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きしむ日中関係

高市早苗首相の台湾有事を巡る答弁をきっかけに中国との関係がきしんでいます。日本と中国の政府の動き、民間への影響を多角的に伝えます。

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三笘薫選手と「小野田寛郎少尉」の写真に中国反発 クラブ側謝罪

毎日新聞2025/12/2 19:51(最終更新 12/2 19:51)591文字
W杯アジア最終予選の中国戦で追加点を決めて喜ぶ三笘薫(左から3人目)ら日本代表=埼玉スタジアムで2024年9月5日、藤井達也撮影拡大
W杯アジア最終予選の中国戦で追加点を決めて喜ぶ三笘薫(左から3人目)ら日本代表=埼玉スタジアムで2024年9月5日、藤井達也撮影

 サッカー日本代表の三笘薫選手が所属するイングランド・プレミアリーグ、ブライトンのアカデミーが交流サイト(SNS)に投稿した写真が、中国国内で波紋を広げている。写真内で三笘選手が掲げていたプレートに、旧日本軍兵士の画像があったためで、アカデミーは謝罪に追い込まれた。

 中国メディアによると、問題となったのは、アカデミーがX(ツイッター)に投稿した写真。若手選手と三笘選手が、小野田寛郎(ひろお)さんの写真入りプレートを掲げていた。小野田さんは陸軍少尉として派遣されたフィリピン・ルバング島の山中で戦後も約29年過ごしたことで知られる。

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 かつて日本の侵略を受けた中国では、旧日本軍に対する忌避感が強い。投稿は、中国のSNS「微博(ウェイボー)」などでも共有され、ブライトンのファンから怒りや失望の声が上がったという。

 ブライトンのアカデミーは11月28日、Xに謝罪文を投稿。「最近の投稿により不快な思いをさせてしまったことを心からおわびする。私たちは中国のファンを非常に尊重しており、不快な思いをさせる意図は一切なかった」と釈明した。

 ただアカデミーの謝罪後も、中国のSNSでは投稿を批判する声が相次いでいる。「彼の影響力を考えると挑発的だ」「日本は軍国主義国家のままだ」といった声や、「もしドイツの選手がこれをやれば、すぐに処罰されるだろう」といった指摘もあった。【北京・畠山哲郎】

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