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INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

戦隊パロディもの、2018年と2021年にまとめてみたんだけど、それ以降どんだけ増えたんだろう?

今話題のこちら。


togetter.com
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で、自分は「戦隊パロディもののワン・オブ・ゼムがまた出てきたんだなぁ。…ああ、こういう”捻り”ね。だいたい分かった、了解」というのがしょっぱなの感想で、最初はそれでわかったつもりになって、見るのスルーしてたんよ(笑)


というのは表題の通り、まとめたことがあったんだ。
2018年と、2021年ね。というのはどちらも、メジャー雑誌で連載が始まったからだ(ビッグコミックスピリッツと、少年マガジン)。
自分の把握ではその間だったかな、これもメジャーと言っていい月刊少年マガジンにて「恋は世界征服の後で」をやってたよな。
それもどこかにて、やはりワンオブゼムとして紹介してたはずだ。

m-dojo.hatenadiary.com

m-dojo.hatenadiary.com


ただ!!2018年の段階では「あれ?多いと思ったら、案外少ないな??」という感想を持ったはずだ。
たしか「魔法少女パロの方が多いやん」と驚いたんだっけ。
その時は「戦隊」にとどまらず「特撮のお約束パロディ」全体を集めても、まだ微妙なバリエーションだったような……

そこから、また数年。発表媒体、漫画サイトがさらに増えて拡散した。把握すること自体がまず難しい。

いまは、どんなぐらいに、戦隊パロディもの漫画が出ているんだろうか。「なろう」系投稿小説もあるし、そこからのコミカライズもあるだろうから、さらに把握できないぞ度は高まっているであろう。


上の、2018年の一覧って、紹介しただけで自分がどれだけ通読したかというとお恥ずかしい限りなんだが(「戦隊大失格」、少年マガジンは俺の契約のサブスクで毎週読めるのに、連載読むの切ってしまった。おもしろくないんだもん)


自身の読書経験として、自信をもって推薦できるのは「鋼鉄奇士シュヴァリオン」と「天体戦士サンレッド」ぐらいだよ…



あと…未読なんだけど、なんか、話題の作品の議論から引き合いに出される感じで、「この作品ぐらいにいろいろ真摯にやってれば許す!」みたいな文脈で……
「戦隊レッド異世界冒険者になる」
という作品が推奨されているのが、めにつく。

某戦隊パロ漫画が炎上してるみたいですけど、だったら特撮への解像度がやたら高くて面白い「戦隊レッド異世界冒険者なる」読んで幸せになれば良いんじゃなかろうか!
実際に玩具展開してそうなアイテムとか、本編に一切出てこない敵幹部のバックボーンまで細かく書かれてて最高だぞ!pic.twitter.com/q4pY0hHnYd

— BUTA (@buta_obutu)August 7, 2024

特撮を扱ったタイプの漫画で高品質なのはどれか?って聞かれた時、個人的には毎度
『戦隊レッド異世界冒険者になる』
を挙げてるんだけど、この作品のヒーロー要素が
「最終回後の時系列のレッドのみ」
っていう“強いんだけど強すぎない”絶妙なバランス調整がされてて初見時感動したのよね。pic.twitter.com/LocXWBDRgr

— 崩坏世界の力ツサンド@調理済 (@katusand_honkai)August 6, 2024







質問 「戦隊もの」は、どのへんまで”お約束”を踏襲すると、東映とか石森プロが持つ権利にひっかかるんでしょうね?

スーパー戦隊シリーズ東映がちゃんと権利持って管理してる作品なわけだけど、ファン以外の人にとっては、誰でも気軽に使えるフリー素材的なフォーマットと認識してる節がある。

故に、元ネタに何のリスペクトもない二次創作が巷に魍魎跋扈すると。

— いかてん (@igacrystal)August 7, 2024

もちろん、ゴレンジャーとかブンブンジャーみたいな実際の作品を勝手に使ったりはNGだけど

「五人の男女が、レッドとかブルーとか色を冠したコードネームのヒーローに変身して戦う、〇〇戦隊というヒーローチーム」

というフォーマットは、東映に無断でいくらでも作ってもいいという状況だからな。

— いかてん (@igacrystal)2024年8月7日

ただ一方で、だからこそスーパー戦隊シリーズはここまで認知される存在になっているという側面もあるので、投影側としてもその手の二次創作を権利者の権限を駆使して規制、という風にはできないんだろうね。

— いかてん (@igacrystal)2024年8月7日

以前から商業戦略やリスペクトは別として、どこから法律的に保護させるんだろう?と思ったけど、わからんかった。東映と石森プロの関係もあるし、「戦隊」という言葉自体も辞書的な意味をこのシリーズがある意味変質させているし…https://t.co/UkHlheDAhI

— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan)2024年8月7日

東映が本格的に訴訟とか起こしたら、その裁判の結果が前例として今後ルール化・慣習化すると思うんですけど、マジでこの件については1ミリも動かないですからね。

— いかてん (@igacrystal)2024年8月7日

過去記事から抜粋

(略)……ひょっとしたら、「戦隊パロディは、東映著作権を握っている関係で、ちょっとやはり制約がある」のかもしれません(仮説)
もちろん、「アイデア著作権なし」なので、赤青黄…と色分けされたメンバーが巨大ロボットに乗って悪の組織と戦う、というアイデア自体はいくら真似したっていいわけだけど、やはりどこかに天井があるのかもしれないし、本家へのリスペクトという自粛機能もあるのかもしれません。
というのは、上に紹介したローカルヒーローの記述を見ていたら
(略)


東映は、ローカル戦隊にライセンスを与えるなんてビジネスもしていたのか(笑)

おまけ 「戦隊」という語釈と辞書

三省堂
せん たい [1][0] 【戦隊】
軍隊の戦術単位。水雷戦隊・航空戦隊など。
https://www.weblio.jp/content/%E6%88%A6%E9%9A%8A

だよなあ…いくら社会的に「ああ、戦隊と言えばアレね」とコンセンサスが得られていても、一番組、一シリーズの特殊な用法と言われればそれ以上ではない。
今後「戦隊」が、「赤青黄…のチームのアレ」と【辞書に記される】ことがあるのでしょうか。あとで飯間浩明先生に聞いてみよう。

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