松本人志SEX夜会、広末涼子不倫、木原誠二事件……あの報道でいくら稼いだ? 週刊誌によるスクープやスキャンダル報道一つが、莫大な利益を生む構造が出来上がっている昨今。 報道した人々、おこぼれにあずかる人々を含め、カネの流れはどうなっているのか? 全力で調べてみた。
雑誌の売上以外にも、様々な利益を生む
![[スキャンダル経済圏]研究](/image.pl?url=https%3a%2f%2fnikkan-spa.jp%2fwp-content%2fuploads%2f2024%2f02%2f20240221s01-550x311.jpg&f=jpg&w=240)
某週刊誌関係者A氏は話す。「’23年の『週刊文春』でいうと、最も大きな利益を出したのは木原誠二副官房長官と、松本人志さんの記事でした」 松本の初出記事が掲載された’24年1月4日・11日号は発行部数45万1000部が完売。完売は実売の75%前後と言われるが、単価520円から単純計算すると2億3452万円を売り上げたことになる。 付随するネットメディアの収益も上々だ。松本関連記事により『文春オンライン』の1月のPVは5億超えとも。『週刊文春電子版』の有料会員も大幅に伸びたという。「『週刊文春電子版』の有料会員は初月300円、2か月目から月額2200円のサブスクなのですが、この2つのスクープは記事ごとに1000人単位で登録者が増えました。 木原事件では5000人ほど増やし、1万人超えを達成。有料会員は初月無料などで入会ハードルは低いが、継続する人は半分以下。そのため月またぎでキャンペーンを連打し、松本さんの記事で2万3000人を超えました」
いくら儲かったか、取材をもとに勝手に試算