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猫型の蓄音機は 1 分間に 45 回にゃあと鳴く

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LLユーザこそ「ふつうのLinuxプログラミング」を読んだらいいという話

4年くらいまえに一度通読して「ふーん」で終わってたんだけど、最近読み返したら「これはめっちゃ良い本では?」となったので紹介します。

特に第二部、第三部がめっちゃよくて、Linuxの重要な概念を、押さえるべきところを押さえて説明してあって最高な感じでした。

サブタイトルにこそ「Linux の仕組みから学べるgcc プログラミングの王道」とありますが、むしろ普段から C 言語でシステムコールに近い部分を普通に書いているプログラマよりも、普段はPerlRuby などのスクリプト言語を使っているが、その言語で書かれたコードがプロセスの内外部でOSとどのようなやり取りをしているのかを知りたい、といったプログラマにこそ読んでほしい本です。

というのも、本書のサンプルコードはその性質上 C 言語で書かれていますが、その内容はかなり平易なものです。「C言語バリバリ読み書きしてるぞ!!!!」みたいなひとにはむしろ物足りないかと思われる一方で、普段 LL 書いてるプログラマにとっても十分に読みやすいと思います。この本の一番の魅力(だと私が感じたの)はここですね。要するに「平易な C 言語のコードでもってLinux の仕組みが概観できる本」なんです。

というわけで、サーバーサイドのプログラミングを LL でやってるんだけど、LL よりも少し低レイヤーになると理解が怪しくて、トラブルシューティングに時間がかかったり自信が持てなかったりする、みたいなひとにこそおすすめできる感じの良書でした。

ちなみに、ここで言う「平易なC言語」というのは、さすがに「ポインタとか構造体とかがわからん」とかだと読めないと思うけど、C言語の入門書が一通り読めて一通り理解できてたらひっかかるところはないであろう、くらいの感じです。

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