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公園昆虫記

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2025年1月の蛾から

新年早々だが、この冬のフユシャクは、数が少ない。
また、フユシャク以外の蛾をほとんど見ない。
唯一目にしたのは、ほぼ一年中見られる感があるマエアカスカシノメイガ
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▲1月25日のマエアカスカシノメイガ・その後も別個体を見ている。

それでも、1月一番多かったのは、ナミスジフユナミシャク
一日に何頭も目にした日もあった。
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▲昼間は擬木柵や建物の壁などに止まっていること多い。
2025年1月の蛾から_d0146854_10390025.jpg
▲こちらは珍しくひらひらと飛んで止まった個体。
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▲メス
シロオビフユシャクは、非常に少ない。
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▲シロオビフユシャクのオス 2~3例しか目にしていない。
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▲オスのそばにいた♀
クロバネフユシャクも少ない
交尾ペアを見ていないので、メスは目にしなかった。
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▲クロバネフユシャクのオス
ヒロバフユエダシャクは、比較的多い感じ。
特にオスは今よく目にする。もしかして南方系の蛾なのだろうか。
これに対し、シロフフユエダシャクはまだ目にしていない。
この何年か、減ってきている感がある。
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▲ヒロバフユエダシャクのオス
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▲ヒロバフユエダシャクのメス(交尾後の位置にいた)

新年のフユシャクと言えば、ウスバフユシャクだ。
これも少なめのスタートだったが、今は増えつつある。
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▲ウスバフユシャクの交尾ペア
クロテンフユシャク
ウスバフユシャクに少し遅れて出現する。
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▲クロテンフユシャクの交尾ぺア

このほかウスモンフユシャクらしき蛾も目にしたが、うまく撮れない位置にいたので、割愛。
この3種のメスは、単独でいると識別ができない。

2月も引き続き、これらのフユシャクが見られるだろう。
まだ目にしていないシロフフユエダシャクや、シモフリトゲエダシャク等も見られるといい。
メスの産卵シーンも今年はまだ目にしていないので、見たい。













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# by2008oharu |2025-02-02 11:10 | |Comments(0)

12月の蛾から 2024

12月は、チャエダシャクなどがまだ見られたが、新しく遭遇した蛾は、みなフユシャクばかりだった。
冬のキリガなどは、ぜんぜん見られなかった。

クロスジフユエダシャクは、例年11月下旬ごろからオスが飛び始める。
今季は11月30日に滑り込みでオスを確認した。
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▲2024年11月30日に初認したクロスジフユエダシャク

その後も、オスが飛ぶのはそこそこ見られたが、多い年と比べると少ない感じだ。
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▲12月11日~18日に見たオスたち

このオスを追いかけていると、一季に一度はオスがメスを発見する場面とか、交尾の様子なども見られるはずなのだが、今年は遭遇できなかった。
そもそもメスを見たのも一度だけ。
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▲クロスジフユエダシャクのメス
次に出現したのは、チャバネフユエダシャク
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▲12月10日初認のチャバネフユエダシャク♂

オスの出現は早かったが、メスはなかなか見つからず、下旬になってやっと出てきた。現在1日に複数個体見られる。
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▲12月27日に初認した♀
クロオビフユナミシャクは、出現期間が短いフユシャクだ。
以前は、それでも一気に出てきてあちこちで複数個体が見られた時もあったが、最近は減ってきている感がある。
今年も♂2個体しか目にしていない。
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▲クロオビフユナミシャクのオス

これに対し、イチモジフユナミシャクは、以前と比べると増えてきた蛾だ。
12月はまだあまり目にしていないが、これからたくさん出てくるだろうか。
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▲イチモジフユナミシャクのオス
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▲イチモジフユナミシャクのメス

ウスバフユシャクは、12月末に出始めるが、出現期が長いフユシャクで、たぶん1月に入って、たくさん見られるはずだ。
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▲12月24日に初認したウスバフユシャクのオス
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▲交尾後と思われるウスバフユシャクのメス

種数としては、昨年と同数のフユシャクが見られたが、個体数は少ない感じがする。
1月にはどうなるだろうか。







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# by2008oharu |2024-12-31 11:10 | |Comments(0)

ハチ月はハチの月の続き 狩りバチ編

クモバチの仲間

オオシロフクモバチ
一番よく見かけるクモバチだ。コガネグモの仲間を狩って、幼虫の餌にする。麻酔をかけられて動かなくなったクモのそばでよく見かける。
巣まで運ぶ様子はなかなか観察できない。
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▲コゲチャオニグモを狩る
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▲ジョロウグモを狩る
オオモンクロクモバチ
コアシダカグモなどを狩って、巣に運ぶ様子が見られることが多い。今年はたまたま休憩中の場面しか出会えなかった。
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モンクモバチ
藪の中で獲物を探している様子だった。一度ジョロウグモの網にとびかかって、捕らえようとする場面を目にした。その時は失敗したようだった。
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ツチバチの仲間
アカスジツチバチ

ツチバチの仲間は花に来ているところはよく見かけるが、それ以外の場面に遭遇する機会は少ない。

ヤブガラシ食堂のお客たち ハチ編 : 公園昆虫記

昨年伐採された木の幹が置かれている場所で、多数のアカスジツチバチが飛び回っているのを初めて見た。
ほとんどがオスだったが、1頭のメスに2頭のオスがたかっている場面に遭遇したので、この場はオスがメスを探している場なのだとわかった。

夏のハチたち2023 その他いろいろ : 公園昆虫記

今年も同じ場所でアカスジツチバチが多数飛び回っていたので、何日か観察し続けると、しばらくしてメスの行動を見ることができた。
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メスたちは、朽ち木のくぼみなどを覗きまわっている。クワガタの幼虫に寄生するらしいので、ホストを探しているのかもしれない。

ミカドジガバチ
アカスジツチバチを観察していた時、別のハチが来た。朽ち木ではなく、地面に来ている。
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▲よく見ると、どろを採取しているようだ。

ミカドジガバチは、シャチホコガの幼虫を狩り、筒状の穴に入れて幼虫の餌にする。泥は穴をふさぐ材料だろうか。
どこへ持っていくのか追いかけたかったが見失った。

ジガバチつながりで、サトジガバチ
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▲ここまで腹が細いのには驚かせられる

直翅類を狩るクロアナバチの細腰もなかなかだ。
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一番よく見るドロバチの仲間、スズバチの腰も腹が複雑。
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▲巣材を集めているスズバチ
同じドロバチの仲間、ミカドトックリバチの腹の形もスズバチに似ている。
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細腰亜目のハチたちは、獲物を狩るときに腹をうまく曲げて毒針がさせるように細腰になったと言われている。
翅(はね)を動かすため高温となる胸部から、腹部を離すことで卵巣や精巣を高温から守るためだという説もある。
獲物の狩り方によっても、構造が変わってくるのかもしれない。

とにかくハチとの出会いは一期一会なので、なかなか一つ一つのハチの生態の全貌は知ることができないが、出会うとそれだけ新たな発見があって面白い。


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# by2008oharu |2024-12-09 20:37 | |Comments(0)

ハチ月はハチの月の続き スズメバチ編

スズメバチ編

夏から秋、樹液酒場は、スズメバチで賑わう。
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▲オオスズメバチのワーカーたち
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▲オオスズメバチとコガタスズメバチ

今年注目すべきことは、昨年地元で初めて確認したチャイロスズメバチが、いっそう多く見られたことだ。
さすがにオオスズメバチにはかなわないようで、追い払われることもあったが、
1本の木に数頭、それぞれの樹液ポイントに数頭群がっていたこともある。すっかり定着してしまったようだ。
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▲チャイロスズメバチたち

チャイロスズメバチの女王は、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣を乗っ取るとあるが、樹液酒場ではそれらのスズメバチはあまり目にしなかったので、乗っ取られたのかなと思ったりした。

しかし、キイロスズメバチの大きな巣は見られた。
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また、樹液でないところでは、キイロスズメバチのワーカーも目についた。
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クロスズメバチは、樹液酒場だけでなく、ちょっとした草地などのいたるところで目にした。

一方、アシナガバチにはめったに遭遇しなかった。特に大きなセグロアシナガバチを見ていない。
何かの理由で減ってきているのだろうか。今後の動向が気になる。
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▲キボシアシナガバチ
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▲コガタアシナガバチ
他の狩りバチたちにつづく

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# by2008oharu |2024-12-08 09:47 |Comments(0)

ハチ月はハチの月の続き

「ハチ月はハチの月」その1を掲載したあと、その2を書くつもりがなんと年末になってしまった。
結局ハチの月の思い出ということで。

まず、毎年追っかけるハチ
ルリモンハナバチ
このハチの存在を知ってから、毎年「今年も見られるか」と確認し続けて来たハチだ。
気が付くと「幸せの青いハチ」などと呼ばれて、いつの間にか周りにも追いかける人が増えた。
最近はアキノタムラソウに吸蜜に来るところを見ることが多かったが、今年はそこでは見つけられず、結局キツネノマゴで1回見た切り。
それ以上の情報は相変わらず得られない。
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ハラアカヤドキハキリバチ
ルリモンハナバチと同時に知ったハチで、ルリモンハナバチと同時期に見られる。
今年はやはりキツネノマゴでかなり長い間見られた。
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スジボソコシブトハナバチ
このハチは、ルリモンハナバチに労働寄生されるハチだそうで、やはりルリモンハナバチと同時期に見られる。
愛嬌があるハチなので、出会えば撮りたくなる。今年はアキノタムラソウでルリモンハナバチを待っていたときに見た。
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▲こういう姿勢で休むところもご愛敬

ハラアカマルセイボウ
時期は違うが、このセイボウの仲間も毎年確認したくなるハチだ。
たいていヒメジョオンが咲くころ現れる。また、ツチスガリに寄生するので、ツチスガリが見られる場所もねらい目だ。
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つづく


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# by2008oharu |2024-12-07 09:21 | |Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳
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