以下、図面を参照して本発明の好適な形態を説明する。
[第1の実施形態]
  図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2、形状変換アダプタ4、及びメモリーカードホスト装置6のブロック図である。メモリーカードホスト装置6は、例えば、従来の携帯電話やパーソナルコンピュータであり、不揮発性メモリーカード2を記憶媒体として利用する。メモリーカードホスト装置6には、不揮発性メモリーカード2とのデータの伝送を制御するメモリーカードホストコントローラ10と、メモリーカード使用時にメモリーカードを挿入するカード挿入台8とが備わる。
  形状変換アダプタ4は、メモリーカードホスト装置6及びカード挿入台8が予定する規格と、不揮発性メモリーカード2が備える規格とが異なる場合に、メモリーカードホスト装置6と不揮発性メモリーカード4との接続を媒介する装置である。従って、不揮発性メモリーカード2を形状変換アダプタ4内に挿入し、その形状変換アダプタ4をカード挿入台8に挿入すれば、メモリーカードホスト装置6は記憶媒体として不揮発性メモリーカード2を利用できる。
  第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2は、不揮発性メモリーカード基板上に2つ以上の(但し、図1では2つの)メモリーカードコントローラ12−(1)、12−(2)と、不揮発性メモリー14を備える。メモリーカードコントローラは、接続が想定されるメモリーカードホスト装置6の規格の種類に対応して装備される必要がある。
  メモリーカードホスト装置6と不揮発性メモリーカード2とがデータ伝送を行うときには、後で説明するように2つ以上のメモリーカードコントローラ12−(1)、12−(2)から一つの適切なメモリーカードコントローラが選択され、選択されたメモリーカードコントローラが動作する。適切なメモリーカードコントローラは、不揮発性メモリーカード2に備わるメモリーカードコントローラ切替スイッチ18の動作によって選択される。メモリーカードコントローラ切替スイッチ18は、電気的若しくは物理的な外部端子、又は切替スイッチであればよい。
  第1の実施形態に係る形状変換アダプタ4は、メモリーカードタイプ切替スイッチ16を備える。メモリーカードタイプ切替スイッチ16は、形状変換アダプタ上の電気的若しくは物理的な外部端子、又は切替スイッチであればよい。メモリーカードタイプ切替スイッチ16は、挿入される不揮発性メモリーカード2のメモリーカードコントローラ切替スイッチ18の制御を行う。
  第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2が第1の実施形態に係る形状変換アダプタ4に挿入され、その形状変換アダプタ4がメモリーカードホスト装置6に挿入されると、まず、形状変換アダプタ4のメモリーカードタイプ切替スイッチ16が、不揮発性メモリーカード2のメモリーカードコントローラ切替スイッチ18の制御を行う。メモリーカードタイプ切替スイッチ16に制御されて、メモリーカードコントローラ切替スイッチ18は、2つ以上あるメモリーカードコントローラのうちから1つのものを選択するように動作する。メモリーカードホスト装置6のメモリーカードホストコントローラ10は、選択された適切なメモリーカードコントローラ12によって、不揮発性メモリーカード2の不揮発性メモリー14にデータを書き込み、又は不揮発性メモリー14からデータを読み取る。
  要するに、形状変換アダプタ4のメモリーカードタイプ切替スイッチ16が、不揮発性メモリーカード4の中の適切なメモリーカードコントローラ12を決定することになる。
  図2は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2’の具体例のブロック図である。この不揮発性メモリーカード2’の具体例は、マルチメディアカード・メモリースティック・SDカード対応miniSD型不揮発性メモリーカードである。つまり、この不揮発性メモリーカード2’の外形はminiSDの形状であるが、不揮発性メモリーカード2’は、メモリーカードホスト装置6の規格がマルチメディアカード、メモリースティック、SDカード又はminiSDのいずれかであることを予定しているものである。外形上の形状が、miniSDと同一であるため、マルチメディアカード、メモリースティック、若しくはSDカードのいずれかの規格を備えるホスト装置が、不揮発性メモリーカード2’を接続する場合には、両者の組み合わせに適合する形状変換アダプタを利用する。
  図2に示される不揮発性メモリーカード2’は、マルチメディアカード対応メモリーカードコントローラ12a、メモリースティック対応メモリーカードコントローラ12b、及びSDカード対応メモリーカードコントローラ12cを備える。マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bは、電気的若しくは物理的な外部端子、又は切替スイッチであり、未使用時にはスイッチが「開いた状態」になっている。
  マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bは、マルチメディアカードの規格を備えるホスト装置用、又はメモリースティックの規格を備えるホスト装置用に準備される、形状変換アダプタ4上のメモリーカードタイプ切替スイッチ16によって制御される。
  後で詳しく説明するように、メモリーカードタイプ切替スイッチ16の制御により、マルチメディアカード切替スイッチ18aが「閉じた状態」でメモリースティック切替スイッチ18bが「開いた状態」となっている場合、マルチメディアカード対応メモリーカードコントローラ12aが選択され有効な状態とされるようになっている。メモリーカードタイプ切替スイッチ16の制御により、メモリースティック切替スイッチ18bが「閉じた状態」でマルチメディアカード切替スイッチ18aが「開いた状態」となっている場合、メモリースティック対応メモリーカードコントローラ12bが選択され有効な状態とされるようになっている。マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bのいずれもが「閉じた状態」、若しくはいずれもが「開いた状態」である場合、SDカード対応メモリーカードコントローラ12cが選択され有効な状態とされるようになっている。
  有効な状態となった1つのメモリーカードコントローラ12と、そのメモリーカードコントローラに対応するメモリーカードホスト装置6のホストコントローラ10間とのデータ伝送が、メモリーカードインターフェース20を経由して行われる。従って、マルチメディアカード切替スイッチ18aとメモリースティック切替スイッチ18bとの設定により有効な状態となった1つのメモリーカードコントローラ12を介して、不揮発性メモリー14へのデータの読み出し・書き込みが行なわれる。
  図3は、図2に示される本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2’を、miniSD−マルチメディアカード形状変換アダプタ4aに挿入し、更にマルチメディアカードの規格を備えるメモリーカードホスト装置(マルチメディアカードホスト装置6a)に挿入して利用する場合の、全体のブロック図である。
  不揮発性メモリーカード2’が、miniSD−マルチメディアカード形状変換アダプタ4aに挿入されると、miniSD−マルチメディアカード形状変換アダプタ4aに備わるminiSD−マルチメディアカードタイプ切替スイッチ16aが、不揮発性メモリーカード2’上のマルチメディアカード切替スイッチ18aと電気的若しくは物理的に接触する。そうすると、メモリースティック切替スイッチ18bは「開いた状態」のままであるが、マルチメディアカード切替スイッチ18aのみが「閉じた状態」となる。
  メモリースティック切替スイッチ18bは「開いた状態」であり、マルチメディアカード切替スイッチ18aが「閉じた状態」であるため、不揮発性メモリーカード2’内のマルチメディアカード対応メモリーカードコントローラ12aが選択される。
  従って、miniSD−マルチメディアカード形状変換アダプタ4aに挿入された不揮発性メモリーカード2’は、制御方法、通信方法、電気的特性、及びカード形状においてマルチメディアカードと互換性を有することになる。このことから、不揮発性メモリーカード2’と、マルチメディアカード挿入台8aを有するマルチメディアカードホスト装置6aのマルチメディアカードホストコントローラ10aとの間で、マルチメディアカードインターフェース20aを介するデータ伝送が可能となる。
  図4は、図2に示される本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2’を、miniSD−メモリースティック形状変換アダプタ4bに挿入し、更にメモリースティックの規格を備えるメモリーカードホスト装置(メモリースティックホスト装置6b)に挿入して利用する場合の、全体のブロック図である。
  不揮発性メモリーカード2’が、miniSD−メモリースティック形状変換アダプタ4bに挿入されると、miniSD−メモリースティック形状変換アダプタ4bに備わるminiSD−メモリースティックタイプ切替スイッチ16bが、不揮発性メモリーカード2’上のメモリースティック切替スイッチ18bと電気的若しくは物理的に接触する。そうすると、マルチメディアカード切替スイッチ18aは「開いた状態」のままであるが、メモリースティック切替スイッチ18bのみが「閉じた状態」となる。
  マルチメディアカード切替スイッチ18aは「開いた状態」であり、メモリースティック切替スイッチ18bが「閉じた状態」であるため、不揮発性メモリーカード2’内のメモリースティック対応メモリーカードコントローラ12bが選択される。
  従って、miniSD−メモリースティック形状変換アダプタ4bに挿入された不揮発性メモリーカード2’は、制御方法、通信方法、電気的特性、及びカード形状においてメモリースティックと互換性を有することになる。このことから、不揮発性メモリーカード2’と、メモリースティック挿入台8bを有するメモリースティックホスト装置6bのメモリースティックホストコントローラ10bとの間で、メモリースティックインターフェース20bを介するデータ伝送が可能となる。
  図5は、図2に示される本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2’を、miniSD−SDカード形状変換アダプタ4cに挿入し、更にSDカードの規格を備えるメモリーカードホスト装置(SDカードホスト装置6c)に挿入して利用する場合の、全体のブロック図である。
  miniSD−SDカード形状変換アダプタ4c上には、不揮発性メモリーカード2’がminiSD−SDカード形状変換アダプタ4cに挿入されたときに、不揮発性メモリーカード2’上のマルチメディアカード切替スイッチ18a若しくはメモリースティック切替スイッチ18bと電気的若しくは物理的に接触するスイッチがない。そのため、不揮発性メモリーカード2’がminiSD−SDカード形状変換アダプタ4cに挿入されても、マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bのいずれもが「開いた状態」のままとなっている。
  マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bが、共に「開いた状態」であるため、不揮発性メモリーカード2’内のSDカード対応メモリーカードコントローラ12cが選択される。
  従って、miniSD−SDカード形状変換アダプタ4cに挿入された不揮発性メモリーカード2’は、制御方法、通信方法、電気的特性、及びカード形状においてSDカードと互換性を有することになる。このことから、不揮発性メモリーカード2’と、SDカード挿入台8cを有するSDカードホスト装置6cのSDカードホストコントローラ10cとの間で、SDカードインターフェース20cを介するデータ伝送が可能となる。
  図6は、図2に示される本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2’を、形状変換アダプタを介さずに、SDカードに対応するメモリーカードホスト装置(miniSDカードホスト装置6c’)に挿入して利用する場合の、全体のブロック図である。不揮発性メモリーカード2’は、外形上の形状がminiSDと同様に形成されている。従ってSDカードホスト装置6c’がminiSDカードのためのminiSDカード挿入台8c’を備えていれば、不揮発性メモリーカード2’は直接、SDカードホスト装置6c’と接続する。
  不揮発性メモリーカード2’は形状変換アダプタに挿入されないため、マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bは、何らのスイッチとも接触しない。そのため、マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bのいずれもが「開いた状態」のままとなっている。
  マルチメディアカード切替スイッチ18a及びメモリースティック切替スイッチ18bが、共に「開いた状態」であるため、不揮発性メモリーカード2’内のSDカード対応メモリーカードコントローラ12cが選択される。
  従って、形状変換アダプタに挿入されていない不揮発性メモリーカード2’は、制御方法、通信方法、電気的特性、及びカード形状においてminiSDカードと互換性を有することになる。このことから、不揮発性メモリーカード2’と、miniSDカード挿入台8c’を有するminiSDカードホスト装置6c’のSDカードホストコントローラ10cとの間で、SDカードインターフェース20c’を介するデータ伝送が可能となる。
[第2の実施形態]
  図7は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性メモリーカード52、及びメモリーカードホスト装置56のブロック図である。メモリーカードホスト装置56は、例えば、従来の携帯電話やパーソナルコンピュータであり、不揮発性メモリーカード52を記憶媒体として利用する。メモリーカードホスト装置56には、不揮発性メモリーカード52とのデータの伝送を制御するメモリーカードホストコントローラ60と、メモリーカード使用時にメモリーカードを挿入するカード挿入台58が備わる。
  既述の第1の実施形態では、不揮発性メモリーカード2とメモリーカード挿入台8との間の接続に、必要に応じて形状変換アダプタ4が利用される。一方、本発明の第2の実施形態では、不揮発性メモリーカード52内部にメモリーカードコントローラ切替回路72が搭載される。そのため、不揮発性メモリーカード52は必ずしも(第1の実施形態で示した)メモリーカードコントローラ切替スイッチを搭載している必要がない。従って、不揮発性メモリーカード52の備える形状及び端子配置が、メモリーカードホスト装置56の予定するカード形状及び端子配置と、互換性があるものとなっていてもよい。このとき第2の実施形態における不揮発性メモリーカード52が、形状変換アダプタを介さずにカード挿入台58に接続するものであってもよい。
  第2の実施形態に係るメモリーカードコントローラ切替回路72を搭載する不揮発性メモリーカードの例として、マルチメディアカードの規格とSDカードの規格とを備える不揮発性メモリーカードが挙げられる。この不揮発性メモリーカードが、マルチメディアカードホスト装置のカード挿入台に挿入された場合には、不揮発性メモリーカード内のメモリーカードコントローラ切替回路がデータ信号を解析して、不揮発性メモリーカード内部のマルチメディアカードコントローラを選択する。この不揮発性メモリーカードが、SDカードホスト装置のカード挿入台に挿入された場合には、不揮発性メモリーカード内のメモリーカードコントローラ切替回路がデータ信号を解析して、不揮発性メモリーカード内部のSDカードコントローラを選択する。
  再び図7により第2の実施形態を説明する。第2の実施形態に係る不揮発性メモリーカード52は、不揮発性メモリーカード基板上にインターフェースコントローラ70、メモリーカードコントローラ切替回路72、及び2つ以上の(但し、図7では2つの)メモリーカードコントローラ62−(1)、62−(2)を備える。インターフェースコントローラ70は、後で説明する手順に従い、メモリーカードホスト装置56のメモリーカードホストコントローラ60から伝送されたデータから、メモリーカードホストコントローラ60の仕様を解析する。インターフェースコントローラ70は、解析結果に基づいてメモリーカードコントローラ切替回路72に対する切替制御信号を生成する。メモリーカードコントローラ切替回路72は、切替制御信号により2つ以上あるメモリーカードコントローラから適切な1つを選択する。
  また、第2の実施形態に係る不揮発性メモリーカード2が、メモリーカードコントローラ切替スイッチ68を有していてもよい。メモリーカードコントローラ切替スイッチ68は、不揮発性メモリーカード基板上に備わる電気的若しくは物理的な外部端子、又は切替スイッチである。後で説明する手順のように、メモリーカードコントローラ切替スイッチ68の切替により、2つ以上あるメモリーカードコントローラから有効とすべき1つが選択される。
  選択され有効な状態とされた1つのメモリーカードコントローラと、そのメモリーカードコントローラに対応するメモリーカードホスト装置56のホストコントローラ60との間のデータ伝送が、インターフェースコントローラ70を経由して行われる。従って、メモリーカードコントローラ切替回路72若しくはメモリーカードコントローラ切替スイッチ68の設定により有効な状態とされた1つのメモリーカードコントローラを介して、不揮発性メモリー64へのデータの読み出し・書き込みが行われる。
  次に、不揮発性メモリーカード52が適切なメモリーカードコントローラを選択する手順のフローチャートの例を示す。図8は、メモリーカードコントローラ切替スイッチ68のみに基づいて選択するフローチャートである。まず、メモリーカードコントローラ切替スイッチ68が外部から操作(切替)される(ステップS02)。スイッチの状態から使用すべきメモリーカードコントローラがどれであるか判断される(ステップS04)。S04にて、メモリーカードコントローラ(1)と判断されればメモリーカードコントローラ(1)が選択される(S06)。S04にて、メモリーカードコントローラ(2)と判断されればメモリーカードコントローラ(2)が選択される(S08)。
  図9は、インターフェースコントローラ70の信号のみに基づいて選択するフローチャートである。まず、メモリーカードホストコントローラ60からメモリーカード52へのアクセス信号が生じる(ステップS12)。インターフェースコントローラ70はアクセス信号におけるデータ転送手順を解析する(ステップS14)。この解析に基づきインターフェースコントローラ70は、使用すべきメモリーカードコントローラがどれであるか判断する(ステップS16)。S16にて、メモリーカードコントローラ(1)と判断されれば、メモリーカードコントローラ切替回路72がメモリーカードコントローラ(1)を選択する(S18)。S16にて、メモリーカードコントローラ(2)と判断されれば、メモリーカードコントローラ切替回路72がメモリーカードコントローラ(2)を選択する(S20)。
  図10は、インターフェースコントローラ70の信号、及びメモリーカードコントローラ切替スイッチ68に基づいて選択するフローチャートの例である。まず、メモリーカードホストコントローラ60からメモリーカード52へのアクセス信号が生じる(ステップS32)。インターフェースコントローラ70はアクセス信号におけるデータ転送手順を解析する(ステップS34)。この解析に基づきインターフェースコントローラ70は、使用すべきメモリーカードコントローラがどれであるか判断する(ステップS36)。S36にて、メモリーカードコントローラ(1)と判断されれば、メモリーカードコントローラ切替回路72がメモリーカードコントローラ(1)を選択する(S38)。S36にて、メモリーカードコントローラ(2)と判断されれば、メモリーカードコントローラ切替回路72がメモリーカードコントローラ(2)を選択する(S40)。S36にて、いずれのメモリーカードコントローラでもないと判断された場合、スイッチの状態から使用すべきメモリーカードコントローラがどれであるか判断される(ステップS42)。S42にて、メモリーカードコントローラ(1)と判断されればメモリーカードコントローラ(1)が選択される(S44)。S42にて、メモリーカードコントローラ(2)と判断されればメモリーカードコントローラ(2)が選択される(S46)。
  上記の図10のフローチャートでは、まず、インターフェースコントローラ70での信号解析に基づき選択すべきメモリーカードコントローラを決定しようとし、それで決定しない場合に補充的にメモリーカードコントローラ切替スイッチ68の状態が参照される、というロジックになっている。ここで、まず、メモリーカードコントローラ切替スイッチ68の状態に基づき選択すべきメモリーカードコントローラを決定しようとし、それで決定しない場合に補充的にインターフェースコントローラ70での信号解析が参照される、というロジックが、適切なメモリーカードコントローラを選択する手順のフローチャートで利用されても構わない。
2・・・不揮発性メモリーカード、4・・・形状変換アダプタ、6・・・メモリーカードホストコントローラ、8・・・カード挿入台、10・・・メモリーカードホストコントローラ、12・・・メモリーカードコントローラ、14・・・不揮発性メモリーカード、16・・・メモリーカードタイプ切替スイッチ、18・・・メモリーカードコントローラ切替スイッチ。