皆さん、AIコーディングやっていますか?CursorやClaude CodeやCline/Roo Codeのようなコーディングエージェントを使えば、AIがコードを書いてくれるアレです。バイブコーディングとも言いますよね。
筆者は、Claude Codeが定額で使えるようになった5月末からClaude Max で Claude Codeを使ってきたんですが、とにかくストレスがたまることが多かったのと、プラン改悪や、相次ぐClaude Codeの性能劣化で、ClaudeおよびClaude Codeから抜け出したい!と思って、ここ一ヶ月Codexを試してきました。
また、Vibe Kanbanというツールを使って、こちらも運用してきました。
結論からいうと表題の通り、Vibe Kanban + Codex の組み合わせが、Claude Code を使っていた頃より遙かに快適です!
実際に、業務を含めたAIコーディングはほとんど、Vibe Kanban + Codex に移行しています。
ただ、Claude がほしい瞬間も時々あって、Claude の契約は Pro Planとして残そうと思っていますが、いまのGPT-5やCodexの進化を見てると、それすらも不要になるタイミングはすぐ来ると思っています。
Vibe Kanban Vibe Kanban は、カンバン式のタスク管理ツールで、バイブコーディング(AIコーディング)に特化したものです。
タスクを作成すると、そのタスクが実行されて、エラー停止しなければタスクが完了までいきます。利用者は作業ログ、diffや動作などを確認して、捨てるなり、追加修正を投げるなり、mergeするなりします。
Vibe Kanban のメリットは、ほぼ無設定で、必要なことをすべてやってくれること です。gitで管理されたものというのが前提になるものの、作業ディレクトリを作成し、git worktree を使って新しいブランチを作成し、指示したファイル(たとえば secret など)をコピーして、指示した初期化コマンドを実行し、タスクをやってくれます。
実際に体験してみてください。Vibe Kanban なしの時代には戻れません 。
以前のバージョンでは、動作が極度に不安定だったり、いろいろ不便もあったのですが、急速に改善されていて、いまのバージョンなら実用できるでしょう。
Markdownノートツールを作っているカンバン 完了したタスクの詳細画面 なお、Vibe Kanban は Claude Codeや Gemini CLI や cusor CLI などを使うことも可能です。もちろんオープンウェイトも使えます。
Claude Codeにやらせて、キャンセルした Claude CodeやほかのCLIツールを並列で動かす場合、tmuxとかiTerm2とかを使って、ターミナルを分割しないといけなかったですが、そんなことをする時代は終わりました 。
Codex with GPT-5 GPT-5 には keep4o 問題などもありましたが、少なくともコーディングジャンルにおいては、Claude Opus4と並ぶコーディング性能とエージェント性能を持ち、Claude Opus4を遙かに超える指示追従能力、賢さを持っています。
また、Codex CLIは、Claude Codeには及ばない点も多いものの、着実に進化をしていて、Claude Codeに近いデキになってきました。
これによって、AIコーディングではClaude Code一強でしたが、ついに、Codex によってその牙城が崩れました。
もちろん決して万能ではありません。
たとえば、文章編集の精度ならまだClaude Opus4の方が遙かに高いでしょう。日本語読み書きの性能は相変わらずClaudeが強いです。3.5-Sonnetの時代から変わらない強さがあります。
そして、GPT-5には悪癖 があります。
こういった問題があるため、設計や分析をやらせるとストレスが貯まるかもしれません。
- レポートは自然な日本語で行うこと - 造語禁止。**必ず一般的な技術用語、広く使われる日本語を使うこと** - 不自然な翻訳禁止。**必ず一般的な日本語翻訳を行い、不自然な日本語になりそうな場合は元の英単語を使うこと** - 省略禁止。**必ずこのレポート単体で理解できるようにすること**
こういった、指示が必要になります。もっとうまい指示方法もあるでしょう。より良い指示方法があればぜひ教えてください 。
まとめ Codex CLIは、Claude Code に比べて劣る点がまだまだ残っていますが、Vibe Kanban と併せて使うと、ほぼ気にならなくなります。
そして先ほども説明したとおり、VIbe Kanban自体の使い勝手がよいため、大変体験がよいです。
そのため、筆者は業務を含め、Claude Codeからほぼ抜け出すことができました。