投資額267億円…ダイハツが最新設備導入の新ライン、年14万台組み立て
インドネシア合弁子会社のカラワン車両組立工場
ダイハツ工業は27日、インドネシア合弁子会社アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)のカラワン車両組立工場(西ジャワ州)第2ライン(写真)が完成したと発表した。年産能力は14万台で、投資額が約267億円。最新設備を導入し生産効率を上げる。
一方、ADMスンター車両組立工場(ジャカルタ市)第1ラインは老朽化により3月に廃止する。このためADMの年産能力53万台は、第2ライン稼働後も変更しない。第2ラインは京都工場(京都府大山崎町)の新設備や技術をモデルに溶接自動化を高めるほか、未塗着塗料の気流による回収で省エネルギー化する。太陽光発電なども活用し、従来比で二酸化炭素(CO2)の排出量を年間約30%削減する。
日刊工業新聞 2025年02月28日