監督 ギンツ・ジルバロディス
日本のアニメ映画かと思ったら
ラトビア・フランス・ベルギー合作。
何かいっぱい賞を獲ってます。
人間は全く出てこず、動物も話さない。
その動物たちも鳴き声しかありません。
ストーリーと、あとは感性で見ておくれ映画。
私はハマりましたわ。
なんせ猫の鳴き声が、うちのミラに似てるもんで。
最初、一見だけディズニー映画みたいな
動物の動き方に見えましたが(画じゃなく)
よく見ていくうちにそんなこと全然なかった。
鳴き声はもちろんですが、
目の動き、瞳の光り方、動物のよくやる習性など
ものすごく観察したんだろうな、というのがわかります。
CGを多用してると思うんですが
最初に出てきた犬たちの画が粗く感じたのはなぜだろう?
徐々にその粗さも少なくなったのか
私が粗さを感じなくなったのか
いつの間にか気にしないで終わってしまった。
洪水で水位があがり、陸地もなくなり
ほかの動物たちと出会いながら旅に出る猫の話です。
旅のキーマンはヘビクイワシでしたね。
彼の存在は大きかった。
私、動物園に勤めてたことありまして。
といっても、飼育員じゃありませんが。
ヘビクイワシは結構観察してました。
特にヘビクイワシは魅力的なビジュアルで
見ていて飽きることがありませんでした。
ここの映画のように真っ白ではなかったですが。
キツネザルが多少、擬人化されすぎてるかのようにも。
なんならプラスでプレーリードッグも加えてあげたら
突拍子もない目線や動きをしてくれるので
より面白味が増したかなとも思いましたね。
あ、魚の色が毒々しいのだけがマイナスかな。
どこの国にあんなカラフルな魚がいるのか知りませんけど。
種族が違う者同士が
難を乗り越え、助け合って生き延びてる。
終わり方は唐突だったけれど
もう一回見たくなる作品でした。
この監督のひとつ前の作品「Away」も
見てみようかな、という気にもなったわ。
猫好き、必須。
![]() |

引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。