイクロ波プローブであって、
内周側から外周側へと順に内部導体、内部絶縁体、外部導体及び外部絶縁体が設けられた同軸ケーブルからなるアンテナ部と、
患部を加温するために前記アンテナ部に設けられた加温部と、
前記アンテナ部の長手方向における前記加温部の加温範囲を示す、前記アンテナ部に設けられた造影部と、
を具備し、
前記加温部は、前記同軸ケーブルの一部における外部導体及び外部絶縁体を除去することにより形成されたスリットからなり、
前記造影部は、前記同軸ケーブルの或る部分における外部絶縁体の一部を除去することにより形成されたスリットに充填されたX線造影部材からなり、
更に前記造影部は、前記アンテナ部の長手方向において前記加温部を挟み、前記加温部から0mmを上回りかつ10mm以下離れて複数設けられることを特徴とするマイクロ波プローブである。
本発明によれば、マイクロ波プローブにおける加温部を患部へと容易に配置でき、その結果、適切に患部を加温でき、術者及び患者への負担を軽減できる。
胆道内の患部に対する温熱治療の概要を示す概略図である。本実施形態に係る温熱治療装置の概要を示す概略図である。本実施形態に係るマイクロ波プローブを示す図であり、(a)は温熱治療装置におけるマイクロ波プローブと制御部及び電源部との関係を示す図であり、(b)はマイクロ波プローブにおける一部を拡大した図であり、(c)はアンテナ部の構造を示す図である。本実施形態に係るマイクロ波プローブをファーター乳頭部へと挿入する方法を示す図である。本実施形態に係る内視鏡の概略斜視図である。別の実施形態に係るマイクロ波プローブを示す断面図である。別の実施形態に係るマイクロ波プローブを示す図である。
本発明者らは、マイクロ波プローブにおける加温部を患部へと容易に配置でき、適切に患部を加温できるプローブについて種々検討した。
この検討においては、先にも若干述べたが、血管配置による患部内の熱伝導性について考慮する必要がある。具体的に言うと、通常、患部付近には大小の径の血管が配置されている。
もし、大径の血管が配置されている場合、大径であるが故に血流量が多いため、熱の大部分が奪われてしまい、患部への加温が足りなくなるおそれがある。
それとは逆に、小径の血管が配置されている場合、小径であるが故に血流量が少ないため、予想よりも加温しすぎてしまい、正常な細胞を死滅させてしまうおそれもある。
つまり、患部を確実に加温するため、少なくとも以下の3つの要求を満たす必要がある。
1.まずは加温部の配置を患部近傍へと確実に行うことが必要になる。
2.その際、患部内での熱伝導性の違いを考慮して適切に加温を行う必要がある。
3.さらに、上述のように、加温部におけるマイクロ波の放射を妨げない、即ち加温部が加温部としての能力を発揮することも必要になる。
これらの要求を満たすべく、本発明者らは検討を重ねた。その結果、本発明者らは、加温部を有するアンテナ部に造影部を設けつつも、この造影部は単に加温中心を示すのではなく、加温部において確実に加温できる範囲を示すものにすることを想到した。
加温範囲を示すように造影部が配置されることにより、乳頭部を切開するまでもなく、加温部を患部へと容易に配置できることを見出した。そして、患部内にて熱伝導性に違いがあろうとも、適切に患部全体を加温できることを見出した。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明の実施の形態においては、次の順序で説明を行う。
1.温熱治療装置の構成の概要
2.マイクロ波プローブの構成の概要
3.マイクロ波プローブの各部の詳細
1)アンテナ部
i.加温部
ii.造影部
2)測温部
3)誘導部
4)方向規定部
4.内視鏡及びマイクロ波プローブの使用方法の説明
5.実施の形態の効果に関する説明
<1.温熱治療装置の構成の概要>
図2は本発明の実施の形態に係る温熱治療装置の構成例を示す概略図である。
図2にて図示した温熱治療装置は、マイクロ波プローブ1と、内部の挿通チャンネルにマイクロ波プローブ1を挿脱自在とした長尺な内視鏡2と、マイクロ波プローブ1の加温度合い及び内視鏡2の動作を制御する制御部3と、マイクロ波プローブ1及び内視鏡2及び制御部3に電力を供給する電源部4を有している。以下、本実施形態に係るマイクロ波プローブ1について説明する。
<2.マイクロ波プローブの構成の概要>
図3は本発明の実施の形態に係るマイクロ波プローブ1の構成例を示す概略図である。
まず、本実施形態に係るマイクロ波プローブ1は、内視鏡2の挿通チャンネルに挿脱自在且つ長尺なプローブ1である。本実施形態においては、内視鏡2と共に経口にて体内に挿入し、十二指腸31と胆道32の間にある括約筋(ファーター乳頭部33の孔)を通過させるプローブ1について説明する。なお、以降、マイクロ波プローブ1を単にプローブ1とも言う。
また、図3(a)に示すように、本実施形態においては長尺なプローブ1において、電源部4と連結している側を基端、その反対側であり人体内に挿入する側を末端とする。以下に説明するアンテナ部5及び内視鏡2についても同様である。
図3(a)(b)にて図示したプローブ1は、マイクロ波にて患部34を加温するための加温部5aを有するアンテナ部5と、前記アンテナ部5に設けられた造影部12a(末端側),12b(基端側)(以降、まとめて12とも言う)と、を備えている。
本実施形態のプローブ1は、このアンテナ部5、加温部5a及び造影部12に加え、さらに好ましくは、このアンテナ部5にて加温される温度を測定する測温部6と、前記アンテナ部5における前記加温部5aを前記患部34へと導くための誘導部7と、前記誘導部7に沿った方向へと前記アンテナ部5の移動方向を規定する方向規定部8と、を備えた構成になっている。
本実施形態においては、上述の構成を有するプローブ1について説明する。
<3.マイクロ波プローブの各部の詳細>
1)アンテナ部
アンテナ部5は、同軸ケーブルにより構成される。そしてこのアンテナ部5には、患部34を加温するための加温部5aと、アンテナ部5の長手方向における加温部5aの加温範囲を示す造影部12とが設けられている。
この同軸ケーブルは、図3(c)に示すように、断面において同心円の中心が同一である長尺の内部導体51、その外側に設けられた絶縁体52、その外側に設けられた外部導体53、その外側に設けられた外部絶縁体54、この外部絶縁体54を被覆する外部被覆55からなる。
なお、アンテナ部5の外部被覆55には、滅菌自在な材料が用いられている。こうすることにより、プローブ1を繰り返し使用しやすくなる。ここで挙げた外部被覆55を設けない場合は、外部絶縁体54において滅菌自在な材料を用いても良い。
なお、アンテナ部5の末端部9は、以下のような構成としている。すなわち、アンテナ部5の末端の外部絶縁体54及び外部被覆55を除去し、外部導体53を露出させる。そして、この末端に対し、先端が先細りのテーパー形状であって高分子樹脂からなるキャップを嵌めている。このようにして、アンテナ部5の末端部9を形成する。
i.加温部
次に、アンテナ部5に設けられた加温部5aについて説明する。
加温部5aは、図3(a)(b)に示すように、同軸ケーブルに設けられたスリット5aにより構成される。
このスリット5aの作製方法としては、この同軸ケーブルの一部の全周において外部導
体53、外部絶縁体54及び外部被覆55を除去し、外部導体53の一部を短絡させるためのスリット5aを形成する。このスリット5aにより、短絡した外部導体53からマイクロ波が放射される。このマイクロ波により、患部34が所定の温度に加温される。
なおこのスリット5aの数は、図2に示すように1つだけでも良いし、患部34が複数箇所か否か、患部34の範囲等に応じて複数設けてもよい。
ii.造影部
次に、本実施形態において加温範囲を示す造影部12について説明する。
造影部12は、図3(a)(b)に示すように、加温部5aとなるスリット5aとは別に、同軸ケーブルに設けられたスリットに充填されたX線造影部材により構成される。
なお、この造影部12のためのスリットは、この同軸ケーブルの一部の全周において外部絶縁体54を除去することにより形成される。このスリットに、X線造影部材を充填する。そして、その上から外部被覆55を設ける。
なお、ここで挙げたX線造影部材としては公知のもので良く、例えば金が挙げられる。
また、造影部12a,12bは、前記アンテナ部5の長手方向において、前記加温部5aを略中心としながら前記加温部5aを挟み、前記加温部5aから0mmを上回りかつ10mm以下離れて、末端方向及び基端方向それぞれ2箇所に設けられている。
このような構成によれば、まず、前記加温部5aを挟むように造影部12a,12bを予め配置させることにより、加温部5aにより適切に加温できる範囲が患者の体外から認識することができる。
なお、この加温範囲は、少なくともアンテナ部の長手方向での範囲である。また、この加温範囲は、加温部5aすなわちスリット部5a直近では加温の程度が大きく、スリット部5aから離れると加温の程度が小さい。
このように加温の程度に大小があるとしても、アンテナ部の長手方向において、造影部12で挟まれる範囲が、適切に加温できる範囲となる。
そして、造影部12が示す加温範囲に患部34全体が入るように、加温部5aを患部34に配置することができる。その結果、患部34に対して確実に温熱治療を行うことができる。
さらに、造影部12が示す加温範囲の略中心を加温部5aとしているため、患部34全体を加温範囲内に入れつつも、患部内における最も加温の程度を高めたい場所へと容易に加温部5a(即ちスリット5a)をピンポイントに配置することができる。
さらに、図6に示すように、患部34における血管35に起因する熱伝導性を考慮にいれて、加温範囲の略中心以外の箇所を加温部5aとしても良い。具体的には、患部34全体を加温範囲内に入れつつも、大径の血管35がある部分に加温部5aが配置されるようにすれば、加温が不足することもなくなる 。
また、造影部12を設ける際の加温部5aからの距離であるが、0mmを上回る、即ち加温部5aから離すことにより、加温部のスリット5aの短絡を維持することができ、確実にマイクロ波を放射させることができ、ひいては確実に加温機能を発揮させることができる。
一方、加温部5aから10mm以下の範囲で離すことにより、加温機能を確実に維持できる領域を示すことができる。
なお、加温範囲の略中心以外の箇所を加温部5aとすることに伴い、加温部5aから造影部12a,12bまでの距離を互いに異ならせても良い。
例えば、造影部12a付近に大径の血管35が多く存在することになる患部を加温する場合、造影部12aと加温部5aとの間の加温の度合いは低下してしまい、実質的には加温部5a直近でしか適切な加温ができなくなる。それを反映させて、加温部5aと造影部12aとの間の距離を短くしても良い。
2)測温部
次に、加温部5aにおいて加温された温度を測定するための測温部6について説明する。
この測温部6は、熱電対と、ファイバー型温度計と、超音波センサのいずれかから構成されている。
熱電対6は、熱電能の異なる二種類の金属を接合した温度センサであり、2つの接合点を異なる温度にすると一定の方向に電流が流れ、熱起電力が生じる現象(ゼーベック効果)を利用した温度センサである。
本実施形態においては、この熱電対6が長尺なものを使用する。そして熱電対6の末端が前記スロットに位置させながら、アンテナ部5の外部被覆55に沿わせて配置する。さらに、この熱電対6とアンテナ部5(即ち加温部5a及び造影部12)とをテフロン(登録商標)樹脂でコーティングし、熱収縮チューブ11からなる最外部被覆11を形成する。
この熱電対6の代わりに、ファイバー型温度計や超音波センサを設けてもよい。また、熱電対6と共にこれらを設けてもよい。
上述した測温部6により、スリット5a近傍の温度の値が測定される。そしてこの測定された温度の値を、図2及び図3に示す温熱治療装置の制御部3に伝達する。そして、前記制御部3に設けられた温度補正手段により、前記温度情報における温度と、前記制御部3により制御される所定の温度との差を補正するために電源部4の出力を変動させる。
この温度補正手段により、所定の温度よりも患部34が加温され、正常な組織が死滅することを抑制することができる。また、患部34への加温が充分でないといった不具合を解消することができる。
なお、この熱電対6やファイバー型温度計や超音波センサは、各々複数設けてもよいし、各種一つずつ設けてもよい。ただ、プローブ1の柔軟性を向上させるという点では、いずれか1つだけ設けるのが好ましい。
なお、電源部4とアンテナ部5との間、及び電源部4と測温部6との間を連結するコネクタ10には、滅菌自在な材料が用いられている。アンテナ部5及び測温部6に、このコネクタ10が設けられることにより、プローブ1を繰り返し使用しやすくなる。
なお、制御部3とアンテナ部5との間、及び制御部3と測温部6との間についても、同様のコネクタ10を用いても良い。
3)誘導部
次に、アンテナ部5における前記加温部5aを前記患部34へと導くための誘導部7について説明する。
この誘導部7は、人体組織に与える影響が少ない金属製の長尺なガイドワイヤー7により構成されている。また、このガイドワイヤー7は、アンテナ部5に対して自在に相対移動する。
ガイドワイヤー7の機能についてであるが、本実施形態に係るアンテナ部5をファーター乳頭部33へと挿入する方法を示す図4に示すように、まず、アンテナ部5と共にこのガイドワイヤー7を経口にて体内に挿入させ、胆道32の乳頭部33手前まで進行させる(図4(a))。
そして、このガイドワイヤー7のみを、乳頭部33から胆道32へと先行して挿入させる(図4(b))。ガイドワイヤー7が乳頭部33から挿入されることにより、次にアンテナ部5を乳頭部33から胆道32内へと挿入しやすくなる。
このとき、ガイドワイヤー7に高周波ナイフ(図示せず)を設けてもよい。高周波ナイフを設けることにより、ガイドワイヤー7の末端が乳頭部33を通り抜けた後、高周波ナイフにより乳頭部33の孔を広げることができる。その結果、アンテナ部5の挿入がさらに容易になる。
なお、このときの高周波ナイフの周波数は、術語、乳頭部33に影響が残らない程度の周波数であればよい。
ところで、ガイドワイヤー7が胆道32内へ挿入した後、アンテナ部5を同じく乳頭部33から胆道32内へと挿入するためには、アンテナ部5をガイドワイヤー7に沿わせる必要がある。すなわち、アンテナ部5を進行させる方向を規定する必要がある。このアンテナ部5の進行方向を、以下の方向規定部8により定める。
4)方向規定部
以下、前記誘導部7(ガイドワイヤー7)に沿った方向へと前記アンテナ部5の移動方向を規定する方向規定部8について、図3(b)及び図4を用いて説明する。
本実施形態における方向規定部8は、アンテナ部5における末端部9に設けられた誘導部挿通孔8(ガイドワイヤー挿通孔8)である。図3(b)に示すように、このガイドワイヤー挿通孔8は末端部9を貫通する孔であり、孔の出入口の一つは末端部9の側面に設けられており、もう一つの出入口は、末端部9の最も末端の部分に設けられている。以下、このガイドワイヤー挿通孔8の機能について述べる。
まず先にも述べたように、ガイドワイヤー7を乳頭部33から胆道32内へと挿入する。このとき、ガイドワイヤー7は、アンテナ部5の一部である末端部9に設けられたガイドワイヤー挿通孔8を貫通している。
そして、ガイドワイヤー7を胆道32内へと挿入した後、このガイドワイヤー7に沿って、アンテナ部5を胆道32内へと移動させる。この際、アンテナ部5の一部である末端部9をガイドワイヤー7が貫通していることから、アンテナ部5の進行方向はガイドワイヤー7の進行方向へと規定される(図4(c))。
その後、アンテナ部5を患部34近傍に配置させる。必要ならば、アンテナ部5を患部34近傍に配置させた後、ガイドワイヤー7のみを基端側へと引き抜き、内視鏡2内に収納する(図4(d))。
以上、本実施形態におけるマイクロ波プローブ1について述べた。
次に、このマイクロ波プローブ1により内部を挿通されている内視鏡2について、温熱治療の方法、そして造影部12による加温範囲の確認方法と共に説明する。
<4.内視鏡及びマイクロ波プローブの使用方法の説明>
本実施形態における内視鏡2は、上述のマイクロ波プローブ1を挿通自在とできるものである必要がある。
さらに、本実施形態に係る内視鏡の概略斜視図である図5に示すように内視鏡2の末端部9には、乳頭部33へのガイドワイヤー7及び/又はアンテナ部5(以降、アンテナ部5等という)の挿入の様子を確認するための撮影部21、撮影部21よる撮影に必要な明かりを提供する照明部22、アンテナ部5等の進行方向を所望の方向に変化させる起上部23が設けられている。
この撮影部21は乳頭部33の様子を映し出すことができる程度の精度を有していれば良く、照明部22はこの撮影が可能な程度の明かりを提供できれば良い。この撮影部21及び照明部22は、先に述べた電源部4から電源が供給され、制御部3により動作が制御される。
また、起上部23は内視鏡2の内部に設けられており、撮影部21及び照明部22と同じく、電源部4から電源が供給され、制御部3により動作が制御される。
具体的には、マイクロ波プローブ1を内部に有する内視鏡2が経口により挿入後、胆道32及び乳頭部33手前の十二指腸31に至るまでは、この起上部23は折りたたまれた状態で内視鏡2内に収納されている。
そして、乳頭部33近傍へと近づいたとき、図1にも示すように、この起上部23を制御部3により操作して起立させる。そして、十二指腸31の側壁にある乳頭部33の方向にアンテナ部5等が向かうように調整する。
そして、照明部22にて乳頭部33近傍を照らしながら、アンテナ部5等を挿入する様子を撮影部21にて撮影する。
このように撮影しながら、術者は乳頭部33の孔からアンテナ部5等を挿入する。
その後、ガイドワイヤー7を乳頭部33の孔から胆道32内へと挿入する(図4(a)(b))。それに引き続いて、アンテナ部5を、末端部9に設けられたガイドワイヤー挿通孔8によって、ガイドワイヤー7に沿って移動させる。そして、テーパー形状及び可撓性を有する末端部9から乳頭部33の孔へと挿入する。そして、アンテナ部5におけるスリット5aを患部34近傍へと配置する(図4(c))。
このスリット5aの配置の際において、本実施形態におけるX線吸収部材が役に立つ。すなわち、スリット5aの配置の際、患者の体外から患部近傍に向けてX線を放射する。そして、図示しない観察装置にて、患者の体内における患部近傍を撮影する。
こうすることにより、観察装置には、X線を吸収した造影部が表示される。その結果、アンテナ部5における加温領域を観察装置にて確認することができ、リアルタイム観察装置ならば、術者がスリット5aの位置を確認しながらアンテナ部5の配置を行うことができる。
アンテナ部5の配置が終了次第、ガイドワイヤー7を基端方向に引き抜き、内視鏡2内
に収納する。こうして、アンテナ部5を胆道32内に残し、アンテナ部5のスリット5aにより患部34を加温し、温熱治療を行う(図4(d))。
<5.実施の形態の効果に関する説明>
本実施形態におけるマイクロ波プローブ1及び温熱治療装置は以下の効果を奏する。
即ち、アンテナ部の長手方向における前記加温部の加温範囲を示す造影部がアンテナ部に設けられることにより、以下の効果を奏する。
1.加温部の配置を患部近傍へと確実に行うことができる。
2.患部内での熱伝導性の違いが存在しようとも、患部全体を適切に加温することができる。
3.加温部が加温部としての能力を発揮できつつ、加温範囲を把握することができる。
その結果、加温範囲を示すように造影部が配置され、乳頭部を切開するまでもなく、加温部を患部へと容易に配置できる。そして、患部内にて熱伝導性に違いがあろうとも、適切に患部全体を加温できる。
その結果、患部の加温不足による再治療は不要となり、術者だけでなく患者の負担も軽減することができる。
なお、本実施形態に係るマイクロ波プローブは、胆道の腫瘍の治療以外にも、患部に至るまでに括約筋のような挿入困難な部位が存在する場合においても適用可能であるのは言うまでもない。
(実施の形態2)
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
以下、実施の形態1の変形例について詳述する。
実施の形態1においては、造影部12として、X線造影部材がスリットに充填されていた。本実施形態においては、この造影部12の変形例について説明する。
まず、造影部12としては、X線造影部材でなくとも、患部34外からのエネルギーを吸収して造影する部材であれば良い。
つまり、温熱治療中に、アンテナ部5の配置を確認できるように術者が患者の体外から患部へとエネルギーを放射し、そのエネルギーを吸収して造影可能な部材であれば良い。赤外線による熱エネルギーを患者の体外から与えることにより、造影部12を造影させても良い。
なお、本願明細書において「造影」という言葉は、X線による造影のみならず、造影部12の像を得ることができ、体外から観察したときに造影部12の位置が赤外線吸収等により判別可能となる状態を含むものとする。体外から観察したときの具体的な判別手段としては、この造影部12の像を、体外に設置したモニターに表示されるようにしても良い
なお、X線や赤外線による造影以外にも、CTスキャン、MRI(Magnetic Resonance Imaging system(磁気共鳴画像装置))、超音波等を用いて造影部12の像を得ても良い。
MRIを用いて造影部12の像を得る場合、MRIの信号を増強させる造影部材としてガドリニウム、マンガン、鉄、クロムなどの金属によるMRI造影剤を適用できる。
超音波を用いて造影部12の像を得る場合、体外から超音波を照射しその反射を利用して像を得る。この場合、微細気泡が造影部材として働くことになるため、造影部12に微細泡を含有させる、又は、微細泡前駆体を含浸させる。具体的な手段としては、ガラクトースとパルミチン酸の混合物質に水を加えて微細泡を生じさせ、この微細泡を利用する手段が挙げられる。
また、造影するための部材をスリットに充填させなくとも、造影可能な量をスリットに設けても良い。
更に、造影するための部材をスリット内に設けるのではなく、外部絶縁体54表面、外部被覆55表面、又は最外部被覆11表面に設けてもよい。具体的には、造影するための部材を薄膜化し、図7に示すように、その薄膜をこれらの上に貼り付けても良い。
なお、外部絶縁体54表面や外部被覆55表面に薄膜の造影部材を貼り付ける場合、造影部材の上から最外部被覆11等を設けても良い。この時、最外部被覆11等はX線等エネルギーを透過でき、造影部材が造影部12として機能を発揮できるのが好ましい。
なお、この薄膜の造影部材は、スリット5aと同様に、同軸ケーブルの或る部分の全周に貼り付けても良いし、一部に貼り付けても良い(図7(a))。また、その形状も円形状でも矩形でも良い。この時、図7(b)に示すように、造影部12aと12bとで非対称な形状の薄膜を貼り付けても良い。
こうすることにより、例え一方の造影部しか患者の体外から判別できなくとも、判別可能な造影部から加温部5aの位置を概ね特定することが可能だからである。
更には、加温部であるスリット5aから加温範囲全体に至るまで、この薄膜を貼り付けても良い(図7(c))。
こうすることにより、患者の体外から加温範囲を明確に判別することができる。
実施の形態1のようにスリットに造影部材を充填させる場合、加温部としてのスリット5aの短絡を維持するため、これらのスリットはスリット5aから離さなければならない。
ところが、造影部材を薄膜化することにより、少なくとも同軸ケーブル表面を見たときに、スリット5aから連続して加温範囲を示すことができる。
こうすることにより、術者はより正確にアンテナ部5を配置することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1のマイクロ波プローブ1に、更に吸引用チューブを設けてもよい。吸引用チューブを設けることにより、術中、人体組織から出血したとしても、少量の出血であればこのチューブから吸引して排出することができる。
また、内視鏡2における撮影部21の撮影を妨害する膿等の体液であっても、このチューブから吸引して排出することができる。その結果、作業を中断することなく、温熱治療を行うことができる。
さらに、冷却液還流用チューブを設けてもよい。冷却液還流用チューブを設けることにより、アンテナ部5における加温部5aすなわちスリット5a近傍が所定の温度以上に加
温されそうになっても、冷却液還流用チューブがスリット5a近傍の温度を下げることができ、異常加温による正常細胞の死滅を抑制することができる。
具体的には、吸引用チューブと冷却液還流用チューブは長尺なものを使用する。
そして冷却液還流用チューブは、測温部6に影響を与えない程度に距離を置きつつ、アンテナ部5の外部被覆55上に配置する。そして吸引用チューブは、この冷却液還流用チューブと平行させて配置する。
なお、吸引するための引き込み口は、プローブ1の末端部9に設けてもよいし、側面部に設けてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態1の加温部5aとなる同軸ケーブルのスリット5aに加え、別の加温部5aを設けてもよい。
先に述べたように、患部34によっては近傍に太い血管35が存在し、マイクロ波で加温を行っても太い血管の血流によって熱が奪われ、加温が充分に行えない場合も想定される。
その場合、マイクロ波を放出するアンテナ部5のスリット5aに加え、末端に電熱自在な部材を有する新たな熱源を、アンテナ部5(プローブ1)の最外部被覆11上に設けてもよい。
こうすることにより、太い血管35が近傍に存在する患部34であっても、充分な温熱治療を患部34に対して行うことができる。
(付記)
以下、本実施の好ましい態様について付記する。
[付記1]
本実施形態におけるマイクロ波プローブは更に、前記マイクロ波プローブの末端に設けられた、先細りのテーパー形状の末端部を具備し、
前記末端部は可撓性を有することを特徴とする。
[付記2]
前記マイクロ波プローブは更に、
前記アンテナ部における前記加温部を前記患部へと導くための誘導部であって、前記アンテナ部に対して自在に相対移動する誘導部と、
前記誘導部に沿った方向へと前記アンテナ部の移動方向を規定する方向規定部と、
を具備することを特徴とする。
[付記3]
前記誘導部はガイドワイヤーであり、前記方向規定部は前記末端部に設けられたガイドワイヤー挿通孔であることを特徴とする。
[付記4]
前記マイクロ波プローブには更に測温部が備えられており、前記測温部は、熱電対、ファイバー型温度計及び超音波センサのいずれか又はそれらの組み合わせを有することを特徴とする。
[付記5]
前記アンテナ部の外部被覆には、滅菌自在な材料が用いられていることを特徴とする。
[付記6]
前記電源部及び測温部に設けられたコネクタには、滅菌自在な材料が用いられていることを特徴とする。
[付記7]
前記造影部は、前記患部外からのエネルギーを吸収して造影する薄膜部材であり、前記同軸ケーブルにおける前記外部絶縁体表面又は外部被覆に設けられたことを特徴とする
1 ・・・マイクロ波プローブ
2 ・・・内視鏡
21 ・・・撮影部
22 ・・・照明部
23 ・・・起上部
3 ・・・制御部
4 ・・・電源部
5 ・・・アンテナ部
5a ・・・加温部(スリット)
51 ・・・内部導体
52 ・・・内部絶縁体
53 ・・・外部導体
54 ・・・外部絶縁体
55 ・・・外部被覆
56 ・・・キャップ
6 ・・・測温部(熱電対)
7 ・・・誘導部(ガイドワイヤー)
8 ・・・方向規定部(ガイドワイヤー挿通孔)
9 ・・・末端部
91 ・・・首振り部
10 ・・・コネクタ
11 ・・・最外部被覆(熱収縮チューブ)
12 ・・・造影部
31 ・・・十二指腸
32 ・・・胆道
33 ・・・ファーター乳頭部
34 ・・・患部
35 ・・・血管
100・・・アンテナ

Claims (9)

  1. 内視鏡の挿通チャンネルに挿脱自在なマイクロ波プローブであって、
    内周側から外周側へと順に内部導体、内部絶縁体、外部導体及び外部絶縁体が設けられた同軸ケーブルからなるアンテナ部と、
    患部を加温するために前記アンテナ部に設けられた加温部と、
    前記アンテナ部の長手方向における前記加温部の加温範囲を示す、前記アンテナ部に設けられた造影部と、
    を具備し、
    前記加温部は、前記同軸ケーブルの一部における外部導体及び外部絶縁体を除去することにより形成されたスリットからなり、
    前記造影部は、前記同軸ケーブルの或る部分における外部絶縁体の一部を除去することにより形成されたスリットに充填されたX線造影部材からなり、
    更に前記造影部は、前記アンテナ部の長手方向において前記加温部を挟み、前記加温部から0mmを上回りかつ10mm以下離れて複数設けられることを特徴とするマイクロ波
    プローブ。
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