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自分はADHDですので、もちろん集中力は暗黒です。週末とかでも、あれしたい、これせなとかおもってだらだらしているうちに夕方になったりします。とにかくスイッチが入るのが遅いです。それに、1日終わったら脳が相当つかれている感もありました。この問題が解決したので、シェアしたいと思います。

 きっかけはこちらの動画でした。マジありがとうございます。

自分も現在 Deep Work の本を読んでる最中です!ADHDの自分なりにうまくいった方法をシェアします。

暗黒の以前の習慣

 以前の私はこんな感じで1日を過ごしていました。まず朝起きたら、ベッドの中でゴロゴロと、SNSを観たり、仕事の自分の通知を観たり、携帯で漫画を読んだりします。やる気が出ない時は、時間が過ぎて本来ランニングに行きたいところでも、今日はいいやとか明日からにしようと思ったりします。

 朝食は、オートミールと卵ですが、それを調理しながらYoutubeの動画を観たりします。そして、いろいろ詰め物をして、仕事に出かけます。職場についたらコーヒーを入れて、メールを観たり、今日の予定を計画して、いろいろな通知に反応したりしてたら気づいたらチームのスタンドアップです。一人用のライスクッカーをセットして、スタンドアップが終わったらもうすぐお昼です。ああ、午前中あんまりなんもできなかったなぁ、、、そして、昼からはある程度がんばりますが、頭はそこまでクリアではなく、出来るまで頑張る感じで夜も作業をするつもりですが、夕方ぐらいになるとぐったり疲れてしまうので、頑張って夜もやりますが、どうも自分の能力を生かせてる感じもしませんし、能力を100%使ってる感じもしません。

 動画や本をもとに自分なりにルールを決めました。すごく単純です。

・意思決定を最小にするように行動する。
・午後三時以降になるまで、携帯やiPadは見ない。Webサーフもしない。

両方について解説してみたいと思います。

意思決定を最小にする

 人間は、1日に何かを決める「意思決定」をできる数が限られていて上限に達すると疲れてしまいます。スティーブジョブスも、マークザッカーバーグも同じ服を着ているのはそういう意思決定を減らす意図があるようです。私もたまたま、毎日食べるもの同じなので良い習慣なのかもしれません。

 この考えを応用すると、「意思決定」の数が少なければ少ないほど頭は疲れないはずです。私の場合はプログラミングとか設計とか戦略立案で頭をつかいますから、そこにフルのエネルギーを使いたいです。自分にとっての小さな意思決定は、例えばSNSを観ていてもいろんなことを意思決定してしまいます。スクロールしてどれを次に見ようかとか、どれをクリックしようかとかとってもしょうもないことですが「意思決定」を沢山してしまいます。頭の中でもついつい、「あれ、どうなかったかなぁ」とか「これどうなったかな。どうしよう」とか意思決定したくなってしまいます。だから、携帯を観ないようにして、頭でそういう「意思決定をしないといけない事」が浮かんだら瞑想の要領で、それれは今は考えない」とか考えたりします。

意思決定を少なくする習慣

 次に「意思決定の数をふやさない」ために、自分がこうしようと考えたことを「意思決定を減らすため」にそのまま実行します。例えば、朝起きて、ゴロゴロしたくても、「ランニングする」と決めたら、意思決定を減らすために、ランニングします。ランニングするときにも、よけないことを考えて意思決定しないように「遠くを見ること」「立ち止まらない事」と最低限のルールを決めておき、それを愚直に実行します。意思決定しないために。
 最後に実行できたら、「ああ、今日もHabitを実行できた」と自分をほめてあげます。ランニングが終わって今日は、毎日この順番で会社にいくまでのステップを考えておきます。すると意思決定する必要がなくなりルーチーンになります。この要領でとにかく「意思決定する」タイミングを極力なくします。

衝撃的な効果

 そうして会社に行くと、衝撃的だったのですが、めっちゃくちゃ頭がさえて居て、めっちゃくちゃ集中できます。いかにしょうもない意思決定の積み重ねが自分にとって障害だったのかびっくりしました。がっつり自分の頭をがっつり使わないといけないタスクに完全に集中できます。マジ最高です。
 その後も、頭を使うタスクに集中して、同時に実行することは1つにして、自分が何かやるときは書き出してからやることで不要な意思決定を最小にします。出ないといけない会議はでますが、それ以外は小さな意思決定をするのをとにかく3時まで我慢します。

 3時以降は、メール見たり、SNSに返信したりとはするようします。しかし、3時までの間の頭の疲れなさとか集中は異常です。最高!この方法で、意思決定を減らすと、3時以降、そういうのやるように
しても以前とは比べ物にならない疲れ度合いで、その後もやろうとおもったら全然できてしまう余裕ができるようになりました。週末もいつも思ったことができないのが悩みでしたが、これのおかげで相当いろいろなことが効率よくこなせるようになりました。単に疲れていたのですね。

習慣がロールバックした一日

 私は普段はオフィスに出社するのが好きなので毎日出社していますが、ある日パッケージを受け取るために、WFHで家から働くことにしました。その日はランニングをしないと決めている日なので、会社に行かないならゆっくりできます。そして、普段やっていなかった、3時までiPhone や、iPadを観ない習慣をつい破ってしまいました。その一日はもうくっそ生産性悪かったです。だらだらして朝食を食べる時間も遅く、昼までにできたことは、出張の予約のみ。それでランチタイムです。頭が最も働くタイミングで何しているんやという感じです。あまりに生産性が悪く結局夜10時まで働いてギターも弾けず、歌も練習できずという散々な結果でした。ああ、昔の俺ってこんなんだったなと思いました。会議をした同僚に「わし家から働くとほんま生産性最悪やから、明日は絶対出社する」と言いました。

翌日元に戻ったら…

 ちなみに、翌日出社して、3時まで絶対観ない、意思決定最小をやると、元に戻り、頭切れきれのまま、朝起きて速攻ランニング、朝食を食べて、行く準備をし、シャワーを浴びて、会社に行って、1時間もしないうちにPRのテストを完成させ、EBCの支援をして、ランチを食べ、その後他の人を助けるタスクを実施して、重要なプロジェクトのアイデアを考えて、切りが良いので 4:30 ぐらいに家に帰り、ディープブルースの練習をして、プロトタイプをして、ブログ2本書いて今に至ります。まさに同じ人間かという感じです。それぐらい、この意思決定を減らすというのはほんまゴリゴリに効果があります。意思決定を沢山して頭のトークンを減らすことがどんだけ疲れるのかを本当に実感しました。

ADHDでも集中しまくれる習慣

 この方法は本当に強力だったので、もしよかったら皆さんなりに意思決定を減らす工夫をして、自分の脳をフル活用できる感覚を是非エンジョイしていただければともいます。

私の本も10万部超えて、コメントも2000+ついてとてもありがたい感じですわ。


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米マイクロソフトの Azure Functions プロダクトチームのシニアソフトウェアエンジニア。シアトル在住。Serverless, DevOps, Agile などソフトウェア開発のよりよいやり方に興味があります。ブログは個人の意見であり所属会社と関係ありません。

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