今回は、私の経験から感じた常勤のリアルなメリット・デメリットをお話ししたいと思います。常勤の看護師として働いて感じたことは、非常勤では得られない待遇的なメリットが大きい分、現場での大変さも伴うということでした。
常勤の最大のメリットは、やはり収入の安定感でしょう。毎月決まったお給料が入り、ボーナスもきちんと支給されるので、生活設計が立てやすくなります。大きな買い物をする際は、本当に助かりました。
また、長く勤める中で、主任や師長への昇進の道が開けているのもの魅力だと思います。評価が昇格につながり、積極的にキャリアアップを目指せる環境があることは、大きなモチベーションになります。
その反面、非常勤に比べてどうしても業務負担が大きくなりがちです。フルタイムで働くとなれば、複数の患者の担当を持つのはもちろん、委員会活動や新人教育、残業なども含めて、時間外に及ぶ膨大な仕事がのしかかかってきます。特に、病棟で勤務した際は、マネジメント関連に関する責任が重かったように思います。緊急時の対応や、チームをまとめる役割を任されたときなどは、大きなプレッシャーを感じることが多かったです。
それでも、多くの患者の経過を最初から最後まで見届けられること、チームの一員として組織を動かしている実感を得られることは、常勤だからこその体験であり、貴重な財産だと感じました。業務負担や責任は重いですが、それに見合うだけの収入と昇進の機会、そして何より組織全体に影響を与えられるのが、常勤という働き方の特長だと思っています。
常勤は、看護師にとって非常に魅力的な働き方です。 非常勤の現場もありますが、非常勤として働く場合は任期が設定される事が多いです。 そのため、任期が終わった後もその現場で働き続けられる保証もなく、大変不安でしょう。 それを考えると、安心して長く働き続けられる常勤の方が魅力的であると言えます。
パートやアルバイトの雇用形態の方が魅力を感じるなら、そちらでも良いでしょう。
ただ、看護師として確実なキャリアアップを図るのであれば、正社員として働いた方が将来性もあるため妥当な選択肢です。
もちろん常勤はフルタイムなので1日あたりの勤務時間も長く、日勤の時もあれば交代で夜勤を任される事もあるので注意が必要です。 ただ、多く働くからこそ日勤のみの場合や非常勤に比べると、多くの収入を期待できます。 しっかりと安定した収入を望んでいる場合、常勤を選んでおけば間違いない結果を生む事が可能です。
また、長時間働き続けるからこそ、現場でしっかりとスキルアップに取り組めます。 非常勤になると働く時間が短いので、覚えるべき知識がなかなか身につかない事も考えられます。 そのため、スキルアップにはかなりの努力が必要になります。 無理をせず現場に溶け込み、仲間や患者とコミュニケーションを取るためにも、常勤で働くと良いでしょう。
常勤になると、基本的に立場は正社員になります。 だからこそ、収入だけではなく福利厚生も安定します。 各種社会保険ももちろん完備された状態で働け、安心して業務に集中できるのが強みです。 (※各種社会保険に関する情報:【社会保険について知ろう】)
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