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JP2003234155A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

カード用コネクタ装置

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JP2003234155A
JP2003234155AJP2002029535AJP2002029535AJP2003234155AJP 2003234155 AJP2003234155 AJP 2003234155AJP 2002029535 AJP2002029535 AJP 2002029535AJP 2002029535 AJP2002029535 AJP 2002029535AJP 2003234155 AJP2003234155 AJP 2003234155A
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Toshihisa Matsushita
敏久 松下
Yoshinari Kuroda
嘉成 黒田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】【課題】 コネクタ端子をカードの挿入方向に沿って前
後に配設して長さの異なるカードを挿着可能にすると共
に、カードの挿入時に各カードを円滑に挿入することが
できるカード用コネクタ装置を提供する。【解決手段】 ハウジング1の収納部1aの手前側に配
設される第1のコネクタ端子2の接点部2cを、収納部
1aのカード挿入路の外側に配設し、第2のカード13
の挿入時には第2のカード13の底面とは接触しないよ
うに形成すると共に、第1のカード12の挿入時にはカ
ードの挿入に伴って接点部2cが第1のカード12の接
触端子部12aと接触する位置まで変位するように形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PCな
ど各種携帯情報端末、デジタルカメラ、デジタルAV機
器などのメモリー対応機器に用いられる小型メモリーカ
ードなどに使用される、カード用コネクタ装置の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやデジタルカメ
ラなどの電子機器の増設記録装置としてカード用コネク
タ装置が一般的に使用されている。このカード用コネク
タ装置の記憶媒体としてはPCカードやメモリーカード
が広く使用さるようになってきている。
【0003】このPCカードやメモリーカードをカード
用コネクタ装置に挿着して必要な情報の書き込み、及び
読み取りを行うものであるが、近年においては、小型の
メモリーカードには、長いもの、短いもの、厚いもの、
薄いものなど、形状の異なる色々な種類のメモリーカー
ドが開発されており、これらに対応してカード用コネク
タ装置も様々な種類のものが開発されている。
【0004】この場合、カード用コネクタ装置としては
1種類のメモリーカードにしか対応しておらず、一つの
カード用コネクタ装置には特定の一つのメモリーカード
しか挿着することができなかった。このため、色々な種
類のメモリーカードを使用したい場合には、それぞれの
メモリーカード専用のカード用コネクタ装置を準備する
必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それぞ
れのメモリーカード専用のカード用コネクタ装置を準備
する場合には、カード用コネクタ装置を搭載する電子機
器が大型化してしまい、また、メモリーカードを挿着す
る際に、種類の異なるメモリーカードを間違って別のカ
ード用コネクタに挿入してしまうという不具合が発生す
る問題があった。
【0006】このため、長さの異なる二つのカードを挿
着可能にするために、各カードの接触端子部と接触可能
なコネクタ端子部をカードの挿入方向に沿って前後二列
に配設する構造が提案されているが、かかる構造では、
長い方のカードを挿入する場合、長いカードは手前側に
配設されたコネクタ端子を乗り越えて奥側に配設された
コネクタ端子と接触する位置まで移動されることになる
ため、長いカードは手前側のコネクタ端子と擦れて底面
が摩耗することや、挿入時の抵抗が大きくなってしまう
という問題があった。
【0007】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、コネクタ端子をカードの挿入方向に沿って前後
に配設して長さの異なるカードを挿着可能にすると共
に、カードの挿入時に各カードを円滑に挿入することが
できるカード用コネクタ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、長さが短く肉薄な第1
のカードと、この第1のカードより長さが長く肉厚な第
2のカードの両方が挿着可能な収納部を有するハウジン
グと、前記収納部のカード挿入方向に沿って手前側と奥
側にそれぞれ並設され、前記第1のカードの接触端子部
と接続される複数の第1のコネクタ端子と、前記第2の
カードの接触端子部と接続される複数の第2のコネクタ
端子とを備え、前記第1のコネクタ端子の接点部は、前
記収納部のカード挿入路の外側に配設され、前記第2の
カードの挿入時には前記第2のカードの底面とは接触し
ないように形成されると共に、前記第1のカードの挿入
時にはカードの挿入に伴って前記接点部が前記第1のカ
ードの接触端子部と接触する位置まで変位するように形
成したことを特徴とする。
【0009】また、第2の手段として、前記ハウジング
には、前記第1のカードと係合してカード挿入方向へ移
動する第1のスライド部材と、前記第2のカードと係合
してカード挿入方向へ移動する第2のスライド部材が設
けられ、前記第1のスライド部材は前記第2のスライド
部材よりカード挿入方向に沿って手前側に配設され、前
記第1のスライド部材に、前記第1のコネクタ端子の接
点部を前記第1のカードの接触端子部と接触する位置ま
で変位させる押圧部を形成したことを特徴とする。
【0010】また、第3の手段として、前記第1のコネ
クタ端子は、一端側が前記ハウジングに固着されて自由
端側が前記接点部を有する片持ち状に形成され、前記接
点部が自身の有する弾性力により前記収納部のカード挿
入路の外側に位置するように付勢されており、前記第1
のスライド部材がカードの挿着位置に移動するのに伴っ
て、前記押圧部が、前記第1のコネクタ端子の付勢力に
抗して前記接点部を前記第1のカードの接触端子部と接
触する位置まで変位させることを特徴とする。
【0011】また、第4の手段として、前記第1のスラ
イド部材をカード排出方向へ付勢する第1付勢部材と、
前記第1のスライド部材を第1のカード挿着位置にロッ
クする第1ハート型カム溝、及びこの第1ハート型カム
溝に沿って摺動する第1ロックピンとを備えると共に、
前記第2のスライド部材をカード排出方向へ付勢する第
2付勢部材と、前記第2のスライド部材を第2のカード
挿着位置にロックする第2ハート型カム溝、及びこの第
2ハート型カム溝に沿って摺動する第2ロックピンとを
備え、前記ロックの解除時には、前記第1のスライド部
材がカード排出方向へ移動するのに伴って、前記第1の
カードは前記第1のスライド部材に押されて排出位置ま
で移動され、前記第2のスライド部材がカード排出方向
へ移動するのに伴って、前記第2のカードは前記第2の
スライド部材に押されて排出位置まで移動することを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図15に示す。図1はカード用コネクタ装置の平面
図、図2は同じく正面図、図3は同じく縦断面図、図4
は第1のカード挿着時のカード用コネクタ装置の平面
図、図5は同じく正面図、図6は同じく縦断面図、図7
は第2のカード挿着時のカード用コネクタ装置の平面
図、図8は同じく正面図、図9は同じく縦断面図、図1
0は第1のカードの平面図、図11は同じく正面図、図
12は同じく底面図、図13は第2のカードの平面図、
図14は同じく正面図、図15は同じく底面図である。
【0013】図1乃至3において、ハウジング1は、合
成樹脂などの絶縁材で前方及び上方が開口された方形状
の箱形に形成されている。このハウジング1の中央には
収納部1aが設けられており、また、前記ハウジング1
には、前記収納部1aに連続してハウジング1の前面ま
で延びるカード挿入部1bが形成されている。
【0014】前記収納部1aには、弾性を有する導電性
の金属材からなる第1、及び第2のコネクタ端子2、3
が複数個並設されている。前記第1のコネクタ端子2
は、前記収納部1aのカード挿入方向の手前側に配設さ
れており、平板状の基部と、この基部から互いに対向す
る方向へ略Z字状に屈曲されて形成された接続片2a及
び接触片2bとから形成されている。前記第1のコネク
タ端子2は、一端側に形成された前記接続片2aが、前
記収納部1aの底面部に設けられた開口部1cから外方
へ表出して配設されており、この接続片2aが電子機器
などの外部の回路基板上の回路パターンと半田付けされ
て固着されることで信号の伝送が行われるものとなる。
【0015】また、前記第1のコネクタ端子2の基部の
他端側に形成された前記接触片2bが、前記収納部1a
の底部に片持ち状に支持されて前記収納部1a内に突出
可能に配設されたものとなっている。また、前記接触片
2bの先端側には、後述する第1のカード12の接触端
子部12aに接続される接点部2cが形成されている。
この場合、前記接点部2cは、自身の有する弾性力によ
り前記収納部1aのカード挿入路の外側に位置するよう
に付勢されたものとなっている。
【0016】前記第2のコネクタ端子3は、前記収納部
1aの前記第1のコネクタ端子2の配設位置よりも奥側
に配設されており、平板状の基部と、この基部から互い
に対向する方向へ屈曲されて形成された接続片3a及び
接触片3bとから形成されている。前記第2のコネクタ
端子3は、一端側に形成された前記接続片3aが、前記
ハウジング1の後方外側面から外方へ表出して配設され
ており、この接続片3aが電子機器などの外部の回路基
板上の回路パターンと半田付けされて固着されることで
信号の伝送が行われるものとなる。
【0017】また、前記第2のコネクタ端子3の基部の
他端側に延出されて形成された前記接触片3bが、前記
収納部1a内に突出して配設されたものとなっている。
また、前記接触片3bの先端側には、後述する第2のカ
ード13の接触端子部13aに接続される接点部3cが
形成されている。
【0018】また、前記カード挿入部1bには、後述す
る第1及び第2のカード12、13の底面部を案内する
平面からなる平坦部1dが設けられており、この平坦部
1dを挟んで両側には、後述する第1及び第2のカード
12、13の側面部を案内する一対のガイド部1e、1
eが形成されている。また、前記カード挿入部1bは、
最大幅が第1のカード12の幅と略等しくなるように形
成されており、また、最大厚さは第2のカード13の厚
さと略等しくなるように形成されている。
【0019】また、一対の前記ガイド部1e、1eに
は、段差状の平行面からなる複数の案内面が形成されて
おり、前記ガイド部1eの下端側には、第1のカード1
2の側面部と当接して第1のカード12を挿着位置へ案
内する凹状の第1の案内面1fが形成されている。ま
た、前記ガイド部1eの上端側には、凹状の前記第1の
案内面1fよりも内側に位置され、第2のカード13の
側面部と当接して第2のカード13を挿着位置へ案内す
る凸状の第2の案内面1gが形成されたものとなってい
る。
【0020】尚、前記第1の案内面1fと前記第2の案
内面1gとは、前記第1の案内面1fが前記第2の案内
面1gより外方に形成されていると共に、前記第2の案
内面1gを前記第1の案内面1fよりも上方位置に形成
し、お互いの位置が高さ方向に異なった位置に形成され
たものとなっている。
【0021】このように、前記第2の案内面1gを前記
第1の案内面1fよりも上方位置に形成することによ
り、前記収納部1aに挿入される後述する第2のカード
13の底面と、前記収納部1aに挿入される後述する第
1のカード12の底面との位置を同一高さに配置するこ
とができるものとなっている。
【0022】また、前記ハウジング1の一側部の前端側
には、後述する第1のスライド部材6をカードの排出方
向へ付勢するコイルばねからなる第1の復帰ばね4を収
容するばね収容部が形成されている。また、このばね収
容部の後方には、第1のスライド部材6をカードの挿着
位置に保持するための複数の段部からなる第1のハート
型カム溝1hが形成されている。
【0023】また、前記ハウジング1の対向する他側部
の後端側には、後述する第2のスライド部材9をカード
の排出方向へ付勢するコイルばねからなる第2の復帰ば
ね5を収容するばね収容部が形成されている。また、こ
のばね収容部の前方には、第2のスライド部材9をカー
ドの挿着位置に保持するための複数の段部からなる第2
のハート型カム溝1iが形成されている。
【0024】第1のスライド部材6は、合成樹脂などの
絶縁材から略H字状に形成されており、この第1のスラ
イド部材6には、後述する第1のカード12が収容され
る第1のカード収容部6aが形成されている。また、前
記第1のカード収容部6aの一側面部には、収容される
第1のカード12の側面部に設けられた位置決め用の凹
部12eに係合する、ばね性を有する金属板等からなる
第1係合片7が固着されている。
【0025】また、前記第1のスライド部材6には、前
記ハウジング1のばね収容部に収容された、前記第1の
復帰ばね4の一端部が係止されるばね係止部6bが設け
られており、また前記第1のスライド部材6の一端側に
は、前記ハウジング1に形成された前記第1のハート型
カム溝1hと摺接して前記第1のスライド部材6をカー
ドの挿着位置に保持する金属の線材からなる第1のロッ
クピン8が回動可能に軸支されている。そして、前記第
1のロックピン8と前記第1のハート型カム溝1hとの
協同によって、前記第1のスライド部材6は、前記第1
の復帰ばね4の付勢力に抗してカードの挿着位置に保持
されるものとなっている。
【0026】また、前記第1のカード収容部6aの両前
端部には、一対の第1の前面係止部6c、6cが形成さ
れている。この第1の前面係止部6c、6cが、挿入さ
れる後述する第1のカード12の前面角部及び切り欠き
部12bと係合することにより、カードの挿入に伴っ
て、前記第1のスライド部材6がカードの挿入方向へ移
動されるものとなっている。
【0027】また、前記第1のスライド部材6の第1の
カード収容部6aの略中央には、横方向に長尺状で前端
に傾斜面を有する、方形で板状の押圧部6dが形成され
ている。この押圧部6dが、前記第1のスライド部材6
がカードの挿入方向へ移動するのに伴って、前記第1の
コネクタ端子2の接触片2bと当接することで、前記接
点部2cを前記収納部1aのカード挿入路内に突出させ
るものとなっている。
【0028】第2のスライド部材9は、合成樹脂などの
絶縁材から略方形状に形成されており、この第2のスラ
イド部材9には、後述する第2のカード13の係止用凹
部13cが係止される第2のカード係止部9aが形成さ
れている。また、前記第2のカード係止部9aの近傍に
は、係止される第2のカード13の側面部に設けられた
位置決め用の凹部13dに係合する、ばね性を有する金
属板等からなる第2係合片10が固着されている。
【0029】また、前記第2のスライド部材9には、前
記ハウジング1のばね収容部に収容された、前記第2の
復帰ばね5の一端部が係止されるばね係止部9bが設け
られており、また前記第2のスライド部材9の一端側に
は、前記ハウジング1に形成された前記第2のハート型
カム溝1iと摺接して前記第2のスライド部材9をカー
ドの挿着位置に保持する金属の線材からなる第2のロッ
クピン11が回動可能に軸支されている。そして、前記
第2のロックピン11と前記第2のハート型カム溝1i
との協同によって、前記第2のスライド部材9は、前記
第2の復帰ばね5の付勢力に抗してカードの挿着位置に
保持されるものとなっている。
【0030】そして、前記第2のカード係止部9aが、
挿入される後述する第2のカード13の係止用凹部13
cと係止することにより、カードの挿入に伴って、前記
第2のスライド部材9がカードの挿入方向へ移動される
ものとなっている。
【0031】尚、図示はしないが、前記ハウジング1の
上面側には、金属板からなるカバー部材が、前記ハウジ
ング1の上面側の開口部を覆うように取り付けられてい
る。また、このカバー部材は前記ハウジング1の収納部
1aに配設された前記第1及び第2のコネクタ端子2、
3の上面を覆うように形成されており、外部からの輻射
ノイズ等の侵入を防止するシールド板の役目も果たすも
のとなっている。
【0032】図10乃至12において、第1のカード1
2は、内部に集積回路(IC)が収納されており、記録
媒体として広く使用されているものである。この第1の
カード12の一表面には、その一端側に複数の接触端子
部12aが形成されており、この接触端子部12aが前
記ハウジング1の収納部1aに配設された前記第1のコ
ネクタ端子2の接触片2bと接触することにより、外部
に接続された電子機器との種々の情報処理が行われるも
のとなっている。
【0033】また、前記第1のカード12には、前記接
触端子部12aの形成側のその一隅部に、斜面状の切り
欠き部12bが設けられている。前記第1のカード12
が前記第1のスライド部材6の第1のカード収容部6a
に挿入された時、この切り欠き部12bと他端側の角部
が前記第1のスライド部材6の第1のカード収容部6a
の第1の前面係止部6cに係合することによって、前記
第1のスライド部材6が前記第1のカード12の挿入に
伴って挿入方向へ移動可能となるように形成されてい
る。
【0034】また、前記第1のカード12の一側面部に
は、カードの書き込み禁止を示す識別部である凹溝部1
2cが形成され、この凹溝部12cにはスライド可能な
識別子12dが設けられている。この識別子12dをス
ライド移動させることにより、前記凹溝部12cの位置
を変更することができ、この位置に応じてカードへの書
き込みの可否を変更することが可能となっている。
【0035】また、前記第1のカード12の他側面部に
は、位置決め用の凹部12eが形成されている。この凹
部12eに前記第1のカード収容部6aの一側面部に設
けられたばね性を有する前記第1係合片7が係合するこ
とで前記第1のカード12を前記第1のスライド部材6
の第1のカード収容部6aに保持させるものとなってい
る。
【0036】尚、前記第1のカード12の下面側両端部
には長尺状の切り溝部12fが形成されており、この切
り溝部12fを除いた最大幅寸法はやや幅広に形成され
ており、これに対して最大厚さ寸法はやや肉薄に形成さ
れたものとなっている。
【0037】図13乃至15において、第2のカード1
3は、内部に集積回路(IC)が収納されており、記録
媒体として広く使用されているものである。この第2の
カード13の一表面には、その一端側に複数の接触端子
部13aが形成されており、この接触端子部13aが前
記ハウジング1の収納部1aに配設された前記第2のコ
ネクタ端子3の接触片3bと接触することにより、外部
に接続された電子機器との種々の情報処理が行われるも
のとなっている。
【0038】また、前記第2のカード13の一端部には
傾斜面からなる切り欠き部13bが形成されており、こ
の切り欠き部13bの下面側には、カードの挿入方向と
直交する方向に当接面を有する係止用凹部13cが形成
されている。また、前記係止用凹部13cと一定の間隔
をおいて前記第2のカード13の一側面部には、位置決
め用の凹部13dが形成されている。
【0039】前記第2のカード13を前記第2のスライ
ド部材9の第2のカード係止部9aに係止させる際、前
記凹部13cに、前記第2のカード係止部9aの近傍に
設けられたばね性を有する前記第2係合片10が係合す
ることにより、前記第2のカード13を前記第2のスラ
イド部材9の第2のカード係止部9aに保持させるもの
となっている。
【0040】前記第2のカード13が前記ハウジング1
の収納部1aに挿入された時、前記第2のカード13の
前記係止用凹部13cの当接面が前記第2のスライド部
材9の第2のカード係止部9aに当接することによっ
て、前記第2のスライド部材9が前記第2のカード13
の挿入に伴って挿入方向へ移動可能となるように形成さ
れている。
【0041】尚、前記第2のカード13は略長方体状に
形成されており、前記第1のカード12に比較して、最
大幅寸法はやや幅狭に形成されており、これに対して最
大厚さ寸法はやや肉厚に形成されたものとなっている。
また、挿入方向の長さが前記第1のカード12よりも長
く長尺状に形成されたものとなっている。
【0042】上記構成のように、形状の異なる、それぞ
れの前記第1のカード12、及び前記第2のカード13
を前記ハウジング1のカード挿入部1bに挿入する場
合、上記実施例の構成においては、図5及び図8に示す
ように、前記カード挿入部1bは、最大幅が、幅広、肉
薄である前記第1のカード12の幅と略等しくなるよう
に形成されており、また、最大厚さは、幅狭、肉厚であ
る前記第2のカード13の厚さと略等しくなるように形
成されていることから、それぞれの前記第1、及び第2
のカード12、13の挿入が可能となっている。
【0043】また、この場合、前記カード挿入部1bの
両側部には一対の前記ガイド部1e、1eが形成されて
おり、この前記ガイド部1eに前記第1のカード12の
側面部と当接して第1のカード12を挿着位置に案内す
る凹状の第1の案内面1fと、前記第2のカード13の
側面部と当接して第2のカード13を挿着位置へ案内す
る凸状の第2の案内面1gとを形成したことから、形状
の異なる複数種類のカードを円滑に、かつ確実にカード
の挿着位置に案内することができるものとなっている。
【0044】また、前記第2のカード13は前記第1の
カード12よりも挿入方向の長さが長く長尺状に形成さ
れており、また、前記ハウジング1の収納部1aには、
前記第1のカード12の接触端子部12aと接触する前
記第1のコネクタ端子2と、前記第2のカード13の接
触端子部13aと接触する前記第2のコネクタ端子3と
を、カードの挿入方向に違えて、それぞれの前記接触端
子部12a、13aの形成位置に対応させて配設するよ
うにしたことから、形状の異なる複数種類のカードと、
これらを挿着するコネクタ装置のコネクタ端子との接触
を確実に行うことができるものとなっている。
【0045】次に、図4乃至図9を用いて前記第1のカ
ード12、及び第2のカード13をコネクタ装置に挿入
する場合の動作を説明する。まず、図1に示す初期の状
態、すなわち前記第1のカード12の未挿入時には、前
記第1のスライド部材6は前記第1の復帰ばね4の付勢
力によりカードの排出方向へ付勢されている。
【0046】次に、前記第1のカード12が、前記第1
のスライド部材6の第1のカード収容部6aに挿入され
ると、前記第1のカード12は、前記第1係合片7によ
り位置決め用の前記凹部12eが係合されて前記第1の
カード収容部6aに保持されるものとなる。この時、前
記第1のカード12の接触端子部12aは前記第1のコ
ネクタ端子2の接触片2bの接点部2cとは離間してい
る。
【0047】次に、前記第1のカード12をカードの挿
入方向へ押圧してやると、前記第1のカード12の切り
欠き部12bと他端側の角部が、前記第1のスライド部
材6の第1のカード収容部6aの第1の前面係止部6c
に係合していることから、前記第1のスライド部材6が
前記第1のカード12の挿入に伴って挿入方向へ移動可
能となり、前記第1の復帰ばね4の付勢力に抗して前記
第1のスライド部材6がカードの挿入方向へ移動して、
前記第1のロックピン8の一端部が前記第1のハート型
カム溝1hをトレースしてロック位置にロックされる。
(図4)尚、この場合、前記第2のスライド部材9は、
前記ハウジング1の収納部1aの奥側に配置されてお
り、前記第1のスライド部材6とは当接しないようなっ
ている。
【0048】この時、前記第1のカード12の挿入に伴
って、前記第1のスライド部材6に形成された前記押圧
部6dが前記第1のコネクタ端子2の接触片2bを押圧
して、前記接点部2cを前記ハウジング1の収納部1a
のカードの挿入路内へと押し上げることから、前記第1
のカード12の接触端子部12aは前記第1のコネクタ
端子2の接触片2bの接点部2cと接触するものとな
る。(図6)
【0049】また、この時、前記第1のカード12に設
けられた前記識別子12dが、図示しない検出手段を押
圧/非押圧することにより、前記第1のカード12の書
き込み禁止か否かを検出することができるものとなって
いる。
【0050】このように、前記第1のカード12の挿入
に伴って、前記第1のスライド部材6の前記押圧部6d
によって前記第1のコネクタ端子2の接触片2bを収納
部1aのカード挿入路内へ押し上げる構成としたことに
より、前記第1のカード12の接触端子部12aと前記
第1のコネクタ端子2の接触片2bの接点部2cとを確
実に接触させることができるものとなっている。
【0051】また、前記第1のスライド部材6のロック
を解除して前記第1のカード12を排出させる場合に
は、前記第1のカード12を再度押圧することにより前
記第1のロックピン8が前記第1のハート型カム溝1h
のロック位置から外れ、前記第1のスライド部材6がカ
ード排出方向へ移動するのに伴って、前記第1のカード
12は前記第1のスライド部材6に押されて排出位置ま
で移動するものとなる。
【0052】次に、図1に示す初期の状態、すなわち前
記第2のカード13の未挿入時には、前記第2のスライ
ド部材9は前記第2の復帰ばね5の付勢力によりカード
の排出方向へ付勢されている。
【0053】次に、前記第2のカード13が、前記ハウ
ジング1収納部1aに挿入されると、前記第2のカード
13は前記第1のカード12より横幅が狭いことから、
前記第1のスライド部材6の前記第1のカード収容部6
aに設けられた前記第1の前面係止部6c、6cを通過
するものとなり、前記第2のカード13は、前記第2の
スライド部材9の前記第2係合片10により位置決め用
の前記凹部13dが係合されて前記第2のスライド部材
9の前記第2のカード係止部9aに保持されるものとな
る。この時、前記第2のカード13の接触端子部13a
は前記接触片3bの接点部3cとは離間している。
【0054】この時、前記第1のスライド部材6は前記
第1の復帰ばね4の付勢力によりカードの排出方向へ付
勢されており、前記押圧部材6dはカードの挿入方向へ
移動されないことから、前記第1のコネクタ端子2の接
触片2bは前記押圧部6dに押圧されることはなく、前
記接触片2bは自身の有する弾性力により接点部2cが
前記収納部1aのカード挿入路の外側に位置するように
付勢されたものとなっている。このため、前記第2のカ
ード13は、前記接点部2cと底面が接触することなく
前記第2のスライド部材9の前記第2のカード係止部9
aに保持されるものとなる。
【0055】このように、前記第1のコネクタ端子2の
接触片2bの有する弾性力を利用して、前記接点部2c
が前記収納部1aのカード挿入路の外側に位置するよう
に付勢されたものとなっており、前記第2のカード13
の底面とは接触しないようになっているので、簡単な構
成でカード挿入時の抵抗を小さくできるため、小形化、
ローコスト化が図れるものとなっている。
【0056】次に、前記第2のカード13をカードの挿
入方向へ押圧してやると、前記第2のカード13の前記
係止用凹部13cの当接面が前記第2のスライド部材9
の第2のカード係止部9aと当接することによって、前
記第2のスライド部材9が前記第2のカード13の挿入
に伴って挿入方向へ移動可能となり、前記第2の復帰ば
ね5の付勢力に抗して前記第2のスライド部材9がカー
ドの挿入方向へ移動して、前記第2のロックピン11の
一端部が前記第2のハート型カム溝1iをトレースして
ロック位置にロックされる。(図7)
【0057】この前記第2のカード13の挿入時には、
前記第2のカード13の底面が、前記第1のコネクタ端
子2の接触片2bの前記接点部2cと接触することなく
カードの挿着位置まで挿入されるものとなる。そして、
前記第2のカード13の接触端子部13aは前記第2の
コネクタ端子3の接触片3bの接点部3cと接触するも
のとなる。(図9)
【0058】この場合、前記第1のカード12は幅広か
つ肉薄に形成され、前記第2のカード13は前記第1の
カード12より幅狭かつ肉厚に形成されており、前記第
2のカード13は、前記第1のカード12に比べてその
幅が狭くなっていることから、挿入の過程において、前
記第1のスライド部材6の第1のカード収容部6aに設
けられた前記第1の前面係止部6c、6cとは当接され
ずに通過され、奥方に配置された前記第2のスライド部
材9と共にカードの挿着位置まで挿入されるものとなっ
ている。(図9)
【0059】また、前記第2のスライド部材9のロック
を解除して前記第2のカード13を排出させる場合に
は、前記第2のカード13を再度押圧することにより前
記第2のロックピン11が前記第2のハート型カム溝1
iのロック位置から外れ、前記第2のスライド部材9が
カード排出方向へ移動するのに伴って、前記第2のカー
ド13は前記第2のスライド部材9に押されて排出位置
まで移動するものとなる。
【0060】このように、簡単な構造でカード排出機構
が構成できるので、長さや大きさの異なる前記第1のカ
ード12、及び前記第2のカード13を容易に挿着及び
排出させることができるものとなっている。
【0061】上記構成によれば、前記ハウジング1の収
納部1aの手前側に配設された、前記第1のコネクタ端
子2の接点部2cは、前記収納部1aのカード挿入路の
外側に配置され、前記第2のカード13の挿入時には、
前記第2のカード13の底面とは接触しないように形成
されており、また、前記第1のカード12の挿入時に
は、カードの挿入に伴って前記接点部2cが前記第1の
スライド部材6の押圧部6dによって前記第1のカード
12の接触端子部12aと接触する位置まで変位するよ
うに形成しているので、長さが長く肉厚な前記第2のカ
ード13が前記収納部1aに挿入される場合において
は、前記収納部1aの手前側に並設された前記第1のコ
ネクタ端子2の接点部2cが前記第2のカード13の底
面と接触しない位置にあるため、カード挿入時の抵抗が
大きくなることを防止できると共に、前記第1のコネク
タ端子2と擦れて底面が摩耗することを防止でき、カー
ドの挿入時に各カードを円滑に挿入することができるも
のとなっている。
【0062】また、長さが短く肉薄な前記第1のカード
12が前記ハウジング1の収納部1aに挿入される場合
においては、前記第1のスライド部材12が移動するの
に伴い、前記第1のスライド部材6に設けられた前記押
圧部6dによって前記第1のコネクタ端子2の前記接点
部2cが前記第1のカード12の接触端子部12aと接
触する位置に変位するように形成されているので、前記
第1のカード12の接触端子部12aと前記第1のコネ
クタ端子2の接点部2cとの接触を確実なものとするこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード用
コネクタ装置は、長さが短く肉薄な第1のカードと、こ
の第1のカードより長さが長く肉厚な第2のカードの両
方が挿着可能な収納部を有するハウジングと、収納部の
カード挿入方向に沿って手前側と奥側にそれぞれ並設さ
れ、第1のカードの接触端子部と接続される複数の第1
のコネクタ端子と、第2のカードの接触端子部と接続さ
れる複数の第2のコネクタ端子とを備え、第1のコネク
タ端子の接点部は、収納部のカード挿入路の外側に配設
され、第2のカードの挿入時には第2のカードの底面と
は接触しないように形成されると共に、第1のカードの
挿入時にはカードの挿入に伴って接点部が第1のカード
の接触端子部と接触する位置まで変位するように形成し
たことから、長さが長く肉厚な第2のカードが収納部に
挿入される場合においては、収納部の手前側に並設され
た第1のコネクタ端子と第2のカードの底面が接触しな
い位置にあるため、カード挿入時の抵抗が大きくなるこ
とを防止できると共に、第1のコネクタ端子と擦れて底
面が摩耗することを防止でき、カードの挿入時に各カー
ドを円滑に挿入することができる。
【0064】また、ハウジングには、第1のカードと係
合してカード挿入方向へ移動する第1のスライド部材
と、第2のカードと係合してカード挿入方向へ移動する
第2のスライド部材が設けられ、第1のスライド部材は
第2のスライド部材よりカード挿入方向に沿って手前側
に配設され、第1のスライド部材に、第1のコネクタ端
子の接点部を第1のカードの接触端子部と接触する位置
まで変位させる押圧部を形成したことから、長さが短く
肉薄な第1のカードが収納部に挿入される場合において
は、第1のスライド部材が移動するのに伴い、押圧部に
よって第1のコネクタ端子の接点部が第1のカードの接
触端子部と接触する位置に変位するため、第1のカード
の接触端子部と第1のコネクタ端子の接点部との接触を
確実なものとすることができる。
【0065】また、第1のコネクタ端子は、一端側がハ
ウジングに固着されて自由端側が接点部を有する片持ち
状に形成され、接点部が自身の有する弾性力により収納
部のカード挿入路の外側に位置するように付勢されてお
り、第1のスライド部材がカードの挿着位置に移動する
のに伴って、押圧部が、第1のコネクタ端子の付勢力に
抗して接点部を第1のカードの接触端子部と接触する位
置まで変位させることから、前記第1のコネクタ端子の
有する弾性力を利用して、第2のカードの底面とは接触
しないようにしたので、簡単な構成で挿入時の抵抗を小
さくできるため、小形化、ローコスト化が図れる。
【0066】また、第1のスライド部材をカード排出方
向へ付勢する第1付勢部材と、第1のスライド部材を第
1のカード挿着位置にロックする第1ハート型カム溝、
及びこの第1ハート型カム溝に沿って摺動する第1ロッ
クピンとを備えると共に、第2のスライド部材をカード
排出方向へ付勢する第2付勢部材と、第2のスライド部
材を第2のカード挿着位置にロックする第2ハート型カ
ム溝、及びこの第2ハート型カム溝に沿って摺動する第
2ロックピンとを備え、ロックの解除時には、第1のス
ライド部材がカード排出方向へ移動するのに伴って、第
1のカードは第1のスライド部材に押されて排出位置ま
で移動され、第2のスライド部材がカード排出方向へ移
動するのに伴って、第2のカードは第2のスライド部材
に押されて排出位置まで移動することから、簡単な構造
でカード排出機構が構成でき、長さや大きさの異なる第
1のカード、及び第2のカードを容易に挿着及び排出さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様であるカード用コネクタ装置
を示す平面図である。
【図2】本発明の同じくカード用コネクタ装置を示す正
面図である。
【図3】本発明の同じくカード用コネクタ装置を示す縦
断面図である。
【図4】本発明の第1のカード挿着時のカード用コネク
タ装置を示す平面図である。
【図5】本発明の同じく第1のカード挿着時のカード用
コネクタ装置を示す正面図である。
【図6】本発明の同じく第1のカード挿着時のカード用
コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第2のカード挿着時のカード用コネク
タ装置を示す平面図である。
【図8】本発明の同じく第2のカード挿着時のカード用
コネクタ装置を示す正面図である。
【図9】本発明の同じく第2のカード挿着時のカード用
コネクタ装置を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第1のカードを示す平面図である。
【図11】本発明の同じく第1のカードを示す正面図で
ある。
【図12】本発明の同じく第1のカードを示す底面図で
ある。
【図13】本発明の第2のカードを示す平面図である。
【図14】本発明の同じく第2のカードを示す正面図で
ある。
【図15】本発明の同じく第2のカードを示す底面図で
ある。
【符号の説明】
1 ハウジング1a 収納部1b カード挿入部1c 開口部1d 平坦部1e ガイド部1f 第1の案内面1g 第2の案内面1h 第1のハート型カム溝1i 第2のハート型カム溝2 第1のコネクタ端子2a 接続片2b 接触片2c 接点部3 第2のコネクタ端子3a 接続片3b 接触片3c 接点部4 第1の復帰ばね5 第2の復帰ばね6 第1のスライド部材6a 第1のカード収容部6b ばね係止部6c 第1の前面係止部6d 押圧部7 第1係合片8 第1のロックピン9 第2のスライド部材9a 第2のカード係止部9b ばね係止部10 第2係合片11 第2のロックピン12 第1のカード12a 接触端子部12b 切り欠き部12c 凹溝部12d 識別子12e 凹部12f 切り溝部13 第2のカード13a 接触端子部13b 切り欠き部13c 係止用凹部13d 凹部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA13 CA14 KA24 YA20 5E021 FA05 FB18 JA09 KA05 KA09 KA15 5E023 AA04 AA16 BB22 CC23 EE06 HH20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さが短く肉薄な第1のカードと、この
    第1のカードより長さが長く肉厚な第2のカードの両方
    が挿着可能な収納部を有するハウジングと、前記収納部
    のカード挿入方向に沿って手前側と奥側にそれぞれ並設
    され、前記第1のカードの接触端子部と接続される複数
    の第1のコネクタ端子と、前記第2のカードの接触端子
    部と接続される複数の第2のコネクタ端子とを備え、前
    記第1のコネクタ端子の接点部は、前記収納部のカード
    挿入路の外側に配設され、前記第2のカードの挿入時に
    は前記第2のカードの底面とは接触しないように形成さ
    れると共に、前記第1のカードの挿入時にはカードの挿
    入に伴って前記接点部が前記第1のカードの接触端子部
    と接触する位置まで変位するように形成したことを特徴
    とするカード用コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングには、前記第1のカード
    と係合してカード挿入方向へ移動する第1のスライド部
    材と、前記第2のカードと係合してカード挿入方向へ移
    動する第2のスライド部材が設けられ、前記第1のスラ
    イド部材は前記第2のスライド部材よりカード挿入方向
    に沿って手前側に配設され、前記第1のスライド部材
    に、前記第1のコネクタ端子の接点部を前記第1のカー
    ドの接触端子部と接触する位置まで変位させる押圧部を
    形成したことを特徴とする請求項1記載のカード用コネ
    クタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のコネクタ端子は、一端側が前
    記ハウジングに固着されて自由端側が前記接点部を有す
    る片持ち状に形成され、前記接点部が自身の有する弾性
    力により前記収納部のカード挿入路の外側に位置するよ
    うに付勢されており、前記第1のスライド部材がカード
    の挿着位置に移動するのに伴って、前記押圧部が、前記
    第1のコネクタ端子の付勢力に抗して前記接点部を前記
    第1のカードの接触端子部と接触する位置まで変位させ
    ることを特徴とする請求項2記載のカード用コネクタ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスライド部材をカード排出方
    向へ付勢する第1付勢部材と、前記第1のスライド部材
    を第1のカード挿着位置にロックする第1ハート型カム
    溝、及びこの第1ハート型カム溝に沿って摺動する第1
    ロックピンとを備えると共に、前記第2のスライド部材
    をカード排出方向へ付勢する第2付勢部材と、前記第2
    のスライド部材を第2のカード挿着位置にロックする第
    2ハート型カム溝、及びこの第2ハート型カム溝に沿っ
    て摺動する第2ロックピンとを備え、前記ロックの解除
    時には、前記第1のスライド部材がカード排出方向へ移
    動するのに伴って、前記第1のカードは前記第1のスラ
    イド部材に押されて排出位置まで移動され、前記第2の
    スライド部材がカード排出方向へ移動するのに伴って、
    前記第2のカードは前記第2のスライド部材に押されて
    排出位置まで移動することを特徴とする請求項2、又は
    3記載のカード用コネクタ装置。
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