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なぜ起きた集団転校 大牟田と鳥取城北の状況一変 全国高校駅伝

毎日新聞2025/12/16 09:00(最終更新 12/16 09:00)有料記事1668文字
全国高校駅伝鳥取県予選で優勝し、全国高校駅伝出場を決めた鳥取城北の選手たち=鳥取県境港市で2025年11月1日、深野麟之介撮影
全国高校駅伝鳥取県予選で優勝し、全国高校駅伝出場を決めた鳥取城北の選手たち=鳥取県境港市で2025年11月1日、深野麟之介撮影

 21日に京都市で開催される全国高校駅伝の男子に前回大会2位で優勝5回の実績を誇る大牟田(福岡)から集団転校した鳥取城北が出場する。大牟田に残った選手、まとまって転校した選手、それを受け入れる側の選手、それぞれの思いがあった。

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 圧倒的なレース運びだった。

 11月1日の鳥取県予選。鳥取城北は2時間3分49秒で、2位に5分以上の大差をつけて2年ぶりの優勝を果たし、全国高校駅伝の出場権を獲得した。全国で上位争いに加わることができる好記録だった。

 チームを率いる赤池健監督(53)と各区間を走った7人の選手は今春、強豪の大牟田から移ってきた。昨年度から鳥取城北にいた選手は一人も出場できず、応援やサポートで支えた。

 集団転校のきっかけは指導者の処遇だった。

 2006年から大牟田の監督を務めていた赤池氏は23年3月、部員への…

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