Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


見出し画像

「パワポ並み」図解を生成

o3さんが作る図解がもう、ほぼパワポなんよ。
私よりまとめるセンス高い。pic.twitter.com/UWzDbrTFyg

— エクセル兄さん(たてばやし淳)@AI時代のExcel術_書籍多数 (@excel_niisan)April 19, 2025

概要:
最新のChatGPTを使うと、AIの画像生成だけで、まるでパワーポイントで作ったかのような図解資料を作成できます。

今回は、特に進化した「o3」を用いて、高品質な図解画像を生成する具体的な方法をご紹介します。

その核となるのは、たった5行の命令文(プロンプト)です。忙しい方でもスキマ時間を活用できる、効率的な運用テクニックと合わせて解説します。

【要点】
・パワポ風図解を作る「5行プロンプト」
・ChatGPT(o3)で高品質な図解を生成する具体的な手順
・スキマ時間で図解を量産する方法
・日本語文字化けを防ぐコツ・修正方法

プロンプト例:

以下の原文をインフォグラフィックな図解にしたい。
日本語で、文字数は少な目で、画像を多め。日本語が文字化けしないよう最大限に配慮。
画像生成プロンプトを10パターン考えてコードブロックでください。
16:9 背景白#FFFFFF レイアウト:上にタイトル、下にグラフィック
テキストは最小限だが核心的な情報を配置。ロゴやアイコンを要所で使用。

5行プロンプトの全文

※ここからは、以下のVoicyでの音声配信の文字起こしを基にAI記事化しています。詳細はVoicyでお聴きください。


ChatGPT画像生成でパワポ並みの「図解」を生成できる5行プロンプトとは?

皆さん、こんにちは!最近のAIの進化、特に画像生成技術には目を見張るものがありますよね。驚くことに、AIの画像生成技術だけを使って、まるでパワーポイントで作成したかのような高品質な資料(図解)を生成することが、今や可能になっています。 本日は、その中でも特に強力な、最新のChatGPT(特にo3モデルなど)を使って、具体的な図解を生成する方法について、私の経験を交えながら詳しくご紹介したいと思います。

■ まるでパワポ?AIが作る図解の衝撃

Voicyに掲載した画像

実際に、このテクニックを使って生成した画像を、このVoicy(※もし音声配信と連動しているブログなら)のチャプター画像にも使ってみました。一見すると、本当にパワーポイントで作ったスライドのように見えるかもしれません。しかし、これは紛れもなく、画像生成AIによって生み出されたものなのです。このレベルの図解が、特別なデザインスキルやパワポ操作なしに作れてしまう、というのが、今回のポイントです。

どうやって作るのか?というと、基本的にはChatGPTに対して「こういう情報を画像にまとめてね」とお願いする命令文(プロンプト)を作成するだけです。そして、その核となる命令文は、驚くほどシンプルで、わずか5行で構成されています。 この5行のプロンプトを使うだけで、パワーポイントなどのソフトウェアを一切触ることなく、先ほどお見せしたような図解画像が生成できてしまうのです。しかも、生成される画像には、ちゃんとフォントが適用された文字まで含まれているのがすごいところです。

■ 進化したChatGPT(o3)と私の研究

私自身、ChatGPTの画像生成機能の進化には注目しており、特に最近の進化、GPT-4oなどによる生成能力の向上は目覚ましいものがあります。 この進化した機能を使って、これまでに軽く1000枚以上の画像を生成してきました。その中で、特に「図解を作成する」という目的に特化して、日夜(というよりは子育ての合間に)様々な研究を重ねています。

前回の記事が5日間で3万PVを達成

以前のVoicy放送でもお話ししたのですが、ChatGPTの最新モデルの一つである「o3」が、この図解生成において非常に便利なんです。その内容をまとめたブログ記事をnoteにアップロードしたところ、わずか5日間で3万PVを達成し、note編集部からも「今日の注目の投稿」としてピックアップしていただきました。さらに、はてなブックマークでも「注目のエントリー」として取り上げられるなど、多くの方に関心を持っていただけたようです。

【最新】今日の注目記事はこちら!

👇ここからお読みいただけます。https://t.co/BuYuhRFnz5@toumeir1@excel_niisan@yanachan1173120@moterizumupic.twitter.com/jqQaN3LNWI

— note (@note_PR)April 22, 2025

やはり、ChatGPT、特にo3モデルを使った図解の量産というテーマは、現在非常に注目度が高いのだと感じています。多くの方が、この可能性に気づき始めているのではないでしょうか。

■ スキマ時間でできる「5行プロンプト」の威力

そこで今回は、私の研究成果の中から、特に再現性が高く、誰でも試しやすいノウハウを共有したいと思います。それは、最小限である5行のプロンプトを使うだけで、高品質な図解を量産できるという手法です。 しかも、この方法は忙しい方でも大丈夫。ちょっとしたスキマ時間を活用して実践できることが、私の経験上、確立できています。何度試しても、期待通りの結果が得られる、再現性の高い方法なのです。

では、具体的にその5行プロンプトとはどのようなものなのか、そして、それをどのような状況で使うのが効果的なのか、詳しく解説していきましょう。

まず、このプロンプトを使う状況ですが、使用するツールはもちろんChatGPTです。現状では、進化した画像生成能力をフルに活用するために、ChatGPTの有料プラン(Plus、Team、Proなど)に加入していることが前提となります。 そしてもう一つの前提条件として、図解にしたい元の情報、つまり「原文」が存在することが必要です。何かを図解にしたいわけですから、その元となる文章データがないと始まりませんよね。私の場合は、Voicyの文字起こしデータや、自分で書いたブログ記事などを原文として使うことが多いです。もちろん、レポートや資料など、文章化された情報であれば何でも活用可能です。

手順としては、これから紹介する5行のプロンプトをまず用意します。そして、そのプロンプトの後ろに、図解化したい原文を貼り付けるだけ。この「5行プロンプト + 原文」の組み合わせをChatGPTに投げかけることで、原文の内容に基づいたパワーポイント風のスライドのような図解が生成される、という仕組みです。

プロンプト本文

さて、いよいよ核心となる5行のプロンプトの内容をご紹介します。こちらです!

以下の原文をインフォグラフィックな図解にしたい。
日本語で、文字数は少な目で、画像を多め。日本語が文字化けしないよう最大限に配慮。
画像生成プロンプトを10パターン考えてコードブロックでください。
16:9 背景白#FFFFFF レイアウト:上にタイトル、下にグラフィック
テキストは最小限だが核心的な情報を配置。ロゴやアイコンを要所で使用。

この5行をコピーして、ChatGPTの入力欄に貼り付けます。そして、そのすぐ下に、図解にしたい元の文章(原文)を続けて貼り付けて、o3モデルやGPT-4oなどの対応モデルで実行します。

■ プロンプト解説:なぜ「アイデア」を先に出させるのか?

このプロンプトの内容について、少し補足させてください。特に重要なのが4行目の「画像生成プロンプトを10パターン考えてコードブロックでください」という指示です。これは、いきなり最終的な画像を生成させるのではなく、まずは画像生成のための「アイデア(指示文の候補)」だけを複数提案してもらう、という意図です。今回は10パターンとしていますが、この数字は自由に変えられます。

ここで言う「画像生成プロンプト」とは、実際に画像生成エンジンに対して「こんな画像を作って!」と指示するための、より具体的な命令文のことです。つまり、この最初のステップでは、完成画像ではなく、その後の画像生成に使える「プロンプトのアイデア」が10個、コードブロック形式で出力されるわけです。

なぜこのようなステップを踏むのか? それは、多様な表現の可能性を探りつつ、後の作業を効率化するためです。AIにいきなり「図解作って」と丸投げするよりも、まず「どんな図解にするか」という方向性のアイデアを複数出してもらい、その中から選んだり、組み合わせたりする方が、結果的に質の高い、あるいは自分の意図に近い図解を得やすくなります。出力された10パターンのアイデアは、まさに「煮るなり焼くなり」好きに活用できます。

■ アイデア活用法①:ChatGPTで順番に生成(スキマ時間活用)

では、出力された10個のプロンプトアイデアをどう使うか? 一つ目の方法は、そのままChatGPTのチャット画面上で、1つずつ順番に実行していく方法です。例えば、ChatGPTに「では、1つ目のプロンプトで画像を生成してください」と指示し、生成が終わったら「次は2つ目を生成して」と繰り返すだけです。

この方法の最大のメリットは、特別なツールや環境が不要で、スマホアプリなどからでも手軽に実行できる点です。これが「スキマ時間活用」の鍵になります。

■ アイデア活用法②:Soraで一括生成(大量生産向け)

もう一つの活用方法は、大量の画像を効率的に生成したい場合に有効です。Soraというプラットフォームを利用する方法があります。 Soraでも、ChatGPTと同様に画像生成が可能です。

ChatGPTの有料プラン(例えばPlusプラン)に加入していれば、そのアカウントでSoraの方でも画像生成ができます。そして、Soraの方で画像生成を行う利点として、いくつかの点が挙げられます。例えば、ChatGPT Plusプランのユーザーであれば、Soraでは同時に2枚の画像を生成できます。さらに、2つの異なるプロンプトアイデアに基づいた画像を、それぞれ2枚ずつ、つまり合計4枚を同時に生成できるのです。

したがって、大量の画像パターンを効率的に生成したいという人にとっては、Soraを利用するのが有効な場合があります。 その場合、ChatGPTが提案した10個のプロンプトアイデアを、Soraのインターフェースに1つずつコピー&ペーストし、生成が完了するまで待つ、というのが最も速い方法です。

さらに、より上位のProプランに加入している人の場合、さらに多くの画像を同時に生成できます。具体的には、同時に4枚の画像を生成でき、それを5つの異なるアイデア(プロンプト)まで並行して実行できるため、合計で20枚の画像を一度に生成することが可能になるわけです。

私自身は、そのProプランを利用しています。そのため、Soraの方では、同時に合計20枚の画像を生成させることが可能です。指示を出した後は、完了まで他の作業を進められるので非常に効率的です。

しかし、誰もが常にPCの前に座って作業できるわけではありませんよね。特に私のように、日中は子育てがメインで、まとまった作業時間は夜だけ、というライフスタイルの場合、日中のちょっとしたスキマ時間を有効活用したいというニーズがあります。

そういう方には、やはり前者、つまりChatGPTのチャット画面で順番に画像を生成させる方法がおすすめです。 最初のステップでアイデアを10パターン出しておけば、あとはスマホを取り出して「じゃあ1つ目お願い」「次お願い」と簡単な指示を送るだけ。休憩時間や移動時間、子育ての合間など、本当にちょっとした時間で作業を進められます。

この「ちまちまポチポチ作戦」を日中にやっておけば、夜、いざブログ記事を書こう!となった時には、もう必要な画像がいくつか出来上がっている状態からスタートできるわけです。夜の貴重な集中時間を最大限に活かすための、昼間の賢い時間の使い方だと思っています。

文字化け対策はどうする?

さて、ChatGPTによる画像生成、特に日本語を含む図解を作る上で、避けて通れないのが「文字化け」の問題です。せっかく良い感じの図解ができても、文字が豆腐(□)になったり、意味不明な記号になったりするとがっかりしますよね。

■ 文字化けの現状と基本方針

まず現状として、ChatGPTの画像生成機能は進化して、綺麗な文字入りの画像を生成できるようになったものの、日本語テキストに関しては、まだ文字化けが発生しやすい、という点は認識しておく必要があります。この問題への対処法は、ネット上でもいくつかシェアされています。例えば、生成された画像をCanvaなどのツールで後から修正する方法などです。私も色々と試してみて、効率的な修正方法も見つけました(これは後ほどご紹介します)。

ただ、そもそも論として、後から修正する手間自体、できればかけたくないというのが本音ですよね。そこで、私が推奨するアプローチは大きく二つです。

  1. 予防策: そもそも文字化けしにくいように、プロンプトの段階で工夫する。

  2. 数で勝負: 多少文字化けしても気にせず、たくさん生成して良いものを選ぶ。

要するに、なるべく編集の手間をかけない「省エネ」な運用スタイルを目指しましょう、ということです。

■ 対策①:プロンプトで文字化けリスクを減らす

一つ目のアプローチ、「そもそも文字化けしないように仕向ける」というのは、実は非常に単純な話です。プロンプトの段階で、画像内に含める日本語テキストの量を意図的に減らすように指示します。

例えば、先ほどの5行プロンプトの中にあった「日本語で文字数は少なめで画像多め」や「テキストは最小限だが核心的な情報を配置 ロゴやアイコンを要所で使用」といった指示がこれに該当します。

なぜ文字量を減らすと良いのか? それは、一般的に、画像内に含めるテキストが長文になればなるほど、文字化けのリスクが高まる傾向にあるからです。現状の技術レベルでは、このリスクをプロンプトでコントロールするのが賢明です。含める文字数を少なく抑えれば、それだけ文字化けの発生確率を下げられます。

もちろん、将来的にChatGPTがさらに進化して、長文でも全く文字化けしなくなれば話は別ですが、現時点では「文字は最小限、図やアイコン中心」という方針で運用するのが合理的だと考えています。

■ 対策②:数で勝負!再生成と大量生成

もう一つのアプローチは、「文字化けしても、もう一回作ればいいじゃない」という、数をこなすことで問題を解決する考え方です。

先ほど紹介した「スキマ時間活用法(ChatGPTで順番に生成)」を思い出してください。スマホでポチポチと「次お願い」と指示して、いざ生成された画像を見たら「あちゃー、文字化けひどいな…」となったとします。そんな時は、落ち込まずに、単純に「もう1回生成して」とChatGPTに指示すればOKです。

ChatGPTは、基本的に同じプロンプトアイデアに基づいて、再度画像を生成してくれます(見た目は少し変わるかもしれませんが、方向性は同じです)。これを、自分が「これなら許せるかな」と思えるレベルの画像が出てくるまで、気軽に繰り返せば良いのです。「もう一度」「もう一度」と短い指示を送るだけなので、スキマ時間でも全く苦になりません。

そして、もう一つの「大量生産向け(Soraのような環境でバルク生成)」の方法を使う場合。一度にたくさんの画像(例えば2枚×10パターン=20枚とか)を生成させます。当然、その中には文字化けしているものも含まれるでしょう。しかし、数がたくさんあれば、その中から文字化けが少ない、あるいは全くない、出来の良いものを選び出すことができます。

これらのアプローチ、つまり「文字化けしにくいプロンプトを使う」「ダメなら再生成」「たくさん作って選ぶ」のいずれか、あるいは組み合わせによって、最終的には、ほぼ修正不要なレベルの画像を手に入れることができるはずです。

私自身も、SNSなどで「こんな図解できました!」とシェアすることがありますが、その裏側では、シェアした画像の何倍もの「文字化けしてボツになった画像」が存在しています。 でも、当然シェアするのは成功例だけですよね。だからこそ、皆さんも「一発で完璧なものができなくても当然」と考え、ある程度の数を試してみる、というスタンスが、結果的に自分の労力を減らす上で重要になってくると思います。

Canvaで文字化けを直す、省エネな方法

ChatGPT画像生成の「文字化け」の修正、
結局、いろいろツール使うより、これが一番手堅い感じがするなぁ・・・。

・Snipping Tool(Win標準)で文字認識させる
・Canvaにコピペし、「背景」エフェクトで、背景色になじませる
・文字間隔などを調整して上書き

これで3分程度で終了。pic.twitter.com/pSvBKihLME

— エクセル兄さん(たてばやし淳)@AI時代のExcel術_書籍多数 (@excel_niisan)April 21, 2025

とはいえ、時には「このデザイン、すごく気に入ったのに、ここ1文字だけ文字化けしてるのが惜しい!」とか「数文字直しさえすれば完璧なのに!」という場面も出てきます。そんな時は、最終手段として、画像編集ツールを使って修正することになります。

■ 最終手段としてのCanva修正

様々な修正方法がありますが、私が試行錯誤した結果、最も手軽で「省エネ」だと感じているのが、Canvaを使った修正方法です。特に、無料プランのCanvaでも十分に実践可能な方法に焦点を当てています。具体的な手順は、上記のX(旧Twitter)のポストに動画付きで解説しているので、ぜひご覧ください。

基本的な流れは、文字化けした画像をCanvaにアップロードし、テキストツールで正しい日本語を入力し、それを文字化け箇所の上に重ねて隠す、というものです。しかし、ここでよくある悩みが二つあります。

  1. 自分で入力した文字が、元の画像の背景から浮いて見えてしまう。

  2. 文字化けしている元のテキストをどうやって消せばいいか分からない、消すのが難しい。

■ 「背景」エフェクトと「スポイト」で簡単修正!

この二つの悩みを一挙に解決できる、私が編み出した(?)比較的楽な方法が、Canvaのテキスト編集機能にある「エフェクト」の中の「背景」を使うことです。

この「背景」エフェクトを使うと、入力したテキストの周りに背景色を追加できます。ここがポイントなのですが、Canvaの「スポイトツール」を使って、元の画像の背景色を抽出し、それをテキストの背景エフェクトの色として設定するのです。

するとどうなるか?自分で入力した正しい日本語テキストが、元の画像の背景と全く同じ色の「シール」のようになります。 この「シール」を、文字化けしているテキストの上にペタッと貼り付けるイメージです。

この方法なら、元の画像の背景に完全に馴染んだ形で、違和感なく正しい文字を配置できます。 しかも、背景色付きのシールで上から完全に覆い隠してしまうので、その下にある文字化けしたテキストをわざわざ消す手間が一切かかりません。 これが非常に「省エネ」なのです。

私も以前は、Photoshopのような高度なツールを使ったり、Canvaの他の機能(AIによるテキスト認識・削除など)を試したりしました。しかし、文字化けしたテキストはAIがうまく認識してくれないことも多く、修正作業が煩雑になりがちでした。結局、この「背景エフェクト+スポイトツール」でシールのように上貼りする方法が、修正作業としては一番楽で早い、という結論に至りました。

■ 修正は最小限に

そもそも、前の章でお話ししたように、私の運用方針は「文字化けリスクをプロンプトで減らし、数で勝負する」というものです。ですので、このCanvaでの修正が必要になる場面は、それほど多くないはずです。多くの場合、気になる数文字をピンポイントで直せば済む、という状況になっていると思います。

だからこそ、修正作業自体も、できるだけ楽な方法を採用しておくことが大切です。あとは、Canva上で追加したテキストの文字間隔やフォントサイズなどを微調整して、元のデザインに馴染ませれば完成です。このあたりの微調整は多少の慣れも必要ですが、Canvaなら比較的簡単に行えます。先に紹介したXの動画では、この程度の修正なら3分ほどで完了する様子をお見せしています。

まとめ

さて、ここまでChatGPT、特にo3モデルなどを使って、パワーポイントで作ったかのような高品質な図解画像を生成する方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

最後に、今回のポイントを改めてまとめます。

まず、プロンプト設計の段階で、いきなり画像を生成させるのではなく、「アイデア(画像生成プロンプト案)」だけを先に複数出させる、というステップが非常に重要です。今回は10パターンとしましたが、「20パターン」でも「100パターン」でも、賢いAIならちゃんと考えてくれます。多様な可能性を探ることから始めましょう。

次に、そのアイデアを元に画像を生成する段階。ChatGPTの画面で作業するなら、スマホなどを使ってスキマ時間に「次お願い」とポチポチ指示を続けるだけでもOKです。特別なツールは不要です。

もし、大量の画像を一度に効率よく生成したい(バルク生成したい)場合は、PCでChatGPT(高機能プランなど、複数同時生成が可能な環境)を使い、アイデアリストを次々投入していくのがおすすめです。

そして、悩ましい文字化け対策。これは**「運用で回避する」という考え方が基本**です。プロンプトでテキスト量を少なくする指示を入れたり、「日本語が文字化けしないように最大限配慮して」といった"おまじない"(※Noto Sans JPフォント風を意識してくれる場合がある)を入れたりしつつ、そもそも文字化けしにくい使い方を心がけます。

それでも文字化けは起こりうるので、それで一喜一憂せず、「数打てば当たる」の精神で、ある程度のパターン数を生成し、その中から出来の良いものを選ぶというスタンスが大切です。これで修正の手間を大幅に減らせます。

最終手段として修正が必要になった場合に限り、Canvaなどのツールを使い、なるべく楽な方法(背景エフェクト+スポイトツールなど)で対応しましょう。

私がこれまでChatGPTで1000枚以上の画像を生成してきた経験から、この「プロンプトで工夫 → 数で勝負 → どうしてもなら省エネ修正」という流れが、最も効率的で、かつ精神的にも楽だと感じています。

ぜひ、皆さんもこの方法を試して、AIによる図解生成の可能性を体験してみてください。きっと、資料作成の新たな扉が開かれるはずです。

ご静聴、誠にありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!

📕8万部ベストセラー書籍「生成AI最速仕事術」 / Excel関連書籍を多数。 YouTube登録11万人Udemyで24 万人に講座配信中。 20代トリプルワーク激務→30代育児+仕事で激務→生成AIフル活用で「昼育児・夜集中」のライフスタイルを実現。2歳と6 歳の父。

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp