福島市は、住民票や印鑑証明書などの証明書を発行する手続きで、氏名や住所、生年月日を何度も記入する手間が省けるシステム「書かない窓口」を今月から市市民課や支所などに順次導入する。
「書かない窓口」はデジタル庁が自治体窓口DX(デジタルトランスフォーメーション)として2024年から全国各地で進めている。本人確認をマイナンバーカードや運転免許証などで行うことで基幹業務システムの住民情報を参照して証明書を自動作成する。
Advertisement市民の窓口での滞在時間を短縮して利便性を向上し、市職員は事務処理が大幅に効率化される。ゆくゆくはカバーする手続きを拡充して「書かないワンストップ窓口」に発展させることを目指す。
「書かない窓口」で発行できる証明書は50種類。福島市役所では12日に市民課と市民税課で、清水▽北信▽飯坂▽松川▽信夫▽吾妻――各支所とコラッセふくしま1階の西口行政サービスコーナーで19日に、他の支所と茂庭出張所で25日に導入する。6月から国保年金課や障がい福祉課、介護保険課、こども政策課などにも拡充していく。
5日には市市民課の総合窓口でデモンストレーションがあり、馬場雄基市長が「書かない窓口」システムで住民票の発行を体験。窓口ではマイナンバーカードで本人確認し、職員が示す手順書に従って要望を伝えて申請書に1回署名するだけで交付され「非常に楽。職員も(システムに任せる以外の)人でしかできない業務に集中できる」と舌を巻いていた。【錦織祐一】