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◇待ち遠しかった 「井山先生と打てることになって、今日が待ち遠しかった」と高嶋湧吾四段は語った。「誰と当たっても僕が格下で負けてもともとです。井山先生には練習碁で2回打ってもらったことがありますが、やはり公式対局はぜんぜん違いますから」と付け加えた。 解説の古谷裕九段は「私が院生師範をしていたころ
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◇小池、1回戦突破 黒231までで、数えて黒の2目半勝ちが確認された。大逆転といっていいであろう。 白の最大の敗因は、右辺白166である。この手で斜め左上に白169と棒ツギしておけば、白よかったと前譜で述べた。しかし、白166と打っても、まだ逆転には至っていなかった。最後の敗着は白176だ。 参考
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◇安斎に落とし穴 「黒47は本来48くらいのもの」と大矢解説者は言う。しかしそれは、白47にツケられてもまったく勝機に乏しいので、小池は駄目で元々と、紛れの多そうな黒47を選んだ。 白48はイに受けていても、よそで最大上辺白79に出て、黒60には白ロ、黒59に白ハとワタっていても、白がよかった。し
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◇白、圧倒的優勢 左辺、上下の黒が薄い。より危険の迫っている下の一団を、小池は黒9から15で生きた。黒9で参考図(1)、黒1で白三子が取れるなら話が早いのだが、それはかなわない。白2以下10までだ。ただし実戦黒9が利きなので、15まで生きたというわけだ。「ここに2手かけて生きるようでは白ダメ」と局
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関西棋院(大阪市中央区)で20日打たれた囲碁の第80期本因坊戦本戦トーナメント2回戦で、上野愛咲美女流立葵杯(23)が村川大介九段(34)に252手で白番中押し勝ちし、準決勝に進んだ。囲碁の7大タイトル戦本戦で女性棋士がベスト4に進出するのは初めてで、一力遼本因坊(27)への挑戦権獲得まであと2勝
関西棋院(大阪市中央区)で20日打たれた囲碁の第80期本因坊戦本戦トーナメント2回戦で、上野愛咲美女流立葵杯(23)が村川大介九段(34)に252手で白番中押し勝ちし、準決勝に進んだ。囲碁の7大タイトル戦本戦で女性棋士がベスト4に進出するのは初めてで、一力遼本因坊(27)への挑戦権獲得まであと2勝
大阪市中央区の関西棋院で行われた囲碁の第80期本因坊戦トーナメント2回戦で、上野愛咲美女流立葵杯(23)が村川大介九段(34)に252手で白番中押し勝ちし、準決勝に進んだ。 囲碁の7大タイトル戦本戦で、女性棋士がベスト4に進出するのは初めてで、一力遼本因坊(27)への挑戦権獲得まで、あと2勝となっ
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◇安斎、巧妙に打ち回す 黒59のカカリに白60とハサみ(打ち込み?)、今度は左辺での競り合いである。形勢はやや白が面白いとのことだが、その差はほんの僅かであるらしい。 黒71が微妙なノゾキ。対して白イ、黒ロ、白87と手を戻しておけば堅いが、安斎は11分考えて手を抜いた。黒85から切られる手はあって
東京都千代田区の毎日新聞東京本社で15、16の両日に行われた「クレスコ杯第28回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)全国大会で、関東地区代表の内藤陸斗さん(15)=埼玉大付属中3年=が初優勝した。内藤さんは「相手も同じ日本棋院の元院生(プロ候補生)だったの
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◇局面動かす小池 白20の様子見のノゾキに対し、小池は黒21の強硬策を採った。大矢解説者は「この手では穏健に黒イのツギもあった」と言う。続けて――。 「AI(人工知能)は黒23で参考図(1)の黒1を示していました。これなら無難。でも、黒23で行きたくもなる。私は黒23に賛成です」 厳しい手を選んだ
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◇囲碁十段戦五番勝負第2局(17日) 〇芝野虎丸九段(242手・白番2目半)●井山裕太十段=芝野2勝
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◇第80期トーナメント開幕 第80期本戦トーナメントの開始。一力遼本因坊の3期目に挑戦するのは誰か。16人の本戦参加棋士と1回戦8局の組み合わせは以下の通り。伊田篤史九段―余正麒八段瀬戸大樹八段―孫喆七段上野愛咲美女流立葵杯―表悠斗三段村川大介九段―大竹優七段安斎伸彰八段―小池芳弘七段許家元九段―
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中学生以下の囲碁日本一を競う「クレスコ杯第28回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)全国大会の2日目が16日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社で行われ、関東地区代表の内藤陸斗さん(15)=埼玉大付属中3年=が5戦全勝で初優勝した。準優勝は、関東地区代表の桑
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日本、中国、韓国などの囲碁の女性棋士らで争う国際棋戦「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2025」決勝が16日、東京都江東区で打たれ、上野梨紗女流棋聖(18)が崔精(チェジョン)九段(28)=韓国=に白番半目勝ちした。上野女流棋聖は国際棋戦初優勝。また、日本勢のこの大会での優勝は、姉の愛咲美(
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◇年男の大竹が本戦入り 平田は「とりあえず長期戦にしようとする悪いクセがあります」と、悔いた。いつもならば長期戦に持ち込めば、どこかでチャンスが訪れるもの。ところが、今日は違った。 安達七段は「繊細な話ですが、黒165で参考図の黒1から9ならば、黒の半目勝ちだったと思います。白174のツケが成立し
日本、中国、韓国などの囲碁の女性棋士らで争う国際棋戦「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2025」決勝が16日、東京都江東区で打たれ、上野梨紗女流棋聖(18)が崔精(チェジョン)九段(28)=韓国=に白番半目勝ちした。上野女流棋聖は国際棋戦初優勝。また、日本勢のこの大会での優勝は、姉の愛咲美(
中学生以下の囲碁日本一を競う「クレスコ杯第28回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)全国大会の2日目が16日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社で行われ、関東地区代表の内藤陸斗さん(15)=埼玉大付属中3年=が5戦全勝で初優勝した。準優勝は、関東地区代表の桑
囲碁・将棋スペシャル
<「張栩のワタリ詰碁」初級問題> 「平成四天王」の一人で、本紙掲載の詰め碁問題の作者としてもおなじみの張栩九段が2月、「張栩のワタリ詰碁」(マイナビ出版)を刊行した。張九段が今回の本に込めた狙いや思いとは。張九段とサポート役を務めた妻の小林泉美七段に話を聞いた。(中村智佳子、写真も) ――囲碁のワ
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中学生以下の囲碁日本一を競う「クレスコ杯第28回ジュニア本因坊戦」(毎日新聞社主催、日本棋院・関西棋院後援、クレスコ特別協賛)の全国大会が15日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社で始まった。代表者32人が5局戦い、得点により順位を決める。この日は1、2回戦が行われ、8人が2連勝した。
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◇この先、動かない半目に 平田は毎日新聞で月1回、「棋界新時代」というコラムを執筆している。「昔から本を読むのは好きだったので、書ける場があるのはうれしいですね。筆が乗ったときに一気に書いて、あとで修正しています。妻(声優の照井春佳さん)が『いつかエッセー集を出したほうがいい』と、応援してくれてい