
昨年秋に開業し、名古屋ではこの1年で最も話題に上がった店のひとつ、新栄の立ち喰い「鮨屋とんぼ」へ。主人は日本橋の「吉野鮨」出身で、入ったことは無かったが以前は池下でも店をやっていた。開店当初は他の鮨屋の女将でさえ「行ってきた」と話題になることしきり。自分が出掛けた頃にはいつも行列が出来ていて、立ち喰いの店に並ぶのが嫌だったのでほとぼりが冷めてからにしようと、気になりつつも放っておいた。そして今さらながらやっとの初訪問。念の為に口開けの時間に伺ったら、さすがにすんなりと入ることが出来た。狭小の店舗は詰めれば7人ぐらい立てるのかな。握り手は主人ともう1人。壁に掛かった品札を見ながら、カウンターに置いてある値段ごとに色分けされたプラスチックの札を差し出して握ってもらう寸法。
最初から喰う気満々で来たので、酒はもらわずお茶だけにしておく。品札と冷蔵ケースの中のタネの様子を見ながら、順番など気にせず適当に食べたいものを2種類づつ次々と握ってもらった。頼んだのは、こはだ、本マグロ赤身、しめさば、さより、赤貝、鰹、平貝、かすご鯛、すみいか、車海老、煮はまぐり、しゃこ、穴子、だったかな。握り手2人で連携しながらも丁寧な客捌きでストレスは感じない。握りはやや小振りのちょうどいい大きさで、煮きりはあらかじめ塗られている。立って食べていることもあってスイスイと入っていく。値段は安いがどのタネの調子も良く、酢飯との一体感もいい。なるほど評判になるだけはあって旨い。最後に吉野鮨ならではの薄焼きの玉子と、海苔巻(干瓢巻)を追加して、滞在時間20分程で了。この日のようにスッと入れるのであれば通いたいなァ。(勘定は¥4,000程)
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鮨屋とんぼ
愛知県名古屋市中区東桜2-18-30
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