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こんな可愛いアンティークの刺繍帯をゲットした。
あんまり可愛いので、今日は、世界語にもなった、「Kawaii」についての考察を、書こうと思った。
巷では、だれもかれもが、何を見ても、「かわいい、かわいい」と言っている。
女子高生が、どこぞのエライ政治家をつかまえて、かわいい!などと言っているのは序の口で、なんでもかでも、かわいい、である。
しかも、この「かわいい」は世界語になって、世界中に疫病のごとく蔓延しているというではないか。
ほんとうか?
Google様で検索してみたら、「Kawaii」で、なんと、3億5千ページがヒットした。
ほかの日本語ワードがどうなのか興味が湧いて、調べた結果が下記リストである。
kawaii(かわいい) 349,000,000
hentai (へんたい) 344,000,000
karaoke (からおけ) 341,000,000
sugoi (すごい) 255,000,000
Hello Kitty (ハローキティ) 238,000,000
samurai (サムライ) 174,000,000
kimono (きもの) 100,000,000
manga (まんが) 99,300,000
otaku (おたく) 53,000,000
pokemon (ポケモン) 50,200,000
ukiyoe (うきよえ) 3,020,000
( Googleでのヒット数 2012/12/22)
たしかに、「Kawaii」はダントツに多い。
我が「きもの(着物)」は、悲しいかな、キティちゃんの半分にもならない。
そして、もちろん気になるのは、「hentai」が2位にきており、「Kawaii」に迫る勢いであることだ。
日本的の漫画やキャラクター文化をもった、Cuteさが、「Kawaii」で、Erotic matterが、「Hentai」。
ちょっと、なんだかね、という結果ではある。
つらつらと海外のネットを見ていると、Kawaii ベビー用品の店だとか、Kawaii お楽しみバッグだとか、たくさんのサイトがヒットして、その広がりを感じる。
「hentai」のほうはあまり興味がないので、見なかった。
あ~~でも、ひとつだけその手の話をすると、何年も前、海外のお客様からパーソナルなメールが来て、「 shibari 」が好きだと書いてあって、嫁とひっくり返ったことがあった。
「 hentai 」のヒット数の多さに、その件もいま、納得したところである。
このサイトには、「 kawaiiくなる方法」が、書いてある。
なかなか楽しいので、できれば原文にあたっていただきたいのだが、Kawaiiスタイルが、Cuteに目立つためには、もっとも良い方法であるとして、Kawaiiスタイルの要点が紹介されている。
ファッションのポイントは、カラフルな明るい色、ユニークな柄、重ね着、メッセージのかかれたバッグにジャラジャラと飾りをつける、明るい軽い目のメイクアップ、清潔感などであるとしている。
また、行動面では、よく笑い、J-POPやNightcore Musicを聴き、太っていようが痩せていようが自分に自信をもっていることが大切だという。
*Nightcore Musicの例
ただし、会話の最後に「desu(です)」をつけるようなことをしてはならない、そんなことをすれば、ただの「weeaboo」( 日本かぶれの西洋人といった意味)と思われるとの注意書きが。
しかし、weeaboo などという言葉で揶揄されながらも、たしかに「kawaii」はがんばっている。
tumblrでも、「The Kawaii Project」というプロジェクトがおこなわれている。
強面の政治家たちを、こんなふうにかわいくしたら、きっと世界も、もっと、かわいく、住みやすくなるだろうとの願いが込められてのことである。

ネット上をこうして、徘徊してみたものの、もっとも知りたい疑問は残る。
日本のKawaiiは、ほんとうに、欧米などで受け入れられているのか?
それは、よい歳の大人たちをも、魅了しているのか?
一部のアニメオタクの嗜好を、大げさに見積もっているだけではないのか?
この件について、興味がつきないので、今週末のメールニュースで、海外のお客様に問いかけてみよう。(メールニュース登録者が16000ぐらいあるので)
それをもとにしたら、もうちょっと、マシな考察が書けようというものだ。
その結果報告を、お楽しみに。
PS ほら、ぼくもKawaiiでしょ?

id:yumejitsugen1京大卒の古着屋★ハフィントン・ポスト転載いただいていましたが、現在はブログはほとんど休止中。会社の告知や週一回短編小説を公開中★コメントは読ませていただきますが返信はしておりません。ご連絡は info@ichiroya.com まで

僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 (自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード)
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