
【3/25(火)開催】長期滞在型外国人起業家等誘致プログラム(The 90 Days Kyoto Stay Program)成果報告会
こんにちは!グローカルセンターインターン生のみぞです🐶
このnoteでは、2025年3月25日に開催された「長期滞在型外国人起業家等誘致プログラム(The 90 Days Kyoto Stay Program)成果報告会」の様子をお届けします🎁
2/7に開催したプログラムキックオフイベントから、早くも1ヶ月半が経ちました。これまでの間、参加者たちはプログラム運営チームをはじめとして、Kyo-staコンシェルジュの皆さんや京都産業21の方のサポートを受けながら、それぞれのビジネスプランをより洗練された、実現可能性の高いもにするべく、様々なフィールドリサーチ、ミーティング、ネットワーキングを行ってきました。
このイベントは、そんな2ヶ月~2ヶ月半のプログラム参加期間を経ての成果であるレベルアップしたビジネスプランを、プログラムを通して学んだことを交えながら皆さんに発表する場として開催されました。プログラム自体は3月末で終了となりますが、彼らの旅路はまさにここからスタートします。これからの京都を変える新しいビジネスに出会えるチャンスをお見逃しなく👀
○オープニング
会場のQUESTION 4Fには約30人の参加者が集まり、和やかな雰囲気で報告会がスタートしました。
▼開会挨拶 上林秀行 氏/京都府商工労働観光部部長
まず、開会挨拶として、京都府上林部長よりご挨拶をいただきました。

本日は多くの人にお集まりいただき、ありがとうございます。プログラム参加者のみなさんがこの二か月、京都で取り組んできたことをみなさんに聞いていただける機会を、大変嬉しく思います。
本日の会場となっているこのQUESTIONという建物が、私は大好きです。QUESTION、つまり「問い」は日本語でも大切な要素です。仏教における禅の修行のなかに、”禅問答”というものがあります。修行しているお坊さんが質問して、師匠がそれに答える、その問答の中で答えを得ていくという修行です。今日のこの場は、90日のプログラムの中で問いかけをしてきたことの答えを得る場として素晴らしい場だと感じています。
この90daysプログラムは、京都で起業したい人々がいろいろなプログラムを体験して、上手くいくことや上手くいかないことを学ぶ機会を創出するために実施しています。
日本では島国であり、現在は外国人居住者比率2.5%の国です。国民は多国籍での共生に慣れておらず、外国人にとっては起業ハードルの高い国だと思っています。特に外国人が日本で起業する上での3つの課題は
①言葉の壁
②制度の壁
③心の壁
です。このプログラムではこの壁を乗り越え、取り払うために様々なサポートに尽力してまいりました。
これから日本という国が発展していくには、世界の人々との交流が必要だと感じています。今日発表される皆さんの成果を聞き、我々としても課題を見つけ、今後の京都での起業を応援する足掛かりにしたいと考えております。プログラム参加者のプレゼンを楽しみにしています。
▼概要説明、支援振り返り Hila/GCスタッフ
続いて、グローカルセンター・スタッフHilaより、プログラムの概要説明、及び、取り組みの振り返りについて話していただきました。

長期滞在型外国人起業家等誘致プログラムは、言語やビジネスサポートだけでなく、日々の生活の小さな困りごとまでサポート体制を敷いてきました。
この2か月間、京都府各地のフィールドトリップをはじめ、各地・各セクターのキーパーソンとのマッチング、市区町村との連携、イベントへの参加にも同行するなど、幅広い挑戦とそのサポートを行ってきました。京都府知事と話す機会も設けました。
また、プログラム終了後のサポートも非常に重要な点だと考えています。現在、京都インターナショナルスタートアップセンター、京都産業21,KIECなどと協力しながら、スタートアップビザの取得や、ビジネスの立ち上げ支援を行っています。
2か月間京都で過ごした参加者からのプレゼンを非常に楽しみにしています。
○プログラム参加者によるプレゼン
挨拶の後は早速、プログラム参加者によるプレゼンテーション(成果報告)が始まりました。このnoteではプレゼンテーションの内容や質疑応答を簡易的にまとめたものを記載します📝みなさんの興味のある分野や人脈を活かせそうな分野があるかも?👀ぜひご覧ください!
▼プレゼンテーション① Ludan

▼プログラム参加経緯
"日本の高度な医療機器/医療技術をアフリカの医療機関に導入する"
→現在経営中のRafeef Medical Companyの事業の一環として京都に滞在し、医療機関や医療機器メーカとのネットワークを構築することで、医療分野におけるアフリカと日本の協力関係を築きたい。また、さらなるサプライチェーンの構築のため、高度な医療技術を誇る日本/京都でネットワークを模索するためにプログラムに参加した。
▼プログラムで学んだこと
先進医療技術への理解を深めることができた。また、医療・介護・ヘルスケアの総合展「メディカルジャパン」に参加し、企業と繋がりを得ることもできた。また、島津製作所など日本・京都の医療機器メーカーともコネクションを得られた。ナース支援ロボットなどの新しい技術をはじめ、このプログラムで出会った全てが先進医療を体現したものであった。
プログラムを通して、企業との繋がりだけでなく、異文化コミュニケーション能力や人脈を得ることができ、全体的な職業能力も向上したと感じている。
▼今後の展望
プログラムを通して、将来に向けての実践的な洞察とインスピレーションを受け、医療イノベーションを起こしたいという意欲を搔き立てられた。今後も京都や日本の医療分野と関係を持ち続け、日本の高度な医療技術をアフリカへ導入できるよう、事業を展開していきたい。


▼Q&A① Ludan
プレゼンの後は、会場の参加者と登壇者との質疑応答の時間に。

Q.アフリカでは「日本の医療機器を扱うための技術/スキルが現地の医師にあるか」という点で困難が伴うと思います。Ludanさんの会社は、サプライヤーとしてどのようなことがでますか?
A.私の会社はアフリカにおける大型医療機器の独占販売店として、医療機器の輸入を行うことに加え、アフターセールスサポートとして、現地の医療関係者への研修や、医療機器の設置などに対しても幅広くサポートを行っています。
Q.島津製作所のような大企業とは、どのようにして繋がりを得たのですか?
A.プログラムコーディネーターのHilaさんや、QUESTION、プログラムの運営が企業を紹介してくださったことがきっかけです。自身でアポイントを取り、島津製作所のマネージャーやエンジニアセールスの方と話す機会を作ることができました。プログラム運営の方のおかげで、その他にもオムロンなどの企業とも繋がりを獲得しました。
▼プレゼンテーション② Yvonne

▼プログラム参加経緯
”小規模農業のための専用土地と共用のアメニティを備えた農村コミュニティを作る”
→地方における急速な人口減少への迅速かつ直接的な解決策として、地方移住の障壁を減らし、住みやすい地方(農村コミュニティ)を作りたい。このために、さまざまな企業の誘致、テック企業と行政の連携など、官民連携の取り組みの可能性を模索するためにプログラムに参加。
▼プログラムで学んだこと
京都府内の「ローカル」地域には、それぞれ独自の特徴があることなど、日本のローカルについて理解を深めた。そしてフィールドトリップにて、コミュニティの皆さんと実際に話せたことは非常に有意義であった。中でも、UターンやIターン経験者とも話をすることができ、彼らが地域活性のカギになると感じた。また、未使用の農地や空き家、廃校の多さにも驚いた。
既にローカル地域に住んでいる人々のニーズとして、古い世代は「若い世代に祭りや清掃、森林維持などの責任を引き継いでいきたい」という想いがあることを知った。しかし、若い世代には家庭や仕事もあり、責任を引き継ぐことが難しいという現状も理解した。また、住民は「何か変わらないといけない。そうでないと町がなくなる」と危機感を覚えている。ここで、短い目線ではなく100年単位の、長い目線で計画を進めていく必要性を感じた。
計画を進めるにあたり、移住者、または潜在的な移住者(今後移住するかもしれない人々)について検討を深め、1日、数日間、1か月、週末のみ、永住など、地域へ訪問する期間ごとにグループ分けして考えた。
経済的実現可能性を鑑み、BtoCではなく、BtoBやBtoBtoCの形態で進めていくことを検討している。企業研修などにスペースを貸し出す、補助金を得る、ツアー/ワークショップの付加価値を生むなどで収入源とし、いずれDtoCを含められるように拡張していきたい。
また、AI農家をはじめとするテクノロジー分野との連携も視野に入れている。個人の取り組みだけではなく、デベロッパーや公官庁、市区町村との連携も必要不可欠である。
▼今後の展望
現在はまだ調査を進めている段階だが、調査のパートナーも見つけ、計画を実現させていきたい。



▼Q&A② Yvonne

Q.Yvonneさんの構想では、京都のどの地域でコミュニティ作りに取り組みたいですか?また、なぜその地域がいいと考えますか?
A.個人的には、既に商業がある程度ある地域がいいなと思うので、京北、南丹、その周辺である綾部などを想定しています。
Q.規模の大きなプロジェクトですね。とても素晴らしく、参加したいと思えました。プロジェクトの具体的な目標(これを成し遂げれば成功といえる基準)やKPIはありますか?
A.まずは、人々がコミュニティに、どうやって旅行者として来てくれるか、リピートして来てくれるかが重要だと考えています。そして、そのうちの何人がパートタイム(週末のみなど)移住者、フルタイム移住者になるかがカギになると考えています。もうひとつの基準としてはGDPを想定しています。成長でなくとも、安定レベルまで向上・維持したいです。
Q.皮肉な質問かもしれませんが、2023年、日本では約72万人の新生児が生まれた一方で、約155万人が亡くなっており、人口の増減としては毎年約80万人の人口減です。これほど激しく人口が減り続けている状況のなか、人口を都市から田舎に移すだけでは、全体としての人口を増やすことはできないのではありませんか?
A、確かに、ローカルの町を救うことがいいことなのか、という考えもあるかもしれませんが、日本のローカル地域のアイデンティティや文化の継承・存続という面で、都市から田舎への人口の流れを作ることに意義はあると思います。また、都市では社会的、感情的、心理的な理由で子供を生まない選択をとる人もいます。具体的なデータなどはありませんが、田舎の方が子供を生みやすい環境であるという印象を個人的に持っており、やってみる価値のある試みだと思っています。
▼プレゼンテーション③ Tim&Eva

▼プログラム参加経緯
”各地の美術館やギャラリーが連携するプラットフォームアプリ「Art Spirits」を開発する”
→ギャラリーや美術館の情報を一元化し、ゲーミフィケーションやAI、キャラクターなどを活用しながら、日本の伝統文化に即したアート体験を提供するアプリを開発し、アートの発展やオーバーツーリズム/観光客の分散に貢献したい。アート/文化イベント主催者や事業/施設運営者、観光団体、エンジニア、ローカルのコミュニティを熟知した人と共にアプリの開発を進めるために、繋がりを獲得したい。
▼プログラムで学んだこと
プログラムでは、多くの人にお会いすることができた。京都市、福知山市、都キャピタルの担当者とも打ち合わせを行った。
エキサイティングな展開として、地元のアーティストとのコラボレーションの機会を得ることができた。コラボすることになったアーティストは、鬼をモチーフとした地元のキャラを開発してくださった。
ゲームとしては、ユーザーに60のチャレンジ(課題)を鬼のキャラクターが提供するものであり、課題はそれぞれの場所に関わるクイズなど、その地域を楽しめるアクテビティとなっている。
▼今後の展望
ビジネスモデルの展開として、当初の予定と大きく変わるわけではないが、自治体との連携は非常に重要だと実感している。観光客の適切な誘致や、ゲーミフィケーションを通じて、来訪者/若者のエンゲージメントを高めていくことを軸に進めていきたい。現段階では、マップへの関心が高いということがわかっているため、自身でカスタムする機能なども取り入れていきたい。
次は、スタートアップビザを取得することが目標。ビザを取得できれば京都に戻り、既に展開している「Art Flaneur」の現地支社を建てたい。福知山市と連携し、新しいイベントや祭りを計画し、アプリに取り込んでいきたい。市からは、アプリのQRコードをHPに載せるなども協力していただけることになっている。また、助成金を提供する可能性についても言及してもらっており、8~9月頃に京都に戻り、会社設立を検討している。



▼Q&A③ Tim&Eva

Q.どんなユーザーがファーストユーザーになりますか?また、どんな地域での展開を想定していますか?
A.海外からの観光客、特に、英語を話せる人がターゲットです。また、ゲームが好きな人もターゲットに入れています。展開地域としては、福知山市に大きなポテンシャルを感じています。
また、主要な観光スポットに人が集まるというのは世界中での共通の悩みとして存在しているため、このムーブメントを、京都・日本だけでなく、多くの国へ波及させていきたいと考えています。
Q.アプリを利用するインセンティブはありますか?
A.アプリを使い、チャレンジをクリアしてポイントをためて、グッズやチケットなどを得ることができます。また、文化を学ぶことができるのも大きなポイントです。メインターゲットとしては、海外からの旅行者を想定しています。旅行者の中には、都市部やメジャーな観光地以外の所に行きたいと思う人もいますが、多くの情報が日本語のウェブサイトしかない状態であり、かつ、情報が一つのサイトに集約されていない状態となっており、非日本語話者にとってはハードルが高いです。一つのサイト/プラットフォームに情報を集約することで、海外の人が郊外へ行くのがより容易となると考えています。
▼プレゼンテーション④ Michelle

▼プログラム参加経緯
”京都の田舎で人々の健康を促進する”
→”マインドフルネス”を通して人々の心身の健康に寄与したい。マインドフルネスに興味があるみなさんとコラボレーションすることを目標に、京都の様々な人と繋がりを得るためにプログラムに参加。
▼プログラムで学んだこと
プログラムに参加して、ネットワーキング・人との出会いを得ることができた。また、ビジネスについて学びながら、日本語を学ぶモチベーションも獲得することができた。京都に長期間滞在し、京都への理解を深めることができた。
事業としては、下記の4点について構想を深めることができた。
①田舎移住を考える人を対象にマインドフルネスを行いたい。マインドフルネス/ヨガを行うことで、ストレスを解消し、また、田舎で自然と触れ合うことで、いろんなことを考えられるようになる。
②中国人向けに田舎への観光客誘致を行いたい。発表者(Michelle)自身が広東語を話せるという強みを生かし、主要な観光地に人が集中するオーバーツーリズムの問題にも取り組みたい。英語話者向けのサービスは多いが、中国語話者向けのサービスはまだ少なく、チャンスがあると感じている。
③現在はまだ調査中であるが、婚活支援とのクロスオーバーも今後検討していきたい。
④デバイスを持たず、会話もせず、お菓子とコーヒーと共に何もしない時間を過ごす”サイレントカフェ”を開いてみたい。
▼今後の展望
まずは、今後3~5年の展望として、サイレントカフェを開くこと、そして、学校や病院という場でマインドフルネスを取り入れる支援を行うことに取り組みたい。海外では学校や病院でマインドフルネスを実施している事例もあり、効率的なリフレッシュに寄与できると言われている。この取り組みを京都の様々な田舎にリーチしたいと考えている。また、サイレントカフェを通して、今日のこの場所のような、様々な人が集まる場所を作りたい。
▼Q&A④ Michelle

Q.アイデアをどのように実現していきますか?
A.すでに綾部市と打ち合わせを進めています。移住者コミュニティなどと連携し、移住促進にも取り組みたいです。移住に伴う引っ越しと生活変容は本人にとって大きなチャレンジであり、だからこそマインドフルネスは意義のあるものだと考えています。今後は、すでにお会いした方々とのコラボレーションをしていきたいです。
Q.ビジネスモデルについて、どのように利益を得るのですか?クラス単位ですか?
A.いろんなモデルがあり得ると思います。ホテルからお金をいただいて、ホテル主催でヨガ教室をやる場合や、収入を共有する場合もあります。マインドフルネスの特徴は、利益性が高いことです。基本的には設備投資、スタジオ維持費などのコストもなく、導入するハードルも高くありません。
Q.Michelleさんにとって、今後はどんな課題がありますか?
A.まずはビザの取得が課題です。また、学校や病院という場所が、日本ではオープンになっていないという部分があり、カリフォルニアなど海外とのギャップを感じています。


○クロージング
プログラム参加者からのプレゼンが終了した後は、グローカルセンター・スタッフHilaより、クロージングのご挨拶がありました。

これまでに日本に住んだことがない、日本人の伴侶がいるわけではない、日本語を流暢に話せるわけではない外国人起業家が京都でビジネスを立ち上げ、持続的に活動を進めていくためには、、まだまだたくさんの壁があります。今年のプログラムを通じて、運営者である私も改めてその困難さを痛感しました。特にビザ取得、その後のキャッシュフローの実現、そして法人口座の開設にいたる道のりは本当に困難なものです。
ですが、今回のこの5人の京都で事業を作りたい!という強い思いと実現に向けた真摯な努力の姿勢に、外国人起業家のみなさんが、持続的で豊かな未来を京都で一緒に作ってくれる重要な要素の一つだという確信がよりクリアなものになりました。
プログラムは一旦終了となりますが、5人の旅路は今まさにスタートしたところです。そしてこれから彼らのビジネスを本当の意味で形作っていくのは、まさに今日ご参加いただいているみなさんとのコラボレーションや協力、そして声です。彼らに、10年後に先輩として成功事例を語ってもらえるよう、コツコツと地道に、数ある課題を解決していければうれしいです。
最後になりましたが、この場をお借りしてSesto、Kyo-staのみなさま、京都産業21の勝山さん、生地さん・白石さんをはじめとする京都府の皆様に御礼をお伝えして、本会のクロージングとさせていただきます。


○交流会
報告会を終えた後は、QUESTION 8Fに移動し、食事と飲み物を片手に賑やかな交流会が開催されました🍸
▼乾杯の音頭 Sesto&参加者からの挨拶

まずはUeda Sesto氏(KIEC)から乾杯の挨拶、及びプログラム参加者から一言ずつの挨拶から交流会がスタート🍻プログラムに協力してくださったみなさんへの感謝と、今後の意気込みが語られました。
後半の交流会はKIEC(Kyoto International Entrepreneurs Community/外国人起業家コミュニティ)とのコラボ企画です。
KIECは、外国⼈起業家、国際的な視野を持った⽇本⼈起業家、そしてそのような起業家たちを⽀援する個⼈、団体やシステムを作る側である⾏政が横断的に集い、ゆるく繋がるコミュニティを醸成するため2018年12月にHilaさんがスタートさせました。現在はSesto氏と共に、参加者それぞれが持つ情報や経験、多様なアイディアをシェアすることができるオープンな場として、月に1回のイベントを開催しています。

▼歓談タイム
歓談タイムでは、プログラム参加者とイベント参加者が話し込む場面も見られ、新たなつながりが生まれている場面も多くありました👀今年度のプログラムは終了しましたが、プログラム参加者はこれからも各々の事業を開始/展開させていくためのスタートの日として、非常に意義のある時間となりました。


▼終わりの挨拶 安達 雅浩 氏/京都府商工労働観光部産業振興課課長
交流会の最後には、京都府安達氏より、終わりの挨拶をいただきました。

参加者の皆さん、グローカルセンターHilaさん、KIEC Sestoさん、そしてこのプログラムをサポートしてくださった皆さん、誠にありがとうございます。このような形で報告会や交流会を開催できたことを嬉しく思います。
京都という土地は、観光地として非常に有名です。そして産業についても、京都には日本を代表するグローバルカンパニーが複数存在するなど、経済的にも重要な都市となっています。京都の産業をより発展させるために、また、よりグローバルに展開していくためにも、外国人起業家の存在意義は確かなものであると感じています。このプログラムは、外国人起業家が京都での起業を学ぶとともに、私たち行政にとっても、外国人による京都での起業を支援するノウハウを学ぶ機会となりました。
今後のみなさんの成功を記念して、最後の挨拶とさせていただきます。今後も共にチャレンジしていきましょう!
安達氏から最後の挨拶をいただいた後は、プログラムキックオフイベントの最後にも実施した、安達氏の音頭により日本の文化である「三本締め」で、参加者のみなさんの笑顔が溢れるフィナーレを迎えました👏

今年度のプログラムは終了となりますが、プログラム参加者の取り組みは今後も続いていきます。参加者の今後の活躍に、ぜひご期待ください👀
執筆者
グローカルセンターインターン
溝川彩夏