2025年11月22日(SAT)ソワレ@新橋演舞場
爆烈忠臣蔵~桜吹雪 THUNDERSTRUCK

すっかり朝晩冷え込んできた中、銀座からぷらぷら歩いて新橋演舞場へ。
あまりお席はよくなかったものの前に特段背の高い人もいらっしゃらなくて一安心したホビットこと私…。
明治座もそうですけど、演舞場は傾斜が緩いので大きな方が来られたらお手上げ!なんですよね。
満員御礼と札が出ていましたが、そりゃあじゅんさんもさとしさんも晶紀さんも出ているのであればファンは観たいですよね。
あらすじ~
1840年代、水野忠邦が天保の改革を推し進めている中、仮名手本忠臣蔵で大星由良之助を演じるという目標を持ったお破(小池栄子)は育った山から江戸の千両役者として舞台に立つべく江戸へと向かう。
しかし、女性では役者になれず、また改革の中贅沢が禁じられていることもあり、門前払いを喰らうお破は弾兵衛(古田新太)が無宿頭を務める”闇川中島”で闇歌舞伎に出会い、そこで役者をすることに。
しかし、芝居を憎む藤川采女(向井理)は風紀を正すためとの理由で江戸から歌舞伎を一掃しようとしており―
いのうえ歌舞伎×チャンピオン祭りという一大イベント。
どれだけ出るわ出るわのパロディ祭り。
ファントムもセーラームーンもマツケンサンバも微妙に歌詞と音楽が似ていて、これは訴えられたら終わる!というくらい(笑)
もしかしたらセーラームーンとマツケンサンバは許されるとしても、さとしさんファントム出れなくなっちゃうのでは…?
忠臣蔵を本当の名前で、一か所ではなく別々の場所で上演していき、最後には本当の討ち入りがあった場所で上演するというアイデアもすごいなぁ。中島さんは凄い。
7人(内1人は熊)の吉良上野介だけでもずいぶん笑いましたが、髑髏城のセルフパロディでもうダメでした。めちゃくちゃ笑ってしまって悔しい…。
本来今年が髑髏城イヤーなはずですが、こんな形で髑髏城やったってことにしないよね!?
小池栄子さんは本当にお芝居がうまいですね。溌溂としたお破のパワーが舞台後方までビシバシ伝わりました。これはじゅんさんもですね。圧倒的なパワー、勢いが凄い(笑)
向井さんはウーマン・イン・ブラック以来かな?本当に小顔ですらっとしていらっしゃる…とげのない声質をされているので今回かなりはまり役だったと思います。
早乙女太一さんの殺陣も相変わらず観ていて息を飲むような捌きでした。個人的には陣羽織仮面で爆笑してしまいました。どんどん強く(見える)ようになる芝居がよかったです。
新感線の面々も素敵でしたが今回私はかなり右近さんが好きだったなぁ…
贅沢を禁ずる水野忠邦が本当はお芝居が大好きという役どころでめちゃくちゃキュートでした。
たくさんの動物たちが出てきた立ち上がりこそどうなることかと思いましたが面白かったです。
新感線の中では絶対悪がいない世界。各々の正義や譲れないものの戦いでこれはこれで観ていてすっきりと帰れました。
2025年11月12日(Wed)ソワレ@PARCO劇場
大パルコ人⑤オカタイロックオペラ『雨の傍聴席、おんなは裸足…』

実は大人になるまで演劇が凄く苦手でした。
そんな人間が演劇好きなるきっかけの演目『かがみのかなたはたなかのなかに(初演:2015年 再演:2017年)』。
好きすぎて再演の際には富山公演にも行きました。
松たか子さんとの出会いもここからで、この演目は開演前のロビーに海兵の格好をしたキャストが4人行進したりお子さんが敬礼したら敬礼を返したりというパフォーマンスがあったんですよね。
ロビーでのんびりしていた私の目の前に現れた松たか子さんのスタイルの良さとオーラ、ヒロイン力に圧倒されてそこからぞっこんです。
松さんが出るならなんとしても観に行きたい!!!!
絶対に行きたくて最速抽選で申し込んだものの当たったのはまぁ後列サイド……こればっかりは仕方ありません。
阿部サダヲさん始め魅力的なキャストの皆さんですもんね!仕方ない!!(悔しい)
事前に公式サイトを見てみると、何やら多色ペンライトがあった方がいいっぽい…?でも販売されているペンライトでなくてもすでに持っているものでも構わないという公式の記載があったので、こちら

歌妖曲(2022)のペンライトを持って行きました。(いいんですよね…?)
本当は公式のを買ったりお借りしたり(今回定価2,000円の公式ペンライトが1,000円(+1,000円の保証料)でレンタルできたみたいです)した方がいいんでしょうけどね…。会場では結構皆さんお持ちでした!
開始早々入る10分の物販休憩中にレンタルされる方もいらっしゃって。
あらすじ~
離婚を決意しているミュージカル俳優(阿部サダヲ)と演歌歌手(松たか子)の夫婦。二人は長男(峯田和伸)の親権を巡り、法廷で泥沼の争いを繰り広げます。兄は発達障害がある、だが天才音楽家・・・かもしれない――。その可能性を信じて疑わない夫婦が、あの手この手で世間の同情を買おうとしたり、過去の恥部や醜聞に乗じて好感度を上げたり下げたりします。子供に過度の期待をする両親の間で、その重圧を感じながら成長していく兄と天真爛漫な弟(黒崎煌代)。この家族の未来はどこに向かっていくのか・・・
阿部さんがギャルもかくやというほどの厚底ヒールブーツで現れて(しかもめちゃくちゃ美脚に見える)松さんの歌ももちろん阿部サダヲさんの歌もめちゃくちゃ上手くPARCO後列にまで響き渡る美声にうっとりしていたところ途中気づいたのですが、これはグループ魂feat.松たか子では…?
ライブとしてめちゃくちゃ豪華な布陣!
客席の盛り上げ方はやはり藤井隆さんがいると違いますね。
ペンライトを持っているのに買った方がいいかな…?と思うほど(買いませんでしたが)
法廷を舞台として醜い親権争いを繰り広げていくストーリーは、その裏に争われている側のリッケンとその弟であるバッカーの思いを観客は理解し始め、17歳も過ぎて成人まで1年もないのにも関わらず天才と両親だけが思っているリッケンの親権を争う両親の滑稽さ哀れさ、兄ばかりで添え物程度の関心しか向けられないバッカーの諦観と彼自身が持つ天性の優しさや素直さ成長を感じられる物語でした。
観客参加型で舞台と客席の垣根が曖昧になっている形と、
歌有り、ダンスあり、コントあり、なぜか映像だけ出演する皆川さんの魅力が炸裂するお祭り騒ぎの実質休憩なしの2時間超え。
ですが、私にはまったく刺さりませんでした!!笑
評判はめちゃくちゃいいらしく当日券は争奪戦なほどなのに。
帰り道外階段を下りながら何でかすごく考えたんですけど、私が誰にもそこまで感情移入できなかったということ、期待していたほどの笑いがなく、その笑いも自分のツボから外れていたというだけだと思います。
明らかに発達障害を持っている息子を天才だと信じたくなってしまった両親の哀れさを悲しく思いはすれど、その息子であるリッケンがバッカーのために天才のフリをしているというところにも感情移入しづらかったのかも。
宮藤さんの脚本は今まで何回か観てきましたがどれもこれも好きですし出ている役者さんも兄弟役のお二人以外はほぼお芝居を観たことがあり大好きな方ばかりなのに…なぜ。
笑う気満々で行き過ぎた…?それともチケット取得時には想定していなかった仕事の忙しさにやられていた…?
もう分かりませんが、大阪、宮城公演もあるそうなので参加型が好きな方、音楽が好きな方には最高の舞台だと思います!
2025年10月18日(SAT)ソワレ@グローブ座

〜あらすじ〜
船が嵐に遭遇し、双子の兄と生き別れた妹・ヴァイオラ(正門良規)。
イリリアに流れ着いた彼女は、生き延びるために男装し、「シザーリオ」と名乗って、公爵オーシーノ(長井短)に仕えることに。
密かにオーシーノに恋心を抱いているが、男のふりをしているため、想いを告げられずにいる。
一方、オーシーノは、伯爵令嬢オリヴィア(大鶴佐助)に夢中。冷たくあしらわれても情熱は冷めず、お気に入りのヴァイオラを使者に立てて、自らの想いを伝えさせようとする。
因果な務めに葛藤しながら、オーシーノの想いをオリヴィアに届けるヴァイオラ。だがオリヴィアは、男装したヴァイオラに一目惚れしてしまい……!
ヴァイオラの男装から始まる、もつれにもつれた恋の三角関係。果たしてその結末は――?
※毎度のことながらネタバレしています。
シェイクスピアかつ大鶴佐助さんと峯村リエさんが出演予定ということで気になったためチケットを取ろうとしたのですが、主演が、以前お金を出すから一緒に行ってほしいと誘ってもらい観劇したこちら
に出演されていた正門さんで、まぁチケットが取れない取れない…笑
Touching the Voidを観劇した際も、アイドルの方ですしお芝居お好きなのかなぁ~となんとなーく感じたので人気なのも仕方ないかと思いながらも諦めきれずに、なんとか注釈付きのチケットをゲットして観劇してきました。
1階の一番端のお席でしたが結論から言うとほぼ見切れませんでした。寧ろ出入りが観れるのでお得感すら。
ちなみに原作は読了しています。
場所はグローブ座。
数えるほどしか行ったことがなく、普段行かない新大久保を通らなければならないとちょっと尻込みしつつも若いお嬢さんたちの波に乗ってなんとか到着。
今思えば多少歩いても横の通りから行けばよかったですね。
グッズはパンフレット2,500円とフラワーベース1,500円。
2つとも買っておいて欲しいと頼まれていたため購入しました。
パンフレットは読んでいませんがネタバレがあるそうなので観終わってからの方がいいみたい。
グローブ座はこじんまりとした半円形の客席で、かなり観やすく感じました。
世田谷パブリックと同じような形で同じような収容人数なのにグローブ座の方が狭く感じるのは横に広いからかしら。
この十二夜ですが、完全な男女逆転劇ではなく一部は逆転している格好でしたので、どういう意図があってこのキャスティングなのかはわかりませんでした。
もしかしたらパンフレットには書いてあったのかもしれませんが、主人公のシザーリオ/ヴァイオラが正門さんなので相手役のオーシーノや三角関係のオリヴィア、またそのオリヴィアの相手役であるセバスチャンを逆転させることになり、となると芋づる式にアントーニオも逆転で…?となったのでしょうか。
シザーリオとセバスチャンが背格好が似ているので、何でシザーリオがアントーニオと一緒に出てきた!?とびっくりしました。一人二役でなくてもこれなら成り立ちますよね。こんなによく似た雰囲気を二人を持ってこれたキャスティングが凄いのか、ご本人たちの役作りなのか…
何にせよ峯村さんを始め、周りががっちり固められていたので上滑りしている感じなくまとまって見えました。それに松本紀保さんが物凄く素敵で…!心根の優しい真っすぐさが直で心に刺さりました。素敵…!
私はもしかしたら松本一族が好きなのかもしれない…!(幸四郎さん、紀保さん、たか子さんご兄弟)
演出で恋のタイミングで上からハートの紙が降ってきて舞台上に積もっていくのですが、つまり"降り積もる恋"ってコト!?ちょっと素敵!
このハート、人力で降らせているのかと思ったんですけど、布製のハンモック(筒?)みたいなところに大量に詰められていて揺れるたびに落ちてくる仕様になっているようでした。
場が変わりピンクの幕が引かれるたび、人が動くたび、ふわりふわりとハートが舞い上がり、このお話は入れ代わりの喜劇ではありながらも恋のお話なんだなぁと思い出させてくれます。
主演の正門さんは正直に言うと喜劇よりもシリアスな方が似合うのではないのかなと感じました。Touching the Voidの方が印象に残ったかな。
いや、十二夜の方が人数が多かったからといえばそれはそうなんですけれど企画元が企画元だけに、ここが主演のサービスシーンですよ!みたいなところが所々見られたのでちょっと素直に良かったと言いづらかったです。
松岡和子先生の翻訳は私にとって言い回しが結構難しくて、つまりどういうこと?と考えている間に置いていかれるので先に原作を読んでおいてよかったです。
この現象、以前にもあったな?と思ったらハムレットQ1でしたね。
この時も森新太郎さん演出×松岡和子さん翻訳でした。
ラスト全員で歌った後、カーテンコールがあって、皆さんがピンクの幕の奥から登場。
どうやらテーマが『ラブ・ラブ・ラブ』だそうで、最後全員で投げキッスをして終わろうと提案する正門さんに他の演者の皆さんからは非難轟々…笑
「自分だけやりなさいよ!」「一人は恥ずかしい!」「私たちの方が恥ずかしいよ!」と揉めながらも最後は皆さん投げキッスしてくださいました笑
原作からしてもほんのり苦く、それでいいの!?というハッピーエンドですが、今回は割とストレートで観られてよかったです。
2025年10月11日(SAT)マチネ@新国立劇場中劇場
チ。 ―地球の運動について―

友人より漫画を読むかアニメを観てほしいとお勧めされていたものの暴力的なシーンがあるとのことで二の足を踏んでいた作品。
ですがテーマが好みだなと感じ、原作を読まずに観劇に行ってきました。
事前に前述した友人より簡単なあらすじを聞いていたので
『ある宗教が占めるある国では、天動説が当然のように信じられていた中、地動説を信じ、弾圧に耐えながらも自らの信念を追い求める人間たちのストーリー』
というざっくりとしたストーリーは知っていました。
ジャンルとしては2.5次元になるんですかね?
舞台ではその世界がダンスと音楽によって立ち上がっていて、まるで思想そのものが動いているようでした。
暴力的や血が苦手な人は覚悟がいる作品ということは原作を知っている人ならわかるとは思いますが、知らずに来た人からするとちょっとびっくりするかもしれません。
まだ開幕して日が経っていないせいかオクジーとバデーニが処刑された後、舞台装置がちょっと大丈夫かな!?という音をたてたりしていたことが不安ですが、舞台美術が世界観にぴったりでサイコー!誰かと思えば堀尾幸男先生でした。
一点だけ気になったのは、最後のラファウの幻影は別に映像でなくてもいいのでは…?と思ってしまいました。別に実体として現れてもおかしくはないと思うんですけれど…なぜか妙に大きく映し出されていたのでちょっと違和感がありました。
キャストの皆さんも素敵な方ばかりだったのですが、
何よりも初見の三浦透子さん!めちゃくちゃ歌もお芝居も上手いですね。
お名前のとおり透明感のある声と姿、幼いヨレンタの自信のなさや不安定に揺れ動いていた心が時が経つにつれ、定まり、研ぎ澄まされ、自らの信念、覚悟を守り続ける気高さを持つ女性への移り変わりが繊細に描かれていました。
キャラクターとして気になったのはノヴァク。これほど飄々と人を痛めつけ、殺してきているのであれば嫌悪感がわきあがっても仕方がないのに彼を哀れに感じてしまいました。
彼の中には「信仰」と「愛」と「恐れ」が同居していて、その歪みが痛いほど人間的でした。
地動説を悪だと信じ、宗教を信じ、そして何より娘を愛していたのに、司教からの勘違いとの一言で全てが無になってしまう。
12歳で地動説に気づいたラファウが異教徒として捕まり自ら毒を呷って死を選んだことが、ノヴァクを怯えさせ、一種のトラウマになったのかもしれない。
みんなが天動説を信じる中で12歳という若さで地動説に気づき、それを信じる強さと妙に落ち着き払った態度。なぜこんなに自らの信念を貫き通そうとするのかが理解できなかったのだと思います。理解できない=恐れるもの=排除するものとして駆り立てたのかな。
ラストシーン、自爆した娘の片腕と、形見の25年間ずっと大事に持ち続けてきた手袋がぴったりとハマった瞬間、自らが娘を追いつめ殺したのだと炎の中で悟り座り込む姿。
涙が止まらなくなってしまいました。
森山未來さんのお芝居は言葉を超えて体温で伝わる。
日本発の作品が海外に届くことはまだ少ないですが、
この作品は、宗教や時代を超えて「人間とは何か」を問う力を持っていると思います。
多くの国の人に観てほしいと心から感じました。
劇場を出るときこの演目の主題を何度も思い返しました。
『命を捨てても曲げられない信念があるか?
世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?』
私にはないなぁ……
でも探し出せたら幸福だろうなと思います。
1年に1回は旅行に行くことしています。
友人や家族と国内外問わず出かけてきましたが、今回は一人で宮城に。
ついでにMURDER for Twoも観てこようという算段です。
この日は有休を取って早朝から東京駅へ。
なんで早朝に向かったのかというと、この日は午前に宮城野峡のニッカウヰスキーの工場見学を予約していたんですよね。
私はウイスキーがダメなのですが、本当においしいものを飲めば好きになるのでは…?と思って予約しました。
はやぶさ号に乗り込み普段買わないお高めのジュースなんか買ったりしてウキウキ出発です!お隣もずっと乗ってこなかったので快適快適。
そして到着した仙台があっつい!!!!もう暦上は秋ですよね!?
いったんホテルに荷物を預けて仙山線で40分ほど揺られて作並駅へ。

1回目のシャトルバスには人数が多くて乗れず、ピストン輸送後戻ってきた2回目のバスに乗せていただきました。
海外の方もいらっしゃったのですが、皆さん凄いですよねぇ私は海外旅行で工場見学しよう!なんて思ったことなかったので…それとも昨今のウイスキーブーム故かしら。
今回予約したのは有料セミナーでしたのでロッカーに荷物を預けてから参加費の1,500円を現金でお支払い。
しばらくウイスキーの種類の説明を読みながら待っていると有料セミナーの人たちだけが呼ばれました。
宮城峡の工場が出来た由縁や、そもそもニッカウヰスキーができたきっかけまで。
そうそうマッサンでも有名になりましたよね。
ビデオと共に解説もしていただいていよいよ工場見学へ。
大きく分けて2種類のウイスキーがあることや製造方法や釜の違いまで工場内を一周して説明していただきました。

大きな倉庫には樽がゴロゴロ入っていて樽の種類も4つあるとのこと。
いよいよ戻ってきて試飲です。

結論から言うと私はやっぱりウイスキーダメでした…
香りや味の違いは分かるんですけど、なんだか子どものころに飲んだ水薬の味がする…子ども舌なんでしょうね…
お土産をいくつか買って帰りました。
また仙台駅に戻り朝から何も食べてなかったので何か摘もうとこちらへ
仙令鮨

真鰺とほたて
うにと(見切れていますが)マグロ3貫セット

あら汁120円!安すぎでは…
美味しかった〜!
ちょっと並びますが行って良かったです!
お腹も少し満たされてホテルにチェックイン。
歩くことが好きなのでせっかくだし歩いて瑞宝殿へ。
この日はかなり汗ばむ陽気でしたが川沿いや日陰はそれなりに涼しかったです。
瑞鳳殿入口までのかなりの坂道に一瞬Uターンを決めようか悩みましたが、ここまで来たので頑張って登ります。

ビカビカの瑞鳳殿
中には展示館があり、ふむふむと頷きながら(分かったふりともいう)まわりました。
夜に仙台にいる同僚とご飯を食べる約束をしていたのですが、まだ時間があったので青葉城址へ。
バスもいい時間がなく、個人タクシーに乗るのもなぁ…と思いマップを見ると歩けない距離ではなさそうなので歩くことに。
そしてここでも坂。山の上にあるので当然ですが…
途中あった魯迅の像に中国からの観光客の方が「你好!」と話してかけていて思わず笑ってしまいました。你好!
ようやくついた山頂で景色なんかを撮りつつ看板なんかを読んだ後、ぎりぎり滑り込んだ神社にて運気上昇のお守りを購入し、下山。

この時点で17時でしたのでお土産屋さんなんかは軒並み閉まっていましたね。
バスがもう無かったのでまたせっせと歩いてホテルに戻りしばしダラダラし、時間になったので向かったのはこちら!
こちら平日は予約できるとのことだったので1か月前に予約しておきましたが正解でした。行った時には16組待ちだったようです。
美味しいと噂だった牛タンたたき(お肉自体は小さいですが美味!頼んでよかった!)

A定食(4枚でしたが十分!)+とろろ

仕事の失敗や、やりがい不満等を弾丸で話し…笑
仙台駅でお土産を買ってからお見送りをして解散。
今回泊まったホテルはリッチモンドホテルプレミア仙台駅前です。
一人でゆったりするには十分すぎる広さと、何より清掃が行き届いていました。
早々と予約したこととポイントを使ったのでお安く泊まることが出来てとても満足。

ホテルに戻ってからはお風呂に入ってウエルカムドリンクのぶどうジュースを飲みつつ、初めてスマートテレビでYOUTUBEを見たりしていました。これすごくいいですね~買おうかな。
気休めの休息時間を足に貼りこの日は就寝。
おいしい朝食をいただいたあとチェックアウトの手続きをし、また荷物を預かっていただいて仙石線に揺られ松島海岸へ。
同僚が予約しておいてくれたので遊覧船で松島巡り。
数年前に来た時には乗らなかった遊覧船ですが、アナウンスを聞きながら巡るのも楽しいですね。
喋らずちゃんと聞けるようになるなんて大人になったなぁ〜

観劇のことはこちら
に書いたので省略!
仙台駅に戻り預かってもらっていた荷物を受け取っていよいよ帰京です。
仙台いい土地だったな…とさみしい気持ちに。
そしてずんだシェイク。

(同僚にこれ東京駅の大丸に売ってるよと言われたのですが無視しました)
美味しかったです!トールサイズにしたんですがショートサイズでもよかったかな。
帰りは、はやぶさではなくてやまびこにしました。30分くらいしか変わらなかったのと、うっかりしていて取り忘れていたんですよね…笑
ゆったり帰って19時過ぎには帰宅しました。
友人や家族とワイワイ出かけるのも楽しいですが、一人で好きにのんびり行く旅も楽しいなぁ。
初日の歩数

歩きすぎ。
15km以上歩いていました。
2025年9月27日(SAT)マチネ@多賀城文化センター
MURDER for Two

一人旅に合わせて行ってきました。
仙石線に乗って多賀城へ~きれいな駅前を抜けて10分くらい歩くと到着。

さすがに東京とキャパが違うので後列5列ほどは埋まっていませんでしたがそれでもかなり盛況だったと思います。
センターブロックは千鳥ではないので男性や背の高い方が来たら少々見づらいかもしれません…私は今回大丈夫でした。
前回最上手だったこともあり、見えていなかったものが多かったんだなと気づきました。
アーサーの死体が照明で表現されてるところやルーのシルエットもここで初めて気づくという……
そしてやっぱりセンターブロックはいいですね…もちろん演目にもよりますが前方サイドよりも後方センターの方が好きです。
前回観劇した時のファンカストーディアルみたいで楽しい!という印象は変わらなかったのですが、やっぱりこの舞台やたら照明と音響が素敵だったんですよね。
役者お二人の歌やダンスや芝居の良さがさらに引き立てられていて素晴らしかったです。
何回観てもステフがとってもかわいい女子大生で、ずっと肩口のあたりに両手をあげていて声にも透明感がある…気がしました!笑
登場人物全員のキャラが立っていて入れ代わり立ち代わり退屈しなかったです。
日替わりは
しょ:処刑
でした。シンプル〜たぶんそのとおり〜!
(前回は初代ポケモン151全部言えるかな?だったと思います。)
あと、ドクターの死体役として選ばれた方が抵抗されていて笑(そりゃそう)お隣に座られていた娘さんを代役に…と勧めたのですが坂本さんが許さず舞台に上げられていきました笑
このお客さん巻き込み型は前回はコロナでなかったようですね。
初演ではあったのかしら…
結局色々考えたのですが、犯人が誰かというよりも二人のための殺人だったのだなと。
楽しくてワクワクできる作品。再々再演も期待しています!
2025年9月18日(Thr)ソワレ@IMMシアター
ライフ・イン・ザ・シアター

堤真一さんのお芝居が好きで、何度か舞台で拝見したことがあります。
今年は何か出られないのかなぁと思っていたところ中村倫也さんとの2人芝居!しかも演出は水田伸生さん!
というわけで行ってきましたIMMシアター。
以前東京ドームに野球を見に連れて行ってもらったことがあり、IMMシアターってここか~と横目で見てはいたのですが中に入るのは初めて。そしてこんなにホワイエがない劇場も初めて!笑
グッズの種類がある舞台は物販場所別に設けなければいけないのではというくらい狭く、客席もコンパクト。
ですが、千鳥ではなくとも、段差がしっかりついていて私が座ったサイドブロックからはとても観やすかったです。
あ、もし今後IMMシアターに出かけられる方がいらっしゃれば、防寒しっかりしていった方がいいと思います。生まれてこの方、冷えや寒がりといった言葉とは無縁で過ごしてきましたがかなり肌寒かったです!
客層は割と年配の方が多く、8:2くらいで女性の方が多かったですかね。
手前を控室に、奥に劇場を真裏見たような舞台セットで、2人芝居でしたので、もう少し小さい劇場でもよさそうでした。
あらすじ~(2022年版から引用しています)
劇団の看板俳優であるベテランのロバートは、最近劇団に入ったばかりのジョンに、今日もさまざまなアドバイスをしている。舞台とは何か、役者とは何か、演じるとは何か・・・その熱弁に、ジョンは熱心に耳を傾けていた。月日が流れ、初々しかったジョンも徐々に芝居が評価され、大きな役に抜擢されるなど順調にキャリアを築き始める。それとは対照的に、集中力や記憶力の低下など、ロバートは逃れられない老いに不安を感じ始め・・・
いや~わかるわかる。こういう人(ロバート)いるよねぇとすっかりジョン目線で見ていましたが、これはこれから行く道、と気づいて真顔になりました。自制しなければと客席で震えていたのは私だけではないはず…
誰しもが行く道、通った道。できなかったことができるようになり、出来たことが出来なくなっていく。それでも、何がどうあっても人生は続いていく。
それが哀れであり眩しくもあり。
誰もがジョンであり、ロバートになる瞬間がきっとあるんだな…と少し寂しくなりました。場面転換がめちゃくちゃ多く、比例して暗転も多かったのがドラマのようであまり演劇らしさは感じなかったかな。
円熟味のある俳優とフレッシュな部分とこなれてきた部分を演じられるまだ若い役者…となると今回のキャスティングはベストマッチだったのでは。
シス・カンパニーらしい舞台でした。次は来年春の三谷さんのミュージカルとのことでしたがその間は何もやらないんですかね?
次回作も楽しみです。
めちゃくちゃ余談なんですが、前回のMURDER for Twoのパンフレットが2,500円で、今回のライフ・イン・ザ・シアターのパンフレットが500円だったんですよ。
MURDERはカバーもありましたし、装丁の差なんですかね?
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