4時半は真っ暗、おデコの提灯鮟鱇ランプを頼りに外へ出る。北斗七星、オリオン、半分ほどの月は中天にかかる。一台自転車に追い越されただけで、ほとんど誰にも会わないロードは独りの世界。

折り返し点に来てもまだ6時にもならず鮟鱇ランプは点けたまま。6時半頃ランプが必要なくなった頃、何かが僕の前方を横切った。ミッケ！

「あれはキツネ！」夜遊びが過ぎて河川敷の巣穴に戻るのが遅くなったんかい？尻尾の大きさで間違いなし。人間に慣れているとは思えないが太々しい奴で逃げない、僕がスマホ操作に手間取っている間待っててくれた。(野ウサギや雉子は怖いように姿をくらますもんだが)ありがとね！

もうシーズンも終わりに近い富有柿とでき始めた温州蜜柑そして花梨。味も匂いもそれぞれに楽しめる。

気持ちの良い帰還‼