大阪メトロが24台導入、いすゞ製大型EVバスの機能
大阪メトロは、いすゞ自動車の大型電気自動車(EV)バス「エルガEV=写真」を24台導入した。従来中国の威馳騰汽車に製造委託しているEVモーターズ・ジャパン(EVMJ、北九州市若松区)製を150台導入しており、国産のEVバスは初めて。エルガEVは2025年大阪・関西万博の会場外輸送でJRゆめ咲線桜島駅(大阪市此花区)と万博会場を結ぶシャトルバスに用いる予定。
エルガEVは国内のEVバスでは初の車内がフルフラットの路線バス用車両で、いすゞが24年に投入した。車内フロアを低床化し、前部の乗降口から最後部座席まで段差がなく、安全性や利便性を高めた。乗車定員は68人で、車いすに最大2台対応する。
大阪メトロは25年度までにEVバスを174台導入する計画で、今回で全車が納車した。EVMJ製は大型115台、小型35台を導入した。
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日刊工業新聞 2025年04月04日