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バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

変器麺 変わり種カップ焼きそばを喰らう/9

変器麺 変わり種カップ焼きそばを喰らう 9
9 わかめやきそばの乱
 
 今日は陽光熱い大きな空き地にコンロを天幕の下に運び込んでいた、
 俺一人じゃなく、天幕の組み立てや流し台の設置などでたくさんの人が働いている、
 何かのテーマで料理研究会の合同料理発表会であり色んな料理人や料理研究家がここでお店を出すのだ、
 毎年恒例のイベントと化しているとのこと
 「よいしょ、ふう・・・」
 指定された高めの天幕の下にバーベキューコンロを置き一息つく、
 「ありがとうございます、こんな暑い時期に・・・」
 話しかけてきたのは20代中盤のわかめ髪の女性、ピンクがかったオレンジと白のチェックのエプロンに
 白くふわふわとしたロングスカートと袖が印象的な服を着た女性、
 たしか、今回のイベントの幹事の一人の料理研究家だったはず
 「どうも」
 そう言って俺は頭を下げた
 「これどうぞ~」
 言いながら右手に持っていた水筒に入った液体を左手の紙コップに入れ差し出して来る
 「はぁ・・・ありがとうございます」
 受け取ったはいいものの、何か・・・水じゃないなこれ、水にしては粘度が強い・・・
 俺は意を決して飲むと、海が広がっているのが見えた・・・
 え・・・?これは・・・?
 「おいしかったですか~私の新作なんですよ~海藻のエキスや粘っこい部分を独自配合してですね~、あ、回収しますね~」
 そう言って笑顔の女性は紙コップを回収し他の作業員の方に向かって行って俺と同じように例の液体を飲ましているのが見えた
 ・・・なんだったんだ一体・・・
 
 そんなこんで帰宅し、キッチン上の棚を開ける
 今日は・・・わかめやきそばか・・・
 

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