カウンターエリート (文春新書)

• 作者:石田 健
• 文藝春秋

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トランプ　ヴァンス　石丸伸二　尹錫悦……
なぜ破壊者は台頭するのか。

「何かが間違っている」。そう主張し、政府やメディアなどを
「既得権益化したエリート」として批判する“カウンターエリート”が
支持を集め、世界中で地殻変動が始まっている。
シリコンバレーで生まれた彼らの思想を手がかりに、
その背景や論理、これから起こる変化を徹底解説。
ニュース解説メディア『The HEADLINE』編集長、初の著書。

■トランプ2.0以後の世界を読み解く必読書■

大統領に再選したドナルド・トランプ大統領、影響力が増すイーロン・マスク、
ゼレンスキー会談で注目を集めた副大統領のJ.D.ヴァンス…
彼らに共通するのは、既存の「リベラルな秩序」に挑戦するカウンターエリートという潮流だった。
彼らは単なる「反エリート」ではなく、自らの「何かが間違っている」という主張を掲げ、
支持を広げている。背景にあるのは、世界的投資家ピーター・ティールや
暗黒啓蒙の思想家カーティス・ヤーヴィンらが支持する「奇妙な右翼サブカルチャー」だ――。
なぜリベラルなシリコンバレーは、保守派に転向しつつあるのか？
なぜ世界で同時多発的に、新たな政治家が台頭し、既存秩序を揺るがしているのか？石丸現象や兵庫県知事選、韓国の戒厳令などに共通する背景とは？
リバタリアンからポッドキャストに台頭するマノスフィア文化、反Wokeまで
広範な思想を読み解く。

以下の言葉は、メモである。

本当は、ブログで別の人に読んでもらうためには、これは〇〇のことで、XXが…と語っていて、それについて…という反論が…と、くわしく、解りやすいように書くべきなのである。
それは重々わかっている。

だが、それには手間がかかり過ぎる。
そこを完全に省略させてもらい、メモだけここに書いておく
興味ある人は自分でしらべてほしい

空飛ぶクルマを望んでいたのに、実際に手にしたのは140文字（twitter）だけだ。

官僚たちに国家全体を支配させ続けているならば、たとえ共和党が選挙で勝っても私たちは永遠に敗北を味わうだろう。（のちの副大統領、ヴァンスの言葉）

カーティス・ヤ―ヴィン
リベラリズムの基本的な前提は進歩に向かって避けられない行進があるというものだ。私はその前提に同意しない。

解説
ヤ―ヴィンが主張する代案はスタートアップCEOに倣った君主制リーダー、「国家CEO」に道を譲ることだ。

そこから

鄧小平は20世紀でもっとも偉大なリーダーだとみなされるべきだ。

ピーター・ティール
自由と民主主義が両立するとはもはや考えていない

政治は激し過ぎる。人々を怒らせ、二極化させる　われわれ対アイツらという構図となる。

アンドリーセン　著名投資家で、民主党支持から共和党に変更

社会で最も恵まれた人々、最も成功した人々が、子どもたちをもっと政治的急進的な機関に送り、アメリカを憎む共産主義者になる方法を教えている
私たちは100％中国に勝ちたい。アメリカの技術が世界にひろまり、中国の技術が広まらないようにしたい。過去にあなた方（民主党、リベラル、反トランプ）が私たちに反対していたのは残念だ。私たちはあなた方の勝利を助けたかった。

インテレクチュアル・ダークウェブ

メディアはトランプを文字通り受け止めるが「文字通り」ではなく「真剣に」受け止めるべきだ　壁を本当に立てるのか？ではなく、合理的な移民政策は何か？ということなのだ。

ダグラス・マレー
wokeやDEIはいずれも真っ当な政治運動として始まったが、ガードレールを突き破ってしまった

ニック・ランド
暗黒啓蒙
マノスフィア

韓国保守系ユーチューバー、シン・ギョジュン

ドイツAfD共同代表　アリス・ワイデル

「パラソーシャル」

「物語を語るものが世界を支配する」（ホピ族の諺という）

デビット・グレーバー
リベラリズムの鉄則　「いかなる市場改革も、規制緩和も、最終的には規制の総数とお役所仕事、官僚の数を増大させる」

ゲームとプレイの概念は違う　破壊主義者はゲームでなくプレイをする