Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


漫才バナー
banner2
honnokatachi_banner_240418
jiko_banner_0227_150
moyamoya_banner_231124
manzai_banner_0713_150
houjui_banner_1128_150
サムネ_ハッピー
maglove_banner_0928_150
ieni_banner_0912_150
honya_banner_0915_150
previous arrow
next arrow
新着記事

事故物件の日本史【第14回】「ヒロシマへ行く」ということばを知っていますか?|大塚ひかり

第十四章 残しておきたい事故物件……事故物件は未来へのメッセージ 忌みことば「ヒロシマへ行く」の謎 忌みことばという概念をご存知だろうか。 「死」を「なおる」、「血」を「あせ」、「梨」を「ありの実」などというのがそれに当たる。 要は、不吉な意味を連想させるのを避けるため、別のことばに置き換えるわけだ。一日のうちで夜だけ、一年のうちで正月だけ使われることばもある(柳田國男監修『民俗学辞典』、『日本国語大辞典』)。 そんな忌みことばの一つに、江戸時代以前から、厳島<いつくしま>などの西日本の一部で ...

本屋さんの話をしよう【第16回】本屋をやるなら銭湯っていう手もあった│嶋 浩一郎

【第16回】本屋をやるなら銭湯っていう手もあった 『ゼロの焦点』を読むために、金沢の銭湯へ 本屋に通って立ち読みで本を一冊読み通したなんて笑い話が昔よくありました。まあ、今から思えば本屋さんにとってはかなり迷惑な話ですけど、じつは自分も同じような体験をしたことがあるんです。しかも、本屋じゃなくて、銭湯で。それも旅先の金沢で。 金沢市内を流れる浅野川の川沿いに花街のひとつ主計町(かずえまち)があるわけですが、おもしろい飲食店も集まっています。たとえば、お風呂屋さんをリノベーションしたジャズ喫茶とか、石川県中 ...

事故物件の日本史【第13回】「凶宅」の被害を受ける者、受けない者の違いとは|大塚ひかり

第十三章 凶宅はなぜできるのか? 人を蝕むモンスター物件とは 引っ越す時、家を買う時、前にどんな人が住んでいたのか、なぜその家を手放すことにしたのか、気になることはないだろうか。 結婚や転勤といった理由であれば安心だが、家族に立て続けに不幸があった等の理由だと、そこに不吉なものを感じて、「縁起でもない」という気持ちになったりする。 まして近隣トラブルがあったことが分かった場合には、自分も同じような目にあう可能性もあるし、殺傷事件などがあった日には、犯人が現場に戻って来る可能性もあることを思えば(松原タニシ ...

モヤモヤしながら生きてきた【第12回】言葉を紡ぐ|出田阿生

【第12回】言葉を紡ぐ 世の中は悪くなる一方なのかもしれない… 年末は、しんどいニュースが続いた。 ここ数年、大勢の女性が声を上げ、世の中が少し変わってきている気がしていた。 それなのに、また振り出しに戻った感覚に襲われた。 何をしても世の中は変わらないのかなと思うと、どうにも気力がわかない。いや、悪くなる一方なのかも。今もうつうつとして、キーボードを打つ手がつい止まってしまう。 まずは性暴力事件の裁判だ。 大阪地裁。部下の女性検事に性暴力を振るったとして起訴された大阪地検の元検事正が、無罪主張に転じたと ...

普段着としての名著【第5回】選挙をめぐるあれこれと『近代人の自由と古代人の自由』|室越龍之介

【第5回】選挙をめぐるあれこれと『近代人の自由と古代人の自由』 「ハック」という時代精神 2024年は選挙イヤーであった。 七夕には東京都知事選挙が行われ、10月には衆議院選挙。海の向こうアメリカも大統領選挙の年で、選挙戦の模様が連日報道された。 選挙を巡るあれこれの出来事は世相を表しているのであろう。 都知事選では、56人の立候補者が乱立し、候補者ポスターのスペースを広告に転売するなど、システムをハックした振る舞いがみられた。有力候補者の中には、YouTubeやTikTokなどでショート動画を作成し機運 ...

飼い主を亡くした認知症の犬が里山暮らしの犬猫たちの仲間入り 「いっしょにゆっくり歳をとろうね」|あい(推定16歳)

保護犬たちの物語【第19話】あい(推定16歳) 秋の終わり、ハッピーたちが暮らす里山に、新入りがやってきた。 (ハッピーの物語は、第4話で) やってきた犬は、すでに認知症が進行中である推定16歳の雌犬で、名前は「あい」。1年間病に臥せっていた飼い主を亡くしたばかりだった。 迎えたのは、夫の長平さんの協力のもと、里山で長いことミニオートキャンプ場を営んでいた麻里子さん。息子の哲也さんにキャンプ場運営を引き継いで1年、保護犬猫たちの餌代になればと、休業していた敷地内のカフェを再開してまだ間もない。 あいの目は ...

事故物件の日本史【第12回】日本各地に存在する皿屋敷伝説|大塚ひかり

第十二章 更地と皿屋敷 皿屋敷の謎 いちま~い、にま~い……と、女の幽霊が皿の数を数え、十枚目でしくしく泣くという怪談「皿屋敷」、小さいころ、テレビで見て怖かったものだ。 この「皿屋敷」の「さら」が「更地」の「さら」を意味するという説がある。 江戸後期の『嬉遊笑覧』(1830)には、 「もともと皿屋敷は家屋のない更地の屋敷という意味だったのが、これにこじつけて皿を割った女の怪談を作ったのであろう」(“本よりさらやしきは家居もなきさら地の屋敷と云しを、これに附会して皿を破りし女の怪談を設しなるべし”)(巻六 ...

モヤモヤしながら生きてきた【第11回】司法の世界にもはびこるジェンダーに対する歪んだ価値観|出田阿生

【第11回】司法の世界にもはびこるジェンダーに対する歪んだ価値観 涙と鼻水がダラダラ流れた、ある記者会見の動画 約1時間の動画に、打ちのめされた。 どうしてこんな陰惨なことが起きるんだろう。 視聴しながら、涙と鼻水がダラダラ流れた。 その動画は、上司から性的暴行を受けたと訴える女性の記者会見だった。 上司とは、元検事正の北川健太郎被告(65)。 かつて大阪地方検察庁のトップで「関西のエース」と言われた人物だ。 記者会見は10月下旬、元検事正の初公判が終わった直後に開かれた。 「わたしは現職の検事です」 気 ...

事故物件の日本史【第11回】凶宅のあとには何ができる?|大塚ひかり

第十一章 事故物件だらけの神社仏閣 不幸な死に方をした人を祀って神社に 前章で、富岡八幡宮の祭礼にまつわる永代橋の崩落事故について触れたが、富岡八幡宮と言えば、あの事件を思い出す人もいるのではないか。 2017年12月、前宮司が姉である宮司を日本刀で殺害したあげく、共犯の妻をも境内で殺したあと、自殺したという衝撃的な事件である。 年末年始のかき入れ時を直前に控えた大惨事……こんな事件のあった神社にお参りしたところで御利益は期待できないのでは? ということだろう、参拝客は激減した。しかし私は、それ以前から八 ...

普段着としての名著【第4回】ハイカルチャーインテリとディスタンクシオン|室越龍之介

【第4回】ハイカルチャーインテリとディスタンクシオン メガシティ・TOKYO 生存の必要から僕が東京に越してきて半年が経とうとしている。 人口が47万人しかいない大分県大分市から、4434万人の首都圏に移動してきたわけだ。 実に約100倍の人間が往来を闊歩し、家々がしめている。 「東京には慣れましたか?」と親切に聞いてくれる人もあるのだが、慣れるわけがない。 幸い、旧知の友人、新知の知人が何くれとなく様々なものに誘ってくれる。 誘われてみると確かに九州の片田舎では思いもよらないような人々や場所がある。 あ ...

本屋さんの話をしよう【第15回】書店の「界隈」化はじまる│嶋 浩一郎

【第15回】書店の「界隈」化はじまる 最近よく目にする言葉「界隈」  ちかごろ、「界隈」という言葉をあちこちで目にしませんか? Z世代が多用する用語で、同じ嗜好性を持つ人たちを意味します。#(ハッシュタグ)とともに使われることも多いですね。たとえば、「ジャニオタ界隈」のように「推し」が共通の人たちを表現するのに使われます。渋谷109のマーケティング研究部門である「SHIBUYA109 lab.」が2024年のトレンド予測で取り上げて話題になったのが「#自然界隈」。それは単なるピクニックじゃないのか?と年配 ...

モヤモヤしながら生きてきた【第10回】「社会はそんなに不公正ではない」と思いたい人たち|出田阿生

第10回 「社会はそんなに不公正ではない」と思いたい人たち 男女別学の公立高校が突出して多い埼玉県 わたしが現在勤務している埼玉県で今夏、こんな議論が沸騰した。 「男子校、女子校は時代おくれなのか、それとも存在意義があるのか」 埼玉には男女別学、つまり共学ではない公立高校が全部で12校ある。 全国で、別学となっている公立高校は全部で42校。上位3位を占めるのは、埼玉のほかに群馬(12校)、栃木(8校)だが、群馬は共学化の具体的な計画がある。数が多い上に計画もない点で、埼玉が突出している。 そもそも公立高が ...

事故物件の日本史【第10回】橋という場所にさまざまな怪異が存在するわけ|大塚ひかり

第十章 橋と事故物件 永代橋崩落事故にまつわる霊現象 戸山の徳川尾張藩の下屋敷について調べるために国立国会図書館デジタルコレクションで『江戸叢書』を見ていた時のこと。 同じ十二巻に所収された『遊歴雑記』巻の四に「深川富賀(ママ)岡八幡宮永代寺」という項目があって、そこに深川の富岡八幡宮の祭礼の際、永代橋が崩落し、千人以上の男女が溺死したという“怪事”があったと書かれていた。 永代橋の崩落とは、文化四(1807)年8月19日に起きた史上最悪と言われる橋の事故である。その惨事は同時代のさまざまな書籍に伝えられ ...

普段着としての名著【第3回】本当は正しいマッチングアプリの使い方と『価値があるとはどのようなことか?』|室越龍之介

【第3回】本当は正しいマッチングアプリの使い方と『価値があるとはどのようなことか?』 商品になる僕たち 「価値を出す」という言葉がある。 僕がベンチャー界隈に足を踏み入れてからよく聞くようになった言葉だ。 それ以前にはあまり聞いたことがなかったし、僕にとってはこの言葉遣いは不思議であった。 なぜなら、価値というものは「ある」ものないしは「ない」ものであって、「出す」ものではないからだ。 「価値を出す」というのは一体全体どういうことだろうか。 僕たちを取り巻く社会には、ものの交換が行われる市場がある。 そこ ...

『ラクして備えるながら防災 フェーズフリーな暮らし方』刊行トークイベント 【第2回】

8月30日に刊行した『ラクして備えるながら防災 フェーズフリーな暮らし方』は、自然災害が頻発する昨今において、防災を日常に取り入れた新たな暮らし方を提案しています。 WILD-1多摩ニュータウン店にて開催された、著者CAMMOCの3名(マミ・カナ・アヤ)によるトークイベントの様子を、全2回の連載として公開いたします。 WILD-1はキャンプ・釣り・登山用品などを展開するほか、アウトドアメーカーの機能性の高いウェアなども扱い、アウトドア用品の販売や快適なアウトドアライフを提案するサービスを提供。本書には多数 ...

話題の書籍

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp