スバルが先行予約開始、新型SUV「フォレスター」の性能
歩行者・自転車に乗る人守る
SUBARU(スバル)は3日、スポーツ多目的車(SUV)「フォレスター」の新型車を発表し、先行予約を開始した。次世代ハイブリッドシステム「ストロングハイブリッド」モデルを設定したほか、新しい安全機能として歩行者や自転車に乗る人を守る「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を搭載した。4月中旬に正式発表を予定している。
新型車はSUVらしい量感、頑丈さを追求し商品価値を高めた。トヨタ自動車のハイブリッドシステム「トヨタハイブリッドシステム(THS)」の2モーターシステムを採用。燃費性能は従来比で大きく改善した。独自の全輪駆動(AWD)技術を継承し、ハイブリッドシステムとの組み合わせで走破性を向上したほか、軽快な加速や乗り心地の追求で上質感を高めた。
安全性能も向上した。サイクリスト対応歩行者保護エアバッグはエアバッグを上部に拡大。ガスの流れを調整することで素早くAピラー上に展開し、歩行者や自転車に乗る人の頭部などを保護する。
フォレスターは直近で月約1800台を販売し、競合が多いSUV市場で存在感を発揮。他社からの乗り換えが多く、若年層やファミリー層など幅広く好評を得ている。
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日刊工業新聞 2025年04月04日