白藤麗華のラブレター、私の宝物「たぬき御殿」のお姫様へ

憧れだった大好きな、大好きなお姫様

2025年2月3日 17:001824

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2024年9月2日付で、翼和希がOSK日本歌劇団トップスターに就任した。翼は2023年から2024年にかけて放送されたNHKの連続テレビ小説「ブギウギ」に出演し、一躍人気に。翼と共に今、改めて注目を浴びるのが、OSK日本歌劇団だ。このコラムでは、個性豊かな劇団員たちが思い思いにつづる“ラブレター”から、100周年を超える歴史を持つOSK日本歌劇団の“今”を築く、メンバーの素顔を紹介する。

第6回には、ダンスの表現力に定評がある娘役スター・白藤麗華が登場。白藤が思いをしたためたのは、2015年に「狸御殿～HARU RANMAN～」として初演され、翌2016年には「狸御殿 ―HARU RANMAN― 狸吉郎勝舞編」のタイトルで再演された「狸御殿」で演じた、きぬた姫に向けて。婿探しのために、「婿リンピック」が開催されることになった城主・きぬた姫。しかし、きぬた姫は行方不明となってしまい……。「お姫様になりたくて」OSK日本歌劇団に入団したという白藤が、きぬた姫への愛をつづった。なお、白藤は、2月から3月にかけて、大阪・近鉄アート館、東京・博品館劇場にて上演されるミュージカル「ドラキュラ」に出演する。

「たぬき御殿」で生まれた、きぬた姫へ。

「たぬき御殿」で生まれた、きぬた姫へ。

小さい頃から知っていたOSK。
お姫様になりたくて、夢見て入ったOSK。
憧れだった大好きな大好きなお姫様……本当に嬉しくて、あなたに絶対応えたくて。気持ちばっかりが先に走って、お稽古が思うように出来なくて反省する毎日で。

好きな食べ物や好きな事、どんな過ごし方をしているのか……まだ見ぬ恋を夢見て、お城を飛び出したいあなたの事を考える毎日でした。

上級生の方々や同期、私に関わってくれた周りの子達にかなり支えていただきました。だからこそ、次の舞台での人生に役立てる事が出来たのです。

大好きな、きぬた。私の宝物です!!

お姉様になった麗華より。

「狸御殿 ―HARU RANMAN― 狸吉郎勝舞編」で使用していたティアラとネックレス。

「狸御殿 ―HARU RANMAN― 狸吉郎勝舞編」スチール撮影時の様子。

「狸御殿 ―HARU RANMAN― 狸吉郎勝舞編」オフショットより、同期の（後方から）香月蓮、虹架路万、真麻里都、白藤。

ミュージカル「ドラキュラ」

2025年2月13日（木）〜16日（日） ※公演終了
大阪府近鉄アート館

2025年2月28日（金）〜3月2日（日） ※公演終了
東京都博品館劇場

スタッフ

作・演出：北林佐和子

出演

椿りょう / 唯城ありす / 白藤麗華 / 壱弥ゆう / 蘭ちさと / 純果こころ / 璃音あかり / 真織ひな / 美丘さくら / 碧輝来 / 凰寿旭 / ひより芽依 / 鼓珀響

※18歳以下無料。親子セット券あり。

公演・舞台情報

ミュージカル「ドラキュラ」

2025年2月13日（木）〜3月2日（日）

出演：椿りょう、唯城ありす、白藤麗華、壱弥ゆう、蘭ちさと、純果こころ、璃音あかり、真織ひな、美丘さくら、碧輝来、凰寿旭、ひより芽依、鼓珀響

白藤麗華

11月18日、大阪府東大阪市生まれ。2006年の「春のおどり」で初舞台。硬軟自在な確かなダンス力がある娘役スター。2009年4月にチェリーガールズ第2期メンバーに選出されたほか、日本舞踊の技術にも長け、2019年2月から出演した「REVUE JAPAN GEICHA&SAMURAI」の花魁役では、恋に揺れる女性の心情を奥深さをもって表現した。2023年は1～3月と10・11月の「白藤麗華 Special LIVE」でこだわりのステージを見せたほか、6・7月に「PRECIOUS STONES 華月奏」に出演。2024年は「レビュー春のおどり」「レビュー夏のおどり」「The Tale of Genji～源氏物語～」「レビュー Road to 2025!!」などに出演した。好きな言葉は「愛為せば成る」。