
参院選富山選挙区(改選数1)は、自民現職で3選を目指した堂故茂氏(72)が議席を失うことが確実となった。石破政権への逆風に加え、能登半島地震を巡る自民の鶴保庸介・前参院予算委員長の失言の影響も拭えなかった。自民にとっては2007年以来の同選挙区での敗北となった。
堂故氏は日付が変わった21日未明、支援者を前に「本当に申し訳ない。結果が出なかったのは残念だ。やり残したこともあり、それも残念だ」と述べるのが精いっぱいだった。
副国土交通相を務めた堂故氏は、選挙戦で「地震からの復旧・復興に全力を尽くしてきた」と強調してきた。鍵を握る「1人区」の富山での激戦が伝えられると、石破茂首相が選挙戦終盤の16日、演説会に駆け付けて支援を呼びかけた。
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