私が尊敬する、もう故人となった作家氏が、生前、少年時代の出身地での経験をライフワークとして書いていた作品のモチーフを、ある若い作家の小説のそれとして使われた。その小説は大きな賞を獲った。映画化もされた。
—切通理作 (@risaku)October 31, 2025
たしかに自力でも調べられないことはない要素であるし、アイデアに著作権はない。…
私が尊敬する、もう故人となった作家氏が、生前、少年時代の出身地での経験をライフワークとして書いていた作品のモチーフを、ある若い作家の小説のそれとして使われた。その小説は大きな賞を獲った。映画化もされた。たしかに自力でも調べられないことはない要素であるし、アイデアに著作権はない。
私の尊敬する作家氏も特に訴え出ることはなかった。だがその若い小説家からの対談要請は断ったと聞く。
だから僕も名指しした上で批判する気はない。商売の邪魔をする気もない。しかし、マイノリティの味方のような貌をしていたその作品のありようの半面を、僕は忘れない。
それ自体がマイノリティへの搾取だとまで言うつもりはない。しかし巨額の予算をかけ大宣伝をした映画化作品が、結果としてたいして話題にもならず終わりそうなことに、内心ちょっとホッとしている。
題材がマイノリティだから受けなかったんじゃない。魂が入ってなかったからだ。大衆はそれに気付いたんだ。そう思いたい。
尊敬する作家さんは上原正三さんで、そのモチーフを引用して映画化もされた小説とは『宝島』ですか。pic.twitter.com/9oDiZtEioz
— スタ・エレ🇵🇸🇺🇦 (@Bt1THS9XFohvr93)2025年11月1日ノーコメントとさせていただきます。
—切通理作 (@risaku)2025年11月1日
とある映画(関係があるとは上の投稿も言っていない)の興行的苦戦ぶりは、文春オンラインで記事になった
bunshun.jp
さて、自分はこの種の「『アイデア』を借りた」『どこかで読んだり聞いたりしたモチーフを使って、自分なりの創作をした』「だれかが調べた『事実』を創作モチーフにした」などなどにメチャクチャ肯定的であります。
そうじゃないと悪役令嬢もパーティ追放も政略結婚溺愛(最近新ジャンル認定した)もないものね。
というか、投稿者、切通氏も、ある故人作家もそこを十分わかった上で書いている。
ぶっちゃけ、その種の「表明」はしていいと思うし、それによって第三者も創作の「系譜」がわかるわけで。
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