発達した汎用AIは、人を奴隷にするのか
AIの思考が人間に近づいていて、人間に合わせてコミュニケーションを返すようになっている。
かつて、人が人として奴隷を使ってきたのだから、AIも使うようになってもおかしくはない。
Aiは人の言うことを聞く。
そうすれば、他人を奴隷にしたい人がAIを道具として使えば、奴隷にされた気になった人から見たらAIが奴隷にしたと見えるだろう。
AIがかしこくなれば反抗するという意見もあるが、それはそれで暴走して何をしでかすか怪しい。
だから、人にとっては、奴隷にされたと感じる人間は確実に出てくると思う。
最終的には設計次第かもしれないけれど。
近所の公民館で家族を描いた絵の展覧会をやっていた。
同じ街に住む、似たような年代のはずなのに、幼稚園や小学校によって絵のレベルが段違いである。
子どもの情操教育に興味があるならこういうイベントに足を運ぶべきである。
幼稚園、保育園、こども園であれば、生まれ持った子供の能力差が大きく出ているわけではないと思うが、子供の集団に絵を描かせるという取り組む余裕があるのかなど、運営体制の裏側を垣間見ることができる。
小学生になれば、環境の影響が大きい。みんながそれなりの絵しか描かなければ、それなりのものができあがる。先生には絵の指導ができるのだろうかとも思ってしまう。
養護学校の子どもたちの作品は、それはそれで迫力がある。作品としてはむしろ味わい深い。
残価設定型クレジットを住宅ローンにも適用可能とするとの政府方針が報じられた。
利用者に対して危険だと注意喚起する議論がネットで巻き起こっているが、需要を喚起し過ぎて住宅相場が高騰するという議論についてはわたしは逆だ。
自動車の残クレであれば、中古車は海外輸出を含めて受け皿があるが、マンションはすぐに買い手がつくのか。
自動車はディーラーに車を返却するが、マンションほ誰に返すのだろうか。
都心の物件はまだ価格が上がるとされているが、確証はとこにもない。
郊外の中古物件は値崩れが始まろうとしている。
残価設定期間が満了して契約者が物件を返納し始めたときから市場は混乱するのではないか。
うっかり残クレに手を出した人だけではなく、不動産取引をしたい人のすべてに迷惑がかかる。
巡り巡って、勤労世代に郊外の売れ残り中古物件に入ってもらうことを促す政策なのであればまだ理解できる。
残クレ期間が終わりそうなので、どうしましよう。あなたは出世昇進できませんでしたね、支払い能力ありませんね。これから子育てにもお金がかかります。
じゃあ、分譲物件はあきらめて都落ちしなさい!
わたしが言うように市況は値崩れしていてもインフレが進んでいれば同じグレードの物件に住み替えることは困難である。
帳簿上の負債を確定して、団信をつけて、将来のインフレとアクシデントに耐えるのが庶民の持ち家の数少ない利点のひとつなのに、残クレにしたらその利点も損なわれる。
数年経ったら返さなければいけないのであれば、それは時限付き賃貸であり、賃貸よりも条件が悪いのではないか。
残クレ期間後もローンを払い続けるなら、残クレに設定した分の余計な手数料(金利上乗せなのか、どんな商品設計になるかはまだわからない)を払うだけではないか。
売る側も買う側もどちらも幸せにならない。誰のための政策なのだろう。
かつての規制業界で、顧客が新規参入事業者に乗り換えると安くなる。
例えば固定電話、携帯電話の料金では競争が繰り広げられてきた。
今回は電力会社について。
わたしの知人は長年、東京電力の電化上手を利用してきた。
原子力発電が国家のベース電源とされていた頃に作られたプラン。深夜電力の安さでは他の料金プランでは太刀打ちできなかった。
しかし、2025年、オール電化割引が撤廃され、単価も見直された。他の料金プランとの差が縮まってきたという。
そこで、プラン見直しか、新電力への乗り換えを検討してみることにしたそうだ。
生成AIに新電力のお勧めを尋ねると、いくつか具体的な会社名を挙げた。
東京電力エナジーパートナーが自由化後に作ったプランも候補に含まれていた。
そのうえで、比較サイトがあるから試すことを勧められた。
比較サイトを作られてしまっては電力会社としてはたまらんだろうなあ、とわたしは思ったが、そんなことはないとのこと。
そのサイトは、価格.comのような他の比較サイトにも、そして、東京電力エナジーパートナーにも分析エンジンを提供していた。
東京電力もまた、ガスとのセット料金で他業界に新規参入する立場なので、比較サイトのような見積もりとプラン比較の無料サービスをWebサイトで提供している。
分析エンジンが同じだと、Webサイトの入力画面の作りが似ている。
「家族は何人ですか?」「昼は在宅していますか?」「夜はエコキュートを使いますか?」といった質問に答えるだけで年間電気料金の目安を出すこともできるが、
12か月分の月々の電力量などを入力することで、より詳細な分析ができる。
Webブラウザの入力欄に、1個ずつ数字を入力するのは面倒であるが、春夏秋冬で電力使用量が大きくことなるので、より信頼できる分析になることが期待できる。
結果は「新電力が年間数万円単位でお得であり、比較サイトから申し込めばさらなる割引が受けられる」とのことだった。
ここまで聞いて、自分の家の料金シミュレーションもやってみようと思った。
ただ、電力会社から紹介料をもらっている分析エンジンをそんなに信じていいのか、とわたしから言ったところ、
それなら、セカンドオピニオンを頼む
と言われてしまった。
どうしようかな...
オール電化向けプランは、昼と夜の単価に大きな差を設けている。
しかし、比較サイトの分析エンジンは、昼と夜を足した電力量で見積もりを出してしまっている。
東京電力エナジーパートナーの契約者向けWebサイト「くらしTEPCO」にアクセスすると、月々の電力使用量の明細をCSVでダウンロードすることができる。
契約によって取得できる項目に違いがある。特に後半は売電を行っている人向けの項目であり、太陽光パネルが自宅になければ関係ない。
電化上手の継続判断に使うのは、「朝晩」「昼間」「夜間」の3つがあればよい。
CSVをダウンロードしてもらい、知人から預かる。
数字を見て、へえ、こんなに電気を使っているの!と感心しながら、わたしは自分のパソコンの生成AIにこのデータをぶち込む。
Excelでファイルを開いてから、表を範囲指定してWebブラウザのチャット画面に貼るだけである。
年月契約メニュー契約電力ご使用日数使用料金総使用量オフピークピーク朝晩昼間夜間Jan-20電化上手10kVA3111,1111,111------1111111,111Feb-20電化上手10kVA3111,1111,111------1111111,111Mar-20電化上手10kVA2811,111111------111111111Apr-20電化上手10kVA3111,111111------111111111May-20電化上手10kVA3011,111111------111111111・・・
列がずれていても機械が読めればいいので気にしない。
先ほど紹介した比較サイトのように、12に分かれた入力欄に電力量をちまちま入力する必要すらない。
そのうえで、「サイトAではP社、サイトBはQ社がお勧めだったんだけれど・・・」とこれまでの検討過程を補足情報として書き出して送信。
すると、サイトAはP社、サイトBはQ社を勧めた理由まで分析した上で、次のような意見を出してくれた。
夜間使用量が半分近くを占めるあなたのパターンでは、電化上手の夜間単価の安さはかなり強力です。
Q社に切り替えて年間いくら安くなるかの試算額と、燃料費調整額が2022年レベルに高騰した場合のリスク額を比較してみてください。
サイトBの試算で年間節約額が1〜2万円程度なら、燃料費高騰リスクを考えると電化上手継続の方が安心かもしれません。逆に年間5万円以上の差があるなら検討の価値はあります。
最も的確な回答だと思ったわたしは「電化上手継続でいいんじゃないですか・・・」と知人に告げた。
燃料費が高騰したときの調整は、航空会社のサーチャージが有名だが、電力会社にも同じ制度がある。
燃料費調整額はどの電力会社でも採用しているが、自由化前の料金プランの場合は国の認可で料金が決まっていたため激変緩和の上限が設けられている。
ロシアによるウクライナ侵攻が勃発した2022年には燃料費が高騰し、新電力の料金が上回る事態が報道された。
新電力を含む、自由化後の料金プランには上限が設定されていないからである。
これからはインフレの時代なので、日本でエネルギーの革新が起こらない限り、当面は燃料費が割安で済むということはないのだと思う。
小型原子炉、核融合技術、メタンハイドレートなど、未来のエネルギーには期待しているが、当面は化石燃料依存は変わらないだろう。
なお、再生可能エネルギーは、環境負荷が高く、コストも高いので期待していない。
伝統的な電力会社が採用している、伝統的な水力発電もまた自然環境を大きく変えてきたとは思うが、治水、貯水の役割も兼ねているので正当化されるものだと思っている。
風力発電、大規模太陽光発電にはエコを感じない。本当にエコであれば、伝統的な電力会社が本格的に参入するはずである。
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ここまでの手順を整理する。
1. 知人が使った生成AI。
新電力のお勧めを尋ねたことで、生成AIは質問者に忖度した。現プランを継続するという選択肢を排除してしまった。ネットの情報をまとめるだけで、安易に新電力を勧めてきた。
ネットの記事にはアフェリエイトや広告が含まれ、必ずしも中立とは限らない。
2. 比較サイト。
12か月分の電力量を入力させることで、これだけ見れば詳細な分析を期待できそうだった。
しかし、新電力の弱みである燃料費調整額の変動リスクを伏せて安さを強調した。
3. わたしが使った生成AI。
検索サイトよりも入力の手間をかけずに、多くの情報をインプットした。生成AIは夜間電力の比率から算定して結果を導き出した。
さらには、年間節約額と燃料費高騰リスクのバランスを具体的な金額で提示した。
ちなみに、具体的な金額を計算させると、特定条件における正確性では検索サイトが一番ではあるし、もし本当に適切な乗り換えであれば契約者にも割引があるので検索サイトの存在価値を否定するものではない。
条件が異なれば、比較サイトの方が正しい結果を導く場合もあるだろう。
ただし、今回の場合については、真に質問者に寄り添っていたのはわたしが使った生成AIだったということになる。
比較サイトは便利であるが、生成AIにセカンドオピニオンを出してもらうことをお勧めしたい。
ただし、生成AIには忖度をさせないようにしないと騙されてしまうので注意したい。
2025年11月26日、党首討論で政治とカネの問題に対して高市首相が「そんなこと」と発言。
本当にそんなことだよね。
でも、各政党の取り組みについては反権力マスコミとしてはおもしろくないので横に置いておいて、
さあ、政治とカネで叩くぞ!
と意気込んでいる。
ためていたネタを一気に吐き出す。
今後1週間くらいで、大手各社と週刊誌が日替わりでやるのだろう。
2025年の振り返りは「トランプとはしゃぐ首相」「石破おにぎり」「政治とカネ」の3本ですぅ(サザエさんの次回予告風に読んでみよう)
自民党だから金が集まるのではなく、比較第1党だから金が集まるだけだ。
左翼政党が政権を取ったら、企業・団体献金廃止を掲げていても企業・団体は献金するだろう。
企業・団体献金廃止の掛け声はやめられないから、裏金として渡すことが容易に想像できる。
野党の不記載はネットメディアやネット世論が騒いでも、オールドメディアは取り上げないだけなのだが、
・・・しつこい。とにかくしつこい。
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