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ホンダ、次世代コンセプト世界初公開…国内2輪メーカーが訴求する最新モデルの魅力

2025年04月01日クルマ・鉄道・航空
ホンダ、次世代コンセプト世界初公開…国内2輪メーカーが訴求する最新モデルの魅力

「高次元でバランスの取れた最高のパッケージング」とCB1000F コンセプトに期待を寄せる室岡ホンダモーターサイクルジャパン社長

国内2輪車大手4社は趣味性や安全性などを高めた最新モデルで、中年層のライダーのみならず、若者や女性ら幅広い世代に魅力を訴求する。30日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「東京モーターサイクルショー」では春以降の国内投入予定車などを展示。電動やハイブリッドモデルといった環境戦略も紹介しながら、ファン(楽しさ)要素を強めた車両で来場者の関心を引きつけた。(間瀬はるか)

ホンダはロードスポーツバイクの次世代コンセプトモデル「CB1000F コンセプト」を世界に先駆けて日本で公開。高い動力性能と扱いやすさを両立した直列4気筒エンジンをダイヤモンドフレームに搭載する。ホンダモーターサイクルジャパン(東京都北区)の室岡克博社長は「車重、操縦性、音といった要素を高い次元でバランスさせた」と強調する。ライダーが求める高揚感やスタイリングなどファン要素を訴求する。

ホンダは環境戦略の主軸として電動化も加速する。6月20日に日本で発売する交換式バッテリーを動力源とする電動スクーター「CUV e:(シーユーヴィーイー)」のほか、ミドルクラスの内燃機関2輪車に匹敵する動力性能を持つ電動スポーツのコンセプトモデルも紹介した。

ヤマハ発動機は先進技術を集結した車両で存在感を高める。夏以降の国内投入を予定するスポーツツーリングモデル「TRACER9 GT+ Y―AMT(トレーサーナインジーティープラスワイエーエムティー)」では、車両前方に内蔵のカメラを初搭載。対向車などの状況を検知し自動的にライトのロービーム、ハイビームを切り替える。

後方のレーダーで車両の接近を検知しミラーに表示する機能など安全性を高めた。同社企画・財務本部の堀江直人シニアチーフは「バイク初心者には優しく、上級者にはもっと快適に楽しめるようにした」と説明する。

スズキは4月以降に欧米を中心に順次発売するデュアルパーパスモデル「DR―Z4S」などを展示。同車両は排ガスや騒音規制に対応し、街乗りからオフロードまで楽しめるのが特徴だ。人気ゲーム「ストリートファイター6」とコラボレーションした車両も展示し、若年層の興味・関心を狙った。

カワサキモータースジャパン(兵庫県明石市)は中低速域のパワーを高めた大型2輪車「Ninja 1100SX SE」をはじめとする最新モデルを展示。ハイブリッドモデル「同7 Hybrid」では、環境に配慮しながら力強い走行も楽しめるポイントをアピールした。


【関連記事】 ホンダが新しいクルマ作りで必ず頼りにする機械メーカー
日刊工業新聞 2025年03月31日

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