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ペルー女性の国保加入を誤って認め、市が医療費484万円を肩代わりするミス…入院して手術を受ける

県後期高齢者医療広域連合も【写真】福山市役所。法令の解釈を誤った

 広島県の福山市は12日、ペルーから市内に転入した女性(75)に対し、国民健康保険(国保)への加入を誤って認めるミスがあったと発表した。女性が自己負担すべき医療費約484万円が市から医療機関に支払われていた。市は女性に全額返還を求める方針。

 市保険年金課によると、女性は2022年に「特定活動(観光)」の在留資格で来日し、「特定活動(医療目的)」に資格変更後の23年に国保への加入を市に申請した。国保は外国人も被保険者になれるが、変更後の資格は対象外で、担当職員は法令の解釈を誤って加入を認めたという。

 女性は昨年12月末に75歳になり、後期高齢者医療制度に移行。同制度を運営する「県後期高齢者医療広域連合」(広島市)でも移行時の在留資格の確認が不十分で、女性が負担すべき約306万円を支払った。広域連合も全額返還を請求するという。

 今年10月、広域連合の依頼で市が広島出入国在留管理局に在留資格を照会し、ミスが判明した。女性は医療機関に入院し、手術などを受けていたという。

 市保険年金課の西村智美主幹は「医療目的の在留資格を持った外国人は非常に珍しく、国保の除外要件になることを認識している職員が少なかった。課内で正しい法令の解釈を徹底したい」としている。

 また、市は同日、神辺支所で住民1人の死亡情報を住民票に反映しないミスがあり、亡くなっているにもかかわらず国民健康保険税約6万円を誤って徴収したと明らかにした。遺族に謝罪し、全額還付する。

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