オーバーツーリズムと指摘されるほどインバウンドが拡大し、一部のマナーの悪い観光客の行為が話題にもなる昨今。そんななかで、迷惑行為どころか違法行為に手を染める者も増加中だ。その実態を追った。
観光客が知らぬ間に加担させられることも!
![[インバウンドで違法行為]一斉捜査!](/image.pl?url=https%3a%2f%2fnikkan-spa.jp%2fwp-content%2fuploads%2f2025%2f03%2fAdobeStock_649961307-550x366.jpg&f=jpg&w=240)
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盗んだクレジットカード情報で宿を代理予約し、観光客からカネを受け取り宿泊させたあげく、逃亡する……。これは外国人客を巻き込んだ「不正トラベル」と呼ばれる手口。 東京の池袋駅近くの雑居ビルの一室で、鄭と名乗る男(40代)は語り始めた。「これは7〜8年前から俺たち中国系のシノギの一つ。在日中国人が宿泊予約サイトから複数のホテルに日本人名義で予約し、中国系の飲食店などで盗んだ日本人のカード情報で決済してしまう。高級ホテル、ビジネスホテルから民宿まで何でもいい。俺たちとグルの中国本土の旅行会社は、俺たちが宿を予約する前から激安日本ツアー、高級日本ツアーみたいな感じで現地で集客しておく。客は何も知らずに宿泊先を指示される」