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kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

続・山本太郎と「右派ポピュリズム」/ケムトレイル信奉者の尾形慶子は山本太郎の明仁前天皇への「直訴」に心酔するトンデモ右翼(呆)

 山本太郎新選組の「右派ポピュリズム」の件。なんとこたつぬこ(木下ちがや)氏ご本人から反応いただいた。

 

こたつぬこ(木下ちがや)が山本太郎を「右派ポピュリズム」と認定。妥当だと思う - kojitakenの日記

山本太郎が右派ポピュリズムになる可能性は2019年6月のこの論文ですでに指摘はしてますhttps://t.co/fFquz27YDP

ただしその後いろいろ勉強して右派の潮流と断定しました
https://t.co/10bbAuBS29

— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama)2022年11月23日

 

2019年の段階では、右派ポピュリズムの右派的性格についてきちんと理解していませんでした。最近の右派ポピュリズムは議会制で影響力を持つために、ナチスから決別し、1960〜70年頃の保守へのノスタルジアを基盤にしている(ルペンならド・ゴール)。この枠組みで山本太郎を捉えたら、右派になります。https://t.co/9JoFRXz6sc

— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama)2022年11月23日

 

 上記ツイートに軍畑先輩氏が反応した。

 

ド・ゴールに対しての田中角栄
新川敏光が「傑出した家父長」と称した田中角栄が大好きな支持者がたくさんいるのも実に保守的

ただ市民系とか新左翼の成れの果てみたいな奴らも多数加わってるから右派ポピュリズム政党ってよりはれいわのキメラ的体質の一面だと思うけどなhttps://t.co/2qIsa33pcQ

軍畑先輩 (@ixabata)2022年11月23日

 

 私は2007年に小沢一郎を「ゴーリスト」(ド・ゴール主義者)として肯定的に評価する向きがあったことを思い出した。小沢が『世界』2007年11月号に「民主党が政権を担えばISAF国際治安支援部隊)に参加する」との主旨の「論文」を発表した頃*1にあった議論だ。小沢はその少しあとの2007年11月には福田康夫総裁下の自民党と「大連立」を組もうとして頓挫した。

 オザシン全盛の頃から小沢を田中角栄になぞらえようと躍起だった連中が大勢いたけれども、小沢自身は角栄に弓を引いた人間だし、角栄がもっとも強いショックを受けた原因は小沢の離反だったとの話があった。

 私が山本太郎を「右」だと思うのは、新選組の政党名に元号がついていることや馬淵澄夫だの三橋貴明だのとつるみたがることもあるけれども、特に2013年に当時の明仁天皇に「直訴」した一件と、経済政策を「減税」のワンフレーズポリティクスに帰そうとしていることの2点から、これは「リベラル」でも「左」でもあり得ず、山本の本質は「右」だという強い心証を持つに至っている。山本の消費税減税論は、もともと富裕層や大企業に対する増税とセットになっていたはずで、その時点では新自由主義とは反対の再分配重視の視点があったのだが、それを言わなくなって「減税」のワンフレーズを一人歩きさせているところに山本の「ネオリベの地金」が出ていると思う。ワンフレーズポリティクスは小泉純一郎がもっとも得意としたことはいうまでもない。山本の「ネオリベの地金」がもっとも強く出ているのは新選組の党内統治であり、山本が「文句があるなら俺に勝ってみろ」と思っていることは疑う余地がない。だからこその独裁政党だ。もっとも消費税減税を言い出した頃には再分配重視の面もあったことなどから、「左」や「リベラル」の中にも今なお山本に幻想を持つ人たちは少なくない。

 

 その他の意見。

 

右派ポピュリズムという言葉に脊椎反射で反応して、すみません。

れいわさんと参政党あたり
精油系マルチとビーガンあたりで強固に繋がりつつあるのをママ友界隈で観測してます。
それから最近はなんとか生きる道を模索してる若手農業者がNFTにまとめて飲み込まれててちょっと怖いです…https://t.co/RAIxwmGzk4

— あのさぁ (@y_y_mor)2022年11月23日

 

私も山本太郎氏およびれいわ新選組は、左派ではなく右派だと思っている。政治学歴史学の研究者でも何でもないから単なる素人考えにしか過ぎないのだけれど。
個々の政策(の一部)を見て左派と思い込んでいる人も少なくないが、昔から「一見左派的な旗印掲げて台頭した」右派というのは珍しくない。https://t.co/gA7eetArY0

— ねむり猫〈まゆり@非国民です@あきらめない〉 (@ynogi3)2022年11月23日

 

 私もまた「政治学歴史学の研究者でもないから単なる素人考えに過ぎない」し、上記の内容には同意するのだが、上記ツイートに対する下記の反応はまったくいただけない。

 

赤尾敏に似てる
反戦社会主義者から反共親米右翼に転向したが
ブルジョアの姿勢は変わらなかった
野村秋介も右なのか左なのかよくわからない

— sio sato (@siosato11)2022年11月23日

 

 いや、山本太郎赤尾敏とは似ても似つかない。それどころか対極だ。

 赤尾敏が「俺に権力を寄越せ。そしたらあなたを幸せにしてやれる」などという夜郎自大な妄言を口走る場面など考えられない。

 

 なお、山本自身よりもっと問題なのは、山本とつるもうとする共産党なのではないか。たとえば下記ツイートが指摘する通り。

 

うわぁぁぁ…
本当に共産党は推薦すんの?https://t.co/z0PpVcrwlq

伊藤広剛 in三重 💉💉💉 💉 (@bobby_muntan)2022年11月23日

 

 上記ツイートからのリンクでわかるのは、共産党が来年の愛知県知事選で相乗りしようとしている「ケムトレイル陰謀論」の信奉者・尾形慶子は、なんと2013年に山本が犯した右翼的愚行である明仁天皇への「直訴」を称揚・心酔するという、トンデモ右翼そのものの人間であることだ。

 この尾形は、長谷川羽衣子と同じようにもともとは新選組ではなく「緑の党」の人間で、同党の国際部長を務めている*2

 なぜ日本の「緑の党」はこのようなトンデモ右翼の政党なのだろうか。

 また、なぜこんな人に共産党は相乗りしようとするのだろうか。

 共産党もまた「左派ポピュリズムの党」と化そうとしているようにしか、私には見えない。

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