
21日に京都市で開催される全国高校駅伝の男子に前回大会2位で優勝5回の実績を誇る大牟田(福岡)から集団転校した鳥取城北が出場する。大牟田に残った選手、まとまって転校した選手、それを受け入れる側の選手、それぞれの思いがあった。
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圧倒的なレース運びだった。
11月1日の鳥取県予選。鳥取城北は2時間3分49秒で、2位に5分以上の大差をつけて2年ぶりの優勝を果たし、全国高校駅伝の出場権を獲得した。全国で上位争いに加わることができる好記録だった。
チームを率いる赤池健監督(53)と各区間を走った7人の選手は今春、強豪の大牟田から移ってきた。昨年度から鳥取城北にいた選手は一人も出場できず、応援やサポートで支えた。
集団転校のきっかけは指導者の処遇だった。
2006年から大牟田の監督を務めていた赤池氏は23年3月、部員への…
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