
<Biz 九州・山口経済>
「社員が元気にならないと事業も伸びない。もう一度会社を元気にするため、明るく引っ張りたい」。8年ぶりのトップ交代を発表した1日の記者会見で決意を語った。
早くから社長候補とみられてきたが、青柳俊彦社長(68)から打診を受けたのは1月。新型コロナウイルス禍からの業績回復を軌道に乗せる重責に「ノーとは言えなかった」と振り返る。
九州大工学部で機械工学を学び、「鉄道車両を作りたい」と1985年に旧国鉄に入った。国鉄最後の大卒採用組で、民営化後のJR九州では鉄道部門で運転士やダイヤ編成などを経験した。39歳で九州新幹線の開業準備室長に抜てきされるなど若くして頭角を現した。
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