JP2011212444A - ロボット掃除機 - Google Patents

Abstract

【課題】ロボット掃除機の回転する車輪に室内床面のコードなどが絡んで本体の内部に巻き込まれることを防止するロボット掃除機を提供する。
【解決手段】ロボット掃除機は、本体の下部に備えられて本体を移動させる車輪８０と、本体の下部に取り付けられ、一端が延びて車輪８０の外輪部に接する紐絡み防止部材１００とを含み、紐絡み防止部材１００はトーションスプリングであることが好ましい。
【選択図】図２

Description

本発明は、ロボット掃除機に関し、より詳細には、ロボット掃除機の車輪に紐が絡むことを防止する手段を有するロボット掃除機に関する。

掃除機は、室内の異物を除去してきれいにする機器であり、低圧部の吸入力を利用して異物を吸い込む真空掃除機が一般的に用いられている。近年、使用者が直接作業を行うのではなく、自走機能により自走しながら室内の床から異物を除去するロボット掃除機が開発されている。

ロボット掃除機には、掃除区域内の壁や家具、事務用品などの障害物までの距離を感知する距離センサ、そして前記ロボット掃除機の走行のための左右の車輪が備えられる。ここで、前記左右の車輪は、それぞれ左輪モータ及び右輪モータにより回転するように構成され、前記ロボット掃除機は、前記左輪モータ及び右輪モータの駆動により自ら方向転換しながら室内の掃除を行う。また、前記ロボット掃除機は、本体の内部に吸入手段が備えられ、背面に塵埃などが吸入される吸入口が備えられる。さらに、前記吸入口には、掃除区域の床面の塵埃を掻き上げるアジテータが回転可能に取り付けられ、前記ロボット掃除機内部の空気流動経路上には、床から吸入された空気中の異物を濾過して空気を浄化するフィルタが備えられる。従って、前記ロボット掃除機は、掃除区域内を走行しながら前記吸入手段の吸入力及び前記アジテータの回転力により床の塵埃を本体の内部に吸入して前記フィルタで集塵することにより自動で掃除を行う。そして、集塵された塵埃は前記ロボット掃除機内部のダストボックスに蓄積される。

図４は従来のロボット掃除機を概略的に示す側断面図であり、図５は図４のロボット掃除機の下部を示す図である。同図を参照すると、ロボット掃除機１の内部には、ロボット掃除機１を動作させる電力を供給する直方体状の充電式バッテリ１０が備えられ、集塵された塵埃が蓄積されるダストボックス２０、塵埃を吸入する動力を与える吸入ファン３０などが備えられる。また、ロボット掃除機１の本体の下部には、アジテータ４０及びブラシ５０が備えられ、掃除機下部の床から塵埃を掻き集める役割を果たす。さらに、ロボット掃除機１の下部には、バッテリ１０に充電された電力が供給されると回転してロボット掃除機１の本体を移動させる車輪８０が備えられる。

しかし、ロボット掃除機１が室内の床を掃除するために車輪８０を回転させて室内を走行する際に、床にあるコードやその他の紐などが車輪８０に絡んでロボット掃除機１の本体の内部に巻き込まれ、結局、車輪８０の駆動軸に絡んで車輪８０の回転が困難な状況が発生する。すなわち、ロボット掃除機１の回転する車輪８０に絡んだコードやその他の細い紐が図５に示す車輪８０と本体の下部底面７０との間の隙間Ｇに巻き込まれるという問題があった。

本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、ロボット掃除機の回転する車輪に室内床面のコードなどが絡んで本体の内部に巻き込まれることを防止するロボット掃除機を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明は、本体の下部に備えられて前記本体を移動させる車輪と、前記本体の下部に取り付けられ、一端が延びて前記車輪の外輪部に接する紐絡み防止部材とを含むことを特徴とするロボット掃除機を提供する。

前記車輪の外輪部には、前記紐絡み防止部材の一端を収容するガイド溝が備えられ、前記ガイド溝は、前記外輪部の円周方向に沿って形成され、前記紐絡み防止部材の一端は、前記車輪の回転軸に垂直な方向に配置される。

前記紐絡み防止部材の一端は、前記車輪の外輪部に接して前記車輪の回転軸中心方向に付勢し、前記紐絡み防止部材は、トーションスプリングでもよい。
前記紐絡み防止部材は、前記本体が前進する方向に延びて前記車輪の外輪部に接するように配置される。

本発明は、上記構成により、ロボット掃除機の回転する車輪にコードなどの異物が絡んで本体の内部に巻き込まれることを防止することができる。

本発明の一実施形態によるロボット掃除機の下部を示す図である。図１のロボット掃除機の一部構成の側面図である。図１のロボット掃除機の車輪部分の詳細斜視図である。従来のロボット掃除機を概略的に示す側断面図である。図４のロボット掃除機の下部を示す図である。

以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明の構成を明確にするために、背景技術で説明したロボット掃除機の構成と同一構成には同一符号を付して説明する。

図１は本発明の一実施形態によるロボット掃除機の下部を示す図であり、図２は図１のロボット掃除機の一部構成の側面図であり、図３は図１のロボット掃除機の車輪部分の詳細斜視図である。同図を参照すると、本発明によるロボット掃除機の内部には、ロボット掃除機を動作させる電力を供給する充電式バッテリが備えられ、集塵された塵埃が蓄積されるダストボックス、塵埃を吸入する動力を与える吸入ファンなどが備えられ、これらの構成は、従来のロボット掃除機と同様であるので具体的な説明は省略する。また、本発明によるロボット掃除機の本体の下部には、アジテータ４０及びブラシ５０が備えられ、掃除機下部の床の塵埃を掻き集め、アジテータ４０の近くに位置する吸入口から塵埃を吸入することにより掃除を行う。さらに、本発明によるロボット掃除機の下部には、車輪８０が備えられ、前記バッテリに充電された電力が供給されると回転することにより、ロボット掃除機の本体を室内の床面上で走行させる。

本発明においては、ロボット掃除機が車輪８０を回転させて走行しながら室内の床を掃除する際に、床にあるコードやその他の紐などが車輪８０に絡んでロボット掃除機の本体の内部に巻き込まれることを防止するために、ロボット掃除機の本体の下部に取り付けられ、一端が下部底面７０と車輪８０との間の隙間Ｇを通って延びて車輪８０の外輪部に接する紐絡み防止部材１００を備える。紐絡み防止部材１００は、一端が車輪８０の外輪部に接し、他端がロボット掃除機の本体の下部に結合される。

ここで、紐絡み防止部材１００の一端は、車輪８０の回転軸に垂直な方向に延びて車輪８０の外輪部に接することが好ましい。また、紐絡み防止部材１００の一端は、前記本体が前進する方向（図２では車輪８０が時計方向に回転するので右方向）に延びて車輪８０の外輪部に接することが好ましい。さらに、紐絡み防止部材１００の一端が接する車輪８０の外輪部には、円周方向に沿ってガイド溝８５が形成されることが好ましい。さらに、紐絡み防止部材１００は、車輪８０の外輪部に接した状態で車輪８０の中心に向かって勢付し、車輪８０が上下方向（特に、図２の上方）に動く場合も、紐絡み防止部材１００の一端が車輪８０の外輪部との接触を維持するようにすることが好ましい。

このために、紐絡み防止部材１００はトーションスプリングにしてもよい。つまり、トーションスプリングがロボット掃除機の本体の下部に取り付けられ、トーションスプリングの一端が延びて車輪８０の外輪部に形成されたガイド溝８５に挿入されて接触して車輪８０の外輪部を一定の力で加圧する。同図には２つの紐絡み防止部材１００を示すが、これは例示にすぎず、紐絡み防止部材１００は車輪８０の幅に応じて複数備えてもよい。

７０ 下部底面
８０ 車輪
８５ ガイド溝
１００ 紐絡み防止部材
Ｇ 隙間

Claims (6)

1. 本体の下部に備えられて前記本体を移動させる車輪と、
   前記本体の下部に取り付けられ、一端が延びて前記車輪の外輪部に接する紐絡み防止部材と
   を含むことを特徴とするロボット掃除機。
2. 前記車輪の外輪部には、前記紐絡み防止部材の一端を収容するガイド溝が備えられることを特徴とする請求項１に記載のロボット掃除機。
3. 前記ガイド溝は、前記外輪部の円周方向に沿って形成され、前記紐絡み防止部材の一端は、前記車輪の回転軸に垂直な方向に配置されることを特徴とする請求項２に記載のロボット掃除機。
4. 前記紐絡み防止部材の一端は、前記車輪の外輪部に接して前記車輪の回転軸中心方向に付勢することを特徴とする請求項３に記載のロボット掃除機。
5. 前記紐絡み防止部材は、トーションスプリングであることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載のロボット掃除機。
6. 前記紐絡み防止部材は、前記本体が前進する方向に延びて前記車輪の外輪部に接するように配置されることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載のロボット掃除機。

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