第173回直木賞候補作、塩田武士先生の『躍りつかれて』を拝読しています。SNSという、匿名の隠れ蓑を纏い、言葉の刃を突きつける人々の無自覚の罪。『罪の声』から一貫して「罪とは何か」を問い続ける塩田さんの眼差しが堪能できる傑作です。
塩田武士さんの『躍りつかれて』の版元は文藝春秋で、テーマは週刊誌報道やSNSの誹謗中傷。無責任に言葉の牙を向くネット民への塩田さんの怒りをヒシヒシと感じたんだけど、文藝春秋といえば文春砲。この作品が週刊文春で連載され、文藝春秋から出版されたことに意味を感じたのは私だけ?
note公式さんが、芥川賞・直木賞該当作なし事件(?)の盛り上がりを受けて、候補作の読書感想文企画を発表!なんて素敵な✨私は、塩田武士さんの『踊りつかれて』の感想文を書く予定です!画像は関係ありません。TGIF!https://note.com/info/n/ncd832ccffab0