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Armサポートを強化した「EndeavourOS 22.6 "Artemis"」が公開

末岡洋子
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 EndeavourOS開発チームは6月24日、Arch LinuxベースのLinuxディストリビューションの最新版「EndeavourOS 22.6 “Artemis”」を公開した。Armサポートの改善が大きな特徴となる。

 EndeavourOSはArch Linuxベースのディストリビューション。2019年のAntergosの終了を受けて立ち上がった。デスクトップ環境はKfce、GNOME、KDE Plasmaなど8種をサポートし、 単一のウィンドウマネージャを搭載、5種のコミュニティエディション(Sway、Qtile、BSPWM、Openbox、Wormx)がある。EndeavourOS 22.6 “Artemisは、4月に公開したApolloリリースに続く最新版。Linuxカーネルは5.18.5を土台とする。86_64に加えて、2020年より進めているArm対応をさらに進めた。開発チームはメインのISOリリースのオプションとしてArmインストールプロセスを統合するという目標を掲げており、本バージョンではCalamaresへの対応により、メインISOのWelcomeアプリにArmオプションを統合した。なおArmインストーラーがサポートするのはOdroid N2/N2+とRaspberry PIで、ベータ扱いの位置付けとなる。

 そのほかにも、メインの開発チームとの協業を通じて、メインのEndeavourパッケージもアップデートした。Armをメインプロジェクトに近づける第一歩と位置付けており、今後はCalamaresが全体のGUIユーザーインストール体験を処理することを目指すとしている。パッケージは、Calamaresがバージョン3.2.60になり、Firefox 101.0.1、Xorg-Server 21.1.3などとなった。pipewire-media-sessionがwireplumberに置き換わり、Xfceインストールのクリーンナップも進めた。

EndeavourOS
https://endeavouros.com

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