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JP2003062147A - スノーボード用ビンディング装置およびブーツ - Google Patents

スノーボード用ビンディング装置およびブーツ

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JP2003062147A
JP2003062147AJP2002219927AJP2002219927AJP2003062147AJP 2003062147 AJP2003062147 AJP 2003062147AJP 2002219927 AJP2002219927 AJP 2002219927AJP 2002219927 AJP2002219927 AJP 2002219927AJP 2003062147 AJP2003062147 AJP 2003062147A
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boot
snowboard
jaw
binding
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イー. スベンソン,ジョン
Brent H Turner
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Abstract

(57)【要約】【課題】 登山靴型ブーツ/ビンディング型構造が有す
る制御及び着脱の容易性という利点を保持しながら、軟
質シェルブーツ/ビンディング型構造が有する可撓性の
多くを許容するブーツを提供する。【解決手段】 ブーツは、ベース24、ハイバック26
及びアッパー28を有する。ベースは、スノーボードに
設けられたビンディング手段にブーツを取り付けるため
のビンディング受け入れプレートを有する。ベースは、
トウ端及びヒール端を更に有する。ベース24のトウ端
にはトウキャップ30が形成されており、ヒール端には
ヒールカウンター32が形成されている。ブーツがスノ
ーボードに取り付けられていない場合の移動のため踏面
34がベースの底から突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体として、スポ
ーツ用器具のビンディングに関し、更に詳細には、スノ
ーボード等に解放自在に取り付けるためのスポーツ用ブ
ーツ及びビンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スノーボードが多年に亘って使用されて
きており、スノーボーディングは、人気のあるウィンタ
ースポーツになりつつある。スノーボードは、横方向及
び長手方向の両方向での体重移動及び足の動きによって
制御される。雪面に溝を形成するようにエッジを立てる
こと、即ちカービング(carving )を行う方がスライデ
ィングよりも望ましいアルペンスノーボーディングで
は、特に、エッジを正確に制御することが重要である。
従って、ブーツ内でのスノーボーダーの足の小さな動き
は、使用者がスノーボードの動きに及ぼす制御に大きな
影響を与える。しかしながら、スノーボードをレクリエ
ーションとして行う場合やフリースタイルスノーボーデ
ィングを行う場合には、ブーツの可撓性もまた重要であ
る。エッジ制御及び可撓性というこれらの二つの望まし
いファクタの重要性が広範に知られているにも関わら
ず、スノーボード用ブーツは、一般に、これらを両方と
も満足に提供しない。
【0003】制御を提供するため、登山靴型のブーツが
特にヨーロッパで使用された。これらのブーツは成形プ
ラスチック製の剛性の外シェル及び軟質の内ライナを有
する。これらのブーツは、登山用ビンディング又はプレ
ートビンディングを使用してスノーボードに取り付けら
れる。プレートビンディングは、ブーツの底の前部分及
び後部分の下でボードに取り付けられ、代表的には、ブ
ーツを所定位置に、通常は安全解放機構なしで、固定す
るためのヒール押え及びトウ押えを提供する。これらの
ブーツは、カービングを行う上で所望のエッジ制御及び
安定性を提供するのに十分剛性である。しかしながら、
これらのブーツは、剛性が高過ぎるため、フリースタイ
ルのファンにとって重要でありかつオールラウンドのス
ノーボーダーにとって望ましい、スポーツの鍵となる動
きである横方向可撓性が十分でない。その結果、多くの
スノーボーダーが、登山靴型ブーツは拘束が大き過ぎる
と感じている。
【0004】フリースタイルスノーボーディングは、ス
ノーボーダーの足首が、登山靴型ブーツで可能であるよ
りも大きく、かつ自在にボードに対して動くことを必要
する。レクリエーションで行うオールラウンドのスノー
ボーディングの場合でさえ、ブーツが或る程度可撓性で
あることを必要とする。剛性の登山靴型ブーツは、横方
向可撓性が小さく、辺縁部だけが前後に可撓性であっ
た。可撓性を求めるため、多くのアメリカ人のスノーボ
ーダーは、断熱されたスノーブーツを「軟質シェル」ビ
ンディングと組み合わせることを選んだ。これらのビン
ディングは、ボードに取り付けられた剛性のベース、ハ
イバックシェル、ブーツに巻き付けるストラップ、及び
ストラップを所定位置に固定するバックルを有する。ブ
ーツは、ビンディングから取り外したとき、標準的な断
熱スノーブーツ又は僅かな変更を加えたスノーブーツで
ある。スノーブーツ及び比較的軟らかなビンディングに
よって得られた可撓性により、エッジ制御が登山靴型ブ
ーツよりも困難になり、着脱が困難になった。スノーボ
ーダーは、ビンディングのストラップをブーツの周りに
しっかりと締め付けることによってエッジ制御を高めよ
うと試みた。しかしながら、このように締め過ぎると、
快適性が大きく損なわれる。また、この場合にも、スノ
ーボーダーが平らな地形、丘の底、又はチェアーリフト
に着く度に問題が生じる。スノーボーダーは、少なくと
も一方のビンディングのストラップをバックルから外
し、スケートボードのような方法で、解放された方の足
で押すことによってさっと動かなければならない。これ
には時間がかりかつ煩わしい。これは、ビンディングを
適正に固定し、締め付けるのが困難んであるためであ
る。スノーボードに解放不能に取り付けられた一方のブ
ーツだけでチェアーリフトから乗降することは危険であ
り、一方の足首又は膝に作用するボードの梃の作用は、
落下時の負傷につながる。
【0005】製造者は、剛性の登山靴型ブーツとともに
使用するプレートビンディングにエッジ制御及び可撓性
の両方を備えようと試みた。プレートビンディングは着
脱が容易であり、バックルを開放する必要もストラップ
を締め付ける必要もない。更に、これらのビンディング
は、使用中に作用した力に応じて解放できるようにつく
ることができる。プレートビンディングの製造者は、幾
つかの異なる角度からの横方向可撓性の問題点を解決し
ようとした。例えば、エメリー社が製作した一つの種類
のビンディングは、二つの部品からなる2ピースプレー
トを提供する。これらの部品の一方はヒール用であり、
他方はトウ用である。トウプレート及びヒールプレート
の各々の下には、高さが12.7mm(1/2インチ)
の矩形状のゴムパッドが配置されている。ゴムパッド
は、ショックアブソーバとして作用し、側部から側部ま
での可撓性を提供するために設けられている。
【0006】別の試みでは、スイス式登山ビンディング
(Swiss mountaineering binding)の改良型を使用し
た。硬質のプレートをボードに取り付けた。トウ及びヒ
ールに設けた二つの矩形のボックスがばね鋼製のケージ
を支持する。ケージには、押えが連結されており、側部
から側部までの撓みをつくりだす上で片持ち梁として作
用する。しかしながら、このような試みは、所望の横方
向可撓性を提供するためにブーツとボードとの間の界面
を柔らかくし過ぎることによって、エッジ制御を或る程
度犠牲にしてしまう。
【0007】一般的には、公衆は、可撓性及び制御の二
分及び着脱を容易にするという問題を解決するのにビン
ディングプレートを使用することでは満足しなかった。
カーブレーシング回転(carve racing turns)及び「ボ
ード」フリースタイル( board" freestyle )の両方を
行う本格的なスノーボーダーは、二枚のボードを購入
し、二組のビンディング及びブーツを購入する。単にレ
クリエーションでスノーボードを行う人達や二枚のボー
ドを購入する余裕のない人達は、一般的には、一方又は
他方に種類を定め、及びかくして、一方又は他方の種類
の性能及び/又は便利さを犠牲にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明のブーツは、従
来の試みとは別の方向に進むことによって、可撓性/制
御の問題点を解決する。本発明は、登山靴型ブーツ/ビ
ンディング型構造が有する制御及び着脱の容易性という
利点を保持しながら、軟質シェルブーツ/ビンディング
型構造が有する可撓性の多くを許容するブーツを提供す
る。かくして、本発明は、より大幅な快適性、便利さ、
オールラウンドの性能、及び安全性を許容する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、スノーボード
用のブーツ及びビンディングを提供する。ブーツは、ス
ノーボードのエッジ制御に対して適正な支持を与えなが
らも、フレキシブルである。更に、ブーツは、軟質シェ
ルビンディングを必要としないので、代表的なフリース
タイルブーツよりも遥かに容易に使用できるばかりでな
く、ステップインビンディングをも使用できる。
【0010】ビンディングは、前方部分及び後方部分を
持つブーツをスノーボードに固定する。ブーツは、前方
部分の下に前方取り付け部材を有し、後方部分の下に後
方取り付け部材を有する。ビンディングは、ビンディン
グフレーム、第1顎、第2顎、及び第1解放機構を有す
る。ビンディングフレームは、スノーボードに取り付け
られるように形成されている。第1顎は、フレームに固
定されており、前後の取り付け部材の少なくとも一方を
掴むように構成されておりかつ形成されている。更に、
第2顎は、前後の取り付け部材のうちの他方を掴むよう
に、第1顎から間隔を隔てられた場所でフレームに固定
されている。第1解放機構は、第1顎に連結されてお
り、第1顎を開いてブーツを第1顎から解放するように
機能する。
【0011】本発明の一つの好ましい形態では、ビンデ
ィングは、第2解放機構を更に有し、この第2解放機構
は、第2顎を開いてブーツを解放するため、第2顎に連
結されている。一実施例では、第1及び第2の解放機構
が互いに連結されている。これによって、第1及び第2
の顎を同時に解放する機構を提供できる。本発明の一つ
の好ましい形態は、第1及び第2の顎に連結されたビン
ディングプレートをフレームの部分として更に有する。
ビンディングプレートは、ブーツの少なくとも一部が載
る表面を有する。
【0012】一つの好ましい実施例では、第2顎は固定
されており、ブーツの解放中にフレームに対して移動し
ない。かくして、第1顎を解放することにより、第1及
び第2取り付け部材を第1顎及び第2顎から解放でき
る。好ましくは、第1解放機構は、第1顎に取り付けら
れたスライド部材及びこのスライド部材に枢着されたレ
バーを有する。レバーを動かすとスライド部材が摺動
し、第1顎が動く。第1静止顎(static jaw)がフレ
ームに第1顎と隣接して固定されている。
【0013】本発明は、簡単には、ブーツ、フレーム、
作動顎(movable jaw)、及び顎移動機構を有するスノ
ーボード用ビンディング装置であるということができ
る。ブーツの底には、第1取り付け部材が長手方向軸線
の近くに固定されている。フレームは、スノーボードに
固定できる。作動顎は、フレームに取り付けられてお
り、ブーツの第1取り付け部材と係合するように位置決
めされている。更に、顎移動機構がフレームに取り付け
られており、作動顎に連結されている。顎移動機構は、
作動顎が係合したときにフレームの側部まで及びブーツ
の側部まで延びる解放アームを有する。
【0014】一実施例では、ブーツの底には、第1取り
付け部材の側方に可撓パッドが固定されている。可撓パ
ッドは、圧縮性でありかつ弾性であり、作動顎が係合し
たときに、ブーツが第1取り付け部材を中心として枢動
できるようにする。可撓パッドは、好ましくは、取り外
し自在でありかつ交換自在であり、種々のジュロメータ
硬度の可撓パッドを使用できる。
【0015】本発明の一実施例では、第2取り付け部材
がブーツの底に固定されている。第2顎は、更に、フレ
ームに取り付けられており、第2取り付け部材と係合で
きる。この同じ実施例において、第1取り付け部材が、
全体に、ブーツの後方部分の下に配置され、第2取り付
け部材が、全体に、ブーツの前方部分の下に配置されて
いる。第1取り付け部材は、ブーツの底の長手方向軸線
とほぼ平行に延びる第1ロッドからなる。ブーツの底
は、後方凹所を有し、この凹所内で第1ロッドが底の最
も下側の部分の上方に保持されている。
【0016】一実施例では、第2取り付け部材は、ブー
ツの底の長手方向軸線とほぼ平行に延びる第2ロッドか
らなる。
【0017】本発明の好ましい実施例では第2顎はフレ
ームに対して固定されている。第2顎はフックを有し、
第2取り付け部材はこのフックの下に係合できる。第2
取り付け部材は、ブーツの底の長手方向軸線に対してほ
ぼ横方向に延びる第2ロッドからなる。底は、前方凹所
を有し、この凹所内で第2ロッドが底の最も下側の部材
の上方に保持されている。
【0018】本発明の好ましい実施例の別の特徴は、前
方端部、後方端部、及び後方端部から上方に延びるハイ
バックを有するブーツの構造である。ハイバックは、ブ
ーツに対して後方支持を提供する。アッパーがブーツの
底又はベースに固定的に取り付けられている。アッパー
の後側はハイバックと隣接しており、ハイバックよりも
可撓性である。
【0019】本発明の好ましい形態は、簡単には、前方
取り付け要素をブーツの前方端部の下に有しかつ後方取
り付け要素をブーツの後方端部の下に有するスノーボー
ド用ブーツを固定するためのスノーボード用ビンディン
グということができる。ビンディングは、フレーム、前
方連結手段、及び後方連結手段を有する。フレームは、
スノーボードに固定できる。前方連結手段は、フレーム
に固定されている。前方連結手段は、ブーツの前方取り
付け要素と係合できる。後方連結手段もまたフレームに
固定されており、ブーツの後方取り付け要素と係合でき
る。後方連結手段は、フレームの側部から延びる解放ア
ームを有し、アームは、ブーツが後方連結手段と係合し
たとき、ブーツの側部と隣接して突出する。
【0020】フレームは、スノーボードの長手方向軸線
に対して複数の角度配向でスノーボードに固定できる少
なくとも一つの取り付けプレートを有する。このような
固定は、取り付けプレートに設けられた湾曲したスロッ
トに通したねじでフレームをスノーボードに固定するこ
とによって行われる。フレームは、取り付けプレートか
ら上方に突出しておりかつ取り付けプレートと一体に形
成された二つのレールを更に有する。これらのレールは
その間にブーツの底を受け入れるため、互いから間隔を
隔てられている。レールは、前端及び後端を有する。前
方ブリッジがレールの前端の間に取り付けられており、
後方ブリッジがレールの後端の間に取り付けられてい
る。前方ブリッジは、前方連結手段を固定し、後方ブリ
ッジは、後方連結手段を固定する。好ましい実施例で
は、後方連結手段は、後方ブリッジの中央の近くに配置
された作動顎を有する。更に、静止顎が作動顎と隣接し
て設けられている。作動顎は、静止顎の方向に押圧され
ており、解放アームが作動顎に連結されている。前方連
結手段は、前方ブリッジの近くでフレームに取り付けら
れたフック部材を有する。
【0021】本発明の上述の特徴及びこれらの特徴に付
随した利点の多くは、以下の詳細な説明を添付図面と関
連して読むことによって容易に理解されよう。
【0022】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、この図には、
本発明のブーツ20がスノーボードに取り付けたいつで
も乗れる位置で示してある。各ブーツ20は、ベース2
4、ハイバック26、及びアッパー28を有する。使用
者の足はベース24によって包まれる。ハイバック26
はベース24に枢着されており、アッパー28の後方に
延びており、一部がアッパーの側部の上に延びている。
アッパー28は、ベース24に固定されている。かくし
て、軟質のアッパーを、ブーツ自体に組み込んだ軟質の
シェルビンディングからなる支持体と組み合わせたスノ
ーボード用ブーツ20が提供される。この構成では、使
用者は、便利には、標準的なステップイン式ビンディン
グ又は他の以下に論じる特殊なステップイン式ビンディ
ングを使用できる。
【0023】図2及び図3を参照して、ブーツ20の詳
細を以下に詳細に論じる。ベース24は、好ましくは、
或る程度撓むことができる半剛性材料でつくられてお
り、弾性である。ベース24は、例えば、ハイキング用
の又は登山用のブーツの底構造と同様のベース構造を有
する。ベース24は、トウキャップ30、ヒールカウン
ター32、及び踏面34を有する。トウキャップ30
は、好ましくは、ベース24の一体に形成された部分で
ある。トウキャップ30は、トウ即ちアッパー28の前
端を包囲する。変形例では、トウキャップ30を使用し
なくてもよく、又はトウキャップをベース24の残りの
部分とは異なる材料、例えばゴムで形成できる。トウキ
ャップ30の機能は、アッパー28の前端を摩耗及び水
から保護することである。ブーツ−スノーボードの構成
によっては、トウキャップ30がスノーボード22のエ
ッジの外に僅かに延びているのがよい。かくして、トウ
キャップ30はアッパー28を保護するばかりでなく、
使用者の足を怪我から保護する。更に、トウキャップ3
0は、使用者の足の親指の付け根の側部に亘って延びて
いる。この構成は、使用者の足に対して追加の横方向支
持及び捩じりに対する支持を提供する。
【0024】ベース24は、ヒール即ちベース24の後
端から上方に延びるヒールカウンター32を更に有す
る。ヒールカウンター32は、アッパー28のヒール部
分を取り囲みかつこれを包んでおり、使用者のヒールに
対して横方向支持を提供する。トウキャップ30と同様
に、ヒールカウンター32は、好ましくは、ベース24
の一体の部分として形成されている。しかしながら、変
形例では、ヒールカウンター32をベース24とは異な
る材料で製作し、ベース24に取り付けることもでき
る。
【0025】踏面34は、ベース24から下方に延びて
いる。踏面34は、好ましくは、ベース24の残りとは
異なる材料で形成されている。踏面34の構造は、好ま
しくは、ソール(Sorels)の名称で販売されている従来
のスノーブーツと同様である。踏面34は、変形例で
は、ハイキング用ブーツで一般的に使用されているビブ
ラムゴム(Vibram rubber)でつくられており、更に、
ベース24は、金属又はプラスチック製の複合シャンク
を有する。踏面34のトウ端は、ブーツ20のトウ端が
スノーボードのエッジの外に僅かに延びている場合にス
ノーボードのエッジングと干渉しないように、トウキャ
ップ30に向かって上方に角度をなしている。踏面34
のヒール端もまたヒールカウンター32に向かって上方
に約45度の角度をなしている。
【0026】ハイバック26は、ハイバック枢軸36に
よってヒールカウンター32に枢着されている。この枢
軸は、好ましくは丈夫なリベットであるが、変形例で
は、任意の他の種類の従来の枢着ファスナであってもよ
い。以下に論じる変形例では、ハイバック枢軸36を後
方にずらすことができ、又は全く使用しなくてもよい。
ヒールカウンター32は、ハイバック26を適正に枢動
できるようにするため、ハイバック枢軸36を使用者の
くるぶしの骨の直ぐ下に配置できる上方への突出部を有
する。ハイバック26は、好ましくは、使用者の足首を
所望の通りに支持するのに十分剛性の弾性プラスチック
材料で形成されている。ハイバック26は、ヒールカウ
ンター32から上方に延びており、アッパー28の後部
及び側部と隣接している。ハイバック26は、好ましく
は、以下に説明するように、後方への支持が側方への支
持よりも大きい。
【0027】図2に示す実施例では、ハイバック26は
使用者の足首の上方を完全に取り囲むカフ38を有す
る。カフ38の両端を互いに取り付けてアッパー28内
の使用者の足の固定を補助するため、ハイバックストラ
ップ40がカフ38に取り付けられている。
【0028】アッパー28は、ベース24の残りの部分
(図示せず)の下に固定されることによってベース24
に固定的に取り付けられている。トウキャップ30及び
ヒールカウンター32は、アッパー28に接着できる。
しかしながら、ハイバック26は、好ましくは、アッパ
ー28に固定的には取り付けられていない。これは、ハ
イバック及びアッパーが互いに対して移動できるように
するためである。アッパー28は、ハイバック26の上
方に延びている。アッパー28は、靴紐(図示せず)、
及び靴紐及び使用者の足を雪、氷、及び進入する水分か
ら保護するための靴紐カバー42を更に有する。靴紐カ
バー42は、トウキャップ30と隣接してアッパー28
に連結されており、その縁部の下に設けられたフック−
ループファスナ(図示せず)によって靴紐上の所定位置
に保持される。アッパー28は、好ましくは、原理的に
は、皮革でつくられているが、変形例では、弾道ナイロ
ン(ballistic nylon)又は他の可撓性の天然材料又は
人工材料で形成することができる。従来のタング44も
またアッパー28内に設けられている。
【0029】図2に示す実施例では、アッパーストラッ
プ46はカフ38上でアッパー28の両側の間に取り付
けられている。アッパーストラップ46は、アッパー2
8の上部分を使用者の脚に固定するのを補助する。アッ
パーストラップ46は、フック−ループ型ファスナを使
用し、バックル(図示せず)に通した後、それ自体の上
に折り返される。使用者の足を受け入れ、これを緩衝
し、そして断熱するため、パッドが設けられたライナ4
8がアッパー28に縫い付けてある。
【0030】図2及び図3に示すブーツ20の一つの他
の特徴は、底リップ50及びストップブロック52であ
る。底リップ50は、ヒールカウンター32の後方縁部
と一体に形成されている。底リップ50は、外方に突出
している。ストップブロック52は、底リップ50の真
上でハイバック26の後側に取り付けられている。スト
ップブロック52の下縁部と底リップ50の上縁部との
接触により、ハイバック26の枢動が停止される。ハイ
バック26の前方への傾斜を大きく又は小さく変化させ
るため、ストップブロック52の位置を変えることがで
きる。ストップブロック52及び底リップ50は、図9
に更に詳細に示してある。
【0031】ブーツ20の底の二つの異なる実施例を図
4(a)及び図4(b)に示す。図4(a)及び図4
(b)には、基本的踏面パターンが示してあるが、変形
例では、任意の踏面パターンを使用できる。図4(a)
に示す実施例では、ベース24は前方凹所54及び後方
凹所56を有する。これらの前方凹所54及び後方凹所
56は、踏面34によって取り囲まれている。前方凹所
54及び後方凹所56は、好ましくは矩形であるが、ス
ノーボード用ステップイン式ビンディングとの接続に必
要な任意の形体であるのがよい。前後のブーツプレート
58が前方凹所54及び後方凹所56の内側に取り付け
られている。ブーツプレート58は、ファスナ60によ
って固定されている。ブーツプレート58もまた矩形で
あるが、スノーボード用ビンディングの顎がブーツプレ
ート58の縁部をしっかりとつかまえることができるよ
うに、前方凹所54及び後方凹所56よりは僅かに小さ
い。好ましくは、ブーツプレート58の短軸は、ベース
24の長手方向軸線と平行である。
【0032】図4(b)に示す実施例では、ベース24
は、踏面34によって取り囲まれた単一の凹所55を有
する。凹所55は、好ましくは矩形であるが、変形例で
は、スノーボード用ステップイン式ビンディングとの接
続に所望の任意の形状であるのがよい。ブーツプレート
58cが凹所55の内側に取り付けられており、ファス
ナ60によって固定されている。更に、ブーツプレート
58cは、好ましくは矩形であり、凹所55よりも幾分
小さい。ブーツプレート58cの長軸は、好ましくは、
ベース24の長手方向軸線と平行である。
【0033】図5は、ブーツプレート58の断面を示
す。ブーツプレート58は、逆T字形状断面を有し、ス
ノーボード用ビンディングの顎でしっかりとつかまえる
ことができる突出縁部を構成する。更に、図5は、踏面
34の底がブーツプレート58の下にどれ程突出してい
るのかを示す。
【0034】図6(a)、図6(b)及び図6(c)
は、一種類のビンディングを、本発明のブーツ20と関
連して使用できる三つの異なる配置で示す。図示のビン
ディングは、スキー用ステップイン式ビンディングと類
似のステップイン式ビンディングである。ビンディング
プレート62がスノーボード22に取り付けられてい
る。ビンディングプレート62は、その上に踏面34の
大部分を載せるのに十分な大きさを持っている。トウビ
ンディング64及びヒールビンディング66がビンディ
ングプレート62に取り付けられている。トウビンディ
ング及びヒールビンディングは、ブーツプレート58と
係合してブーツ20を所定位置に保持するばね負荷され
た顎である。トウビンディング64及びヒールビンディ
ング66の顎は、ブーツプレート58の縁部をしっかり
とつかまえ、ブーツプレート58の動きをあらゆる方向
で制限する。
【0035】図6(a)に示す構成は、ブーツ20のベ
ース24が、前後のブーツプレート58を一定の距離だ
け間隔が隔てられた状態に保持するのに十分剛性である
場合に使用できる。剛性の小さいベース24は、図6
(b)に示すトウビンディング64b及びヒールビンデ
ィング66bとともに使用できる。これは、前後のブー
ツプレート58の全ての側が個々のビンディングによっ
て保持されるためである。図6(c)は、図4(b)に
示す単一のブーツプレート58cに取り付け体るための
トウビンディング64c及びヒールビンディング66c
の構成を示す。一つのトウビンディング64cがブーツ
プレート58cの前側に取り付けられ、一つのヒールビ
ンディング66cがブーツプレート58cの後側に取り
付けられる。明らかに、他の構成が可能である。ブーツ
20をスノーボード22に保持するのに、現在利用可能
なプレートビンディングも使用できる。この目的のた
め、登山靴型のブーツとともに使用されるようになっ
た、エメリー社やバートン社が製造しているような、こ
のような従来のプレートビンディングのトウ押え及びヒ
ール押えを受け入れるため、ブーツ20のトウ及びヒー
ルに押縁を設けることができる。スノーボードを行って
いないときにはブーツ20のベース24の剛性は低い方
が好ましい。これは、歩き易いためである。
【0036】ブーツ20の変形例を図7、図8、及び図
9に示す。この実施例と、図1、図2、及び図3に示す
実施例との間の主要な相違点を以下に論じる。断熱材を
増やし、頑丈さを高めるために材料の厚さを大きくした
ために全体に嵩高に見えるが、ブーツ20’は、剥き出
しの靴紐68、ループ70、及びベースストラップ72
を有する。靴紐カバーを使用してもよいが、靴紐68は
剥き出しでありブーツ20’のアッパー28の上にまで
延びている。ループ70は、アッパー28の後側に取り
付けられている。ループ70は、好ましくは革製であ
る。ループ70の機能は、単に、使用者がブーツ20’
を履くのを補助することである。
【0037】ブーツ20’は、ベース24の両側に連結
されたベースストラップ72を更に有し、このベースス
トラップは、使用者の足首の前でアッパー28の上側に
亘って延びている。ヒールカウンター32は、実際に
は、ベースストラップ72を取り付けるために前方に延
びている。ヒールカウンター32は、圧力をブーツ2
0’のベース24のヒール端に分配する。ストラップフ
ァスナ74がベースストラップ72を内側に固定し、バ
ックル84、ラチェット80、ぎざぎざの付いたベース
ストラップ82がベースストラップ72を外側に固定す
る。ストラップファスナ74は、ベース24内に係合し
た受け入れスリーブ(図示せず)に嵌まる標準的なねじ
である。ベースストラップ72の端部に沿って調節穴7
6が設けられており、異なる穴をストラップファスナ7
4で止めることによって、ベースストラップ72の粗調
節を行う。ベースストラップ72は、好ましくは、強い
プラスチック材料又は複合材料でつくられているが、加
えられる力に耐えることができる金属、皮革、又は他の
材料でつくることもできる。ストラップパッド78がベ
ースストラップ72の下側に取り付けられている。スト
ラップパッド78は、ウレタン製のカバーを備えたフォ
ームで形成されている。
【0038】バックル84がヒールカウンター32の反
対側にリベット止めしてある。バックル84は、ぎざぎ
ざの付いたベースストラップ82を固定し、ベーススト
ラップ72を締め付けるための支点を提供する。変形例
では、種類の異なるバックル即ち締め付け装置を使用で
きる。図8に示すバックルの構成では、バックル84を
持ち上げ、ぎざぎざの付いたベースストラップ82をラ
チェット80内で所望の距離だけ摺動させ、バックル8
4を閉じることによってベースストラップ72を締め付
ける。
【0039】図7に示すブーツ20’と図1、図2、及
び図3に示すブーツ20との間の別の相違点は、ハイバ
ック26の形体である。ブーツ20’のハイバック26
には、アッパー28の前側に亘って延びるカフがない。
これによって、ブーツ20’の横方向可撓性を高める。
この際、後方への支持は完全である。アッパー28は、
ハイバックストラップ40によって、或る程度の追加の
支持を与えられる。ハイバックストラップ40は、この
実施例では、ハイバック26のスロットから延びるフッ
ク−ループファスナを持つ単なるストラップである。ハ
イバック26は、アッパー28の後側に沿って上方に延
びるに従って、アッパー28の側部から僅かに遠ざかっ
ており、これによって、横方向可撓性を高めることがで
きる。
【0040】図9はブーツ20’の後側の図であり、ス
トップブロック52及び底リップ50を詳細に示す。ス
トップブロック52及び底リップ50は、図1、図2、
及び図3に示す実施例におけるものと実質的に同じであ
る。ストップブロック52は、このストップブロック5
2を取り外したり逆にしたりするために緩めることがで
きる二つのファスナで保持されている。ブロック52
は、穴の一方の側が他方の側よりも大きく延びており、
逆にすることによってハイバック26の前方への傾斜角
度を変化させることができる。前方への傾斜角度を調節
するための他の従来のシステムも使用できる。
【0041】次に、図10を参照し、本発明の別の変形
例を論じる。図10に示すブーツ20”は、図7のブー
ツ20’とハイバック26が異なっている。ハイバック
26にはストラップが設けられておらず、アッパー28
の側方に大きくは延びていない。かくして、大きな横方
向可撓性が提供される。更に、ハイバック枢軸36がヒ
ールカウンター32の後方端部に向かって僅かにずらし
てある。ハイバックパッド88がブーツ20”のハイバ
ック26の内側面に取り付けてある。ハイバックパッド
88は、本明細書中に開示した任意の実施例に加えるこ
とができる。
【0042】図11は、本発明の別の実施例を示す。こ
の実施例では、ハイバック26は、ヒールカウンター3
2にヒンジ取り付けされる代わりにヒールカウンター3
2の一体の延長部である。高度の横方向移動が許容され
ているが、後方への移動はハイバック26によって拘束
される。所望であれば、図7に示すようなハイバックス
トラップを加えることによって、横方向剛性を高めるこ
とができる。一体のハイバック構造では、底リップ50
及びストップブロック52は使用しない。
【0043】次に、本発明のビンディングの一実施例を
図12乃至図15を参照して説明する。その後で、好ま
しい設計の三つの変形例を図16乃至図20を参照して
論じる。
【0044】図12には、ブーツ120がスノーボード
22に固定された状態で示してある。ブーツ120は、
図8を参照して上文中に説明したブーツと同じである。
各ブーツ120は、ベース124、ハイバック126、
アッパー128、トウキャップ130、ヒールカウンタ
ー132、踏面134、及びハイバックストラップ14
0を有する。ベース及び踏面が底を構成する。これらの
参照番号は、図8を参照して説明した参照番号に100
を加えた参照番号である。かくして、この実施例のブー
ツの要素には、100から199までの参照番号が附し
てある。
【0045】この実施例のビンディングの要素には、2
00番台の参照番号が附してある。ビンディングは、ビ
ンディングプレート262、トウビンディング264、
ヒールビンディング266を有する。ブーツプレート
は、トウビンディング264及びヒールビンディング2
66に取り付けたときに上側にブーツ120が載止する
領域の下でスノーボード22に固定されている。トウビ
ンディング264及びヒールビンディング266の部分
がビンディングプレート262び外側から横方向外方に
延びている。
【0046】図13は、ブーツ120の底並びにトウビ
ンディング264及びヒールビンディング266の基本
的要素を示す。ブーツ120の踏面134は、ブーツ1
20のベース124に固定された多数の可撓パッド19
2でできている。可撓パッド192は、好ましくは、変
形可能な弾性のゴム様材料でできている。かくして、可
撓パッド192は、ビンディングプレート262に十分
な力で押し付けられたとき、僅かに圧縮される。可撓パ
ッド192をベース124に固定的に取り付けるため、
可撓パッド192は、その上側に剛性の層を有する。可
撓パッド192が圧縮自在であるため、ブーツ120
は、トウビンディング264及びヒールビンディング2
66へのブーツ120の取り付け箇所を中心として横方
向内側に移動させることができる。可撓パッド192
は、好ましくは、ベース124に取り外し自在に取り付
けられているため、種々のジュロメータ硬度の可撓パッ
ドを取り付けることによって、トウビンディング264
及びヒールビンディング266へのブーツ120の取り
付け箇所を中心として横方向内方に所望の量だけ撓ませ
ることができ、即ち、枢動させることができる。ブーツ
120のカントを変えるため、厚味のある可撓パッド1
92を使用することもできる。
【0047】トウロッド159及びヒールロッド158
が可撓パッド192間でブーツ120のベース124に
固定されている。トウロッド159及びヒールロッド1
58は、好ましくは鋼製ロッドであり、ブーツ120の
底の長手方向軸線とほぼ平行でありかつこの軸線に沿っ
た同じ軸線に沿って延びている。ヒールロッド158及
びトウロッド159は、支持体即ちブロック190でベ
ース124に固定されている。ブロック190は、好ま
しくは、平行六面体形状であり、ヒールロッド158及
びトウロッド159と同じ軸線に沿って配置されてい
る。ブロック190は、ジュロメータ硬度が可撓パッド
192よりも高い。これは、ヒールロッド158及びト
ウロッド159を中心としたブーツ120の枢動が同じ
軸線を中心として行われるためである。換言すると、ブ
ーツ120はブロック190にロックされ、又は枢着さ
れる。ブロック190は、ヒールロッド158及びトウ
ロッド159の各々の前後に固定されており、ブーツ1
20の底の長手方向中央に沿って実質的な押縁を形成す
る。
【0048】ビンディングプレート262は、スノーボ
ード22に好ましい配向で固定されており、調節プレー
ト210によってその配向に保持される。調節プレート
210は、図20と関連して以下に詳細に説明するよう
に、スノーボード22にねじ止めしてある。ビンディン
グプレート262は、その上に可撓パッド192が載止
し、その上で可撓パッドが圧縮される表面を形成する。
【0049】この実施例では、トウビンディング264
とヒールビンディング266とは同じである。各ビンデ
ィングは、静止顎200及び作動顎202を有し、これ
らの顎がヒールロッド158及びトウロッド159をク
ランプする。静止顎200は所定位置に固定されたまま
であり、閉鎖時に作動顎202が入り込む凹所を構成す
る。静止顎200は、ヒールロッド158及びトウロッ
ド159を夫々取り囲む凹所156及び154の一方の
内側に突出できるのに十分な距離だけビンディングプレ
ート262から上方に突出している。静止顎は、凹所の
一方の側に突出し、作動顎202は、ロッドを取り囲む
ように他方の側に突出する。静止顎200の上部分がC
字形状であるのに対し、作動顎202の上部分は逆L字
形状である。かくして、作動顎202は、閉鎖時に静止
顎200と係合し、作動顎が固定されるロッドを完全に
取り囲む。レバー204を使用して作動顎202をブー
ツ120に関して横方向に又は内側方向に移動する。図
13では、レバー204は、作動顎202が静止顎20
0から離れた開放位置で示してある。
【0050】図14及び図15は、トウビンディング2
64及びヒールビンディング266の両方のビンディン
グ機構206を示す。図14に示すように、作動顎20
2が静止顎200に対して開放位置にあるとき、ヒール
ロッド158をこれらの顎間に嵌めるのに十分な空間が
形成されている。かくして、レバー204が上位置にあ
るとき、ビンディングによって固定される前にブーツを
顎の間に挿入できる。ビンディング機構には、ハウジン
グ208、レバー204、リンク214、スライドプレ
ート212、及び静止顎200及び作動顎202が含ま
れる。レバー204は、そのほぼ中央がリンク214に
枢着されている。リンク214もまたその他端がハウジ
ング208に枢着されている。レバー204の底端は、
スライドプレート212に枢着されている。スライドプ
レート212は、ハウジング208の一部の下をレバー
204の底部分から延びており、作動顎202に一体に
連結されている。レバー204を動かすと、レバー20
4がリンク214へのその枢着部を中心として枢動す
る。リンク214は、ハウジング208へのその連結部
によって所定位置に保持される。かくして、レバー20
4を動かすと、スライドプレート212が横方向に又は
内側方向に並進し、作動顎202を静止顎200に対し
て開閉する。静止顎200はハウジング208の一体の
部分であり、好ましくは、上文中に説明したように、ハ
ウジングから上方に延びている。
【0051】ビンディング機構206の閉鎖位置を図1
5に示す。レバー204が下方に押してあり、かくし
て、スライドプレート212が横方向に引っ張られてお
り、これによって、作動顎202がヒールロッド158
の周りで閉鎖されている。かくして、ヒールロッド15
8は静止顎200と作動顎202との間に捕捉された状
態に維持される。更に、作動顎202の端部が入り込む
C字形状凹所は、ヒールロッド158が作動顎202に
作用する上方への力に抗するのを助ける。レバー204
が閉鎖されているとき、リンク214及びスライドプレ
ート212のレバー204に対する枢着は、作動顎20
2に力が加えられたときに閉鎖位置を維持するように、
先ず最初に、レバー204がオーバーセンター位置を通
過する。かくして、スライドプレート212のレバー2
04に対する枢着部は、これがリンク214の軸線の上
方にあるように置かれる。
【0052】図16及び図17は、同じブーツ120と
ともに使用できる変形例の機構を示す。ビンディング機
構306は、横側が枢動ピン318でハウジング308
に枢着されたレバー304を有する。レバー304は、
その底端がスライドプレート312に枢着されている。
スライドプレート312は、レバー304へのその枢着
部の内側に上方に突出したタブ321を有する。円筒形
圧縮コイルばね316が、タブ320とハウジング30
8との間に配置されている。かくして、レバー304を
下方に押すと、スライドプレート312が横方向に移動
し、タブ320がばね316を圧縮する。かくして、ス
ライドプレート312は、タブ320に対して押圧力を
及ぼすばね316によって内側に押圧される。このビン
ディング機構306では、作動顎302がヒールロッド
158の横側にあり、静止顎300が内側にある。かく
して、スライドプレート312は、ハウジング308の
下を延びており、作動顎302に連結されている。作動
顎は、ヒールロッド158の横側で、ハウジング308
を通って上方に突出している。ブーツ120をビンディ
ング機構306に取り付けるため、ヒールロッド158
を作動顎302と静止顎300との間に押し込む。ヒー
ルロッド158を押し込むV字形が形成されるように、
静止顎300及び作動顎302の両方の上部には内側に
面した下方への角度が付けてある。ヒールロッド158
をこのV字形に押し込むとき、作動顎302、及びかく
してスライドプレート312に横方向力が加わり、作動
顎302が静止顎300から遠ざかるように移動し、ヒ
ールロッド158を嵌めるための開口部を形成する。ひ
とたびヒールロッド158が作動顎302の上部分の下
に延びると、作動顎302はヒールロッド158の上で
自由に閉鎖し、ヒールロッド158を作動顎302と静
止顎300との間で包囲する。作動顎302の下側には
対応するV字形は設けられていない。従って、ヒールロ
ッド158による上方への圧力で作動顎302が開くこ
とがない。作動顎302は、レバー304を下方に押し
てばね316を圧縮し、スライドプレート312を引っ
張って作動顎302を静止顎300から遠ざけることに
よって開放される。
【0053】ビンディング機構406の別の好ましい実
施例を図18及び図19に示す。ビンディング機構40
6は、底端がハウジング408に枢着されたレバー40
4を有する。ばね416が枢動ピン418を中心として
コイル状に巻き付けてあり、このばねがレバー404を
枢動自在に保持する。ばね416の端部は、レバー40
4に上方への力を及ぼし、ハウジング408に下方への
力を及ぼす。ばね416は、そのコイル軸線に対して垂
直方向の所定方向に荷重が加えられ、図16及び図17
に示すばね316の場合には、コイルの中央を通る長手
方向軸線に沿って荷重が加えられる。リンク414は、
レバー404の中央に枢着されており、その他端がスラ
イドプレート412に枢着されている。スライドプレー
ト412は、静止顎400の下でハウジング408内を
延びており、作動顎402に一体に連結されている。作
動顎402は、スライドプレート412から上方に延び
ており、ヒールロッド158を包囲するフックを有す
る。静止顎400及び作動顎402の端部には、図16
及び図17と関連して上文中に論じたのと同様のV字形
が形成されている。かくして、ヒールロッド158を静
止顎400及び作動顎402に押し付けると、V字形が
分かれ、ヒールロッド158を作動顎402と静止顎4
00との間に包囲することができる。この実施例では、
作動顎402がヒールロッド158よりも内側にあり、
静止顎400が横側にある。
【0054】図19に示すように、レバー404を下方
に押すと、リンク414がスライドプレート412を内
側方向に移動して静止顎400及び作動顎402を開
く。次いで、ブーツ120をビンディング機構406か
ら取り外すことができる。
【0055】図20は、トウビンディング264及びヒ
ールビンディング266に対する変形例を示す。この実
施例では、トウビンディング264及びヒールビンディ
ング266の両方を一緒に開閉できるように、バー52
6がトウビンディング264のレバーとヒールビンディ
ング266のレバーとの間を延びている。第20図に
は、調節プレート210が更に詳細に示してある。調節
プレート210は、中央スロット224に嵌まるカバー
211を有する。このカバー211は、単に、スロット
522、及び調節プレート210を固定し、及びかくし
てビンディングプレート262をスノーボード22に固
定するためにこれらのスロット522と螺合するねじを
カバーするだけである。ビンディングプレート262の
位置は、調節プレート210を緩めてビンディングプレ
ート全体をトウビンディング264及びヒールビンディ
ング266とともに調節プレート210を中心として回
転することによって調節することができる。調節プレー
ト210は、この回転を可能にするため、円形である。
ビンディングプレート262は、スロット522内のね
じを緩め、調節プレート210を前後方向に移動し、ね
じをスロット522内で摺動させることによって、前後
方向に移動させることができる。
【0056】上述の実施例のビンディングは全て、上述
のブーツとともに使用でき、変形例では、ハイバックを
備えていないブーツの場合には、片持ち梁式のフリース
タイル用スノーボードビンディングで行われているよう
に、ハイバックがビンディングフレームに取り付けられ
ている。
【0057】次に、上述のビンディングの特徴の多くを
備えているが幾つかの点について変更が施してあるブー
ツ及びビンディングの別の好ましい実施例を、図21乃
至図25と関連して説明する。このビンディングは、ヒ
ールビンディング666と異なるトウビンディング66
4を有する。トウビンディング664は、主にフック6
50でできている。ヒールビンディング666は、多く
の点で、図18及び図19に示し上文中に説明したビン
ディング機構406と類似している。ヒールビンディン
グ666は、静止顎600及び作動顎602を有する。
これらの顎の上部には、ブーツ720をこれらの顎の上
で下方に押したときに顎が離れるように、V字形状に角
度をなした部分が設けられている。
【0058】この変形例のビンディングの基本的構造
は、ブーツのヒールの幅に亘って延びる後方ブリッジ6
32によって保持されたヒールビンディング、及び足の
親指の付け根の下でブーツの下に亘って延びる前方ブリ
ッジ634によって形成されている。前方ブリッジ63
4及び後方ブリッジ632は、サイドレール628で互
いに連結されている。サイドレール628は、スノーボ
ード22に対して全体に垂直であり、サイドレール62
8から垂直方向外方に突出した取り付けプレート630
でスノーボード22に固定されている。
【0059】サイドレール628及び取り付けプレート
630は各々一体に形成されており、好ましくはアルミ
ニウム製である。L字形状断面のアルミニウム製のサイ
ドレール628は、全体に矩形であり、長手方向軸線が
スノーボード22の表面と平行である。各取り付けプレ
ート630は、スノーボード22上に平らに置かれ、サ
イドレール628に連結された一方の縁部が直線状であ
り、他方の縁部が外方に曲線をなしており、端がサイド
レール628と合一する。各取り付けプレート630に
は、調節スロット622が設けられている。調節スロッ
ト622は、ビンディング機構全体の中心とほぼ同心の
円の一セグメントである。ねじ646が調節スロット6
22内に係合し、取り付けプレート630及びかくして
ビンディング構造全体をスノーボード22に固定する。
かくして、取り付けプレート630をスノーボード22
に固定するねじ646を緩めることによって機構全体を
枢動させることができる。
【0060】サイドレール628は取り付け穴642を
有し、これらの穴を介して前方ブリッジ634及び後方
ブリッジ632を固定できる。後方ブリッジ632の外
端には、サイドレール628に固定するためのフランジ
636が設けられている。フランジ636は、後方ブリ
ッジ632の外端から上方に突出し、サイドレール62
8とぴったりと接触する。ファスナ640で後方ブリッ
ジ632をサイドレール628に固定できるように、フ
ランジ636にも穴が設けられている。同様に、前方ブ
リッジ634の両端にもフランジ638が設けられ、後
方ブリッジ632についてのフランジ636の機能と同
じ機能を前方ブリッジ634について発揮する。
【0061】前方ブリッジ634は、全体に平行六面体
形状である。前方ブリッジ634の高さは、好ましく
は、ほんの数ミリであり、ブリッジの長さは、サイドレ
ール628を連結するため、ブーツの前方部分の幅を越
えて延びる。前方ブリッジ634の幅は、好ましくは、
ほんの数センチである。好ましくは、押縁648が前方
ブリッジ634の中央に沿って、前方ブリッジ634の
長手方向軸線と平行に設けられている。押縁648は、
ブーツをトウビンディング664上に配置するのを助け
る。フック650は、押縁648から上方に突出してお
り、好ましくは、実質的に平らな二つのプレート状部分
で形成されている。第1部分は上方に突出しており、第
2部分は、後方に突出したフック部分を形成する。
【0062】後方ブリッジも同様にサイドレール628
の間を延びている。後方ブリッジの高さはほんの数ミリ
であり、幅は前方ブリッジ634の幅よりも僅かに大き
い。以下に更に詳細に説明するように、作動顎602を
開くため、引っ込めリンク644が設けられている。
【0063】図22は、ヒールビンディング666を詳
細に示す。作動顎602の後側には、全体にA字形状の
顎シース656が設けられている。静止顎600は、第
18図及び図19と関連して上文中に論じたのと同様で
ある。作動顎602は、ハウジング608を通って上方
に突出しており、静止顎600の方向に曲がっており、
以下に論じるヒールロッド659を固定するための包囲
体を形成する。スライドプレートがハウジング608内
で作動顎602の下部分から内側方向に延びている。ス
ライドプレート612の端部は上方に突出しており、ス
ライドプレート612の上方に突出した端部と静止顎6
00の下のハウジング608との間に円筒形のコイルば
ねが固定されている。案内ロッド654がばね616の
軸線に沿って設けられている。ばね616は、圧縮ばね
であり、作動顎602を静止顎600に対して閉鎖方向
に押圧する。引っ込めリンク644を引っ張ることによ
って、作動顎602を開くことができる。引っ込めリン
ク644は、ハウジング608内を延びて作動顎602
に連結された引っ込めアーム652に枢着されている。
かくして、引っ込めリンク644を横方向に引っ張る
と、ばね616が圧縮され、作動顎602が静止顎60
0から離れ、スノーボード用ブーツをヒールビンディン
グ666から外すことができる。引っ込めアーム652
を掴んで引っ張るのを容易にするため、引っ込めリンク
644に紐を付けてもよい。
【0064】図22に示すビンディング機構は、好まし
くは、図21に示すビンディングとともに使用されるけ
れども、その代わりに、上述のビンディング機構のうち
の任意の機構を使用してもよい。更に、ブーツのヒール
を所定位置に保持する変形例の構成及び他のビンディン
グ機構も使用できる。
【0065】次に、上述のビンディングと関連したブー
ツ720の詳細を図23を参照して論じる。ブーツ72
0は、アッパー728、ヒールカウンター732、及び
ベース724を有する。踏面734がベース724に取
り付けられており、ブーツ720の底を構成する。後方
凹所がブーツ720のヒールの下に設けられ、この凹所
は、後方ブリッジ632に載るように構成されておりか
つ配置されている。かくして、後方凹所770は、踏面
734のヒール部分に亘って延びている。同様に、足の
親指の付け根と対応するブーツの前方部分の下に前方凹
所768が設けられている。前方凹所768は、前方凹
所768の底から上方に角度をなしたスロープ状部分7
55を有する。スロープ状部分755により、フック6
50をその中で摺動させてトウロッド758に固定する
ことができる。トウロッド758は、前方凹所768内
のロッド支持体772に固定される。トウロッド758
は、好ましくは、フック650によって受け入れられる
ように、踏面734の長手方向軸線に対して横方向に配
向されている。ヒールロッド759は、後方凹所770
内に固定されており、踏面734の長手方向軸線とほぼ
平行に配向されている。
【0066】図24及び図25は、ブーツ720のビン
ディングへの挿入を示す。フック650がスロープ状部
分755内にあるようにブーツのトウをフック650上
に置く。トウロッド758がフック650の下にあり、
前方ブリッジ634が前方凹所768内にある所定位置
までブーツを前方に摺動させる。この位置では、ヒール
ロッド759が静止顎600及び作動顎602の真上に
あり、後方凹所770が後方ブリッジ632の上にあ
る。次いで、ブーツのヒールを押し込んで作動顎602
を開き、ヒールロッド759を作動顎602と静止顎6
00との間で包囲する。かくして、図25に示す位置と
なり、後方凹所770が後方ブリッジ632を包囲す
る。ブーツ720は、引っ込めリンク644を引っ張っ
て作動顎602を静止顎600から遠ざけ、ブーツ72
0のヒールを持ち上げてビンディングから外すことがで
きるようになるまで、この位置に保持される。
【0067】かくして、図21乃至図25に関して説明
したビンディングには幾つかの利点がある。ビンディン
グの着脱は、スキー用のブーツビンディングシステムで
使用されているのと同じである。しかしながら、本ビン
ディングは、スノーボードの標準的な幅に合わせてビン
ディングのトウ及びヒールをスノーボードの縁部のとこ
ろに又は縁部の近くに置くことができるように、ブーツ
をブーツの底の下で留め金止めする。ブーツ720をス
ノーボード22に着脱するのにブーツ720のバックル
又はストラップを再調節する必要がない。ビンディング
機構は、ブーツ720を所望に従って迅速にかつ容易に
着脱できる。トウビンディング664として機能するフ
ック650は、複雑さを小さくし、及びかくしてビンデ
ィング機構の価格を下げ、更に、ビンディングを簡単に
し、使用を容易にする。カーブド回転(carved turn )
及びフリースタイル回転の両方について、使用者の足首
に対して後方支持を与えかつスノーボード22に対して
適当に固定ながら、所望の移動を維持できるように、踏
面734の横方向内側への圧縮が許容される。
【0068】ビンディング機構を側方から解放できるよ
うに構成することには利点がある。これは、ブーツのト
ウ及び/又はヒールが、多くの場合、ボードの側部を越
えて僅かに延びるためである。ビンディングがは、ステ
ップイン式であり、簡単に解放できる。
【0069】上述の実施例は、スノーボーダーに、スノ
ーブーツ及び登山靴型ブーツを越えた多くの利点を提供
する。エッジ制御は、ハイバック26、ベース24、及
びベースストラップ72を備えたブーツ20の支持構造
によって行われ、本願に開示した他のストラップも使用
できる。更に、本ブーツは、ステップイン式ビンディン
グの便利さを提供する。ストラップがブーツ自体に取り
付けられているため、ボードを片足から又は両足から外
す度毎にストラップを緩める必要がない。更に、ステッ
プイン式ビンディングの構成は、踏面34の圧縮により
ブーツ20がトウビンディング64及びヒールビンディ
ング66への取り付け箇所を中心として僅かに枢動でき
ることによって、又はビンディング自体に追加の横方向
可撓性を提供できる。
【0070】かくして、快適さやフリースタイルの自在
さを損なうことなく、エッジ制御及びステップイン式に
よる便利さが提供される。ブーツは、ソールと同様に歩
き易く、フリースタイルボーディングについて、横方向
可撓性が登山靴型ブーツよりも大きい。いずれの実施例
を使用するのかに応じて、ブーツ20の横方向可撓性
は、ソール及び軟質のビンディングの組み合わせと同じ
位大きい。
【0071】本発明の好ましい実施例を図示しかつ説明
したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、
種々の変更を行うことができる。図示しかつ説明した実
施例は、単なる例示であって、本発明の範囲を請求の範
囲が定義するように限定しようとするものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スノーボードに取り付けられたブーツを示す、
スノーボード用ブーツの一実施例の斜視図。
【図2】図1に示す軽量ブーツの斜視図。
【図3】図2に示すブーツのベース及びハイバックの斜
視図。
【図4】(a)は凹所内のビンディング取り付けプレー
トを示す図1、図2及び図3に示すブーツの底面図、
(b)は凹所内の一つのビンディング取り付けプレート
を示すブーツの第2実施例の底面図。
【図5】ブーツのベースに固定されたビンディング取り
付けプレートの断面図。
【図6】(a)はビンディングの一実施例を示すスノー
ボードの平面図、(b)はビンディングの別の実施例を
示すスノーボードの平面図、(c)は図4(b)に示す
ブーツとともに使用されるビンディングの一実施例を示
すスノーボードの平面図。
【図7】ベースストラップ及びハイバックストラップの
両方を有する本発明のブーツの別の実施例の斜視図。
【図8】図7に示すブーツの反対側を示す斜視図。
【図9】ハイバックの後方移動を制限する後方ストップ
を示す、図7及び図8のブーツのヒールの側面図。
【図10】ハイバックストラップを持たない本発明の変
形例のブーツの斜視図。
【図11】一体のハイバックを有する本発明の別の変形
例のブーツの斜視図。
【図12】スノーボードにビンディングで取り付けられ
たブーツを示す、スノーボード用ブーツ及びビンディン
グの一実施例の斜視図。
【図13】スノーボード用ビンディングの一実施例との
整合を示す、ブーツの底の斜視図。
【図14】開放位置で示すビンディングの一実施例の断
面図。
【図15】図14に示すビンディングの閉鎖位置での断
面図。
【図16】閉鎖位置で示す、ビンディングの別の実施例
の断面図。
【図17】図16に示すビンディングの開放位置での断
面図。
【図18】閉鎖位置で示す、スノーボード用ビンディン
グの別の実施例の断面図。
【図19】図18に示すビンディングの開放位置での断
面図。
【図20】同時に開放する前方連結顎及び後方連結顎を
持つスノーボード用ビンディングの一実施例の上方にス
ノーボード用ブーツの底を示す斜視図。
【図21】スノーボードに取り付けたビンディングを示
す、本発明のスノーボード用ビンディングの別の実施例
の斜視図。
【図22】図21に示すビンディングの後方連結機構の
断面図。
【図23】図21に示すビンディングに連結するように
つくられたスノーボード用ブーツの下側の斜視図。
【図24】図23に示すスノーボード用ブーツ及び図2
1図に示すスノーボード用ビンディングの、ブーツがビ
ンディングに取り付けられるように位置決めされた断面
図。
【図25】図24のブーツ及びビンディングをスノーボ
ード上に固定した位置で示す、部分断面図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月28日(2002.8.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スノーボード用ビンディング装置およ
びブーツ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体として、スポ
ーツ用器具のビンディングに関し、更に詳細には、スノ
ーボード等に解放自在に取り付けるためのスポーツ用ブ
ーツ及びビンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スノーボードが多年に亘って使用されて
きており、スノーボーディングは、人気のあるウィンタ
ースポーツになりつつある。スノーボードは、横方向及
び長手方向の両方向での体重移動及び足の動きによって
制御される。雪面に溝を形成するようにエッジを立てる
こと、即ちカービング(carving )を行う方がスライデ
ィングよりも望ましいアルペンスノーボーディングで
は、特に、エッジを正確に制御することが重要である。
従って、ブーツ内でのスノーボーダーの足の小さな動き
は、使用者がスノーボードの動きに及ぼす制御に大きな
影響を与える。しかしながら、スノーボードをレクリエ
ーションとして行う場合やフリースタイルスノーボーデ
ィングを行う場合には、ブーツの可撓性もまた重要であ
る。エッジ制御及び可撓性というこれらの二つの望まし
いファクタの重要性が広範に知られているにも関わら
ず、スノーボード用ブーツは、一般に、これらを両方と
も満足に提供しない。
【0003】制御を提供するため、登山靴型のブーツが
特にヨーロッパで使用された。これらのブーツは成形プ
ラスチック製の剛性の外シェル及び軟質の内ライナを有
する。これらのブーツは、登山用ビンディング又はプレ
ートビンディングを使用してスノーボードに取り付けら
れる。プレートビンディングは、ブーツの底の前部分及
び後部分の下でボードに取り付けられ、代表的には、ブ
ーツを所定位置に、通常は安全解放機構なしで、固定す
るためのヒール押え及びトウ押えを提供する。これらの
ブーツは、カービングを行う上で所望のエッジ制御及び
安定性を提供するのに十分剛性である。しかしながら、
これらのブーツは、剛性が高過ぎるため、フリースタイ
ルのファンにとって重要でありかつオールラウンドのス
ノーボーダーにとって望ましい、スポーツの鍵となる動
きである横方向可撓性が十分でない。その結果、多くの
スノーボーダーが、登山靴型ブーツは拘束が大き過ぎる
と感じている。
【0004】フリースタイルスノーボーディングは、ス
ノーボーダーの足首が、登山靴型ブーツで可能であるよ
りも大きく、かつ自在にボードに対して動くことを必要
する。レクリエーションで行うオールラウンドのスノー
ボーディングの場合でさえ、ブーツが或る程度可撓性で
あることを必要とする。剛性の登山靴型ブーツは、横方
向可撓性が小さく、辺縁部だけが前後に可撓性であっ
た。可撓性を求めるため、多くのアメリカ人のスノーボ
ーダーは、断熱されたスノーブーツを「軟質シェル」ビ
ンディングと組み合わせることを選んだ。これらのビン
ディングは、ボードに取り付けられた剛性のベース、ハ
イバックシェル、ブーツに巻き付けるストラップ、及び
ストラップを所定位置に固定するバックルを有する。ブ
ーツは、ビンディングから取り外したとき、標準的な断
熱スノーブーツ又は僅かな変更を加えたスノーブーツで
ある。スノーブーツ及び比較的軟らかなビンディングに
よって得られた可撓性により、エッジ制御が登山靴型ブ
ーツよりも困難になり、着脱が困難になった。スノーボ
ーダーは、ビンディングのストラップをブーツの周りに
しっかりと締め付けることによってエッジ制御を高めよ
うと試みた。しかしながら、このように締め過ぎると、
快適性が大きく損なわれる。また、この場合にも、スノ
ーボーダーが平らな地形、丘の底、又はチェアーリフト
に着く度に問題が生じる。スノーボーダーは、少なくと
も一方のビンディングのストラップをバックルから外
し、スケートボードのような方法で、解放された方の足
で押すことによってさっと動かなければならない。これ
には時間がかりかつ煩わしい。これは、ビンディングを
適正に固定し、締め付けるのが困難んであるためであ
る。スノーボードに解放不能に取り付けられた一方のブ
ーツだけでチェアーリフトから乗降することは危険であ
り、一方の足首又は膝に作用するボードの梃の作用は、
落下時の負傷につながる。
【0005】製造者は、剛性の登山靴型ブーツとともに
使用するプレートビンディングにエッジ制御及び可撓性
の両方を備えようと試みた。プレートビンディングは着
脱が容易であり、バックルを開放する必要もストラップ
を締め付ける必要もない。更に、これらのビンディング
は、使用中に作用した力に応じて解放できるようにつく
ることができる。プレートビンディングの製造者は、幾
つかの異なる角度からの横方向可撓性の問題点を解決し
ようとした。例えば、エメリー社が製作した一つの種類
のビンディングは、二つの部品からなる2ピースプレー
トを提供する。これらの部品の一方はヒール用であり、
他方はトウ用である。トウプレート及びヒールプレート
の各々の下には、高さが12.7mm(1/2インチ)
の矩形状のゴムパッドが配置されている。ゴムパッド
は、ショックアブソーバとして作用し、側部から側部ま
での可撓性を提供するために設けられている。
【0006】別の試みでは、スイス式登山ビンディング
(Swiss mountaineering binding)の改良型を使用し
た。硬質のプレートをボードに取り付けた。トウ及びヒ
ールに設けた二つの矩形のボックスがばね鋼製のケージ
を支持する。ケージには、押えが連結されており、側部
から側部までの撓みをつくりだす上で片持ち梁として作
用する。しかしながら、このような試みは、所望の横方
向可撓性を提供するためにブーツとボードとの間の界面
を柔らかくし過ぎることによって、エッジ制御を或る程
度犠牲にしてしまう。
【0007】一般的には、公衆は、可撓性及び制御の二
分及び着脱を容易にするという問題を解決するのにビン
ディングプレートを使用することでは満足しなかった。
カーブレーシング回転(carve racing turns)及び「ボ
ード」フリースタイル( board" freestyle )の両方を
行う本格的なスノーボーダーは、二枚のボードを購入
し、二組のビンディング及びブーツを購入する。単にレ
クリエーションでスノーボードを行う人達や二枚のボー
ドを購入する余裕のない人達は、一般的には、一方又は
他方に種類を定め、及びかくして、一方又は他方の種類
の性能及び/又は便利さを犠牲にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明のブーツは、従
来の試みとは別の方向に進むことによって、可撓性/制
御の問題点を解決する。本発明は、登山靴型ブーツ/ビ
ンディング型構造が有する制御及び着脱の容易性という
利点を保持しながら、軟質シェルブーツ/ビンディング
型構造が有する可撓性の多くを許容するブーツを提供す
る。かくして、本発明は、より大幅な快適性、便利さ、
オールラウンドの性能、及び安全性を許容する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、スノーボード
用のブーツ及びビンディングを提供する。ブーツは、ス
ノーボードのエッジ制御に対して適正な支持を与えなが
らも、フレキシブルである。更に、ブーツは、軟質シェ
ルビンディングを必要としないので、代表的なフリース
タイルブーツよりも遥かに容易に使用できるばかりでな
く、ステップインビンディングをも使用できる。
【0010】ビンディングは、前方部分及び後方部分を
持つブーツをスノーボードに固定する。ブーツは、前方
部分の下に前方取り付け部材を有し、後方部分の下に後
方取り付け部材を有する。ビンディングは、ビンディン
グフレーム、第1顎、第2顎、及び第1解放機構を有す
る。ビンディングフレームは、スノーボードに取り付け
られるように形成されている。第1顎は、フレームに固
定されており、前後の取り付け部材の少なくとも一方を
掴むように構成されておりかつ形成されている。更に、
第2顎は、前後の取り付け部材のうちの他方を掴むよう
に、第1顎から間隔を隔てられた場所でフレームに固定
されている。第1解放機構は、第1顎に連結されてお
り、第1顎を開いてブーツを第1顎から解放するように
機能する。
【0011】本発明の一つの好ましい形態では、ビンデ
ィングは、第2解放機構を更に有し、この第2解放機構
は、第2顎を開いてブーツを解放するため、第2顎に連
結されている。一実施例では、第1及び第2の解放機構
が互いに連結されている。これによって、第1及び第2
の顎を同時に解放する機構を提供できる。本発明の一つ
の好ましい形態は、第1及び第2の顎に連結されたビン
ディングプレートをフレームの部分として更に有する。
ビンディングプレートは、ブーツの少なくとも一部が載
る表面を有する。
【0012】一つの好ましい実施例では、第2顎は固定
されており、ブーツの解放中にフレームに対して移動し
ない。かくして、第1顎を解放することにより、第1及
び第2取り付け部材を第1顎及び第2顎から解放でき
る。好ましくは、第1解放機構は、第1顎に取り付けら
れたスライド部材及びこのスライド部材に枢着されたレ
バーを有する。レバーを動かすとスライド部材が摺動
し、第1顎が動く。第1静止顎(static jaw)がフレ
ームに第1顎と隣接して固定されている。
【0013】本発明は、簡単には、ブーツ、フレーム、
作動顎(movable jaw)、及び顎移動機構を有するスノ
ーボード用ビンディング装置であるということができ
る。ブーツの底には、第1取り付け部材が長手方向軸線
の近くに固定されている。フレームは、スノーボードに
固定できる。作動顎は、フレームに取り付けられてお
り、ブーツの第1取り付け部材と係合するように位置決
めされている。更に、顎移動機構がフレームに取り付け
られており、作動顎に連結されている。顎移動機構は、
作動顎が係合したときにフレームの側部まで及びブーツ
の側部まで延びる解放アームを有する。
【0014】一実施例では、ブーツの底には、第1取り
付け部材の側方に可撓パッドが固定されている。可撓パ
ッドは、圧縮性でありかつ弾性であり、作動顎が係合し
たときに、ブーツが第1取り付け部材を中心として枢動
できるようにする。可撓パッドは、好ましくは、取り外
し自在でありかつ交換自在であり、種々のジュロメータ
硬度の可撓パッドを使用できる。
【0015】本発明の一実施例では、第2取り付け部材
がブーツの底に固定されている。第2顎は、更に、フレ
ームに取り付けられており、第2取り付け部材と係合で
きる。この同じ実施例において、第1取り付け部材が、
全体に、ブーツの後方部分の下に配置され、第2取り付
け部材が、全体に、ブーツの前方部分の下に配置されて
いる。第1取り付け部材は、ブーツの底の長手方向軸線
とほぼ平行に延びる第1ロッドからなる。ブーツの底
は、後方凹所を有し、この凹所内で第1ロッドが底の最
も下側の部分の上方に保持されている。
【0016】一実施例では、第2取り付け部材は、ブー
ツの底の長手方向軸線とほぼ平行に延びる第2ロッドか
らなる。
【0017】本発明の好ましい実施例では第2顎はフレ
ームに対して固定されている。第2顎はフックを有し、
第2取り付け部材はこのフックの下に係合できる。第2
取り付け部材は、ブーツの底の長手方向軸線に対してほ
ぼ横方向に延びる第2ロッドからなる。底は、前方凹所
を有し、この凹所内で第2ロッドが底の最も下側の部材
の上方に保持されている。
【0018】本発明の好ましい実施例の別の特徴は、前
方端部、後方端部、及び後方端部から上方に延びるハイ
バックを有するブーツの構造である。ハイバックは、ブ
ーツに対して後方支持を提供する。アッパーがブーツの
底又はベースに固定的に取り付けられている。アッパー
の後側はハイバックと隣接しており、ハイバックよりも
可撓性である。
【0019】本発明の好ましい形態は、簡単には、前方
取り付け要素をブーツの前方端部の下に有しかつ後方取
り付け要素をブーツの後方端部の下に有するスノーボー
ド用ブーツを固定するためのスノーボード用ビンディン
グということができる。ビンディングは、フレーム、前
方連結手段、及び後方連結手段を有する。フレームは、
スノーボードに固定できる。前方連結手段は、フレーム
に固定されている。前方連結手段は、ブーツの前方取り
付け要素と係合できる。後方連結手段もまたフレームに
固定されており、ブーツの後方取り付け要素と係合でき
る。後方連結手段は、フレームの側部から延びる解放ア
ームを有し、アームは、ブーツが後方連結手段と係合し
たとき、ブーツの側部と隣接して突出する。
【0020】フレームは、スノーボードの長手方向軸線
に対して複数の角度配向でスノーボードに固定できる少
なくとも一つの取り付けプレートを有する。このような
固定は、取り付けプレートに設けられた湾曲したスロッ
トに通したねじでフレームをスノーボードに固定するこ
とによって行われる。フレームは、取り付けプレートか
ら上方に突出しておりかつ取り付けプレートと一体に形
成された二つのレールを更に有する。これらのレールは
その間にブーツの底を受け入れるため、互いから間隔を
隔てられている。レールは、前端及び後端を有する。前
方ブリッジがレールの前端の間に取り付けられており、
後方ブリッジがレールの後端の間に取り付けられてい
る。前方ブリッジは、前方連結手段を固定し、後方ブリ
ッジは、後方連結手段を固定する。好ましい実施例で
は、後方連結手段は、後方ブリッジの中央の近くに配置
された作動顎を有する。更に、静止顎が作動顎と隣接し
て設けられている。作動顎は、静止顎の方向に押圧され
ており、解放アームが作動顎に連結されている。前方連
結手段は、前方ブリッジの近くでフレームに取り付けら
れたフック部材を有する。
【0021】本発明の上述の特徴及びこれらの特徴に付
随した利点の多くは、以下の詳細な説明を添付図面と関
連して読むことによって容易に理解されよう。
【0022】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、この図には、
本発明のブーツ20がスノーボードに取り付けたいつで
も乗れる位置で示してある。各ブーツ20は、ベース2
4、ハイバック26、及びアッパー28を有する。使用
者の足はベース24によって包まれる。ハイバック26
はベース24に枢着されており、アッパー28の後方に
延びており、一部がアッパーの側部の上に延びている。
アッパー28は、ベース24に固定されている。かくし
て、軟質のアッパーを、ブーツ自体に組み込んだ軟質の
シェルビンディングからなる支持体と組み合わせたスノ
ーボード用ブーツ20が提供される。この構成では、使
用者は、便利には、標準的なステップイン式ビンディン
グ又は他の以下に論じる特殊なステップイン式ビンディ
ングを使用できる。
【0023】図2及び図3を参照して、ブーツ20の詳
細を以下に詳細に論じる。ベース24は、好ましくは、
或る程度撓むことができる半剛性材料でつくられてお
り、弾性である。ベース24は、例えば、ハイキング用
の又は登山用のブーツの底構造と同様のベース構造を有
する。ベース24は、トウキャップ30、ヒールカウン
ター32、及び踏面34を有する。トウキャップ30
は、好ましくは、ベース24の一体に形成された部分で
ある。トウキャップ30は、トウ即ちアッパー28の前
端を包囲する。変形例では、トウキャップ30を使用し
なくてもよく、又はトウキャップをベース24の残りの
部分とは異なる材料、例えばゴムで形成できる。トウキ
ャップ30の機能は、アッパー28の前端を摩耗及び水
から保護することである。ブーツ−スノーボードの構成
によっては、トウキャップ30がスノーボード22のエ
ッジの外に僅かに延びているのがよい。かくして、トウ
キャップ30はアッパー28を保護するばかりでなく、
使用者の足を怪我から保護する。更に、トウキャップ3
0は、使用者の足の親指の付け根の側部に亘って延びて
いる。この構成は、使用者の足に対して追加の横方向支
持及び捩じりに対する支持を提供する。
【0024】ベース24は、ヒール即ちベース24の後
端から上方に延びるヒールカウンター32を更に有す
る。ヒールカウンター32は、アッパー28のヒール部
分を取り囲みかつこれを包んでおり、使用者のヒールに
対して横方向支持を提供する。トウキャップ30と同様
に、ヒールカウンター32は、好ましくは、ベース24
の一体の部分として形成されている。しかしながら、変
形例では、ヒールカウンター32をベース24とは異な
る材料で製作し、ベース24に取り付けることもでき
る。
【0025】踏面34は、ベース24から下方に延びて
いる。踏面34は、好ましくは、ベース24の残りとは
異なる材料で形成されている。踏面34の構造は、好ま
しくは、ソール(Sorels)の名称で販売されている従来
のスノーブーツと同様である。踏面34は、変形例で
は、ハイキング用ブーツで一般的に使用されているビブ
ラムゴム(Vibram rubber)でつくられており、更に、
ベース24は、金属又はプラスチック製の複合シャンク
を有する。踏面34のつま先側の端部は、ブーツ20の
つま先側の端部がスノーボードのエッジの外に僅かに延
びている場合にスノーボードのエッジングと干渉しない
ように、トウキャップ30に向かって上方に角度をなし
ている。踏面34のかかと側の端部もまたヒールカウン
ター32に向かって上方に約45度の角度をなしてい
る。
【0026】ハイバック26は、ハイバック枢軸36に
よってヒールカウンター32に枢着されている。この枢
軸は、好ましくは丈夫なリベットであるが、変形例で
は、任意の他の種類の従来の枢着ファスナであってもよ
い。以下に論じる変形例では、ハイバック枢軸36を後
方にずらすことができ、又は全く使用しなくてもよい。
ヒールカウンター32は、ハイバック26を適正に枢動
できるようにするため、ハイバック枢軸36を使用者の
くるぶしの骨の直ぐ下に配置できる上方への突出部を有
する。ハイバック26は、好ましくは、使用者の足首を
所望の通りに支持するのに十分剛性の弾性プラスチック
材料で形成されている。ハイバック26は、ヒールカウ
ンター32から上方に延びており、アッパー28の後部
及び側部と隣接している。ハイバック26は、好ましく
は、以下に説明するように、後方への支持が側方への支
持よりも大きい。
【0027】図2に示す実施例では、ハイバック26は
使用者の足首の上方を完全に取り囲むカフ38を有す
る。カフ38の両端を互いに取り付けてアッパー28内
の使用者の足の固定を補助するため、ハイバックストラ
ップ40がカフ38に取り付けられている。
【0028】アッパー28は、ベース24の残りの部分
(図示せず)の下に固定されることによってベース24
に固定的に取り付けられている。トウキャップ30及び
ヒールカウンター32は、アッパー28に接着できる。
しかしながら、ハイバック26は、好ましくは、アッパ
ー28に固定的には取り付けられていない。これは、ハ
イバック及びアッパーが互いに対して移動できるように
するためである。アッパー28は、ハイバック26の上
方に延びている。アッパー28は、靴紐(図示せず)、
及び靴紐及び使用者の足を雪、氷、及び進入する水分か
ら保護するための靴紐カバー42を更に有する。靴紐カ
バー42は、トウキャップ30と隣接してアッパー28
に連結されており、その縁部の下に設けられたフック−
ループファスナ(図示せず)によって靴紐上の所定位置
に保持される。アッパー28は、好ましくは、原理的に
は、皮革でつくられているが、変形例では、弾道ナイロ
ン(ballistic nylon)又は他の可撓性の天然材料又は
人工材料で形成することができる。従来のタング44も
またアッパー28内に設けられている。
【0029】図2に示す実施例では、アッパーストラッ
プ46はカフ38上でアッパー28の両側の間に取り付
けられている。アッパーストラップ46は、アッパー2
8の上部分を使用者の脚に固定するのを補助する。アッ
パーストラップ46は、フック−ループ型ファスナを使
用し、バックル(図示せず)に通した後、それ自体の上
に折り返される。使用者の足を受け入れ、これを緩衝
し、そして断熱するため、パッドが設けられたライナ4
8がアッパー28に縫い付けてある。
【0030】図2及び図3に示すブーツ20の一つの他
の特徴は、底リップ50及びストップブロック52であ
る。底リップ50は、ヒールカウンター32の後方縁部
と一体に形成されている。底リップ50は、外方に突出
している。ストップブロック52は、底リップ50の真
上でハイバック26の後側に取り付けられている。スト
ップブロック52の下縁部と底リップ50の上縁部との
接触により、ハイバック26の枢動が停止される。ハイ
バック26の前方への傾斜を大きく又は小さく変化させ
るため、ストップブロック52の位置を変えることがで
きる。ストップブロック52及び底リップ50は、図9
に更に詳細に示してある。
【0031】ブーツ20の底の二つの異なる実施例を図
4(a)及び図4(b)に示す。図4(a)及び図4
(b)には、基本的踏面パターンが示してあるが、変形
例では、任意の踏面パターンを使用できる。図4(a)
に示す実施例では、ベース24は前方凹所54及び後方
凹所56を有する。これらの前方凹所54及び後方凹所
56は、踏面34によって取り囲まれている。前方凹所
54及び後方凹所56は、好ましくは矩形であるが、ス
ノーボード用ステップイン式ビンディングとの接続に必
要な任意の形体であるのがよい。前後のブーツプレート
58が前方凹所54及び後方凹所56の内側に取り付け
られている。ブーツプレート58は、ファスナ60によ
って固定されている。ブーツプレート58もまた矩形で
あるが、スノーボード用ビンディングの顎がブーツプレ
ート58の縁部をしっかりとつかまえることができるよ
うに、前方凹所54及び後方凹所56よりは僅かに小さ
い。好ましくは、ブーツプレート58の短軸は、ベース
24の長手方向軸線と平行である。
【0032】図4(b)に示す実施例では、ベース24
は、踏面34によって取り囲まれた単一の凹所55を有
する。凹所55は、好ましくは矩形であるが、変形例で
は、スノーボード用ステップイン式ビンディングとの接
続に所望の任意の形状であるのがよい。ブーツプレート
58cが凹所55の内側に取り付けられており、ファス
ナ60によって固定されている。更に、ブーツプレート
58cは、好ましくは矩形であり、凹所55よりも幾分
小さい。ブーツプレート58cの長軸は、好ましくは、
ベース24の長手方向軸線と平行である。
【0033】図5は、ブーツプレート58の断面を示
す。ブーツプレート58は、逆T字形状断面を有し、ス
ノーボード用ビンディングの顎でしっかりとつかまえる
ことができる突出縁部を構成する。更に、図5は、踏面
34の底がブーツプレート58の下にどれ程突出してい
るのかを示す。
【0034】図6(a)、図6(b)及び図6(c)
は、一種類のビンディングを、本発明のブーツ20と関
連して使用できる三つの異なる配置で示す。図示のビン
ディングは、スキー用ステップイン式ビンディングと類
似のステップイン式ビンディングである。ビンディング
プレート62がスノーボード22に取り付けられてい
る。ビンディングプレート62は、その上に踏面34の
大部分を載せるのに十分な大きさを持っている。トウビ
ンディング64及びヒールビンディング66がビンディ
ングプレート62に取り付けられている。トウビンディ
ング及びヒールビンディングは、ブーツプレート58と
係合してブーツ20を所定位置に保持するばね負荷され
た顎である。トウビンディング64及びヒールビンディ
ング66の顎は、ブーツプレート58の縁部をしっかり
とつかまえ、ブーツプレート58の動きをあらゆる方向
で制限する。
【0035】図6(a)に示す構成は、ブーツ20のベ
ース24が、前後のブーツプレート58を一定の距離だ
け間隔が隔てられた状態に保持するのに十分剛性である
場合に使用できる。剛性の小さいベース24は、図6
(b)に示すトウビンディング 64b及びヒールビン
ディング66bとともに使用できる。これは、前後のブ
ーツプレート58の全ての側が個々のビンディングによ
って保持されるためである。図6(c)は、図4(b)
に示す単一のブーツプレート58cに取り付け体るため
のトウビンディング64c及びヒールビンディング66
cの構成を示す。一つのトウビンディング64cがブー
ツプレート58cの前側に取り付けられ、一つのヒール
ビンディング66cがブーツプレート58cの後側に取
り付けられる。明らかに、他の構成が可能である。ブー
ツ20をスノーボード22に保持するのに、現在利用可
能なプレートビンディングも使用できる。この目的のた
め、登山靴型のブーツとともに使用されるようになっ
た、エメリー社やバートン社が製造しているような、こ
のような従来のプレートビンディングのトウ押え及びヒ
ール押えを受け入れるため、ブーツ20のトウ及びヒー
ルに押縁を設けることができる。スノーボードを行って
いないときにはブーツ20のベース24の剛性は低い方
が好ましい。これは、歩き易いためである。
【0036】ブーツ20の変形例を図7、図8、及び図
9に示す。この実施例と、図1、図2、及び図3に示す
実施例との間の主要な相違点を以下に論じる。断熱材を
増やし、頑丈さを高めるために材料の厚さを大きくした
ために全体に嵩高に見えるが、ブーツ20’は、剥き出
しの靴紐68、ループ70、及びベースストラップ72
を有する。靴紐カバーを使用してもよいが、靴紐68は
剥き出しでありブーツ20’のアッパー28の上にまで
延びている。ループ70は、アッパー28の後側に取り
付けられている。ループ70は、好ましくは革製であ
る。ループ70の機能は、単に、使用者がブーツ20’
を履くのを補助することである。
【0037】ブーツ20’は、ベース24の両側に連結
されたベースストラップ72を更に有し、このベースス
トラップは、使用者の足首の前でアッパー28の上側に
亘って延びている。ヒールカウンター32は、実際に
は、ベースストラップ72を取り付けるために前方に延
びている。ヒールカウンター32は、圧力をブーツ2
0’のベース24のかかと側の端部に分配する。ストラ
ップファスナ74がベースストラップ72を内側に固定
し、バックル84、ラチェット80、ぎざぎざの付いた
ベースストラップ82がベースストラップ72を外側に
固定する。ストラップファスナ74は、ベース24内に
係合した受け入れスリーブ(図示せず)に嵌まる標準的
なねじである。ベースストラップ72の端部に沿って調
節穴76が設けられており、異なる穴をストラップファ
スナ74で止めることによって、ベースストラップ72
の粗調節を行う。ベースストラップ72は、好ましく
は、強いプラスチック材料又は複合材料でつくられてい
るが、加えられる力に耐えることができる金属、皮革、
又は他の材料でつくることもできる。ストラップパッド
78がベースストラップ72の下側に取り付けられてい
る。ストラップパッド78は、ウレタン製のカバーを備
えたフォームで形成されている。
【0038】バックル84がヒールカウンター32の反
対側にリベット止めしてある。バックル84は、ぎざぎ
ざの付いたベースストラップ82を固定し、ベーススト
ラップ72を締め付けるための支点を提供する。変形例
では、種類の異なるバックル即ち締め付け装置を使用で
きる。図8に示すバックルの構成では、バックル84を
持ち上げ、ぎざぎざの付いたベースストラップ82をラ
チェット80内で所望の距離だけ摺動させ、バックル8
4を閉じることによってベースストラップ72を締め付
ける。
【0039】図7に示すブーツ20’と図1、図2、及
び図3に示すブーツ20との間の別の相違点は、ハイバ
ック26の形体である。ブーツ20’のハイバック26
には、アッパー28の前側に亘って延びるカフがない。
これによって、ブーツ20’の横方向可撓性を高める。
この際、後方への支持は完全である。アッパー28は、
ハイバックストラップ40によって、或る程度の追加の
支持を与えられる。ハイバックストラップ40は、この
実施例では、ハイバック26のスロットから延びるフッ
ク−ループファスナを持つ単なるストラップである。ハ
イバック26は、アッパー28の後側に沿って上方に延
びるに従って、アッパー28の側部から僅かに遠ざかっ
ており、これによって、横方向可撓性を高めることがで
きる。
【0040】図9はブーツ20’の後側の図であり、ス
トップブロック52及び底リップ50を詳細に示す。ス
トップブロック52及び底リップ50は、図1、図2、
及び図3に示す実施例におけるものと実質的に同じであ
る。ストップブロック52は、このストップブロック5
2を取り外したり逆にしたりするために緩めることがで
きる二つのファスナで保持されている。ブロック52
は、穴の一方の側が他方の側よりも大きく延びており、
逆にすることによってハイバック26の前方への傾斜角
度を変化させることができる。前方への傾斜角度を調節
するための他の従来のシステムも使用できる。
【0041】次に、図10を参照し、本発明の別の変形
例を論じる。図10に示すブーツ20”は、図7のブー
ツ20’とハイバック26が異なっている。ハイバック
26にはストラップが設けられておらず、アッパー28
の側方に大きくは延びていない。かくして、大きな横方
向可撓性が提供される。更に、ハイバック枢軸36がヒ
ールカウンター32の後方端部に向かって僅かにずらし
てある。ハイバックパッド88がブーツ20”のハイバ
ック26の内側面に取り付けてある。ハイバックパッド
88は、本明細書中に開示した任意の実施例に加えるこ
とができる。
【0042】図11は、本発明の別の実施例を示す。こ
の実施例では、ハイバック26は、ヒールカウンター3
2にヒンジ取り付けされる代わりにヒールカウンター3
2の一体の延長部である。高度の横方向移動が許容され
ているが、後方への移動はハイバック26によって拘束
される。所望であれば、図7に示すようなハイバックス
トラップを加えることによって、横方向剛性を高めるこ
とができる。一体のハイバック構造では、底リップ50
及びストップブロック52は使用しない。
【0043】次に、本発明のビンディングの一実施例を
図12乃至図15を参照して説明する。その後で、好ま
しい設計の三つの変形例を図16乃至図20を参照して
論じる。
【0044】図12には、ブーツ120がスノーボード
22に固定された状態で示してある。ブーツ120は、
図8を参照して上文中に説明したブーツと同じである。
各ブーツ120は、ベース124、ハイバック126、
アッパー128、トウキャップ130、ヒールカウンタ
ー132、踏面134、及びハイバックストラップ14
0を有する。ベース及び踏面が底を構成する。これらの
参照番号は、図8を参照して説明した参照番号に100
を加えた参照番号である。かくして、この実施例のブー
ツの要素には、100から199までの参照番号が附し
てある。
【0045】この実施例のビンディングの要素には、2
00番台の参照番号が附してある。ビンディングは、ビ
ンディングプレート262、トウビンディング264、
ヒールビンディング266を有する。ブーツプレート
は、トウビンディング264及びヒールビンディング2
66に取り付けたときに上側にブーツ120が載止する
領域の下でスノーボード22に固定されている。トウビ
ンディング264及びヒールビンディング266の部分
がビンディングプレート262び外側から横方向外方に
延びている。
【0046】図13は、ブーツ120の底並びにトウビ
ンディング264及びヒールビンディング266の基本
的要素を示す。ブーツ120の踏面134は、ブーツ1
20のベース124に固定された多数の可撓パッド19
2でできている。可撓パッド192は、好ましくは、変
形可能な弾性のゴム様材料でできている。かくして、可
撓パッド192は、ビンディングプレート262に十分
な力で押し付けられたとき、僅かに圧縮される。可撓パ
ッド192をベース124に固定的に取り付けるため、
可撓パッド192は、その上側に剛性の層を有する。可
撓パッド192が圧縮自在であるため、ブーツ120
は、トウビンディング264及びヒールビンディング2
66へのブーツ120の取り付け箇所を中心として横方
向内側に移動させることができる。可撓パッド192
は、好ましくは、ベース124に取り外し自在に取り付
けられているため、種々のジュロメータ硬度の可撓パッ
ドを取り付けることによって、トウビンディング264
及びヒールビンディング266へのブーツ120の取り
付け箇所を中心として横方向内方に所望の量だけ撓ませ
ることができ、即ち、枢動させることができる。ブーツ
120のカントを変えるため、厚味のある可撓パッド1
92を使用することもできる。
【0047】トウロッド159及びヒールロッド158
が可撓パッド192間でブーツ120のベース124に
固定されている。トウロッド159及びヒールロッド1
58は、好ましくは鋼製ロッドであり、ブーツ120の
底の長手方向軸線とほぼ平行でありかつこの軸線に沿っ
た同じ軸線に沿って延びている。ヒールロッド158及
びトウロッド159は、支持体即ちブロック190でベ
ース124に固定されている。ブロック190は、好ま
しくは、平行六面体形状であり、ヒールロッド158及
びトウロッド159と同じ軸線に沿って配置されてい
る。ブロック190は、ジュロメータ硬度が可撓パッド
192よりも高い。これは、ヒールロッド158及びト
ウロッド159を中心としたブーツ120の枢動が同じ
軸線を中心として行われるためである。換言すると、ブ
ーツ120はブロック190にロックされ、又は枢着さ
れる。ブロック190は、ヒールロッド158及びトウ
ロッド159の各々の前後に固定されており、ブーツ1
20の底の長手方向中央に沿って実質的な押縁を形成す
る。
【0048】ビンディングプレート262は、スノーボ
ード22に好ましい配向で固定されており、調節プレー
ト210によってその配向に保持される。調節プレート
210は、図20と関連して以下に詳細に説明するよう
に、スノーボード22にねじ止めしてある。ビンディン
グプレート262は、その上に可撓パッド192が載止
し、その上で可撓パッドが圧縮される表面を形成する。
【0049】この実施例では、トウビンディング264
とヒールビンディング266とは同じである。各ビンデ
ィングは、静止顎200及び作動顎202を有し、これ
らの顎がヒールロッド158及びトウロッド159をク
ランプする。静止顎200は所定位置に固定されたまま
であり、閉鎖時に作動顎202が入り込む凹所を構成す
る。静止顎200は、ヒールロッド158及びトウロッ
ド159を夫々取り囲む凹所156及び154の一方の
内側に突出できるのに十分な距離だけビンディングプレ
ート262から上方に突出している。静止顎は、凹所の
一方の側に突出し、作動顎202は、ロッドを取り囲む
ように他方の側に突出する。静止顎200の上部分がC
字形状であるのに対し、作動顎202の上部分は逆L字
形状である。かくして、作動顎202は、閉鎖時に静止
顎200と係合し、作動顎が固定されるロッドを完全に
取り囲む。レバー204を使用して作動顎202をブー
ツ120に関して横方向に又は内側方向に移動する。図
13では、レバー204は、作動顎202が静止顎20
0から離れた開放位置で示してある。
【0050】図14及び図15は、トウビンディング2
64及びヒールビンディング266の両方のビンディン
グ機構206を示す。図14に示すように、作動顎20
2が静止顎200に対して開放位置にあるとき、ヒール
ロッド158をこれらの顎間に嵌めるのに十分な空間が
形成されている。かくして、レバー204が上位置にあ
るとき、ビンディングによって固定される前にブーツを
顎の間に挿入できる。ビンディング機構には、ハウジン
グ208、レバー204、リンク214、スライドプレ
ート212、及び静止顎200及び作動顎202が含ま
れる。レバー204は、そのほぼ中央がリンク214に
枢着されている。リンク214もまたその他端がハウジ
ング208に枢着されている。レバー204の底端は、
スライドプレート212に枢着されている。スライドプ
レート212は、ハウジング208の一部の下をレバー
204の底部分から延びており、作動顎202に一体に
連結されている。レバー204を動かすと、レバー20
4がリンク214へのその枢着部を中心として枢動す
る。リンク214は、ハウジング208へのその連結部
によって所定位置に保持される。かくして、レバー20
4を動かすと、スライドプレート212が横方向に又は
内側方向に並進し、作動顎202を静止顎200に対し
て開閉する。静止顎200はハウジング208の一体の
部分であり、好ましくは、上文中に説明したように、ハ
ウジングから上方に延びている。
【0051】ビンディング機構206の閉鎖位置を図1
5に示す。レバー204が下方に押してあり、かくし
て、スライドプレート212が横方向に引っ張られてお
り、これによって、作動顎202がヒールロッド158
の周りで閉鎖されている。かくして、ヒールロッド15
8は静止顎200と作動顎202との間に捕捉された状
態に維持される。更に、作動顎202の端部が入り込む
C字形状凹所は、ヒールロッド158が作動顎202に
作用する上方への力に抗するのを助ける。レバー204
が閉鎖されているとき、リンク214及びスライドプレ
ート212のレバー204に対する枢着は、作動顎20
2に力が加えられたときに閉鎖位置を維持するように、
先ず最初に、レバー204がオーバーセンター位置を通
過する。かくして、スライドプレート212のレバー2
04に対する枢着部は、これがリンク214の軸線の上
方にあるように置かれる。
【0052】図16及び図17は、同じブーツ120と
ともに使用できる変形例の機構を示す。ビンディング機
構306は、横側が枢動ピン318でハウジング308
に枢着されたレバー304を有する。レバー304は、
その底端がスライドプレート312に枢着されている。
スライドプレート312は、レバー304へのその枢着
部の内側に上方に突出したタブ321を有する。円筒形
圧縮コイルばね316が、タブ320とハウジング30
8との間に配置されている。かくして、レバー304を
下方に押すと、スライドプレート312が横方向に移動
し、タブ320がばね316を圧縮する。かくして、ス
ライドプレート312は、タブ320に対して押圧力を
及ぼすばね316によって内側に押圧される。このビン
ディング機構306では、作動顎302がヒールロッド
158の横側にあり、静止顎300が内側にある。かく
して、スライドプレート312は、ハウジング308の
下を延びており、作動顎302に連結されている。作動
顎は、ヒールロッド158の横側で、ハウジング308
を通って上方に突出している。ブーツ120をビンディ
ング機構306に取り付けるため、ヒールロッド158
を作動顎302と静止顎300との間に押し込む。ヒー
ルロッド158を押し込むV字形が形成されるように、
静止顎300及び作動顎302の両方の上部には内側に
面した下方への角度が付けてある。ヒールロッド158
をこのV字形に押し込むとき、作動顎302、及びかく
してスライドプレート312に横方向力が加わり、作動
顎302が静止顎300から遠ざかるように移動し、ヒ
ールロッド158を嵌めるための開口部を形成する。ひ
とたびヒールロッド158が作動顎302の上部分の下
に延びると、作動顎302はヒールロッド158の上で
自由に閉鎖し、ヒールロッド158を作動顎302と静
止顎300との間で包囲する。作動顎302の下側には
対応するV字形は設けられていない。従って、ヒールロ
ッド158による上方への圧力で作動顎302が開くこ
とがない。作動顎302は、レバー304を下方に押し
てばね316を圧縮し、スライドプレート312を引っ
張って作動顎302を静止顎300から遠ざけることに
よって開放される。
【0053】ビンディング機構406の別の好ましい実
施例を図18及び図19に示す。ビンディング機構40
6は、底端がハウジング408に枢着されたレバー40
4を有する。ばね416が枢動ピン418を中心として
コイル状に巻き付けてあり、このばねがレバー404を
枢動自在に保持する。ばね416の端部は、レバー40
4に上方への力を及ぼし、ハウジング408に下方への
力を及ぼす。ばね416は、そのコイル軸線に対して垂
直方向の所定方向に荷重が加えられ、図16及び図17
に示すばね316の場合には、コイルの中央を通る長手
方向軸線に沿って荷重が加えられる。リンク414は、
レバー404の中央に枢着されており、その他端がスラ
イドプレート412に枢着されている。スライドプレー
ト412は、静止顎400の下でハウジング408内を
延びており、作動顎402に一体に連結されている。作
動顎402は、スライドプレート412から上方に延び
ており、ヒールロッド158を包囲するフックを有す
る。静止顎400及び作動顎402の端部には、図16
及び図17と関連して上文中に論じたのと同様のV字形
が形成されている。かくして、ヒールロッド158を静
止顎400及び作動顎402に押し付けると、V字形が
分かれ、ヒールロッド158を作動顎402と静止顎4
00との間に包囲することができる。この実施例では、
作動顎402がヒールロッド158よりも内側にあり、
静止顎400が横側にある。
【0054】図19に示すように、レバー404を下方
に押すと、リンク414がスライドプレート412を内
側方向に移動して静止顎400及び作動顎402を開
く。次いで、ブーツ120をビンディング機構406か
ら取り外すことができる。
【0055】図20は、トウビンディング264及びヒ
ールビンディング266に対する変形例を示す。この実
施例では、トウビンディング264及びヒールビンディ
ング266の両方を一緒に開閉できるように、バー52
6がトウビンディング264のレバーとヒールビンディ
ング266のレバーとの間を延びている。第20図に
は、調節プレート210が更に詳細に示してある。調節
プレート210は、中央スロット224に嵌まるカバー
211を有する。このカバー211は、単に、スロット
522、及び調節プレート210を固定し、及びかくし
てビンディングプレート262をスノーボード22に固
定するためにこれらのスロット522と螺合するねじを
カバーするだけである。ビンディングプレート262の
位置は、調節プレート210を緩めてビンディングプレ
ート全体をトウビンディング264及びヒールビンディ
ング266とともに調節プレート210を中心として回
転することによって調節することができる。調節プレー
ト210は、この回転を可能にするため、円形である。
ビンディングプレート262は、スロット522内のね
じを緩め、調節プレート210を前後方向に移動し、ね
じをスロット522内で摺動させることによって、前後
方向に移動させることができる。
【0056】上述の実施例のビンディングは全て、上述
のブーツとともに使用でき、変形例では、ハイバックを
備えていないブーツの場合には、片持ち梁式のフリース
タイル用スノーボードビンディングで行われているよう
に、ハイバックがビンディングフレームに取り付けられ
ている。
【0057】次に、上述のビンディングの特徴の多くを
備えているが幾つかの点について変更が施してあるブー
ツ及びビンディングの別の好ましい実施例を、図21乃
至図25と関連して説明する。このビンディングは、ヒ
ールビンディング666と異なるトウビンディング66
4を有する。トウビンディング664は、主にフック6
50でできている。ヒールビンディング666は、多く
の点で、図18及び図19に示し上文中に説明したビン
ディング機構406と類似している。ヒールビンディン
グ666は、静止顎600及び作動顎602を有する。
これらの顎の上部には、ブーツ720をこれらの顎の上
で下方に押したときに顎が離れるように、V字形状に角
度をなした部分が設けられている。
【0058】この変形例のビンディングの基本的構造
は、ブーツのヒールの幅に亘って延びる後方ブリッジ6
32によって保持されたヒールビンディング、及び足の
親指の付け根の下でブーツの下に亘って延びる前方ブリ
ッジ634によって形成されている。前方ブリッジ63
4及び後方ブリッジ632は、サイドレール628で互
いに連結されている。サイドレール628は、スノーボ
ード22に対して全体に垂直であり、サイドレール62
8から垂直方向外方に突出した取り付けプレート630
でスノーボード22に固定されている。
【0059】サイドレール628及び取り付けプレート
630は各々一体に形成されており、好ましくはアルミ
ニウム製である。L字形状断面のアルミニウム製のサイ
ドレール628は、全体に矩形であり、長手方向軸線が
スノーボード22の表面と平行である。各取り付けプレ
ート630は、スノーボード22上に平らに置かれ、サ
イドレール628に連結された一方の縁部が直線状であ
り、他方の縁部が外方に曲線をなしており、端がサイド
レール628と合一する。各取り付けプレート630に
は、調節スロット622が設けられている。調節スロッ
ト622は、ビンディング機構全体の中心とほぼ同心の
円の一セグメントである。ねじ646が調節スロット6
22内に係合し、取り付けプレート630及びかくして
ビンディング構造全体をスノーボード22に固定する。
かくして、取り付けプレート630をスノーボード22
に固定するねじ646を緩めることによって機構全体を
枢動させることができる。
【0060】サイドレール628は取り付け穴642を
有し、これらの穴を介して前方ブリッジ634及び後方
ブリッジ632を固定できる。後方ブリッジ632の外
端には、サイドレール628に固定するためのフランジ
636が設けられている。フランジ636は、後方ブリ
ッジ632の外端から上方に突出し、サイドレール62
8とぴったりと接触する。ファスナ640で後方ブリッ
ジ632をサイドレール628に固定できるように、フ
ランジ636にも穴が設けられている。同様に、前方ブ
リッジ634の両端にもフランジ638が設けられ、後
方ブリッジ632についてのフランジ636の機能と同
じ機能を前方ブリッジ634について発揮する。
【0061】前方ブリッジ634は、全体に平行六面体
形状である。前方ブリッジ634の高さは、好ましく
は、ほんの数ミリであり、ブリッジの長さは、サイドレ
ール628を連結するため、ブーツの前方部分の幅を越
えて延びる。前方ブリッジ634の幅は、好ましくは、
ほんの数センチである。好ましくは、押縁648が前方
ブリッジ634の中央に沿って、前方ブリッジ634の
長手方向軸線と平行に設けられている。押縁648は、
ブーツをトウビンディング664上に配置するのを助け
る。フック650は、押縁648から上方に突出してお
り、好ましくは、実質的に平らな二つのプレート状部分
で形成されている。第1部分は上方に突出しており、第
2部分は、後方に突出したフック部分を形成する。
【0062】後方ブリッジも同様にサイドレール628
の間を延びている。後方ブリッジの高さはほんの数ミリ
であり、幅は前方ブリッジ634の幅よりも僅かに大き
い。以下に更に詳細に説明するように、作動顎602を
開くため、引っ込めリンク644が設けられている。
【0063】図22は、ヒールビンディング666を詳
細に示す。作動顎602の後側には、全体にA字形状の
顎シース656が設けられている。静止顎600は、第
18図及び図19と関連して上文中に論じたのと同様で
ある。作動顎602は、ハウジング608を通って上方
に突出しており、静止顎600の方向に曲がっており、
以下に論じるヒールロッド659を固定するための包囲
体を形成する。スライドプレートがハウジング608内
で作動顎602の下部分から内側方向に延びている。ス
ライドプレート612の端部は上方に突出しており、ス
ライドプレート612の上方に突出した端部と静止顎6
00の下のハウジング608との間に円筒形のコイルば
ねが固定されている。案内ロッド654がばね616の
軸線に沿って設けられている。ばね616は、圧縮ばね
であり、作動顎602を静止顎600に対して閉鎖方向
に押圧する。引っ込めリンク644を引っ張ることによ
って、作動顎602を開くことができる。引っ込めリン
ク644は、ハウジング608内を延びて作動顎602
に連結された引っ込めアーム652に枢着されている。
かくして、引っ込めリンク644を横方向に引っ張る
と、ばね616が圧縮され、作動顎602が静止顎60
0から離れ、スノーボード用ブーツをヒールビンディン
グ666から外すことができる。引っ込めアーム652
を掴んで引っ張るのを容易にするため、引っ込めリンク
644に紐を付けてもよい。
【0064】図22に示すビンディング機構は、好まし
くは、図21に示すビンディングとともに使用されるけ
れども、その代わりに、上述のビンディング機構のうち
の任意の機構を使用してもよい。更に、ブーツのヒール
を所定位置に保持する変形例の構成及び他のビンディン
グ機構も使用できる。
【0065】次に、上述のビンディングと関連したブー
ツ720の詳細を図23を参照して論じる。ブーツ72
0は、アッパー728、ヒールカウンター732、及び
ベース724を有する。踏面734がベース724に取
り付けられており、ブーツ720の底を構成する。後方
凹所がブーツ720のヒールの下に設けられ、この凹所
は、後方ブリッジ632に載るように構成されておりか
つ配置されている。かくして、後方凹所770は、踏面
734のヒール部分に亘って延びている。同様に、足の
親指の付け根と対応するブーツの前方部分の下に前方凹
所768が設けられている。前方凹所768は、前方凹
所768の底から上方に角度をなしたスロープ状部分7
55を有する。スロープ状部分755により、フック6
50をその中で摺動させてトウロッド758に固定する
ことができる。トウロッド758は、前方凹所768内
のロッド支持体772に固定される。トウロッド758
は、好ましくは、フック650によって受け入れられる
ように、踏面734の長手方向軸線に対して横方向に配
向されている。ヒールロッド759は、後方凹所770
内に固定されており、踏面734の長手方向軸線とほぼ
平行に配向されている。
【0066】図24及び図25は、ブーツ720のビン
ディングへの挿入を示す。フック650がスロープ状部
分755内にあるようにブーツのトウをフック650上
に置く。トウロッド758がフック650の下にあり、
前方ブリッジ634が前方凹所768内にある所定位置
までブーツを前方に摺動させる。この位置では、ヒール
ロッド759が静止顎600及び作動顎602の真上に
あり、後方凹所770が後方ブリッジ632の上にあ
る。次いで、ブーツのヒールを押し込んで作動顎602
を開き、ヒールロッド759を作動顎602と静止顎6
00との間で包囲する。かくして、図25に示す位置と
なり、後方凹所770が後方ブリッジ632を包囲す
る。ブーツ720は、引っ込めリンク644を引っ張っ
て作動顎602を静止顎600から遠ざけ、ブーツ72
0のヒールを持ち上げてビンディングから外すことがで
きるようになるまで、この位置に保持される。
【0067】かくして、図21乃至図25に関して説明
したビンディングには幾つかの利点がある。ビンディン
グの着脱は、スキー用のブーツビンディングシステムで
使用されているのと同じである。しかしながら、本ビン
ディングは、スノーボードの標準的な幅に合わせてビン
ディングのトウ及びヒールをスノーボードの縁部のとこ
ろに又は縁部の近くに置くことができるように、ブーツ
をブーツの底の下で留め金止めする。ブーツ720をス
ノーボード22に着脱するのにブーツ720のバックル
又はストラップを再調節する必要がない。ビンディング
機構は、ブーツ720を所望に従って迅速にかつ容易に
着脱できる。トウビンディング664として機能するフ
ック650は、複雑さを小さくし、及びかくしてビンデ
ィング機構の価格を下げ、更に、ビンディングを簡単に
し、使用を容易にする。カーブド回転(carved turn )
及びフリースタイル回転の両方について、使用者の足首
に対して後方支持を与えかつスノーボード22に対して
適当に固定ながら、所望の移動を維持できるように、踏
面734の横方向内側への圧縮が許容される。
【0068】ビンディング機構を側方から解放できるよ
うに構成することには利点がある。これは、ブーツのト
ウ及び/又はヒールが、多くの場合、ボードの側部を越
えて僅かに延びるためである。ビンディングがは、ステ
ップイン式であり、簡単に解放できる。
【0069】上述の実施例は、スノーボーダーに、スノ
ーブーツ及び登山靴型ブーツを越えた多くの利点を提供
する。エッジ制御は、ハイバック26、ベース24、及
びベースストラップ72を備えたブーツ20の支持構造
によって行われ、本願に開示した他のストラップも使用
できる。更に、本ブーツは、ステップイン式ビンディン
グの便利さを提供する。ストラップがブーツ自体に取り
付けられているため、ボードを片足から又は両足から外
す度毎にストラップを緩める必要がない。更に、ステッ
プイン式ビンディングの構成は、踏面34の圧縮により
ブーツ20がトウビンディング64及びヒールビンディ
ング66への取り付け箇所を中心として僅かに枢動でき
ることによって、又はビンディング自体に追加の横方向
可撓性を提供できる。
【0070】かくして、快適さやフリースタイルの自在
さを損なうことなく、エッジ制御及びステップイン式に
よる便利さが提供される。ブーツは、ソールと同様に歩
き易く、フリースタイルボーディングについて、横方向
可撓性が登山靴型ブーツよりも大きい。いずれの実施例
を使用するのかに応じて、ブーツ20の横方向可撓性
は、ソール及び軟質のビンディングの組み合わせと同じ
位大きい。
【0071】本発明の好ましい実施例を図示しかつ説明
したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、
種々の変更を行うことができる。図示しかつ説明した実
施例は、単なる例示であって、本発明の範囲を請求の範
囲が定義するように限定しようとするものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スノーボードに取り付けられたブーツを示す、
スノーボード用ブーツの一実施例の斜視図。
【図2】図1に示す軽量ブーツの斜視図。
【図3】図2に示すブーツのベース及びハイバックの斜
視図。
【図4】(a)は凹所内のビンディング取り付けプレー
トを示す図1、図2及び図3に示すブーツの底面図、
(b)は凹所内の一つのビンディング取り付けプレート
を示すブーツの第2実施例の底面図。
【図5】ブーツのベースに固定されたビンディング取り
付けプレートの断面図。
【図6】(a)はビンディングの一実施例を示すスノー
ボードの平面図、(b)はビンディングの別の実施例を
示すスノーボードの平面図、(c)は図4(b)に示す
ブーツとともに使用されるビンディングの一実施例を示
すスノーボードの平面図。
【図7】ベースストラップ及びハイバックストラップの
両方を有する本発明のブーツの別の実施例の斜視図。
【図8】図7に示すブーツの反対側を示す斜視図。
【図9】ハイバックの後方移動を制限する後方ストップ
を示す、図7及び図8のブーツのヒールの側面図。
【図10】ハイバックストラップを持たない本発明の変
形例のブーツの斜視図。
【図11】一体のハイバックを有する本発明の別の変形
例のブーツの斜視図。
【図12】スノーボードにビンディングで取り付けられ
たブーツを示す、スノーボード用ブーツ及びビンディン
グの一実施例の斜視図。
【図13】スノーボード用ビンディングの一実施例との
整合を示す、ブーツの底の斜視図。
【図14】開放位置で示すビンディングの一実施例の断
面図。
【図15】図14に示すビンディングの閉鎖位置での断
面図。
【図16】閉鎖位置で示す、ビンディングの別の実施例
の断面図。
【図17】図16に示すビンディングの開放位置での断
面図。
【図18】閉鎖位置で示す、スノーボード用ビンディン
グの別の実施例の断面図。
【図19】図18に示すビンディングの開放位置での断
面図。
【図20】同時に開放する前方連結顎及び後方連結顎を
持つスノーボード用ビンディングの一実施例の上方にス
ノーボード用ブーツの底を示す斜視図。
【図21】スノーボードに取り付けたビンディングを示
す、本発明のスノーボード用ビンディングの別の実施例
の斜視図。
【図22】図21に示すビンディングの後方連結機構の
断面図。
【図23】図21に示すビンディングに連結するように
つくられたスノーボード用ブーツの下側の斜視図。
【図24】図23に示すスノーボード用ブーツ及び図2
1図に示すスノーボード用ビンディングの、ブーツがビ
ンディングに取り付けられるように位置決めされた断面
図。
【図25】図24のブーツ及びビンディングをスノーボ
ード上に固定した位置で示す、部分断面図。
─────────────────────────────────────────────────────フロントページの続き (72)発明者 スベンソン,ジョン イー. アメリカ合衆国ワシントン州、シアトル、 ノース、ワンハンドレッドセブンティ エ イトス、コート、514エー(72)発明者 ターナー,ブレント エイチ. アメリカ合衆国ワシントン州、シアトル、 イースト、ジェファーソン、3710Fターム(参考) 4F050 AA07 BA24 BE16 HA01 HA43 HA53 HA55 HA84 HA89 JA13

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スノーボード用ビンディング装置であっ
    て、(a)第1取り付け部材がその長手方向軸線の近くに固
    定された踏面を有し、かつ第2取り付け部材が前記踏面
    に固定されたブーツと;(b)スノーボードに固定可能なフレームと、(c)前記ブーツの前記第1取り付け部材と係合するよ
    うに位置決めされて前記フレームに取り付けけられた第
    1可動顎と;(d)前記フレームに取り付けけられるとともに前記第
    2取り付け部材と係合可能な第2顎であって、前記第1
    取り付け部材は前記ブーツの後方部分の下に配置され、
    前記第2取り付け部材は前記ブーツの前方部分の下に配
    置され、前記第1取り付け部材は前記ブーツの前記踏面
    の長手方向軸線とほぼ平行に延びる第1ロッドを有する
    第2顎と;(e)前記フレームに取り付けられておりかつ前記可動
    顎に連結された顎駆動機構であって、前記フレームの側
    部まで延びかつ前記ブーツと係合するときに前記ブーツ
    の側部まで延びる解放アームを有した顎駆動機構と;を
    備えることを特徴とするスノーボード用ビンディング装
    置。
  2. 【請求項2】前記ブーツの前記踏面が後方凹所をさらに
    有し、この後方凹所内において前記第1ロッドが前記踏
    面の最も下側の部分の上方に保持されていることを特徴
    とする請求項1に記載のスノーボード用ビンディング装
    置。
  3. 【請求項3】前記第2顎は、前記フレームから上方に突
    出したフックを有し、かつ前記第2取り付け部材は前記
    フックより下側で係合可能であることを特徴とする請求
    項1に記載のスノーボード用ビンディング装置。
  4. 【請求項4】(a)第1取り付け部材がその長手方向軸
    線の近くに固定されるとともに第2取り付け部材が固定
    される踏面を有したブーツであって、前記第2取り付け
    部材は前記フーツの前記踏面の長手方向軸線に対して横
    方向に延びるロッドを有し、前記踏面は前方凹所を有
    し、この凹所内において前記ロッドが前記踏面の最も下
    側の部分の上方に保持されるブーツと;(b)スノーボードに固定可能なフレームと;(c)前記フレームに取り付けられて前記ブーツの前記
    第1取り付け部材と係合する可動顎と;(d)前記フレームに取り付けられて前記第2取り付け
    部材と係合可能な第2顎であって、前記第2顎は前記フ
    レームに固定され、前記第1取り付け部材が前記ブーツ
    の後方部分の下に配置され、前記第2取り付け部材が前
    記ブーツの前方部分の下に配置され、前記第2顎はフッ
    クからなり、前記第2取り付け部材が前記フックの下側
    で係合可能である第2顎と;を備えることを特徴とする
    スノーボード用ビンディング装置。
  5. 【請求項5】前記ブーツの踏面は、前記第1ロッド若し
    くは前記第2取り付け部材の側方に固定される可撓パッ
    ドをさらに有し、前記可撓パッドは圧縮可能でかつ弾性
    を有し、前記可動顎と係合したときに前記第1取り付け
    部材回りの回動を許容し、かつ前記可撓パッドは前記第
    1取り付け部材よりも低く延びることを特徴とする請求
    項4に記載のスノーボード用ビンディング装置。
  6. 【請求項6】前記可撓パッドは、取り外し可能かつ交換
    可能とされ、種々のジュロメータ硬度の可撓パッドを使
    用できることを特徴とする請求項5に記載のスノーボー
    ド用ビンディング装置。
  7. 【請求項7】前記第2取り付け部材が実質的に水平な第
    2ロッドを有することを特徴とする請求項4に記載のス
    ノーボード用ビンディング装置。
  8. 【請求項8】前記ブーツは、前方端部、ヒール部分を有
    した後方端部、前記ブーツに対して後方支持を提供する
    ために前記後方端部から上方に延びるハイバック、およ
    び前記踏面に固定的に取り付けられたアッパーをさらに
    有し、前記アッパーは前記ハイバックと隣接しかつ前記
    ハイバックよりも可撓性の後方側部を有し、前記ハイバ
    ックは前記ブーツの前記アッパーに横方向の可撓性を提
    供するために前記ヒール部分の上方の前記ブーツの側部
    の大部分に亘って延びていないことを特徴とする請求項
    4に記載のスノーボード用ビンディング装置。
  9. 【請求項9】(a)長手方向軸を画成するとともに凹所
    が形成された踏面を有するブーツであって、前記ブーツ
    は前記長手方向軸の近くに固定された第1取り付け部材
    を有し、かつ前記第1取り付け部材は前記踏面の前記凹
    所内で下方に突出するとともに前記踏面の内側に配置さ
    れているブーツと;(b)スノーボードに固定可能なフレームと;(c)前記フレームに取り付けられた可動顎であって、
    前記ブーツの前記踏面の前記凹所内において前記ブーツ
    の前記第1取り付け部材と係合するように配置される受
    け入れ部分を前記フレームと共に形成し、かつ前記第1
    取り付け部材と係合するときに前記踏面の下方に配置さ
    れる可動顎と;(d)前記フレームに取り付けられるとともに前記可動
    顎に接続される顎駆動機構であって、前記ブーツが前記
    可動顎と係合したときに前記フレームおよび前記ブーツ
    の側方に延びる解放アームを有する顎駆動機構と;(e)前記ブーツの前記踏面に固定された第2取り付け
    部材と;(f)前記フレームに取り付けられるとともに、前記第
    2取り付け部材と係合可能でありかつ前記第2取り付け
    部材を受け入れる受け入れ部分を前記フレームと共に形
    成する第2顎であって、前記第1取り付け部材は前記ブ
    ーツの概して後方部分に配置され、前記第2取り付け部
    材は前記ブーツの概して前方部分において前記ブーツの
    前記長手方向軸に実質的に沿って配置され、前記第1お
    よび第2取り付け部材は前記踏面から下方に突出し、前
    記第1および第2取り付け部材は前記第1および第2取
    り付け部材と係合するときに前記踏面よりも内側に配置
    される第2顎と;を備えることを特徴とするスノーボー
    ド用ビンディング装置。
  10. 【請求項10】前記フレームは、スノーボードの長手方
    向に対して複数の角度配向で固定可能な少なくとも一つ
    の取り付けプレートを有することを特徴とする請求項9
    に記載のスノーボードビンディング装置。
  11. 【請求項11】前記取り付けプレートは湾曲したスロッ
    トを有し、このスロットを通ってねじが延びて前記フレ
    ームをスノーボードに固定することを特徴とする請求項
    10に記載のスノーボード用ビンディング装置。
  12. 【請求項12】前記フレームは、前記取り付けプレート
    に取り付けけられた二つのレールをさらに有し、これら
    のレールはその間にブーツの踏面を受け入れるために互
    いに間隔を隔てられており、前記レールは前端及び後端
    を有し、前記フレームは前記レールの前端間に取り付け
    られた前方ブリッジ及び前記レールの後端間に取り付け
    られた後方ブリッジをさらに有し、前記前方ブリッジは
    前方連結手段を固定し、前記後方ブリッジは後方連結手
    段を固定することを特徴とする請求項10に記載のスノ
    ーボード用ビンディング装置。
  13. 【請求項13】前記後方連結手段は前記後方ブリッジの
    中央近くに配置された可動顎を有し、前記後方連結手段
    は前記可動顎と隣接した静止顎をさらに有し、前記可動
    顎は前記静止顎の方向に付勢されており、前記解放アー
    ムが前記可動顎に連結されていることを特徴とする請求
    項12に記載のスノーボード用ビンディング装置。
  14. 【請求項14】前記前方連結手段が前記フレームに前記
    前方ブリッジの中央近くに取り付けけられたフック部材
    を有することを特徴とする請求項13に記載のスノーボ
    ード用ビンディング装置。
  15. 【請求項15】(a)スノーボードへの取り付け手段を
    有したベースであって、スノーボードから分離されたと
    きに使用者のための歩行用表面を提供するベースと;(b)前記ベースに取り付けられた硬くないアッパーで
    あって、使用者の足および足首を受け入れるように構成
    されるとともに、柔軟かつしなやかな物質から形成さ
    れ、かつフロント、バック、および2つの側面を有する
    アッパーと;(c)前記ベースに取り付けられるとともに前記ベース
    から上方に延びる支持部材であって、少なくとも前記ア
    ッパーの前記バックの一部分に隣接して配置されて横方
    向支持よりも大きな後方支持を提供する支持部材と;を
    備えることを特徴とするスノーボード用ブーツ。
  16. 【請求項16】前記支持部材は、前記アッパーよりも剛
    性が高い材料で構成されており、前記アッパーの後方支
    持を提供することを特徴とする請求項15に記載のスノ
    ーボード用ブーツ。
  17. 【請求項17】前記べースの歩行面は使用者の足から遠
    ざかる方向に下方に延びる踏面部分からなり、前記べー
    スは剛性であり、前記踏面部分は可撓性であり、スノー
    ボードに連結したときに前記べースは前記踏面部分によ
    り前記べースのスノーボードヘの連結部を中心として或
    る程度枢動でき、前記ブーツが移動できることを特徴と
    する請求項16に記載のブーツ。
  18. 【請求項18】前記べースが可撓性を有し、前記べース
    はスノーボードに連結されている場合にスノーボードヘ
    の連結部を中心として或る程度枢動できることを特徴と
    する請求項16に記載のスノーボード用ブーツ。
  19. 【請求項19】前記支持部材はプラスチック材料からな
    り、前記支持部材を前記アッパーの一部の周りに固定す
    るためのストラップを有することを特徴とする請求項1
    6に記載スノーボード用のブーツ。
  20. 【請求項20】前記アッパーの少なくとも一部が、皮革
    及び合成メッシュ材料でできている、請求項19に記載
    のスノーボード用ブーツ。
  21. 【請求項21】前記べースはヒールカウンターを有し、
    前記支持部材は前記ヒールカウンターから延びているこ
    とを特徴とする請求項16に記載のスノーボード用ブー
    ツ。
  22. 【請求項22】前記べースは、使用者の足の母指丘の側
    部に亘って少なくとも部分的に延びるつま先部分をさら
    に有することを特徴とする請求項21に記載のスノーボ
    ード用ブーツ。
  23. 【請求項23】前記支持部材は、前記ヒールカウンター
    に枢着されていることを特徴とする請求項21に記載の
    スノーボード用ブーツ。
  24. 【請求項24】前記支持部材は支持部材の後側から延び
    る上ストップを有し、前記ヒールカウンターは上ストッ
    プと隣接してヒールカウンターの後側から延びる下スト
    ップを有し、これらのストップは互いに衝合して支持部
    材のべ一スに対する後方への枢動を制限するように配置
    され構成されていることを特徴とする請求項23に記載
    のスノーボード用ブーツ。
  25. 【請求項25】前記支持部材のべ一スに対する後方への
    枢動を制限するため、前記べース及び前記支持部材に連
    結されたストップ手段を更に有することを特徴とする請
    求項23に記載のスノーボード用ブーツ。
  26. 【請求項26】前記べースの一方の側部から前記アッパ
    ーの一部の上を前記べースの反対側まで延びるストラッ
    プを有し、前記ストラップは、前記アッパーの一部の上
    でストラップを締め付けて使用者の足に固定するための
    調節自在のバックルを一端に有することを特徴とする請
    求項21に記載のブーツ。
  27. 【請求項27】前記アッパーを前記支持部材に固定する
    ため、前記支持部材に取り付けられておりかつ前記アッ
    パーの少なくとも一部に亘って延びるストラップを更に
    有することを特徴とする請求項26に記載のスノーボー
    ド用ブーツ。
  28. 【請求項28】前記べースは、使用者の足の母指丘の下
    にある第1凹所部分および使用者の足のヒールの下にあ
    る第2凹所部分を有し、これらの凹所部分に取り付け手
    段が取り付けられることを特徴とする請求項16に記載
    のスノーボード用ブーツ。
  29. 【請求項29】前記支持部材は、前記ヒールカウンター
    の後側から前記アッパーの後側に沿って上方に延びてお
    り、前記支持部材の頂部は、使用者の足首よりも高いこ
    とを特徴とする請求項21に記載のスノーボード用ブー
    ツ。
  30. 【請求項30】ブーツ取り付け手段を有したスノーボー
    ドと共に用いるブーツであって、(a)ブーツをスノーボード上のビンディング手段に取
    り付けるためのビンディング取り付け手段を有した、つ
    ま先とかかと側端部とを有するベースと;(b)前記ベースの前記かかと側端部から上方に延び
    て、使用者の足および足首に対して後方支持を提供する
    がいくらかの横方向の柔軟性を許容するハイバックと;(c)前記ベースに固定的に取り付けられて使用者の足
    および足首を受け入れるとともに、前記ハイバックに隣
    接する後方側部を有し、かつ前記ベースおよび前記ハイ
    バックよりは柔軟であるアッパーと;を備えることを特
    徴とするスノーボード用ブーツ。
  31. 【請求項31】前記ベースはヒール端から上方に延びる
    ヒールカウンターを有し、前記ハイバックはヒールカウ
    ンターに枢着されていることを特徴とする請求項30に
    記載のスノーボード用ブーツ。
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