モノの値段、サービスの値段など、巷で話題の最新ビジネスの「どう儲けているの?」を徹底分析。専門家の協力のもと、そのカラクリの裏の裏まで丸裸に。今、あなたはビジネスの新たな真実を知る!今回は気になる商品の原価率について専門家の見解を聞いていく。
相次ぐ飲食店の値上げ、原価率はどう変わった?
![図解[儲けのカラクリ]2024](/image.pl?url=https%3a%2f%2fnikkan-spa.jp%2fwp-content%2fuploads%2f2024%2f01%2f20240130t04001-550x367.jpg&f=jpg&w=240)
「儲かっているビジネスはタイパがいい。原価だけでなく、どのぐらいのスピードで売れているかも大切です」(和田氏)
食材価格の高騰で多くの飲食店が値上げに踏み切ったが、実際にどの程度の影響があったのか見えにくい部分もある。「私のお客さんで原料費が15%値上がりしたケースがあります。600円の商品ならば90円。かなり大きいですよ」そう話すのは、原価研究家の和田仁支氏。

和田仁支氏
まず、物価変動指数ともいわれる牛丼だが、原価率自体は変わらないとか。