
昨年5月の大相撲夏場所後に第75代横綱となった大の里の昇進披露宴が14日、東京都内で開かれ、木原稔官房長官や日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)ら約2000人が出席した。大の里はあいさつで「稽古に精進し、横綱として力士の模範になるよう努めていく」と決意を示した。 昇進2場所目の昨年秋場所で横綱

一刀両断
新年を迎え、各力士が「始めよければ終わりよし」と挑んだであろう大相撲初場所。優勝は新大関の安青錦だった。一方、自身初の休場明けで臨んだ横綱・大の里は苦難の場所となった。 大の里は左肩を痛め、昨年の九州場所千秋楽を休場した。冬巡業も全休し、1月5日の横綱審議委員会の稽古(けいこ)総見での内容は、初場

◇大相撲初場所千秋楽(25日、東京・両国国技館) ◇優勝決定戦 ○安青錦 首投げ 熱海富士● 優勝が懸かっていようが、やることは決まっている。だから心は動じない。新大関・安青錦が熱海富士との決定戦を制し、早くも2回目の賜杯だ。 本割で琴桜を退けると、支度部屋に戻り、じっと目を閉じて自分の世界に入っ

日本相撲協会の高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は25日、大相撲初場所で新大関優勝を果たした安青錦について、「来場所が楽しみ」と述べ、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)は綱取り場所になるとの認識を示した。 協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は、推薦内規で「大関で2場所連続優勝か、そ

あくなき向上心が、2回目の賜杯を引き寄せた。 大相撲初場所(東京・両国国技館)千秋楽の25日、ウクライナ出身の大関・安青錦が2場所連続2回目の優勝を飾った。 21歳の大関は3月の春場所で、横綱昇進に初めて挑戦することになった。 来場所の舞台・大阪は、安青錦にとって力士への道を切り開いた、ゆかりの地

大相撲初場所千秋楽は25日、東京・両国国技館であり、新大関・安青錦(あおにしき)(21)=本名・ダニーロ・ヤブグシシン、ウクライナ出身、安治川部屋=が12勝3敗で2場所連続2回目の優勝を果たした。 安青錦は本割で、大関・琴桜を寄り切った。3敗で並んでいた前頭・熱海富士との優勝決定戦は、首投げで制し

◇大相撲初場所14日目(24日、東京・両国国技館) ◇○熱海富士 浴びせ倒し 霧島● 熱海富士が5連敗中だった霧島に快勝し、ついに3敗で首位に並んだ。2024年夏場所以降、苦杯をなめ続けた大関経験者からの久々の白星に、支度部屋では付け人と「ウッシャー」と拳を合わせ喜びを分かち合った。 相撲巧者の霧

◇大相撲初場所13日目(23日、東京・両国国技館) ◇○大の里 寄り切り 琴桜● 横綱としての責任感が体を動かしている。左肩に不安を抱える大の里が巨体の大関を退けて9勝目。万全でない中でも意地を見せて3連勝とした。 体当たりから右を差し込んで琴桜の動きを止める。腰が重い相手にてこずったが、左でおっ

日本相撲協会は23日、任期満了に伴う役員改選に向けた立候補を東京・両国国技館で受け付け、理事候補は10人(外部理事3人を除く)、副理事候補は3人と、いずれも定員と同じ人数が届け出て、4期連続の無投票となった。今後、評議員会で正式に承認され、新理事により理事長を互選する。任期は2年。 理事候補になっ

◇大相撲初場所12日目(22日、東京・両国国技館) ◇○欧勝海 押し出し 美ノ海● 現在の角界で「石川県津幡町」といえば、横綱・大の里の古里だ。その横綱と同郷で、入幕2場所目の欧勝海が3敗を守った。 この日は左前回しを取っての寄りが身上で、敢闘賞1回の美ノ海が相手。「左でまわしを取られないことは意

◇大相撲初場所11日目(21日、東京・両国国技館) ◇○安青錦 下手投げ 伯乃富士● 自分の相撲を貫いた。新大関・安青錦が持ち前の前傾姿勢で攻め、伯乃富士に何もさせなかった。9勝目にも満足していないといわんばかりに表情を全く変えなかった。 呼吸が合わず、3回目で立ち合いが成立。低く当たってすぐに左

◇大相撲初場所10日目(20日、東京・両国国技館) ◇○獅司 押し倒し 藤ノ川● 新大関の安青錦に注目が集まる今場所で、同じウクライナ出身の獅司が10日目で勝ち越しだ。7場所目となる幕内では自身最速で、「どこまでも勝ちたい」と素直に喜んだ。 「中に入られたら危ないので、下から攻めた」。立ち合いは頭

◇大相撲初場所8日目(18日、東京・両国国技館) ◇○霧島 寄り倒し 安青錦● 2場所ぶりに関脇に復帰した霧島が1敗で中日を折り返した。同じく1敗だった新大関・安青錦を相手に初白星。優勝2回の大関経験者が波に乗りつつある。 霧島の差し身のうまさが際立った。頭で当たるとすぐに左を差す。安青錦に潜らせ

◇大相撲初場所7日目(17日、東京・両国国技館) ◇○豊昇龍 寄り倒し 伯乃富士● 横綱の意地が満員御礼の館内を沸かせた。豊昇龍が取り直しの末に伯乃富士を退けて1敗を守った。激しい攻防を制し、深くうなずいた。 最初は豊昇龍の小手投げが決まったかに見えたが、物言いで土俵に手がついていたと認められて同

◇大相撲初場所6日目(16日、東京・両国国技館) ◇○藤ノ川 押し倒し 豪ノ山● この日も大いちょうは乱れていた。体重122キロと軽量な分、当たり負けしないように「頭でいくしかない」と藤ノ川。幕内最年少の20歳が2日目からの5連勝だ。 この日は自分より体重が41キロも重い豪ノ山に、激しく突き起こさ

◇大相撲初場所4日目(14日、東京・両国国技館) ◇●大の里 上手投げ 義ノ富士○ 大の里がまたも義ノ富士に屈した。初顔の先場所10日目に全勝を止められた相手に、2場所連続で金星を配給。前日に豊昇龍から金星の新鋭は「深くは考えなかった」というものの、大の里は再び苦杯を喫した。 得意の右は入った。休

◇大相撲初場所3日目(13日、東京・両国国技館) ◇○義ノ富士 寄り切り 豊昇龍● まだ大いちょうも結えない義ノ富士が、2場所連続で金星だ。昨年11月の九州場所での大の里に続き、今場所は豊昇龍に快勝。「初めて勝てた。稽古(けいこ)場でも勝ったこともなかったので」と自然にほおが緩んだ。 もろ手で突い

◇大相撲初場所2日目(12日、東京・両国国技館) ◇○豊昇龍 寄り切り 一山本● 全身から気迫が出ていた。横綱・豊昇龍が前頭筆頭の一山本を退け、2連勝と順調に滑り出した。 立ち合いで一山本のもろ手突きを慌てずにこらえ、すぐに右を差して得意の下手をがっちり取る。左も差して万全の体勢にすると、そのまま

高市早苗首相は、25日に千秋楽を迎える大相撲初場所の表彰式で、自ら土俵に上がって優勝力士に内閣総理大臣杯を授与する対応を見送る方針を固めた。土俵に女性が上がれない「女人禁制」の伝統文化を尊重すべきだと判断した。女人禁制の慣行は女性差別に当たるとの指摘もあり、議論を呼ぶ可能性がある。政府関係者が12

◇大相撲初場所初日(11日・両国国技館) 横綱、大関陣は安泰。両横綱は左肩痛で先場所千秋楽休場の大の里が平幕・一山本を力強く押し出し、豊昇龍は小結・若元春を危なげなく寄り倒した。2場所連続優勝を目指すウクライナ出身の新大関・安青錦も宇良を寄り倒し、大関・琴桜は義ノ富士を送り出した。 元大関の関脇勢