
東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中露などが参加する「東アジアサミット(EAS)」が27日、議長国マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。EASは設立から20年の節目を迎え、マレーシアのアンワル首相は冒頭のあいさつで「多国間主義と国際法に基づく平和の維持が求められる」と述べ、地域や国際社会

イスラエルメディアは25日、パレスチナ自治区ガザ地区で人質の遺体捜索を進めるため、イスラエル政府がエジプトの捜索隊による活動を承認したと報じた。既にガザ入りしており、イスラエルとハマス双方から寄せられた情報を基に活動する。 トランプ米大統領は25日、自身のソーシャルメディアで、一部の遺体は捜索が困

「イスラエル人」の世界観
米国などの仲介により、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは停戦合意し、一部の拘束者や人質を解放した。だが和平はまだ見通せない。 来日したイスラエルの野党第1党で、中道の「イエシュアティド」議員団長、メラブ・ベン・アリ氏が取材に応じ、ネタニヤフ政権の「失敗」と野党から見たガザ戦

イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は24日、東京都内で記者会見し、イスラエル政府が当面、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦合意を順守する方針であることを明らかにした。 コーヘン氏は、ガザのイスラム組織ハマスが人質のすべての遺体を返還していないことを「合意違反」と非難。一方で「無制限ではないが、我

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は23日、パレスチナ自治区ガザ地区で域外での治療が必要な患者は約1万5000人に上り、うち約4000人が子どもだと明らかにした。停戦の発効で医療物資の供給は増加しているものの、イスラエルによる病院の破壊などの影響でニーズは依然膨大だと指摘し、患者の受け入れ国

オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ、岩沢雄司所長)は22日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で人道支援を行う国際法上の義務があるとの勧告的意見を出した。イスラエルが活動を禁じた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)による支援も認めなければならないとしている。 これに対し、イスラエル

特派員の目
パレスチナ自治区ガザ地区の停戦合意を受けて、エルサレム市内には、イスラエル国旗と並んで米国の国旗もあちらこちらにはためいている。旧市街の近くには巨大な星条旗も登場。人質全員の引き渡しの決定の喜びとともに、停戦を仲介したトランプ米大統領に感謝を示そうと、市内にはお祝いムードが漂っている。 2年前、イ

バンス米副大統領は21日、イスラエル南部キルヤットガトを訪れ、パレスチナ自治区ガザ地区の停戦を監視するために米国が設けた「民間軍事調整センター」を視察した。 AP通信などによると、記者会見では停戦について「期待していたよりうまくいっている」と楽観的な見方を示した。22日にはイスラエルのネタニヤフ首

バンス米副大統領は21日、イスラエル南部キルヤットガトを訪れ、パレスチナ自治区ガザ地区の停戦を監視するために米国が設けた「民間軍事調整センター」を視察した。 AP通信などによると、記者会見では停戦について「期待していたよりうまくいっている」と楽観的な見方を示した。22日にはイスラエルのネタニヤフ首

パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは20日、新たに人質1人の遺体をイスラエルに引き渡した。ロイター通信によると、ガザでは19日、イスラエル軍の空爆などで少なくとも46人が死亡したが、その後はかろうじて停戦が維持されている模様だ。 イスラエル軍は20日、北部ガザ市で「複数のテロリスト」が軍

イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスによる攻撃で兵士2人が死亡したとして、ガザで空爆を再開した。ロイター通信によると、ガザの複数の場所で空爆などを行い、少なくとも26人が死亡した。 ただ米国の圧力を受け、同日夜に今後も停戦を維持する方針を示した。10日の停戦発効以来、

イスラエルメディアは19日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区の複数の場所を空爆したと報じた。イスラエル軍は、パレスチナ側の戦闘員が軍を攻撃したため、応戦したとしている。10日に停戦が発効してから空爆したのは初めてとみられ、停戦維持に暗雲が漂いつつある。 中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」など

特派員の目
大学院に通っていたとき、「外交交渉論」という授業があった。日本政府の代表として実際に外交の前線を経験してきた元交渉官による講義だ。 「外交交渉で最も大切なのは何だと思いますか?」 授業の冒頭、そんな問いかけがあった。はて、何だろう。妥協可能なラインよりも高く要求を掲げる。あるいは、相手側の情報入手

パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは18日、新たに人質2人の遺体をイスラエルに返還した。ただ、まだ16人の遺体がガザに残されており、イスラエルは早期返還を求めて圧力を強めている。 ハマスは10日の停戦発効時点で48人の人質を拘束していた。このうち生存者20人全員と死亡した12人の遺体をイ

パレスチナ自治区ガザ地区での停戦が発効してから17日で1週間が経ちましたが、イスラム組織ハマスとイスラエルの間では、人質の遺体の引き渡しや支援物資の搬入など、さまざまな問題が解決されていません。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ガザ停戦で漂う不透明感」を解説します。Q ガザ地区の停

イスラエル首相府は19日、ガザの和平計画「第1段階」の合意に基づきハマスから人質2人の遺体が返還されたと発表した。これで計12人が引き渡され、ガザに残るのは16人。停戦はおおむね維持されているが、イスラエルは迅速に遺体返還を進めるよう圧力を強めており、先行きはなお予断を許さない。 イスラエル首相府

パキスタンと隣国アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の武力衝突を巡り、両者はカタールの首都ドーハで協議を行い、即時停戦に合意した。今月に入ってから、国境沿いで激しい武力衝突が発生し、緊張が高まっていた。協議を仲介したカタール政府が19日、明らかにした。 カタール外務省の声明によると、両

パキスタンと隣国アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の武力衝突を巡り、両者の協議が18日カタールのドーハで開かれる。パキスタンはタリバンの後ろ盾とされてきたが、近年はタリバンと関係が近い過激派の活動が国内で勢いを増し、対応を巡って摩擦が生じている。 衝突が始まったのは今月9日。報道によ

パレスチナ自治区ガザ地区の停戦は17日で発効から1週間が過ぎた。イスラム組織ハマスは人質の遺体の引き渡しを終えておらず、イスラエルが反発を強める一方、ハマスも支援物資の搬入が不十分だと批判している。最大の懸案であるハマスの武装解除も見通しが立っておらず、停戦の行方は楽観できない状況が続いている。

2025年のノーベル平和賞に選ばれたベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏は17日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話協議した。マチャド氏は「ネタニヤフ氏の戦争における決断や断固たる行動と、イスラエルが得た成果を称賛している」と語ったという。 イスラエル首相府によると、電話協議でマチャド