3日、木曽福島体育館において令和7年度長野県林業大学校入学式が行われました。
通称“りんだい”と呼ばれていますが、開校以来、約300人近い林業人を育てて来ています。開学の精神に『実学を中心とする学校』としており、山で働く即戦力となる人材を育てています。
2年制の全寮制で、親元を離れて暮らす二年間は本人にとってはかけがいのない時間になるものと思います。大学校では九州の屋久島の研修、上高地など信州のエリアを活用した研修、更には地元の祭礼、イベントに積極的に参加して若い力を発揮しています。
学生は圧倒的に男性が多く、今年の入学生は女性は一人という状況でしたが、2年生には3人程いるので教わっていくものと思います。来年令和8年度からは木曽青峰高校の森林環境科の募集が全国的展開をするので女子学生も増えてくれば良いですね。
△担任に先導され入場する入学生
△千村校長から入学許可後、式辞
△主催者である県を代表して根橋林務部長からの挨拶
△来賓各位(大畑県議、森谷中部森林管理局長、原木曽町町長)の挨拶
新入学生は緊張の面持ちで聞いていましたが、後方の親御さんからは晴れの我が息子、娘の姿を見る思いと、これから始めて親元を離れて暮らし、寮の共同生活に馴染んでいけるのかなど、複雑な思いが入り混じった気持ちが伝わって来ました。
△保護者席
入学生を代表しての誓いの言葉、2年生代表による歓迎の挨拶があり、厳粛な雰囲気に包まれた式典は終わりました。
△入学生代表宣誓
△在校生の歓迎の言葉
会場となった木曽町体育館の周りの木々は、まだ芽吹きまでは至っていませんが、これから直ぐに大きく膨らんでくるものと思います。
新入生の前途が大きく花開くことを願う入学式となりました。