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マヤ夫の歴史総合

高校の「歴史総合」の授業記録です。

2025-23 第一次世界大戦の勃発

2025.10.24

 じっくりと時間をかけて考えるため、前回の提出物の解答例を授業で共有しました。だから、45分短縮授業ということもあり、かなり急ぎ足で終わらせたクラスもありました。アサヒやアスクルのウィルス障害や、クマの被害が多発するなど、ニュースも話のネタに事欠かないため、余談が長くなったことも否めません...。ということで、実質25分授業です。

 

Unit’s Theme:第一次世界大戦がもたらしたものを考える

Today’s Theme:第一次世界大戦が勃発した背景を理解する

 

P 対話の準備:Icebreaker

  この風刺画はどこのどのような状況を描いたもの?

「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたバルカン半島

民族対立や領土の拡張などで「一触即発」の状態

爆発寸前の釜ふたを、露・英・独・伊・墺(オーストリア)が押さえている。

絵には「バルカン問題」と書いてある。

 

A 探究の入口:Critical Reading

「バルカン問題と大戦の勃発」 

 教科書を読んだクラスと読まなかったクラスがありました。
 45分授業だと、疑問点を出す「問いの表現」は省かざるを得ないです...。

 これだと歴史総合の目指す授業の魅力が半減しますよね...。

 

B ポイント解説

◎バルカン問題と大戦の勃発

三国同盟三国協商

 ・パン=ゲルマン主義  ⇔  パン=スラヴ主義

(独・墺:ゲルマンの連帯)   (露・セルビア:スラヴの連帯)

サライェヴォ事件

 墺が併合したボスニアの州都サライェヴォで墺の帝位継承者夫妻がセルビア人に暗殺

 → 墺がセルビアに宣戦

 = 第一次世界大戦の勃発(1914.7.28)

 

・協商国(連合国)=三国協商セルビア、日・英など(のちに伊・米も参加)

・同盟国=伊を除く三国同盟オスマン帝国(現トルコ)、ブルガリアなど

 

Q1:第一次世界大戦の背景にあった対立とは? 

三国同盟三国協商の対立

 ただし、イタリアは参戦せず

・民族対立

 パン=ゲルマン主義 と パン=スラヴ主義

・領土獲得の対立

 

Q2:第一次世界大戦の直接の原因とは? 

 サライェヴォ事件

 オーストリア皇位継承者夫妻がセルビア系の青年に暗殺される

 → オーストリアセルビアに宣戦布告

 

G Today’s Goal

 あなたならどのようにして第一次世界大戦を防いだだろう?  

 やる時間がなくそのまま終了~!

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