JP2004183407A - Exterior wall structure and complex building panel for exterior wall - Google Patents

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent dew condensation from generating inside a wall in an exterior wall structure having ventilation gaps. <P>SOLUTION: The exterior wall structure is provided with a framework structure 20 arranged in the center in the thickness direction of the exterior wall, a heat insulation material 22 housed in the frame structure 20, a kenaf fiber board 44 stuck to the framework structure 20 at the outdoor side of the heat insulation material 22, an exterior finishing material 40 arranged at the outdoor side of the kenaf fiber board 46 with ventilation gaps 50 opened, and an interior finishing material 30 arranged at the indoor side of the framework structure 20. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

Translated fromJapanese

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁構造および外壁用の複合建築パネルに関し、詳しくは、建築物の屋外側と屋内側とを仕切る外壁の構造と、このような外壁を構築するのに利用され、外壁を構成する部材が一体化された複合建築パネルとを対象にしている。
【０００２】
【従来の技術】
住宅などの外壁構造として、外壁の構造強度を負担する骨組みを構成する柱や梁、鉄骨などの枠組み構造の内部空間に、ガラス繊維マットなどの断熱材を収容して、外壁の断熱性を向上させる技術が知られている。
また、外壁の屋外側に面するセメント板などの外装材と、前記した枠組構造や断熱材との間に、空気が自由に流通する通気間隙を設けておく通気外壁の技術も知られている。例えば、強烈な日射によって外装材が過熱しても、通気間隙によって、屋内側の断熱材とは隔離されているので、断熱材や内装材側が昇温することが防止できる。通気間隙を流通する空気が、外装材の熱を奪って冷却する機能も発揮できる。
【０００３】
このような通気外壁構造では、断熱材が通気間隙のほうにはみ出さないように押えておくため、通気間隙の内側で断熱材の外側に、合板や石膏材料からなるシージングボードなどの押え板を貼り付けることが行われている。外装材側からは雨水などが侵入するので、押え板には防水処理が施されることが多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記のような通気外壁構造では、押え板の屋内側の表面や断熱材の内部などに結露が生じ易いという問題がある。
これは、押え板の屋内側と屋外側との間に大きな温度差が生じることで、押え板の表面に結露が発生するのである。例えば、寒季には、押え板の屋外側は通気間隙を流通する空気によって冷却される。押え板の屋内側では、屋内の暖房熱が内装材を介して断熱材に含まれたりしている壁内の空気を温める。押え板の屋内側表面に接触した温かい空気が急速に冷却されると、押え板の表面あるいは周辺の空気に結露が発生することになる。
【０００５】
外壁の内部に発生した結露は、カビを発生させたり、外壁の構成部材を腐食させたり錆びさせたりする問題を起こす。
通気外壁構造では、常に通気間隙を空気が流通しているため、断熱材などが存在する壁の内部空間が、屋外側の気温変化の影響を受け易く、結露が発生し易くなる。
本発明の課題は、前記のような通気間隙を有する外壁構造において、壁の内部で結露が発生するのを防止することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる外壁構造は、建築物の屋内側と屋外側とを仕切る外壁の構造であって、前記外壁の厚み方向において、中央に配置される枠組構造と、前記枠組構造の内部に収容される断熱材と、前記断熱材の屋外側で前記枠組構造に貼着されるケナフ繊維ボードと、前記ケナフ繊維ボードの屋外側に、通気間隙をあけて配置される外装材と、前記枠組構造の屋内側に配置される内装材とを備える。
〔建築物の外壁〕
建築物としては、一般住宅や集合住宅のほか、各種のオフィスビルや工場、公共施設などにも適用できる。
【０００７】
建築物の屋内側と屋外側とを仕切る外壁である。外壁の基本構造としては、厚み方向の中央に配置される枠組構造と、枠組構造の屋外側に配置される外装材と、枠組構造の屋内側に配置される内装材とで構成される。外装材と枠組構造との間には通気間隙が設けられる。
〔枠組構造〕
木質柱や桟、鉄骨、コンクリート柱などで構成され、外壁の基本的な構造強度を負担する。外装材および内装材を支持する支持構造にもなる。
通常の建築物における外壁の枠組構造と同様の材料および構造が採用される。
【０００８】
〔断熱材〕
枠組構造の内部に収容され、外壁の断熱性を向上させる。
通常の建築物における外壁用断熱材が使用できる。具体的には、ガラス繊維マット、発泡樹脂ボードなどが挙げられる。
〔ケナフ繊維ボード〕
断熱材の屋外側で枠組構造に貼着される。
１年草植物であるケナフの繊維を集積し成形したボード材料である。ケナフ繊維は、比較的に長繊維で強度にも優れている。ケナフ繊維に加えて、バインダー材料を配合しておけば、成形し易く、機械的強度も向上する。ケナフ繊維は、ケナフ植物の表皮側から採取される。ケナフ植物の芯部分を粉砕したものを配合しておくこともできる。
【０００９】
ケナフ繊維ボードの製造方法は、通常の建材用途に利用されているケナフ繊維ボードと共通する技術が適用できる。基本的には、ケナフ植物の表皮部分を原料にして、繊維解繊、繊維マット化、接着剤含浸、乾燥、マット積層、熱圧プレスなどの工程を経て製造される。より具体的には、特開２００２−２８３３１３号公報、特開２００２−２４８６１０号公報、特開平１１−３３３９８６号公報などに開示された技術が適用される。
ケナフ繊維ボードは、厚いものほど強度や耐変形性が向上するが、薄いほうが透湿性は高まる。そこで、要求性能に合わせて厚みを設定する。通常は、厚み０．５〜８ｍｍの範囲に設定する。好ましくは１〜４ｍｍである。
【００１０】
ケナフ繊維ボードの透湿度が５００〜２０００ｇ／ｍ^２・２４ｈであるものが好ましく、１０００ｇ／ｍ^２・２４ｈであるものがより好ましい。
ケナフ繊維ボードの屋外側に配置される面に、透湿防水層を設けることができる。透湿防水層は、透湿防水シート（フィルム）をケナフ繊維ボードの表面に貼ることで構成できる。透湿防水塗料をケナフ繊維ボードの表面に塗工して形成することもできる。透湿防水層は、外壁の屋外側から浸入してくる雨水などの水が、ケナフ繊維ボードよりも屋内側に浸入することを防止するのに有効である。
〔外装材〕
ケナフ繊維ボードの屋外側に、通気間隙をあけて配置される。
【００１１】
通常の建築物における外装材の材料および構造が採用できる。外装材の材料として、ＡＬＣ板、セメント板、セラミック板などが挙げられる。タイル状の外装材を取り付け易くするため、合板やセメント板などからなる外装下地板を施工しておくこともできる。
通気間隙は、外壁の枠組構造と外装材あるいは外装下地材との間に、桟やブロック材などの間隙保持材を挟むことで構成される。間隙材は、通気間隙を遮断しないように、断続的あるいは部分的に配置しておくのが好ましい。
通気間隙の幅は、建築物の施工条件によっても異なるが、通常は、１〜２ｃｍに設定される。
【００１２】
〔内装材〕
枠組構造の屋内側に配置される。
通常の建築物における内装材料が使用できる。内装材には、屋内空間に露出する内装仕上げ材、内装下地材、防音材、断熱材などが含まれる。内装材の材料として、合板、石膏ボード、繊維ボード、発泡樹脂ボード、内装タイル、壁紙などが挙げられる。
〔複合建築パネル〕
工業化住宅や高層建築物の外壁を構築するのに利用される建築部材である。
【００１３】
鋼材で枠組みされた鋼枠、あるいは、木材で枠組みされた木枠など、盤状をなす枠体で前記した枠組構造あるいはその一部が構成される。
枠体の内部には断熱材が収容される。断熱材の屋外側で枠体にケナフ繊維ボードが貼着される。ケナフ繊維ボードの屋外側に、通気間隙をあけて外装材が配置される。枠体の屋内側に内装材が配置される。これらの構成部材が一体化されて、複合建築パネルを構成する。
複合建築パネルを、建築物の外壁個所に並べて配置し、パネル同士を互いに連結固定したりパネルを土台や柱などの支持構造に連結固定したりすることで、外壁が構築される。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１、２に示す外壁構造は、複合建築パネル１０で構築されている。
〔複合建築パネル〕
複合建築パネル１０は、Ｃ型鋼などの型鋼材を組み合わせ溶接して構成された鋼枠２０を有する。鋼枠２０は、平面矩形で厚みのある盤状をなしており、その内部には空間があいている。
鋼枠２０の内部空間には、ガラス繊維マットなどからなる断熱材２２が収容されている。図２に示すように、鋼枠２０の内部には、各種の配線や配管を通す空間を確保する紙管２４も配置される。紙管２４が挿入されることで、平坦な布団状の断熱材２２が部分的に押しつぶされた形に変形させられている。
【００１５】
鋼枠２０のうち、施工状態で屋内側に配置される面には、内装材３０が施工されている。内装材３０は、鋼枠２０側から合板３３、スチレン発泡ボード３２、石膏ボード３１が順番に配置されている。図示しないが、屋内側の表面には壁紙を貼ったり塗装仕上げを施したりする。
鋼枠２０の屋外側には、ケナフ繊維ボード４４が貼り付けられている。ケナフ繊維ボード２０として、市販のケナフ繊維ボード〔松下電工社製、厚み１．５〜２．５ｍｍ、透湿度１２００〜１６００ｇ／ｍ^２・２４ｈ〕が使用される。ケナフ繊維ボード２０は、前記した紙管２４の挿入によって変形させられた断熱材２２が、鋼枠２０の屋外側にはみ出さないように押える機能を果たす。
【００１６】
ケナフ繊維ボード４４の表面には、間隔保持用の桟材４６を介して、合板、集成材からなる外装下地材４２が取り付けられている。外装下地材４２とケナフ繊維ボード４４との間に通気間隙５０が構成される。通気間隙５０の幅は、例えば１０〜２０ｍｍに設定される。通気間隙５０を上下左右の何れの方向でも複合建築パネル１０の端部まで連通させるようにするため、桟材４６は、各辺に沿って部分的に配置されたり、途中で分断されていたりする。
外装下地材４２の表面には、セメント板などからなる外装材４０が取り付けられる。
【００１７】
〔複合建築パネルの施工〕
前記のような構造を備えた複合建築パネル１０は、工場などで予め生産され、完成した状態で建築現場に搬入される。
建築現場では、建築物の外壁に相当する場所に複合建築パネル１０を並べて、ボルトなどで一体的に連結していくだけで、外壁構造が構築される。このとき、複合建築パネル１０の外装材４０が、外壁の屋外側に配置され、内装材３０が屋内側に配置される。
複合建築パネル１０で外壁が構築された状態で、各複合建築パネル１０の通気間隙５０は互いに連通した状態になる。外壁の下端では、通気間隙５０を屋外空間や床下空間に開放しておく。外壁の上端では、通気間隙５０が、屋根裏空間に連通していたり、軒下で屋外空間と連通していたりする。
【００１８】
通気間隙５０には空気が自由に流通する。その結果、例えば、夏期に日射で熱せられた外装板４０の熱が、ケナフ繊維ボード４４よりも屋内側に伝達されるのを、通気間隙５０を流通する空気によって遮断または抑制することができる。
寒期に、暖房された屋内空間と屋外空間との温度差によって、断熱材２２などが存在する壁内空間に結露が発生することがある。しかし、通気間隙５０を空気が流通していると、壁内空間の湿気がケナフ繊維ボード４４を通過して通気間隙５０側に排出されるので、ケナフ繊維ボード４４よりも室内側の空間に過剰な湿気が溜まることが防止され、その結果、結露の発生もなくなる。
【００１９】
〔防水構造〕
降雨によって、外装板４０の隙間などから通気間隙５０に雨水が侵入することがある。ケナフ繊維ボード４４は、湿気は通すが耐水性を有しているので、雨水がケナフ繊維ボード４４に付着してもケナフ繊維ボード４４が損傷することはない。
しかし、ケナフ繊維ボード４４よりも室内側に、雨水などが侵入するのを確実に阻止するには、ケナフ繊維ボード４４の屋外側面に、透湿性のある防水シートを積層したり、透湿防水塗装を施したりして、透湿防水層を積層しておくことが有効である。ケナフ繊維ボード４４そのものに、透湿性を損なわずに防水性を付与する処理を施すことも有効である。例えば、透湿性防水シートとして、透湿性シート〔旭・デュポン フラッシュプロダクツ社製〕をシージングボードに貼り付けて防水性を付与し、全体の透湿度１０００ｇ／ｍ^２・２４ｈとしたものが使用できる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明にかかる外壁構造は、外装材の内側に配置される通気間隙と、その屋内側の断熱材との間が、ケナフ繊維ボードで仕切られていることにより、ケナフ繊維ボードよりも屋内側の空間で発生する過剰な湿気を、ケナフ繊維ボードを通過させて通気間隙へと効率的に排除することができる。その結果、壁面の内外における温度差によって壁内空間に結露が発生して、壁の構造部材が腐食したり劣化したりすることを防止でき、建築物の耐久性を大幅に向上させることができる。ケナフ繊維ボードは、透湿性が高いだけでなく、耐変形性にも優れているので、薄いものであっても、断熱材の膨れやはみ出しを押えておく機能は良好に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態を表す外壁構造の垂直断面図
【図２】水平断面図
【符号の説明】
１０ 複合建築パネル
２０ 鋼枠
２２ 断熱材
２４ 紙管
３０ 内装材
４０ 外装材
４２ 外装下地材
４４ ケナフ繊維ボード
５０ 通気間隙[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an outer wall structure and a composite building panel for an outer wall, and more particularly to a structure of an outer wall that partitions an outdoor side and an indoor side of a building, and is used to construct such an outer wall, and constitutes the outer wall. It is intended for a composite building panel in which members are integrated.
[0002]
[Prior art]
As an outer wall structure for houses, etc., heat insulating materials such as glass fiber mats are housed in the internal space of the framework structure such as columns, beams, steel frames, etc., which constitute the framework that bears the structural strength of the outer wall, improving the heat insulation of the outer wall Techniques for causing this are known.
There is also known a vented outer wall technology in which a vent gap through which air can freely flow is provided between an exterior material such as a cement plate facing the outdoor side of the outer wall and the above-described frame structure or heat insulating material. . For example, even if the exterior material is overheated by intense solar radiation, the exterior material is separated from the indoor heat insulating material by the ventilation gap, so that the temperature of the heat insulating material or the interior material side can be prevented from rising. The air flowing through the ventilation gap can also exert a function of cooling by removing heat of the exterior material.
[0003]
In such a vented outer wall structure, a holding plate such as a plywood or a gypsum material-sealing board is provided outside the insulating material inside the ventilation gap to keep the insulating material from protruding into the ventilation gap. Pasting has been done. Since rainwater or the like intrudes from the exterior material side, the holding plate is often subjected to waterproof treatment.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the ventilation outer wall structure as described above, there is a problem that dew condensation easily occurs on the indoor surface of the holding plate or inside the heat insulating material.
This is because a large temperature difference occurs between the indoor side and the outdoor side of the holding plate, and dew condensation occurs on the surface of the holding plate. For example, in the cold season, the outdoor side of the holding plate is cooled by air flowing through the ventilation gap. On the indoor side of the holding plate, the indoor heating heat warms the air in the wall which is included in the heat insulating material through the interior material. If the warm air in contact with the indoor surface of the holding plate is rapidly cooled, dew condensation occurs on the surface of the holding plate or in the surrounding air.
[0005]
Condensation that occurs inside the outer wall causes problems such as generation of mold and corrosion or rust of components of the outer wall.
In the ventilated outer wall structure, since the air always flows through the vent gap, the internal space of the wall where the heat insulating material and the like are present is easily affected by the temperature change on the outdoor side, and dew condensation easily occurs.
An object of the present invention is to prevent the occurrence of dew condensation inside a wall in an outer wall structure having a ventilation gap as described above.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The outer wall structure according to the present invention is a structure of an outer wall that partitions an indoor side and an outdoor side of a building, in a thickness direction of the outer wall, a frame structure disposed at a center, and housed inside the frame structure. A heat insulating material, a kenaf fiber board adhered to the framework structure on the outdoor side of the heat insulating material, an exterior material arranged with a ventilation gap on the outdoor side of the kenaf fiber board, And an interior material arranged on the indoor side.
[Outer wall of building]
The building can be applied not only to ordinary houses and apartment houses, but also to various office buildings, factories, public facilities, and the like.
[0007]
It is an outer wall that separates the indoor side and the outdoor side of the building. The basic structure of the outer wall includes a frame structure arranged in the center in the thickness direction, an exterior material arranged on the outdoor side of the frame structure, and an interior material arranged on the indoor side of the frame structure. A ventilation gap is provided between the exterior material and the framework structure.
[Frame structure]
It is composed of wooden columns, crossbars, steel frames, concrete columns, etc., and bears the basic structural strength of the outer wall. It also serves as a support structure for supporting exterior and interior materials.
The same material and structure as the frame structure of the outer wall in a normal building is adopted.
[0008]
(Insulation material)
It is housed inside the frame structure to improve the heat insulation of the outer wall.
Outer wall insulation in ordinary buildings can be used. Specific examples include a glass fiber mat and a foamed resin board.
[Kenaf fiber board]
Affixed to the framework structure on the outdoor side of the insulation.
It is a board material formed by accumulating and molding the fibers of kenaf, a one-year plant. Kenaf fibers are relatively long fibers and have excellent strength. If a binder material is blended in addition to the kenaf fiber, it is easy to mold and the mechanical strength is improved. Kenaf fibers are collected from the epidermal side of kenaf plants. A crushed kenaf plant core may also be incorporated.
[0009]
As a method of manufacturing a kenaf fiber board, a technique common to a kenaf fiber board used for ordinary building material applications can be applied. Basically, it is manufactured using the skin portion of a kenaf plant as a raw material, through processes such as fiber defibration, fiber matting, adhesive impregnation, drying, mat lamination, and hot pressing. More specifically, the techniques disclosed in JP-A-2002-283313, JP-A-2002-248610, JP-A-11-33986, and the like are applied.
The thicker the kenaf fiber board, the higher the strength and deformation resistance, but the thinner the kenaf fiber board, the higher the moisture permeability. Therefore, the thickness is set according to the required performance. Usually, the thickness is set in the range of 0.5 to 8 mm. Preferably it is 1-4 mm.
[0010]
Preferably has a moisture permeability of kenaf fiber board is 500~2000g^/ m 2 · 24h, it is more preferable at 1000g^/ m 2 · 24h.
A surface disposed on the outdoor side of the kenaf fiber board may be provided with a moisture permeable waterproof layer. The moisture-permeable waterproof layer can be constituted by attaching a moisture-permeable waterproof sheet (film) to the surface of a kenaf fiber board. It can also be formed by applying a moisture-permeable waterproof paint to the surface of the kenaf fiber board. The moisture-permeable waterproof layer is effective in preventing water such as rainwater entering from the outdoor side of the outer wall from entering the indoor side more than the kenaf fiber board.
(Exterior material)
It is arranged on the outdoor side of the kenaf fiber board with a ventilation gap.
[0011]
The material and structure of the exterior material in an ordinary building can be adopted. Examples of the material of the exterior material include an ALC plate, a cement plate, and a ceramic plate. In order to make it easy to attach a tile-like exterior material, an exterior base plate made of a plywood, a cement plate, or the like can be installed.
The ventilation gap is formed by sandwiching a gap holding material such as a crosspiece or a block material between the frame structure of the outer wall and the exterior material or exterior base material. The gap material is preferably arranged intermittently or partially so as not to block the ventilation gap.
The width of the ventilation gap varies depending on the construction conditions of the building, but is usually set to 1 to 2 cm.
[0012]
[Interior materials]
It is located on the indoor side of the framework structure.
Interior materials for ordinary buildings can be used. The interior materials include interior finish materials, interior base materials, soundproofing materials, heat insulation materials, and the like that are exposed in the indoor space. Examples of the material of the interior material include plywood, gypsum board, fiber board, foam resin board, interior tile, and wallpaper.
[Composite building panel]
It is a building member used to construct the outer walls of industrialized houses and high-rise buildings.
[0013]
The above-mentioned frame structure or a part thereof is constituted by a frame-shaped frame, such as a steel frame framed with a steel material or a wooden frame framed with wood.
A heat insulating material is accommodated inside the frame. A kenaf fiber board is stuck to the frame outside the insulation. An exterior material is arranged on the outdoor side of the kenaf fiber board with a ventilation gap. An interior material is arranged on the indoor side of the frame. These components are integrated to form a composite building panel.
The outer walls are constructed by arranging the composite building panels side by side on the outer wall of the building and connecting and fixing the panels to each other or connecting and fixing the panels to a support structure such as a base or a pillar.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The outer wall structure shown in FIGS. 1 and 2 is constructed by acomposite building panel 10.
[Composite building panel]
Thecomposite building panel 10 has asteel frame 20 formed by combining and welding shape steel materials such as C-type steel. Thesteel frame 20 has a flat rectangular shape and a thick disk shape, and has a space therein.
Aheat insulating material 22 made of a glass fiber mat or the like is accommodated in the internal space of thesteel frame 20. As shown in FIG. 2, a paper tube 24 that secures a space for various wirings and pipes is also arranged inside thesteel frame 20. By inserting the paper tube 24, the flat futon-shapedheat insulating material 22 is deformed into a partially crushed shape.
[0015]
Aninterior material 30 is installed on a surface of thesteel frame 20 which is disposed indoors in the installed state. In theinterior material 30, a plywood 33, astyrene foam board 32, and a gypsum board 31 are sequentially arranged from thesteel frame 20 side. Although not shown, wallpaper or paint finish is applied to the indoor surface.
On the outdoor side of thesteel frame 20, a kenaf fiber board 44 is stuck. Askenaf fiber board 20, a commercially available kenaf fiber board [Matsushita Electric Works Co., thickness 1.5 to 2.5 mm, the moisture permeability 1200~1600g^/ m 2 · 24h] is used. Thekenaf fiber board 20 has a function of pressing theheat insulating material 22 deformed by the insertion of the paper tube 24 so as not to protrude outside thesteel frame 20 on the outdoor side.
[0016]
On the surface of the kenaf fiber board 44, an exterior base material 42 made of a plywood and a laminated material is attached via abar 46 for maintaining a space. Aventilation gap 50 is formed between the exterior base material 42 and the kenaf fiber board 44. The width of theventilation gap 50 is set to, for example, 10 to 20 mm. In order to allow theventilation gap 50 to communicate with the end of thecomposite building panel 10 in any of the upper, lower, left, and right directions, thecrosspieces 46 are partially arranged along each side or divided in the middle. .
Anexterior material 40 made of a cement plate or the like is attached to the surface of the exterior base material 42.
[0017]
[Construction of composite building panels]
Thecomposite building panel 10 having the above structure is produced in advance in a factory or the like, and is carried to a building site in a completed state.
At a building site, an outer wall structure is constructed simply by arranging thecomposite building panels 10 at locations corresponding to the outer walls of the building and integrally connecting them with bolts or the like. At this time, theexterior material 40 of thecomposite building panel 10 is disposed on the outdoor side of the outer wall, and theinterior material 30 is disposed on the indoor side.
In a state where the outer wall is constructed by thecomposite building panel 10, theventilation gaps 50 of eachcomposite building panel 10 are in a state of communicating with each other. At the lower end of the outer wall, theventilation gap 50 is opened to the outdoor space or the underfloor space. At the upper end of the outer wall, theventilation gap 50 communicates with the attic space or communicates with the outdoor space under the eaves.
[0018]
Air flows freely through theventilation gap 50. As a result, for example, transmission of the heat of theexterior plate 40 heated by the solar radiation in the summer to the indoor side from the kenaf fiber board 44 can be blocked or suppressed by the air flowing through theventilation gap 50.
In the cold season, dew condensation may occur in the space in the wall where theheat insulating material 22 and the like exist due to the temperature difference between the heated indoor space and the outdoor space. However, when the air is flowing through theventilation gap 50, moisture in the space in the wall passes through the kenaf fiber board 44 and is discharged to theventilation gap 50 side, so that excess moisture is provided in the indoor space more than the kenaf fiber board 44. The accumulation of excessive moisture is prevented, and consequently the formation of dew is eliminated.
[0019]
(Waterproof structure)
Due to the rainfall, rainwater may enter theventilation gap 50 from the gap of theouter plate 40 or the like. Since the kenaf fiber board 44 is permeable to moisture but has water resistance, even if rainwater adheres to the kenaf fiber board 44, the kenaf fiber board 44 is not damaged.
However, in order to reliably prevent rainwater or the like from entering the indoor side more than the kenaf fiber board 44, a moisture-permeable waterproof sheet may be laminated on the outdoor side surface of the kenaf fiber board 44, or a moisture-permeable waterproof coating may be applied. It is effective to laminate the moisture-permeable and waterproof layer by applying water. It is also effective to subject the kenaf fiber board 44 itself to a process of imparting waterproofness without impairing moisture permeability. For example, a moisture-permeable waterproof sheet, paste the moisture vapor permeable sheet [manufactured by DuPont-Asahi Flash Products] in sheathing board to provide waterproofing and those with total moisture permeability 1000 g /m 2 ·^24h can be used.
[0020]
【The invention's effect】
The outer wall structure according to the present invention has a ventilation gap disposed inside the exterior material and a heat insulating material on the indoor side thereof, which is separated by a kenaf fiber board. Excess moisture generated in the space can be efficiently removed through the kenaf fiber board to the ventilation gap. As a result, dew condensation occurs in the space inside the wall due to the temperature difference between the inside and outside of the wall, and the structural members of the wall can be prevented from being corroded or deteriorated, and the durability of the building can be greatly improved. . The kenaf fiber board not only has high moisture permeability but also has excellent deformation resistance, so that even if it is thin, the function of keeping the heat insulating material from bulging or protruding can be exhibited well.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a vertical sectional view of an outer wall structure showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a horizontal sectional view.
Reference Signs List 10composite building panel 20steel frame 22 heat insulating material 24paper tube 30interior material 40 exterior material 42 exterior base material 44kenaf fiber board 50 ventilation gap

Claims (3)

Translated fromJapanese

建築物の屋内側と屋外側とを仕切る外壁の構造であって、
前記外壁の厚み方向において、中央に配置される枠組構造と、
前記枠組構造の内部に収容される断熱材と、
前記断熱材の屋外側で前記枠組構造に貼着されるケナフ繊維ボードと、
前記ケナフ繊維ボードの屋外側に、通気間隙をあけて配置される外装材と、
前記枠組構造の屋内側に配置される内装材と
を備える外壁構造。The structure of the outer wall that separates the indoor side and the outdoor side of the building,
In the thickness direction of the outer wall, a framework structure arranged at the center,
A heat insulating material housed inside the framework structure,
Kenaf fiber board adhered to the framework structure on the outdoor side of the heat insulating material,
On the outdoor side of the kenaf fiber board, an exterior material disposed with a ventilation gap,
An outer wall structure comprising: an interior material disposed on the indoor side of the framework structure.前記ケナフ繊維ボードが、厚み０．５〜８ｍｍ、透湿度５００〜２０００ｇ／ｍ^２・２４ｈである
請求項１に記載の外壁構造。The kenaf fiber board, the outer wall structure of claim 1 thickness 0.5 to 8 mm, a moisture permeability 500~2000g^/ m 2 · 24h.建築物の屋内側と屋外側とを仕切る外壁に施工される複合建築パネルであって、
盤状をなす枠体と、
前記枠体の内部に収容される断熱材と、
前記断熱材の屋外側で前記枠体に貼着されるケナフ繊維ボードと、
前記ケナフ繊維ボードの屋外側に、通気間隙をあけて配置される外装材と、
前記枠体の屋内側に配置される内装材と
を備える複合建築パネル。A composite building panel constructed on an outer wall separating an indoor side and an outdoor side of a building,
A frame-shaped frame,
A heat insulating material housed inside the frame,
Kenaf fiber board adhered to the frame on the outdoor side of the heat insulating material,
On the outdoor side of the kenaf fiber board, an exterior material disposed with a ventilation gap,
A composite building panel comprising: an interior material disposed on the indoor side of the frame.

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