これはあまりエビデンスのない”仮説”、あるいは妄想として申し上げる…
公明党は自民党との連立離脱を受け、次期衆院選小選挙区の一部に候補を擁立せずに撤退する方向で検討に入った。関係者が11日明らかにした。公明はこれまで、自民と小選挙区をすみ分け、相互推薦することで選挙協力してきた。いったん関係を白紙とすることで自民の支援が見込めなくなるため、支持母体である創価学会の組織力を比例代表と当選見込みの高い選挙区に傾ける狙いがある。比例票上積みのため、野党との連携にも含みを持たせる。
【写真】高市氏「一方的」発言、おかしい 「1週間前に伝えていた」と反論
公明は昨年の衆院選では7都道府県の計11選挙区に候補を擁立したが、4選挙区での当選にとどまった。党幹部は「自民が強い小選挙区への擁立は見送ることになるだろう」と・・・・(略)
はじめ公明連立離脱論、という話を聞いた時「そりゃブラフ、仏教的にいえば方便、あるいは”化城”だろう。だって、公明のほうも自民と組まなきゃ、必勝の衆院小選挙区でどうやって勝ち抜くの?」と思ったわけですよ。
書きました。予測ではなく過去データに基づく「試算」として、公明票喪失で自民が52議席減らすことが分かりました。
— 米重 克洋 (@kyoneshige)October 12, 2025
自公連立解消により、次期衆院選に生じる影響を選挙結果から試算してみた#Yahooニュースhttps://t.co/Z9LTjLgzzI
それなら公明党さんはどれくらい議席伸ばせるのでしょうか?
— 若宮さや@旧若葉さおり (@amefurasi333)2025年10月12日
その試算も宜しくお願いいたします。
伸ばすというか(仮に野党と組まないのであれば、ですが)まず今当選している小選挙区4つは失うことになります。そこから比例票を伸ばせるか否か。
— 米重 克洋 (@kyoneshige)2025年10月12日
ありがとうございます。
— 若宮さや@旧若葉さおり (@amefurasi333)2025年10月12日
比例にかかっている…ですか。公明党さんもあまり楽観視は出来ない感じがします。
だが、この難関を「撤退する」=あきらめる、で解決したわけだ(笑)
いや、実際、名戦略よ?「あきらめ」れば、自民に何の忖度も遠慮もいらねえ。無敵である。すべては無常である。その荷物をおいていけばいい、喝!!…と、なんか禅宗っぽくなってるけど。
そして比例代表にそこそこ注力すれば、まだ二桁の議席ぐらいはとれるだろう。
こう思ってもおかしくない。
この変化は・・・・・・・ひょっとして、某名誉会長が成仏なされたことに関係しているのかもしれない。
www.youtube.com
「そもそも、俺達なんのために政治進出して、こんなに頑張って選挙活動してるんだっけ」
「それは先生を、仏敵の証人喚問から守るために・・・え…もうその必要、なさすぎ…??」
と、去年かおととしかに気付いたのではないか(笑)
そして、やる気はもちろん日本最強レベルにあるが、物理的に老いてきた、運動員たち……その光景を見た時、幹部たちは「そもそも、もうこれ以上頑張る必要ないや」と気づき、そこから逆算して「政治とカネの問題に真面目に向き合わない自民党に毅然と!」みたいな方法で、連立を解消したのではないか…。

というのは、日本で政治に興味を持ち、進出を試みながら「別にいいことないや…」と撤退・縮小した教団ってあるでしょ。
生長の家。立正佼成会。
生長の家なんて、政治姿勢そのものが自民党内の超タカ派から転じて「アベ政治をゆるさない」になったりした。でもそもそも創価学会・公明自体が何度もイデオロギー(というか政局上の立ち位置)を転換させているか(笑)
しかし!
アメリカでは、倦まずたゆまず、キリスト教系団体が政治を動かそうと大動員を続け、やはり最強の票を持つ政治集団であり続けている。
m-dojo.hatenadiary.com
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これはなぜかといえば、やはり中絶の全面禁止とか、同性婚の否定とかを、
彼らは本気(マジと読む)で追求しつづけ、神の御名による千年王国を本気で構築せんとし続けている、そんな信仰があるからだろう。
だが、日本で一番戦闘的であり、自己犠牲の精神にあふれていた(褒めてない)、あの創価学会が、戦前から数えて…たった95年で、「もう、衆院議席とかはあきらめよう」というぐらいに老いて、疲弊した。
本気で王仏冥合も、国立戒壇も設置する気は無くなった。だから、小選挙区も「あきらめ」られるのだ。
それは日本全体の少子高齢化も、それにともなう学会の高齢化もあるだろう。
ただ、以前から言っているが
「日本教」が、あのじゃじゃ馬創価学会を、ここまで飼いならし、牙を抜き、爪を切った、その成果…なのかもしれないと思う

http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/68_15177.html
「あなたは天主教てんしゅきょうを弘ひろめに来ていますね、――」
老人は静かに話し出した。
「それも悪い事ではないかも知れません。しかし泥烏須デウスもこの国へ来ては、きっと最後には負けてしまいますよ。」
「泥烏須デウスは全能の御主おんあるじだから、泥烏須に、――」
オルガンティノはこう云いかけてから、ふと思いついたように、いつもこの国の信徒に対する、叮嚀ていねいな口調を使い出した。
「泥烏須デウスに勝つものはない筈です。」(略)
「今日などは侍が二三人、一度に御教おんおしえに帰依きえしましたよ。」
「それは何人なんにんでも帰依するでしょう。ただ帰依したと云う事だけならば、この国の土人は大部分悉達多したあるたの教えに帰依しています。しかし我々の力と云うのは、破壊する力ではありません。造り変える力なのです。」
しかし、あの創価学会までがこの「造り変える力」に屈した、という仮説に立つなら、それもまた、なんだが寂しいねぇ……
(また一方、神社のお祭りのようなもので、「教団が強いから選挙も強い」は確かに正しいんだけど「選挙に一生懸命なことがそのまま教団を強化している」という面も確かにある。その部分を含めて、果たして今後は??)
いや、
はたして21世紀の我々は、グローバル化と少子高齢化の中、このような「原理主義をも日本教化する」ことを続けられるだろうか?
(とりあえずの了)
えー、業務連絡と露骨な宣伝といたしまして、私に何か話を聞きたいという方は極力時間取ります。ただ「そもそも創価学会って何なの?」といった基本的な部分あたりは、拙著『池田大作と創価学会 』 (文春新書)を読んでおいていただけると、助かるうえに小生がもうかります。https://t.co/1ENmnr5AZg
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit)October 11, 2025
平和の使者か、俗物か?
誰よりも人の心をつかんだ男の魅力に迫る日本最大の新宗教、創価学会の池田大作名誉会長が2023年11月15日に95歳で死去した。
創価学会内で「永遠の師匠」とされる池田は、さまざまな毀誉褒貶に彩られた人物だった。
「貧乏の横綱」と自嘲するほど赤貧の出身ではあったが、20代後半に創価学会に入信して人生が大きく変わる。1960年に32歳の若さで第3代創価学会会長に就任。以降、親しみやすい人柄と巧みな弁舌を武器に、「折伏大行進」の先頭に立って組織拡大に邁進し、会員世帯数827万(公称)もの信者を獲得するに至る。田中角栄をはじめとする政治家や松下幸之助ら実業家など、有力者も池田に魅了された。さらには公明党を創設し、念願の政界進出を果たした。
一方で、強引な折伏によって各地でトラブルが発生した。また、政教一致と受け取られかねない創価学会の主張は世論の大きな反発を招いた。池田は創価学会への批判を封じ込めようとして「言論出版妨害事件」を起こし、逆に世間から猛反発を招いたあげく、ついには政教一致路線を公式に撤回せざるを得なくなる。以降、創価学会は「世界平和」を掲げ、池田は「平和の使者」としての顔を前面に打ち出すようになった。
組織内の権力闘争も波紋を呼んだ。稀代のケンカ師でもある池田は、かつての仲間であっても、みずからを批判する者には容赦ない攻撃を加え、追放した。また、創価学会はもともと日蓮正宗の信徒団体から生まれたにもかかわらず、日蓮正宗とは泥沼の争いを繰り広げ、最終的に創価学会は破門されてしまう。
それでも創価学会は、池田のカリスマ性によって求心力を保ってきた。ポピュリズムを先取りした池田は「庶民の味方」として振る舞い、創価学会は次第に「池田ファンクラブ」の様相を呈して行く。
しかし2010年以降、高齢の池田は表舞台から姿を消してしまう。それ以降、創価学会は「集団指導体制」に移行し、池田の直接指導なしでも運営できる態勢になった。
だが、それと軌を一にするように、創価学会に異変が起きる。池田を軽んじ醒めた目で創価学会を見る宗教2世3世の増加、選挙活動における集票力の低下、さらには会員の高齢化……それらが組織力の低下に拍車をかけている。
池田大作とはいったい何だったのか? そして、ポスト池田の創価学会はどうなるのか――?
騒動以降、自分もそんなに多くの当事者に会ってるわけではないんですが、一般の創価学会員さんで、「ヨッシャー、高市、自民党に一泡吹かせてやったぜ! 俺たちはこれで自由だ!」みたいな人はいないんですよ。みんな「どうすんの、これ」みたいな風で。で、こっちも「どうすんの、これ」なんですが。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit)October 11, 2025
ただ、「誰も得をしないことのはずなのに、なぜかみんなが損をする方向へズルズルズルーっと事態が流れて、誰もが『なぜこうなった』と思いながら、大変な目にあっていく」という展開に、南北野郎は慣れてる。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit)October 11, 2025
【そしてここで露骨な宣伝投下】2020年の刊行以来、ほぼほかにない「日本語で書かれたアメリカ南北戦争の解説本」として好評を博してきました拙著『南北戦争アメリカを二つに裂いた内戦』(中央公論新社)の4刷がこのほど決定! すぐ買おう! もう読んでないのはあなただけ!https://t.co/zJ8bVtKhtY
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit)October 11, 2025
何かいろいろな方面から「創価学会の熱心な旧婦人部的な人たちが、“右翼・高市”を嫌ってるのは本当なんですか?」とか聞かれるんですが、どちらかというと「女性初の総理大臣なんだから、頑張れと思う」みたいに言ってたお婆ちゃんのほうが多かったような印象も個人的にはあって、難しいのであります。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit)October 12, 2025
これ、本当に「こういう時だけ」創価学会・公明党に関心を持つ人にはなかなかわかってもらえないんですが、個々の現場の学会員さんたちとは、良くも悪くも精密な政局状況とか政策論を咀嚼、判断して動いているわけではないんですよ。だからあんまり「難しい話」を考えながらではわからんのであります。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit)October 12, 2025
あと、令和の時代にもなって「自公の選挙協力とは公明党が一方的に自民党を助けてる関係であり、これで困るのは自民党ばかりである」みたいなことを得意げに話してる人の多さに、まさにこれ。pic.twitter.com/3jbrMWDf9n
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit)October 12, 2025
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