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潜行深度300m、水中警備を担う「国産水中ドローン」の実力

2022年10月12日トピックス
潜行深度300m、水中警備を担う「国産水中ドローン」の実力

フルデプス製の水中ドローン「ダイブユニット300」

スリーライク(茨城県龍ケ崎市、三好進社長)は、水中警備用にフルデプス(東京都台東区)製の水中ドローンを導入、官公庁や自治体向けに営業活動を始めた。2025年の大阪・関西万博をはじめ、海に面したエリアで開く国際行事や国際会議が急増し、水中警備の重要性が高まっている。数年後に警備事業で10億円の売上高を目指す。

今回導入した水中ドローンはフルデプスの「ダイブユニット300」。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)にも登録されている。最大潜行可能深度は300メートル。直径3・7ミリメートルの極細光ケーブルを介して船上と通信し、水中の映像を共有できる。

撮影対象物に合わせて発光ダイオード(LED)ライトの照射角度を変える機能や、視界の悪い場所でも距離や対象物の状況を測定できる機能、水中のホバリング(停止)など多くのオプション機能を備える。

水中ドローンは中国製など外国品も多い。スリーライクは「国家安全保障の観点に加え、用途ごとのカスタマイズ(個別対応)が容易なことを考えて国産企業のフルデプス製を選択した」とする。導入した機体は1機だが、事業拡大に合わせて増やす考えだ。

日刊工業新聞2022年10月10日

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