1 高市総理大臣やアメリカのトランプ大統領も出席するなか、26日からマレーシアでASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議が始まりました。クアラルンプールから報告です。
(政治部・大石真依子記者報告)
高市総理はつい先ほど会場に入りました。
今回のメインイベントであるASEAN各国首脳との会議に出席するためで、現在も続いています。
高市総理は冒頭約3分英語でスピーチした後、ASEANとともにインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を守り抜きたいと話しました。
これに先立ち、フィリピンのマルコス大統領と会談し、経済や安全保障分野での協力を確認しました。
この後、マレーシア、オーストラリアとの個別会談にも臨みます。
28日にはアメリカのトランプ大統領との会談も控えるなど怒涛(どとう)の外交ラッシュに総理周辺は「スーパーロケットスタートだ」と自信を見せています。
(Q.今回が本格的な外交デビューとなる高市総理だが、“高市カラー”は出せているのか?)
高市総理としては「安倍路線」を引き継ぎ、徐々に独自色を出したい考えです。
今回、安倍元総理が提唱した自由で開かれたインド太平洋のさらなる推進に向け、日本とASEANで共同声明を採択する見通しです。
総理周辺は「安倍外交を進化させていく、その第一歩を踏み出した」と手ごたえを口にします。
ただ、高市総理にとって帰国後に待ち受けるトランプ大統領との会談が外交手腕を試される大きなヤマ場となりそうです。